Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

Lee Ritenour & Friends 3/28 2nd @ Blue Note Tokyo

2014-03-30 12:24:54 | その他のライブ
セカンドショウの整理券を取るためにブルーノートに着いたのは5時40分頃。
ファーストの入場が始まりロビーが落ち着くころを狙った。
来場を担当者に告げソファーに腰掛けると場内では5月に来日する
我らがEric Benetのプロモーション映像と曲が繰り返し掛かる。
既にフライヤーも置かれていた。

5月の来日へと一気に気分が盛り上がる。
整理券の発行時間が早まり受付に行くと、私の顔を見たフロントのSさん、
「いよいよ5月はべネイですね。」と笑顔で挨拶をしてくれる。
思いっきりべネイ漬けに浸るブルーノートのスタートとなる。

この日のライヴの正式なタイトル:
LEE RITENOUR & FRIENDS featuring ABRAHAM LABORIEL, PATRICE RUSHEN,
AKIRA JIMBO with special guest NAOKO TERAI

リー・リトナーとパトリス・ラッシェンは2007年の東京ジャズフェスティバル以来。
寺井尚子も8年程前に東急セルリアンタワーのライブハウス、JZ・BRATで観て以来。
もちろんお目当てはこの三人だったのだが、
ベースのアブラハムの存在感、ドラムスの神保のグルーヴ感にも圧倒された。

少しのMCを挟みつつ、ほとんどクラシックのコンサートに近いテンポで、
計算された中にアドリブが心地よく盛り込まれて進行していく。
メンバー全員のお互いへのリスペクト、
そしてべったりではない距離感から生まれる緊張感が良い。
リー・リトナー、終始笑顔を絶やさず客席にも目配りをしている。

寺井尚子、このチームに入っても全く遜色なく、ぴったりと息の合った演奏、
それでありながら彼女独特の繊細さと大胆さが共存している。
力強い演奏をしている時もひたすら所作が美しい。
寺井はいつもヴァイオリニストではなくフィドラー(バイオリン弾き)、
エンターテイナーとしての姿勢を貫いてきた。
日本女性がこのメンバーの中にゲストとして招かれ、
卓越した演奏を聴かせることに感無量となるが、
それは偶然の産物ではなく、リー・リトナーとの共演を重ねてくる中に
それぞれがお互いの良さを引き出すことが可能になった、そういう歴史を感じる。

1.WES BOUND
2.JIMBOMBA
3.SPAIN
4.WALTZ FOR CARMEN
5.CANTALOUPE ISLAND
6.RIO FUNK
7.CAPTAIN CARIBE

時間が経つのが短く感じられた。
それだけに全く隙のない進行だったのだと思う。
パトリスが一曲位歌うのかと思ったが、今回はキーボードとピアノに徹している。
ピアノはYAMAHAではなくスタインウェイ、やはり静かに語るように奏でる部分が引き立つ。
紹介の中でリー・リトナーがパトリスのことを「バークリー音大の博士なんだよ。」
と説明したので後程確認したところ、名誉博士号を授与されている。
おそらくバークリーにおいて特別講義などといった形で授業を行うこともあるのでは。

余談になるが同席した青年達、話を聞くと2人とも20歳。
一人は音大のジャズ科でドラムス専攻、もう一人は一般の大学のジャズ研究会でのギター奏者。
二人が私世代の音楽に精通していることに驚いた。
神保や寺井のように彼らが来日アーティストと共に、
日本の代表として演奏する日も遠くはないのかもしれない。

外に出るとブルーノートがこの日から3日間だけ桜色にライトアップされている。
これは友好のしるしとして日本からワシントンに桜の苗を送った日を記念して。
ワシントン、ポトマックリバー沿いの桜ももう蕾が開き始めているそうだ。


この日はかなり気温も上がり暖かい一日となった。
帰路タクシーに乗ると、所々で桜が既に花開いている様子を見ることができた。

Lee Ritenour(g)
リー・リトナー(ギター)
Abraham Laboriel(b)
エイブラハム・ラボリエル(ベース)
Patrice Rushen(p,key)
パトリース・ラッシェン(ピアノ、キーボード)
Akira Jimbo(ds)
神保彰(ドラムス)
Naoko Terai(vln)
寺井尚子(ヴァイオリン)

それは偶然なのか、特注なのか?

