4月の来日の時にブルーノートのステージで「来月もまた来るよ。」とナイルが話し、
最初は「これたらいいね。」位の気持ちを示してくれたのかと思ったら、
最終日に「決定した」と宣言した。
マカオでショウをやるのでその帰りに寄って一日だけのライブを行うと言う。
その後、ブルーノートのスケジュールにも発表になり、
ファンの間では、例え会員であっても予約が殺到して取れないのではないか、
と話題になっていた。
一日だけのライブならと迷いもなく通しで2ショウを予約。
ナイル・ロジャースのライブで何回か顔を合わせ、
またZAPPでもお会いしたYさんから「ナイルのTシャツを作ることにした。」
と仲間に入れていただき、当日はみんなでこのTシャツを着ることに。
昨日は私が習い事が夕方まであり、ブルーノート着予定は5時半頃になるので、
夫に4時半までにはブルーノートに行き整理券を確保して貰うように頼む。
通しで予約している人がかなりいるはずなので、
ゆっくり行くと1stはおろか2ndも前方に座れないかと思ったのだ。
朝から大雨。
出先が駅から遠いのだが帰りには更に雨足が強くなり、傘をさしていても雨に打たれる。
表参道に着く頃には台風のようになり、徒歩は諦めタクシーに乗る。
着いたのは5時半頃。
ロビーには人が溢れている。熱気が凄い。
入り口で煙草を吸っていた夫とは会えたが、
その他の待ち合わせをした方、初対面の方達と会えるかと心配になる。
facebookで知り合ったフランス人の女性Nさんは、
お嬢さん二人も連れてご主人やお友達とみえていて、
家族の写真も見ていたのですぐわかった。
ナイルのライブは毎回、全員で来るという素敵なご一家。
ライブ中も家族揃って楽しく踊っている様子が見えた。
Eさんもお友達といらしていて、夫が既に見つけてお話していた。
Tシャツを作ったYさん、その奥様やナイルのファンで同じTシャツを着た人達が何人もいる。
TH(chanpara)さんも私達をみつけて声を掛けに来て下さった。
整理番号の順番が20番代後半で、THさん、私達、Eさんたち、と連なっていて笑える。
そして3番を取ったYさん、朝8時に来たと聞いてびっくり。
1番はなんと5時、2番は6時だったそうだ。
うーん、エリックのファンの人にここまでする人達はいない。
やはりナイルはほんとうに日本で良いファン達に愛されている。
そして本人もそのことを良く知っている。
夫が仲良く話している人がいるので「知り合いなの?」と聞いたら、
「そのTシャツ買いたいんですけど、フロントで売っているんですか?」
と話しかけてきて待ち時間を一緒に過ごす内に親しくなったそうだ。
ナイルのショウにはブルーノートの初回から来ているそうだが、
だんだんと人が増えていると言っていた。
やはり一度観た人はもう一度観たい、また自信を持って人を誘える、
それだけの素晴らしいショウを毎回やってくれるからに違いない。
開場も30分遅れショウ開始は10分遅れだろうか。
Hanging
Everboday Dance
Dance Dance Dance
Sukiyaki(上を向いて歩こう)→I Want Your Love
I'm Coming Out
Upside Down
Greatest Dancer
We Are Family
Soup For One
Like A Virgin
Chic Cheer
Forbidden Lover
Thinking Of You
Let's Dance
Le Freak
Good Times
こんなたくさんの曲のセットリスト、とても覚えられません。
ステージ上にあったセトリを写メールしました。
前回の時と同様に"Hanging"で入場が始まり、"Hanging"で退場していく。
この中で新曲の"I Wanna Dance"の披露と写真撮影タイムがあったが、
それがどこで入ったか思い出さない。
みんな、マカオからその日に着いてほとんど寝てない状態で、
ライブをしているらしい。
それなのに少しも疲れを感じさせない。
バンドがずっと組んで周っているせいか、以前よりも更にタイトになり、
クルーたちの信頼関係も深まって、それぞれが伸び伸びとパーフォームしているように見えた。
キンバリーの歌が輝きを増している。
フォラミもパーフォーマンスが自信に満ちている。
ベースのジェリーも特にセカンドでフリープレイが炸裂した。
観客も1日だけのショウ、ほんとうのファン達が集結した。