2014-03-27 19:15:33 | エリックベネイの日々&KyteVideo
かつてBMWとレンジローバーに乗っていたエリックべネイ。
"Lost In Time"の発売後、ポルシェのハンドルと共に自分のアルバムの写真を
アップロードした。

今回は何と"EB"とハンドルにロゴの入った車の写真をアップ。
特別に作らせた物なのか、それとも偶然にこのような車があったのか、
それは私にはわからない。

先週にEric Benet、自身も所属するマネージメント、Primary Waveにおいて、
R&B部門のチーフ・エクゼクティヴになったという発表があった。
「こんな役割を担う日が来るとは思わなかった。」と感慨深い想いをコメント。
エリック・べネイ、第三子誕生へと向けて家計が順調に潤っていることは間違いない。

「おめでとう!」とコメントしつつ、
自身のレーベルを立ち上げると共にマネージメントでも役職となり、
本人のソングライター、シンガーとしての活動が減っていくのかと、
若干の心配も横切る。
しかしながら「ライヴはファンとのエネルギー交換の場、
楽曲制作でスタジオにこもり、ひたすら自分と向き合うのとは対照的で、
観客との一体感を持てるのは至福の一時。
いつも楽しみにしている。」と語っていたエリック。
これからもライヴ活動を大切にしてくれると信じたい。

それでも歌わずとも決定権のある立場、また新しいアーティストを開拓するという分野で、
プロデューサーとして認められたことはエリックべネイ、
新たな世界へと着実にステップを踏み出している。

画像はアメリカン・アイドル・シーズン2の優勝者、ルーベンとエリック


追記:
車に造詣の深いMr.Yに伺ったところ、この車はBugattiというメーカーのVEYRONという車種、
教えていただいたHPで確認すると、これはスーパーカーの中でも300台限定、
更に新しく発売されたモデルは150台限定とされる超高級車。
持ち主としてジェニファー・ロペス、レオナルド・ディカプリオの名前が挙げられていた。

今年のSt. Emillion Jazz Festival

2014-03-25 12:25:59 | NILE RODGERS & the CHIC organization
昨日、南フランスで行われるSaint Emillion Jazz Festivalが、
今年の開催期間を7/19(土)、20(日)と発表した。
http://www.sudouest.fr/2014/03/24/le-festival-de-jazz-prepare-son-troisieme-millesime-1501999-2830.php

フランス語読みにするとサンテミリオン、英語表記だとセイント・エミリオン、
今回は開催が3回目となる。
過去に招待したアーティストとして、
2012年には、Dee Dee Bridgewater, Michel Portal, Zakir Hussein, Earth Wind and Fire,
昨年は、Chick Corea, Ernesto Tito Puentes, Minino Garay, Nile Rodgers & CHIC,
そして今年の出演者はまだ未定とのこと、
しかしトップ画像が昨年度のCHICになっている。

FB、ツイッター、両方で「今年もCHIC、ナイル・ロジャース、フォラミ、キンバリー、
リチャード、ジェリーを呼んで欲しい」と書き込む。
目を離していた隙にフォラミから「知らなった!教えてくれてありがとう。
去年、ここで買ったワイン、飲まずに取っておいたんだけれど、
今年も行けるなら飲んじゃうわ!」みたいなコメントが来ている。
するとベルギー人のCHICファンが「彼女は『そうあって欲しい』と書いているのであって、
『出演が決まった』とは書いてないよ。もちろん僕もそう願っているけれど。」
と私の拙いフランス語を英語に訳してフォラミに伝えてくれている。

その男性からは「サンテミリオン、行ったことあるの?去年は素晴らしかった!」
とツイートが来るので「まだ一度も行ったことがないの。
でも最高のワインと音楽でしょう?行ってみたいなぁ。」とお返事。

St.Emillion、ボルドーに行きさえすればすぐ近くなのかと思っていた。
毎年ボルドーに行く知人に聞いたところ、ボルドーから車で1時間半余り、
自分でも調べてみたが電車も本数が少なく、そこから更に車でないと行きつけない。
中々難易度が高いフェス。
それでも海外の屋外でのミュージック・フェスティバル、
しかもワインと音楽がセット、魅力は大きい。

フォラミ、昨年はCHICとしてツアーで世界中を回った。
スコットランド→イタリア→アイルランド、フランスもパリから始まり、
ヨーロッパを移動し、また南仏。
その間、マスクとサングラスをして移動中に寝ている写真も投稿され、
強行なツアーに疲れも出ているのかと心配した。
サンテミリオン、フォラミにとってホッとする一時が過ごせ、
南フランスの夏の陽光を楽しめた忘れられない場所なのかもしれない。

グラミー賞、リハーサルでの"Get Lucky"

2014-03-21 12:36:08 | NILE RODGERS & the CHIC organization
昨日見つけた2014年度グラミー賞においてのお宝映像、"Get Lucky"のリハーサル風景。
残念ながら今朝には削除されてしまっていた。

本番との大きな違いはパーフォーマンス中心であることが一つ、
オンエアされた映像では客席のスター達の表情を映し出すショットが挿入されている。
しかし必見だったのはそれぞれのアーティストの観客向けではない素顔が映し出されていたこと。

スティービーはやはり周りの状況を把握するのが難しい。
三人の歌のハーモニーが調和せず、
ナイルとスティービーに挟まれて両方の様子を見ながら、
心配げな表情のファレル、どうしたら良いのか、
ほんとうに巧くいくのかなと不安な様子が伝わってくる。
どうやったらスティーヴィーにわかってもらえるかと試行錯誤しながら、
歌っているようだ。

ファレルってこういう人だったんだと驚いた。
いつも自然体でひょうひょうとしたキャラ、
のんびりしているようにみえるけれどこんなに気を使っているんだと。
ますますファレルのファンになった。

リハーサル中、まだ空席は目立つがリハーサルから見学している大物もいる。
その中でびっくりしたのはポール・マッカートニーだった。
その上、リハーサルなのに関わらず、スタンディングで大きな拍手を送っている。
ポールっていい人なんだなぁ。ほんとうに音楽が好きなんだと思った。

オンエアされた映像と比べてみる。
スティーヴィー、リハーサルでは大丈夫なのかと危うげな様子だったが、
本番ではやはり抜群のスターのオーラが輝く。
ナイルも安定したギターを聴かせ、スティーヴィーの歌もファレルと調和。

"Get Lucky"にCHIC"Le Freak"のリフを挟み、
そこからスティーヴィー・ワンダー"Another Star"へと進行していく。
圧巻のパーフォーマンス、終わった後のファレルのほっとした表情も見逃せない。

「それでも夜は明ける」

2014-03-19 16:43:24 | 私の日々
1853年に出版された本人の実経験を綴った本、埋もれていたこの作品が、
1960年代になり再評価され、監督スティーヴ・マックウィーンがこの物語に惹かれ、
ブラッド・ピットがプロデューサーの一人としてバックアップしたことで、
映画化が実現した作品。

"12 Years A Slave"
アフリカ系アメリカ人の歴史としてというよりもアメリカの国として、
奴隷として使われていた人達の苦しみばかりか、
使っている側もそうとうに病んでいたという事実が重くのしかかる。
主人公は北部で家族も仕事も持ち「自由黒人」として普通の生活を営んでいる。
それが2人の白人に騙され、薬を盛られた酒を飲まされ奴隷として売られる。

生還して本も出しているわけだから、これはネタバレにならないと思うが、
主人公ソロモン・ノーサップ、一人が助かっても、
それは北部の自由黒人という恵まれた立場であり、
あの時代の南部の多くの奴隷が受けていた待遇を思うと救われない気持ちが残る。
突然、日常を奪われたという観点から北朝鮮の拉致被害者にも想いを馳せる。
また女性としての立場の弱さ、ジェンダーの問題も考えさせられた。
奴隷としては、美しく仕事もできる人がそのことで返って災いを招いてしまう。

ロケ地はルイジアナ州、ニューオリンズが中心。
ニューオリンズに二回行っているが、
うっそうと茂る樹木、そこにぶら下がるスパニッシュモス(苔のような植物)
南部の雄大なプランテーション、その陰にはあのようなドラマがあったのかと。
予備知識は持っていたものの生々しい映像を受け止めるのが辛い。

現地ではプランテーション、奴隷小屋は撤去され、農場主が住んでいた大邸宅のみ、
観覧できるようになっている場合が多い。
跡地を見学したプランテーションの中の一つ"Laura"のように、
農場主と奴隷が協調して暮らしていたという場所もあった。
そこはオーナーの住まいは質素で奴隷たちの住居もけっして劣悪な環境ではなかった。
そんな場所もあったということに一筋の光を見出すことができる。