すべての曲にお約束の正しい反応を返す。
ただブルーノートでの機材のミキシング、1stでは音合わせが間に合わなかったのか、
セランやジェリーがステージ周りのクルーに指示を出している様子がみられた。
同じメンバーでも会場が変わると調整が必要になってくるのだろう。
1stの方がナイルは饒舌だったかもしれない。
ダイアナ・ロスとの"I'm Cominig"誕生のエピソードなどをダイアナの物真似を入れて、
たっぷり聞かせてくれた。
最初はこの曲は自分らしくなくて歌いたくないと言っていたのに、
今では自分のコンサートの最初に、この曲で登場していると。
ダイアナに後になってからそれを言うと「あら~、私そんなこと言った?」
ダイアナの曲を書く頃にはナイルも経験を積んでいたから、
「契約書に歌うという事項が定まっている。」と強気に出たことなど。
ライブ中に腕時計をふと見たナイル「香港タイムからまだ日本時間に合わせてないな。」
前日と言うかマカオのショウは夜中まであるので、ナイルの話からすると、
同じ日にマカオと日本でライブをしたことになる。
ショウが終わって3時過ぎにはホテルからマカオのジェットフェリー乗り場へ。
マカオから香港へと船、そこから香港の空港へ行き、搭乗を待ちながら、
「今日、東京でライブやるなんて信じられないね。」なんてクルーたちと、
話していて、そして東京へ。
気がつくと成田空港内を歩いていた(ナイルは成田と言ったが、
羽田に着いたのではと言う説もあり)
外に出ると大雨が降っていてやれやれ。
ホテルに着いたナイルは部屋で一瞬寝てしまい、電話で起こされたと話していた。
「でも僕たちは元気いっぱいだし、ここは僕のホームタウン、we are familyだからね。
皆とまた今月も会えて嬉しいよ、来月もまた来ちゃおうかな。
いや東京に住んで毎週、毎日だってやってもいい。」
「体の半分はニューヨーク、マカオにも残っていてそして今は東京、
渾然としている状態だけど、心は東京だよ。」
2ndでは"I Want Your Love"が1st通りに終わった後に
ナイルのギターのソロが中心の演奏で、反復された。
これが予定外だったのかクルーたちが微笑みながら聴き入っている。
この哀愁を帯びたギターの調べがとても美しかった。
"Sukiyaki"、ナイルは「全米トップ1を取るってたいへんなことなんだ。
それを成し遂げた日本の歌があるなんて誇りに思って欲しい。」と紹介。
前半も素晴らしかったが、後半ではキンバリーも大泣き、ナイルも貰い泣き、
観客も直立不動で聴き入る。
キンバリー、いろいろな不安のある中、4月にナイルと一緒に東京にやってきた。
facebookには家族や友達の彼女を心配するコメントが載っていた。
それでもそんな中で日本で歌い通したことで彼女の歌に凄みが加わった。
歌詞にアドリブが入る。
雨が降っても辛い時でも上を向いて歩こう、たいへんな時の日本に来てくれた彼女だからこそ、
この曲に特別な意味を添えられる。
「歌で人々に喜びを与えられる。こんな幸せなことはない。」と4月の来日中にコメントしていた。
1stで一瞬、停電かと思える瞬間があり、ナイルのギターの音が出なくなってしまう。
そこを鼻歌から歌に、それに音が付き、ナイルがニコニコと笑顔を絶やさずに、
楽しんでいるようにさえ見えたので、誰も不安に思わなかった。
そしてギターの電源は回復。
"Like A Virgin"の前にナイルはフォラミを「彼女はこの曲にぴったりなんだ。
そしてこの曲を歌うためにヴァージンカラー、白を着ている。」と紹介。
フォラミ、チューブトップの白のドレスに翡翠色にも水色にも見えるネックレスが映える。
水色のアイシャドーも良く似合っている。
「フォラミは前に誘った時は断られたけど、今回のツアーでは参加してくれた。」
ナイルの言葉に控えめに微笑むフォラミ。
シンガー、アクトレス、モデル、そしてヘアスタイリストの肩書もあり。
表情豊かでチャーミング、ガンガン歌うキンバリーとスタイリッシュで所作が決まるフォラミ。
二人のコンビネーション、歌の役割分担がショウに彩りを添えている。
ドラムスのラルフは1stでも「最近、デビッド・ボウイと良く間違えられるんだ。
携帯の着信メロディーもこの曲にしている。」
などと言いながら"Let's Dance"を歌いだしたが、
2ndでは、更に悪ノリして別の曲も。
そしてキング牧師の演説、アーノルド・シュワルツネガ―の真似まで始めた。