エリックのファンつながりでニューオリンズで一緒の部屋で過ごした女性二人、
今でも連絡を取り合っているが、アフリカ系の人独特の「諦める」という感じ、
何かそれの奥の深さ、ずっと「しょうがない。」と受け入れてきた習慣が
DNAに組み込まれている、それはこういう歴史が刻まれてきたからと、
そんなことまで考えてしまった。

どん底の中でゴスペルを奴隷たちが歌い出すシーンがある。振り絞るように。
あの場面、やはりアフリカ系の音楽はこういうところから生まれてきているのだと、
魂に響くものがあった。

ブラッド・ピット、'96年に「12モンキーズ」でゴールデングローブ賞を受賞している。
ブラピ、注目されたきっかけはボクサー、マイク・タイソンの元妻のデート相手としてだった。
それだけ人種に拘りを持たない平等を絵に描いたような人柄で、
ニューオリンズの2005年、ハリケーンカトリーナの被害に対しても、
"Make It Right"という組織を立ち上げ支援している。

現地でブラッドが中心になって建設している復興住宅を2009年と2011年、
見学してきたが地元の人々はアフリカ系中心の地域ゆえに再建が進まないこと、
自治体がやってくれないことをブラッドはしてくれていると感謝の気持ちを言葉にしていた。

妻のアンジェリーナ・ジョリーも社会貢献を世界的な規模で行い、
おまけに昨年は手術も受けた。
今回は世に出るはずもなかった可能性の高い作品を知らしめたという点と、
ブラッド・ピットへの功労賞的な意味合いの作品賞受賞だろうか。

ちなみにアカデミー賞にノミネートされるような人種問題、黒人問題を扱ったような映画、
エリックのファン繋がりのアフリカ系アメリカ人の女性達、必ずしも評価していない。
「ヘアスプレー」あり「幸せの隠れ場所」など。
今回も助演女優賞をルピタ・ニョンゴが取ったという快挙に対しては素直に喜んでいるが、
作品に対しては納得していないようだ。

作品賞、助演女優賞の他にジョン・リトリーが脚色賞を受賞している。
主演はキウェテル・イジョフォー。
アカデミー賞にノミネートされなかったらはたしてこの映画は日本公開されただろうか。

ジャカルタはエリックべネイに良く似合ふ

2014-03-18 11:02:33 | エリックベネイの日々&KyteVideo
ジャカルタの空港で搭乗時間を待ちながら「ここは最高にハッピーな場所」
とEric Benetは投稿した。

エリックがインドネシアを初めて訪れたのは2005年のジャワ・ジャズフェス。
アメリカでバッシングを受けていた時期、3rdアルバム"Hurricane"が完成していたのに、
発売は決まらない。

そんな中、当時のエリック・べネイのマネージメントと、
ジャワジャズのプロデューサー、ピーター・ゴンザが親しくしていたことから、
ジャカルタ・ジャズフェスティバル出演が決まった。
この時のステージでのエリックべネイ、髪は刈り上げ体は痩せて修行僧のよう。
スーツを着て「ハリケーン」を歌う。
"Spiritual Thang"との間に覚えたてのインドネシア語を挟み、
「これで合ってるかな?」と照れる。

初めての地で暖かく受け入れられ、自分の曲を歌えることを心から楽しんでいた。
娘のインディアと共にバリ島でもゆっくりと寛いだエリック。
その後、何回かのジャワジャズの出演、一度はレセプションでも歌い、
インドネシアの大臣達と行動を共にした。
以前は「好きな国は?」とインタビューで聞かれると「日本。
それは人々が礼儀正しく、僕の曲を熱心に聴いてくれるから。」
と言っていたエリック。
その後、最も好きな国はインドネシア、好きな場所はバリ島となった。

エリック・べネイ、インドネシアがほんとうに良く似合う。
エリックの血筋にはネイティヴ・アメリカンも入っているとのことだが、
外見がアフリカ系というだけでなくアジア系に近いものがある。
それゆえ、インドネシアの人々の間に自然と溶け込んでいる。
その上、知名度がそれほどないとしたらこれほど居心地の良いものはないだろう。

今回のインドネシアの訪問、目的はピーター・ゴンザの身内の結婚式出席だった。
仕事ではなくプライベートに近い旅。
思いっきりはじけている様子が画像から伝わってくる。

「結婚式に招かれていた美しい女性の間に飛び込んだ」とエリック


こちらは「まるでマフィアのメンバーみたいだ」と男性陣と


そして「素敵なファミリー達と」

少女の姿に自分の娘たちを重ねたのかもしれない。

2005年以来、親しく行き来するインドネシアのドン、ピーター・ゴンザと


結婚式の前日はクラブに遊びに行き、請われて歌ったりした。


「インドネシアで最も高い建物の屋上でこれから一杯やるところ」とこの1枚


LAからジャカルタ、いったいどれくらいの時間がかかることだろう。
乗り換えも入るはず。
それでも呼ばれれば喜んで駆け付ける。
そんな理由がこの写真を見ていると充分にわかる。

Congrats Eric & Manuela!

2014-03-15 23:21:01 | エリックベネイの愛と人生
エリックべネイの妻、マニュエラが第二子を妊娠中と発表した。
出産予定は7月とのこと。
Eric Benet「ルチア(現在2歳のマニュエラとの間の娘)はビッグシスターに、
インディア(現在22歳)はビッグ・ビッグシスターになる。」とSNSに書き込んだ。

マニュエラはルチアに姉になる心構えを教えている写真をアップ。
弟か妹ができることを楽しみにしている様子が後姿から伝わってくる。


エリックは数年前のインタビューで「5年後はどうなっていると思います?」
と聞かれて「さあね、もしかしたら5人の子供に囲まれているなんてこともあるかもね。」
と答えたが、ほんとうにその通りになるのかもしれない。
夏に生まれる赤ちゃんの性別を既にアメリカのファン達は「今度は男の子がいい。」
などと騒いでいるが、もし双子の赤ちゃんに恵まれれば、
エリックが答えた時点から5年後の姿がほぼ実現したという結果になる。
いずれにせよ、ハッピーなニュース。

エリック・べネイ、来日決定!

2014-03-13 02:46:54 | エリックべネイ2014年来日
5月11・12・13日の三日間がブルーノート東京、15日はブルーノート名古屋、
エリック・べネイの来日が決定した。
情報をいち早く教えて下さった皆さん、ありがとうございます。
2012年の5月以来の来日となる。
あれから2年、今回は来日に至るまでが長かった。

早速、ライヴへ向けての予習、課題などのリクエストのメールをいただいた。
私がいつ行くのかというお問い合わせも。
「全部に行っています。名古屋も。」と言えたらどんなに良いか。
これから検討させていただきます。

五月まで後2か月。
春はもうすぐそこまで来ている。

Rolling Stones 3/6 @ 東京ドーム

2014-03-12 00:05:01 | その他のライブ
水道橋駅に着いたのは5時半頃。
その時から普段にない雰囲気に驚く。
超大箱、国内では2007年の埼玉アリーナ以来。
東京ドーム、着席の収容人数は50,000人とされているが、
これは野球を観る際の数字だそう。

コンサートの時には球戯場となっているグラウンド部分も、
アリーナとして椅子が入り、その他にも立見席、
またこのローリング・ストーンズの三日間には、
急遽売り出された見えなくても音と雰囲気を体感できる席もありで、
推定80,000人程の観客がドームめがけて押し寄せたと思われる。

3/1のマサ小浜スペシャルで知り合った青年にTシャツを頼まれて、
安請け合いしてしまったものの1日目に行った方のブログから、
物販は1時開始、4時過ぎの時点では2時間待ちと知り、
申し訳ないがお断りすることに。

例えばニューオリンズのエッセンス・ミュージック・フェスティヴァル、
ルイジアナ・スーパードームの場内で売られているグッズは公認、
場外での販売は各種業者の作ったものとなるが、
今、東京ドーム、場内でも場外でも公認のグッズが売られているそう。
したがってどうしても関連グッズが欲しい方はチケットがなくても購入可。
しかし、鑑賞と物販をセットで考えているファン達も多いようで、
この日の水道橋周辺には早速買ったTシャツを着用、
タオルをスカーフのように巻く人々が溢れていた。