ナイルも笑っている。
セカンド、"I Wanna Dance"の最初の掛け声、ラルフが始めるはずなのに黙っている。
振り返って見るナイルに「何かナイルがサインを出してくれてから始めるかと思ったんだ(笑)」
仕切り直しだが、ラルフはまた吹いてしまい、もう一度やり直しになる。
この辺りがとても和やかな雰囲気だ。
"I Wanna Dance"前回の来日では一日だけ演奏されたようだ。
今回の来日でみんなが楽しみにしていた曲。
ナイル曰く、クール&ギャングのメンバーとは従兄で子供の頃からカッコイイと思って、
真似したりしていた。
一度、一緒に組んでみたいと思っていたが、自分が癌になったりしたために、
実現が遅れた。
ナイルがセカンドでは"Everybody Dance"のアルバムを女性にプレゼントして、
彼女に向かって"Bonita・・・"と名前をもじるとキーボードのセランがその言葉に反応して、
チラッと関連曲のリフを弾く。
このCD、大勢の大物アーティストがシックのCDにナイルの書いた自分名義の曲を提供している、
そんなこともナイルは紹介。
セラン、facebookのステータスを読むとクラシックピアノからスタートしたようだ。
母の日に「お母さんは僕が三歳の時、手で目隠しをして譜面を見ないで弾けるように
ピアノを教えてくれた。」とか「ラフマニノフが自分の原点。」と書いてあった。
今回のツアーはベースのジェリーの誘いで応じた。
参加してみてとても勉強になりいろいろな体験ができたと綴っていた。
1stはキチッとセカンドはくだけてリラックスした雰囲気だった。
ラルフとキンバリーがお誕生日、ケーキのサプライズがあったが、
これはやはり1stの時にはキンバリーもラルフもほんとうに予想外だったようで、
びっくり、うるうるの表情でキャンドルを吹き消していた。
2ndには花束を用意して来ている人達もいて今回の4月に続く5月、
一連の来日の最終回でもあり盛り上がる。
ナイルもクルーも感慨深げだ。
客席から"We are family, I got all my sisters with me~"の合唱が始まる。
声が小さめになってくるとナイル「それいいね。やめないで続けて。」
とすごく喜んでいる。
1stの終了が30分伸びたので、セカンドは30分遅れて始まる。
ロビーの熱気は1stの前とは較べものにならない。
その中でYuriさんやお友達とも会えた。
Kaoruさんとこの中で会えるかなぁと思っていたら彼女もナイルTシャツを着ていて発見。
nkmrakikoさんも仕事場から駆け付けてきたが、ショウが遅れたお陰で充分間に合った。
2ndの終わったのは12時10分前位。
1ショウに1時間45分位掛けてくれている。
しかしさすがに2ショウとも、しょっぱなからオールスタンディングゆえにけっこう体力は消耗した。
また頭の中も混乱していて、それぞれのショウの様子の区別がつかなくなっている。
観ているだけでもこうなんだから、ショウをやっているシックのメンバー達はほんとうに凄い。
夫の仕事も朝早いので残念ながらサイン会はパスして帰宅することに。
出口付近にいたベースのジェリーと話すと「二日間寝ていない。へとへとだ。」
と言いながらも観客が集まるロビーにいて皆と写真撮影や歓談を楽しんでいる。
家に帰ってからパソコンを開くともう帰宅した方が写真をアップしていたり、
メールや書き込みがあるので、レスを付けたりしていると既に午前2時を廻る。
そこでナイル・ロジャースのツイッタ―を見るとナイルも部屋に戻ってツイートしているようで、
ナイル宛てに感謝と感激を書き込むと早速DMでお返事を頂く。
他の方達もみんな、どんどんツイートしているようで、
ナイルから「みんな、午前3時だよ。今日はこれくらいにして寝よう。」とツイートあり。
ナイルさまのお達しに従い「はい、お休みなさい」(笑)
ライブで感動したりすると興奮さめやらず体は疲れていても眠れない。
その上、観に行ったアーティストがツイートしていたら、ナイルが起きている間は、
一緒に起きていたいとファンなら思うはずだ。
通しで観る、ニューオリンズのエッセンスのエリックべネイ以来、日本では初めての経験だった。
今は疲れたとか言っていてもまた懲りずにやってしまいそうだ。
いろいろな違い、メンバー達の様子や観客の反応を含めて、すべて興味深かった。