前の週に行っていた友人から"Angie"がなかったと聞き、
がっかりしていたところ、3/4のセットリストに発見。
聴けるかもしれないと期待が膨らむ。


30分ほど遅れての開始。
場内全体に満ちる静寂と興奮のこれから始まる瞬間。
メンバーの登場と共に総立ちとなる。

3/6のセットリスト:
Jumpin'Jack Flash
You Got Me Rocking..
It's Only Rock'N’ Roll (But I Like It)
Tumbling Dice
Ruby Tuesday
Doom And Gloom
Respectable (Fan song vote, with special guest Hotai)
Honky Tonk Women
-Band Introductions
Slipping Away (with Keith on lead vocals, featuring Mick Taylor on guitar)
Before They Make Run (with Keith on lead vocals)
Midnight Rambler (with Mick Taylor on guitar)
Miss You
Paint It Black
Gimme Shelter
Start Me Up
Sympathy For The Devil
Brown Sugar

ENCORE
You Can’t Always Get What You Want (with the Senzoku Freshman Singers)
(I Can’t Get No) Satisfaction (with Mick Taylor Official (micktaylor.com))

ミック・ジャガーの輝きとエンターテイナー魂。
凄いものを観たというしかない。
およそ70mほどのステージ、50mほどの花道を走る、スキップする、
各所、左右、前後の観客を煽り盛り上げる。
ほんとうに燦然と光を放つばかりの姿。

また往年のファン達、親子二代どころか三代に渡って応援している方もいるそう。
正しい場所で正しい反応の仕方でストーンズの面々を喜ばせる。
そして「バックコーラスの歌姫たち」で
アカデミー・長編ドキュメンタリー賞を受賞したリサ・フィッチャー。
エリック・べネイのファン繋がりのアメリカのリサ・ファン達が、
「なぜリサがアカデミーのステージにいなかったのかしらね、」と呟くので、
「今、ローリングストーンズと日本にいるのよ。」とコメントすると、
「あなたはリサを観れるなんてついてるわね!」とお返事が。

アカデミーの檀上に居ずに東京ドームで歌うリサ。
まさしくバックコーラスとしての在り方を貫いている。
映画の中でも「メインになろうとは思わない。自分はバックボーカルでいい。」
と話していたが、リサの存在感はバックコーラスを越えている。
リサなしのこの日のコンサートなど考えられない。

後日「これが最後のストーンズを観る機会かと思うので、
12歳になる息子を連れて一緒に観に行きたかったんだ。」
と在日外国人の方からメールを頂いたが、退場の混雑は子供には危険かと思う。
好きな時に来て好きな時に帰って良い出入り自由な海外のフェスとはかなり様子が違う。
終了時の混雑を避けてアンコールの途中で帰っていく人々も見かけたが、
やはり最後まで見届けたい。

"Angie"は聴けなかったけれど"Satisfaction"が聴けて、
満足度100%の久々の大箱鑑賞となった。

ダライ・ラマの前で歌うエリック・べネイ

2014-03-10 11:19:25 | エリックベネイの愛と人生
What the World Needs Now, Sung to Dalai Lama


昨夜、寝る前にYoutubeをEric Benetの名前で検索を掛けると、
思いがけず、この映像を見つけた。
ダライ・ラマの前で歌うエリックべネイ。
曲は"What a World Needs Now"と"The Prayer"
情報から自分の曲"My Prayer"を歌ったのかと思っていたら、
セリーヌ・ディオンの"The Prayer"だった。

まず驚いたのはエリックのダライラマに対する謙虚な態度。
合掌し、頭を下げ、彼の前を通る。
ステージ上で自分のコンサートとは違う場、アングロサクソン系のセレブ、
そしてダライ・ラマと彼を信奉する人々の前で歌うことに緊張しているようにみえる。
後でエリックが明かしているが、最初の曲"What A World Needs Now"は
突然振られたらしくて、歌詞がおぼろげだったらしい。
しかしそんなことも全く感じさせず、最後はデビッド・フォスターの指示で、
会場を指揮し観客たちにこの曲をコーラスさせている。
ダライ・ラマはそんなエリックの姿をにこやかに見つめている。

エリックとデビッドの息が合っていて、意志の疎通がスムーズだ。
曲のエンディングもデビッドのピアノを弾きながら瞬時に把握できるエリック。
長い付き合いだし、またこのような場に相応しいと
デビッドがエリックを選んでくれたのだろうか。

二曲目の"THe Prayer"は、ピアノを弾くDavid Fosterの脇で歌う。
こちらは伸びやかに気持ちを込めている。
この間、ステージ中央のラリー・キングの態度がちょっと気になってくる。
アメリカの大物ニュースキャスターと言えどもダライ・ラマに対してラフ過ぎる。
足を組み、曲の途中からラマ様の手を握ると離さない。

一方、ダライ・ラマはそんなラリーを一応受け止めつつ、
エリックの歌が佳境に入った時はその手を放しエリックへと向き合う。
最後にエリックはダライ・ラマに歩み寄り握手、ラマはその手を自分の頬へと寄せる。
エリックはその手にキス、顔をくしゃくしゃにしている。
合掌して一礼をしてダライ・ラマから離れるエリック。

ダライ・ラマは人間を超越した存在だと私は思っている。
もちろん神通力もあると。
そんなラマ様がエリックの自分を敬う気持ちや心の優しさを感じ取り、
態度に表した瞬間。
観ていて心が暖かくなる映像だった。

満場の観客達にどう見えるかでなくて、
ダライ・ラマに対して彼の作法に合わせようとしたエリックべネイ。

合掌とお辞儀でまた横切る時も一礼する様子に、
この人の心遣い、身に付いたものではあるけれども、
心がこもった謙虚な態度にますますエリックべネイが好きになった。

J.T. Taylor 2nd 3/4 @ Billboard Tokyo

2014-03-09 21:31:03 | その他のライブ
J.T. テイラー、初めて観たのはコットンクラブがオープンしたばかりの10年前。
まだCotton Clubの知名度が低かったためか、プロモーションが弱かったからか、
観客は1割も入っていなかった。

ゆっくり行ったのに最前列の中央部に座ることができ、
コットンのスタッフにも「盛り上げていただくよう宜しくお願いします。」
と挨拶される。
これほどの人のライヴなのにと申し訳ない気持ちになった。
それでも完璧にショウアップされたステージで、J・Tのカリスマに圧倒された。
印象に残ったのはJ.Tのオリジナル、オンタイムで彼が歌った曲、
例えば"Fresh"や"Misled"が、
CDやレコードで聴くよりも格段に魅力的だったこと、
一方、彼に関係ない"Jungle Boogie"はギターリフのみで終わったこと。

今回のビルボードは満席でJT・テイラーが登場するなり総立ちになる。
セットリスト(私の撮ったものよりも写りの良かった他の方のを拝借)


サービスで歌ってくれたスタイリスティックスの「誓い」"Brand New"
に至るまですべて一緒に歌えることが嬉しい。
まさにオールドスクールの王道を行く。
そして日本で東京で愛されているという喜びが伝わってくる。
昨年末のKool & the Gangで聴けなかった"Too Hot"も聴くことができて、
この時からのストレスがフリーになった。

個人的に好きな曲は"Too Hot""Ladies Night""Get Down On It"
もちろん"Celebration"も。

10年前にコットンで観た時よりもずっと打ち解けて親しみやすい雰囲気。
バックボーカルの三人もショウを華やかに彩る。
JTがステージ不在の間のビヨンセ"Single Ladies"では、
ダンスもたっぷりで会場を盛り上げてくれた。

聴きたい曲を思った通りにたっぷりと歌ってくれたJames "J.T" Taylor。
まさに期待を裏切らない男、そして東京に名古屋に彼の熱いファン達がいる。

エリック・べネイがダライ・ラマに歌った曲は?

2014-03-05 13:38:15 | エリックベネイの愛と人生
それは"What the World Needs Now" と "My Prayer"だったと、
エリックの妻、マニュエラが教えてくれた。
ダライ・ラマの前で歌うのにピッタリな曲。
自分の曲と他の曲と組み合わせたのもこの場に相応しい。

アメリカを訪問しているダライ・ラマ、
オバマ大統領を筆頭に多くの著名人と対面している。
この写真ではエリック・べネイと共にジム・キャリーも写っている。

さて最近のエリックの日常、なぜかMohamed Hadidという人物と良く一緒にいる。
アラブ系、パレスティナ出身、画家からテレビ番組のパーソナリティーを経て、
リッツカールトンホテル等を所有する不動産王。
"Real House Wives of Beverly Hills"の出演者、Yoland Hadid Fosterは元妻。
二日に渡って行われたダライ・ラマのイベント、
初日に行く前に彼とランチしている写真をアップした。


そしてこちらは「花金」と題して彼と金曜の夜のお出掛けへと向かう前の写真。
白のジャケットとグレーのパンツがお洒落なエリック。
しかしこういうきちんとした服をたくさん持っているのに、
どうしてダライ・ラマの前ではジーンズだったのかと。
自分らしさ、素のまま、歌の心を追求した結果だろうか。
他の人もラフな服装なのでドレスコードにそう指定されていたのかもしれない。