そしてネットを通して知り合った同じ趣味を持つ方達とお会いできたことも嬉しかった。
最初は「これたらいいね。」位の気持ちを示してくれたのかと思ったら、
最終日に「決定した」と宣言した。
マカオでショウをやるのでその帰りに寄って一日だけのライブを行うと言う。
その後、ブルーノートのスケジュールにも発表になり、
ファンの間では、例え会員であっても予約が殺到して取れないのではないか、
と話題になっていた。
一日だけのライブならと迷いもなく通しで2ショウを予約。
ナイル・ロジャースのライブで何回か顔を合わせ、
またZAPPでもお会いしたYさんから「ナイルのTシャツを作ることにした。」
と仲間に入れていただき、当日はみんなでこのTシャツを着ることに。
昨日は私が習い事が夕方まであり、ブルーノート着予定は5時半頃になるので、
夫に4時半までにはブルーノートに行き整理券を確保して貰うように頼む。
通しで予約している人がかなりいるはずなので、
ゆっくり行くと1stはおろか2ndも前方に座れないかと思ったのだ。
朝から大雨。
出先が駅から遠いのだが帰りには更に雨足が強くなり、傘をさしていても雨に打たれる。
表参道に着く頃には台風のようになり、徒歩は諦めタクシーに乗る。
着いたのは5時半頃。
ロビーには人が溢れている。熱気が凄い。
入り口で煙草を吸っていた夫とは会えたが、
その他の待ち合わせをした方、初対面の方達と会えるかと心配になる。
facebookで知り合ったフランス人の女性Nさんは、
お嬢さん二人も連れてご主人やお友達とみえていて、
家族の写真も見ていたのですぐわかった。
ナイルのライブは毎回、全員で来るという素敵なご一家。
ライブ中も家族揃って楽しく踊っている様子が見えた。
Eさんもお友達といらしていて、夫が既に見つけてお話していた。
Tシャツを作ったYさん、その奥様やナイルのファンで同じTシャツを着た人達が何人もいる。
TH(chanpara)さんも私達をみつけて声を掛けに来て下さった。
整理番号の順番が20番代後半で、THさん、私達、Eさんたち、と連なっていて笑える。
そして3番を取ったYさん、朝8時に来たと聞いてびっくり。
1番はなんと5時、2番は6時だったそうだ。
うーん、エリックのファンの人にここまでする人達はいない。
やはりナイルはほんとうに日本で良いファン達に愛されている。
そして本人もそのことを良く知っている。
夫が仲良く話している人がいるので「知り合いなの?」と聞いたら、
「そのTシャツ買いたいんですけど、フロントで売っているんですか?」
と話しかけてきて待ち時間を一緒に過ごす内に親しくなったそうだ。
ナイルのショウにはブルーノートの初回から来ているそうだが、
だんだんと人が増えていると言っていた。
やはり一度観た人はもう一度観たい、また自信を持って人を誘える、
それだけの素晴らしいショウを毎回やってくれるからに違いない。
開場も30分遅れショウ開始は10分遅れだろうか。
Hanging
Everboday Dance
Dance Dance Dance
Sukiyaki(上を向いて歩こう)→I Want Your Love
I'm Coming Out
Upside Down
Greatest Dancer
We Are Family
Soup For One
Like A Virgin
Chic Cheer
Forbidden Lover
Thinking Of You
Let's Dance
Le Freak
Good Times
こんなたくさんの曲のセットリスト、とても覚えられません。
ステージ上にあったセトリを写メールしました。
前回の時と同様に"Hanging"で入場が始まり、"Hanging"で退場していく。
この中で新曲の"I Wanna Dance"の披露と写真撮影タイムがあったが、
それがどこで入ったか思い出さない。
みんな、マカオからその日に着いてほとんど寝てない状態で、
ライブをしているらしい。
それなのに少しも疲れを感じさせない。
バンドがずっと組んで周っているせいか、以前よりも更にタイトになり、
クルーたちの信頼関係も深まって、それぞれが伸び伸びとパーフォームしているように見えた。
キンバリーの歌が輝きを増している。
フォラミもパーフォーマンスが自信に満ちている。
ベースのジェリーも特にセカンドでフリープレイが炸裂した。
観客も1日だけのショウ、ほんとうのファン達が集結した。
すべての曲にお約束の正しい反応を返す。