Eric Ben�・t - My Prayer (with lyrics)


Dionne Warwick - What The World Needs Now Is Love - Live 1993(+ 再生リスト)

マサ小浜スペシャル part14 3/1 @目黒ブルースアレイ

2014-03-03 16:35:10 | その他のライブ
マサ小浜スペシャル14thとあるが、実は13回目だそうだ。
階数や部屋番で13を使わないように13を飛ばして14としたと当日知る。

いきなり私事になるが、昨年5/9のマサスペをブルースアレイで観て外に出た途端、
事故のようなものに遭い、私は初めて救急車で運ばれる人になった。
後日、事情を知ったマサさんからは丁寧なお見舞いのメールもいただき、
気持ちを運んでくれたことにありがたく感謝するとともに、
この方をずっと応援していこうという誓いも新たにした。

それ以来のマサスペ、そんなわけありなだけに「縁起の悪い13を飛ばして14!」
というのは今年の私のテーマ"Get Lucky"にぴったりだと最初からテンションが上がる。

マサ小浜スペシャルのセットリスト、かつて数回、ライヴ仲間の方々に協力していただいて
完成させたものをブログに載せたこともあるが、それをするとたいへんなことになるので、
今回はポイントのみ。

この日はあいにくの雨、それでもそういう日にはケイリブの歌うブルースがしっくりくる。
エリック・クラプトンのコンサートに前日行ってきたというマサさん、
早速"Cross Road"、周りから「クラプトンよりも巧い!」と声が上がる。
ジョージ・ベンソンもマサさんが敬愛するギタリスト、"Love x Love"、
こんなアレンジがあるんだと思わせる。

そして私のリクエストに応えて下さった"Parisian Walking"
う~ん、この曲、マサさんの生ギターで羽生に滑って欲しい。
更なる得点をゲットできるに違いない。
Gerry Mooreのコンサートで聴いたはずの曲、
マサ小浜のギターだとずっと哀愁を帯びてくる。

後半のスタートはお馴染みベッド・ミドラー"Rose"
この曲を聴きながら何とも言えないhappy feeling、多幸感が押し寄せてくる。
"Angel"、深い祈りのようなものを感じ、マサさんは何を想い演奏しているのかと思う。
この曲に込められた意味から更に3月11日の震災とその犠牲者へと気持ちを向けた、
と演奏後に話してくれた。

ギターを曲に合わせて持ち替えていく。
MCの間にさりげなく差し替えてくれたアシスタントのスタッフに、
「いつの間にかやってくれてたんだね。ありがとう。」と言葉を掛けるマサさん。
どこまでも優しい、その心遣いが演奏の中に表れるアコースティックの曲、
時々挟むことでライヴ中にしっとりとした雰囲気を作る。
アル・クルーも良かった。

「生きてる間に観れなかったのが残念なアーティストのひとり。」
として演奏したツェッペリンでは超絶ギターとエネルギーを爆発させる。
サンタナでは思い切りラテンの風を吹かせる。
ひとつの曲を演奏するごとに会場の空気感まで変えてしまうというマジック、
感動と興奮が尽きない。

最初のリフを聴いて「あれ?」と思ったら,
まさかのDaft Punk & Pharrell Williams featuring Nile Rodgers"Get Lucky"
そこからCHIC"Le Freak"へと繋がり、"Saturday Night Fever"も挟み、
その後、懐かしのディスコヒットメドレーとなる。
そしてもちろん最後は"Get Lucky"へと着地。
まるで自分のためにオーダーメードされたようなセットリストに感謝。

アンコールはお約束のプリンス"Purple Rain"で締め括る。
昨年5/9以来のマサスペ、私にとって特別な意味があったからだけでなく、
やっぱりマサ小浜さん、そしてそれを支えるメンバー達のチームワークも最高、
更に進化していて芳醇な一時を堪能させてくれた。
外に出ると霧のような雨が降っている。
それはまさにしっとりと暖かく包む"Purple Rain"そのものだった。

マサ小浜 スペシャル PART14
“Saturday Nite Fever Special!”
(G)マサ小浜 (Key/Vo)Kaleb James (B)日野JINO賢二 (Ds)Jay Stixx