ただブルーノートでの機材のミキシング、1stでは音合わせが間に合わなかったのか、
セランやジェリーがステージ周りのクルーに指示を出している様子がみられた。
同じメンバーでも会場が変わると調整が必要になってくるのだろう。
1stの方がナイルは饒舌だったかもしれない。
ダイアナ・ロスとの"I'm Cominig"誕生のエピソードなどをダイアナの物真似を入れて、
たっぷり聞かせてくれた。
最初はこの曲は自分らしくなくて歌いたくないと言っていたのに、
今では自分のコンサートの最初に、この曲で登場していると。
ダイアナに後になってからそれを言うと「あら~、私そんなこと言った?」
ダイアナの曲を書く頃にはナイルも経験を積んでいたから、
「契約書に歌うという事項が定まっている。」と強気に出たことなど。
ライブ中に腕時計をふと見たナイル「香港タイムからまだ日本時間に合わせてないな。」
前日と言うかマカオのショウは夜中まであるので、ナイルの話からすると、
同じ日にマカオと日本でライブをしたことになる。
ショウが終わって3時過ぎにはホテルからマカオのジェットフェリー乗り場へ。
マカオから香港へと船、そこから香港の空港へ行き、搭乗を待ちながら、
「今日、東京でライブやるなんて信じられないね。」なんてクルーたちと、
話していて、そして東京へ。
気がつくと成田空港内を歩いていた(ナイルは成田と言ったが、
羽田に着いたのではと言う説もあり)
外に出ると大雨が降っていてやれやれ。
ホテルに着いたナイルは部屋で一瞬寝てしまい、電話で起こされたと話していた。
「でも僕たちは元気いっぱいだし、ここは僕のホームタウン、we are familyだからね。
皆とまた今月も会えて嬉しいよ、来月もまた来ちゃおうかな。
いや東京に住んで毎週、毎日だってやってもいい。」
「体の半分はニューヨーク、マカオにも残っていてそして今は東京、
渾然としている状態だけど、心は東京だよ。」
2ndでは"I Want Your Love"が1st通りに終わった後に
ナイルのギターのソロが中心の演奏で、反復された。
これが予定外だったのかクルーたちが微笑みながら聴き入っている。
この哀愁を帯びたギターの調べがとても美しかった。
"Sukiyaki"、ナイルは「全米トップ1を取るってたいへんなことなんだ。
それを成し遂げた日本の歌があるなんて誇りに思って欲しい。」と紹介。
前半も素晴らしかったが、後半ではキンバリーも大泣き、ナイルも貰い泣き、
観客も直立不動で聴き入る。
キンバリー、いろいろな不安のある中、4月にナイルと一緒に東京にやってきた。
facebookには家族や友達の彼女を心配するコメントが載っていた。
それでもそんな中で日本で歌い通したことで彼女の歌に凄みが加わった。
歌詞にアドリブが入る。
雨が降っても辛い時でも上を向いて歩こう、たいへんな時の日本に来てくれた彼女だからこそ、
この曲に特別な意味を添えられる。
「歌で人々に喜びを与えられる。こんな幸せなことはない。」と4月の来日中にコメントしていた。
1stで一瞬、停電かと思える瞬間があり、ナイルのギターの音が出なくなってしまう。
そこを鼻歌から歌に、それに音が付き、ナイルがニコニコと笑顔を絶やさずに、
楽しんでいるようにさえ見えたので、誰も不安に思わなかった。
そしてギターの電源は回復。
"Like A Virgin"の前にナイルはフォラミを「彼女はこの曲にぴったりなんだ。
そしてこの曲を歌うためにヴァージンカラー、白を着ている。」と紹介。
フォラミ、チューブトップの白のドレスに翡翠色にも水色にも見えるネックレスが映える。
水色のアイシャドーも良く似合っている。
「フォラミは前に誘った時は断られたけど、今回のツアーでは参加してくれた。」
ナイルの言葉に控えめに微笑むフォラミ。
シンガー、アクトレス、モデル、そしてヘアスタイリストの肩書もあり。
表情豊かでチャーミング、ガンガン歌うキンバリーとスタイリッシュで所作が決まるフォラミ。
二人のコンビネーション、歌の役割分担がショウに彩りを添えている。
ドラムスのラルフは1stでも「最近、デビッド・ボウイと良く間違えられるんだ。
携帯の着信メロディーもこの曲にしている。」
などと言いながら"Let's Dance"を歌いだしたが、
2ndでは、更に悪ノリして別の曲も。
そしてキング牧師の演説、アーノルド・シュワルツネガ―の真似まで始めた。
ナイルも笑っている。
セカンド、"I Wanna Dance"の最初の掛け声、ラルフが始めるはずなのに黙っている。
振り返って見るナイルに「何かナイルがサインを出してくれてから始めるかと思ったんだ(笑)」
仕切り直しだが、ラルフはまた吹いてしまい、もう一度やり直しになる。
この辺りがとても和やかな雰囲気だ。
"I Wanna Dance"前回の来日では一日だけ演奏されたようだ。
今回の来日でみんなが楽しみにしていた曲。
ナイル曰く、クール&ギャングのメンバーとは従兄で子供の頃からカッコイイと思って、
真似したりしていた。
一度、一緒に組んでみたいと思っていたが、自分が癌になったりしたために、
実現が遅れた。
ナイルがセカンドでは"Everybody Dance"のアルバムを女性にプレゼントして、
彼女に向かって"Bonita・・・"と名前をもじるとキーボードのセランがその言葉に反応して、
チラッと関連曲のリフを弾く。
このCD、大勢の大物アーティストがシックのCDにナイルの書いた自分名義の曲を提供している、
そんなこともナイルは紹介。
セラン、facebookのステータスを読むとクラシックピアノからスタートしたようだ。
母の日に「お母さんは僕が三歳の時、手で目隠しをして譜面を見ないで弾けるように
ピアノを教えてくれた。」とか「ラフマニノフが自分の原点。」と書いてあった。
今回のツアーはベースのジェリーの誘いで応じた。
参加してみてとても勉強になりいろいろな体験ができたと綴っていた。
1stはキチッとセカンドはくだけてリラックスした雰囲気だった。
ラルフとキンバリーがお誕生日、ケーキのサプライズがあったが、
これはやはり1stの時にはキンバリーもラルフもほんとうに予想外だったようで、
びっくり、うるうるの表情でキャンドルを吹き消していた。
2ndには花束を用意して来ている人達もいて今回の4月に続く5月、
一連の来日の最終回でもあり盛り上がる。
ナイルもクルーも感慨深げだ。
客席から"We are family, I got all my sisters with me~"の合唱が始まる。
声が小さめになってくるとナイル「それいいね。やめないで続けて。」
とすごく喜んでいる。
1stの終了が30分伸びたので、セカンドは30分遅れて始まる。
ロビーの熱気は1stの前とは較べものにならない。
その中でYuriさんやお友達とも会えた。
Kaoruさんとこの中で会えるかなぁと思っていたら彼女もナイルTシャツを着ていて発見。
nkmrakikoさんも仕事場から駆け付けてきたが、ショウが遅れたお陰で充分間に合った。
2ndの終わったのは12時10分前位。
1ショウに1時間45分位掛けてくれている。
しかしさすがに2ショウとも、しょっぱなからオールスタンディングゆえにけっこう体力は消耗した。
また頭の中も混乱していて、それぞれのショウの様子の区別がつかなくなっている。
観ているだけでもこうなんだから、ショウをやっているシックのメンバー達はほんとうに凄い。
夫の仕事も朝早いので残念ながらサイン会はパスして帰宅することに。
出口付近にいたベースのジェリーと話すと「二日間寝ていない。へとへとだ。」
と言いながらも観客が集まるロビーにいて皆と写真撮影や歓談を楽しんでいる。
家に帰ってからパソコンを開くともう帰宅した方が写真をアップしていたり、
メールや書き込みがあるので、レスを付けたりしていると既に午前2時を廻る。
そこでナイル・ロジャースのツイッタ―を見るとナイルも部屋に戻ってツイートしているようで、
ナイル宛てに感謝と感激を書き込むと早速DMでお返事を頂く。
他の方達もみんな、どんどんツイートしているようで、
ナイルから「みんな、午前3時だよ。今日はこれくらいにして寝よう。」とツイートあり。
ナイルさまのお達しに従い「はい、お休みなさい」(笑)
ライブで感動したりすると興奮さめやらず体は疲れていても眠れない。
その上、観に行ったアーティストがツイートしていたら、ナイルが起きている間は、
一緒に起きていたいとファンなら思うはずだ。
通しで観る、ニューオリンズのエッセンスのエリックべネイ以来、日本では初めての経験だった。
今は疲れたとか言っていてもまた懲りずにやってしまいそうだ。
いろいろな違い、メンバー達の様子や観客の反応を含めて、すべて興味深かった。
そしてネットを通して知り合った同じ趣味を持つ方達とお会いできたことも嬉しかった。