画像はナイジェリアのシンガーAsaとEric Benet
「たとえ招待を受けなくても必ずまたナイジェリアに戻って来るよ。」
とエリック・べネイはナイジェリアのWeekly Trustのインタビューに答えた。
Published on Saturday, 13 April 2013 Written by Aliyu
http://weeklytrust.com.ng/index.php/magazine-cover/12210-i-m-coming-back-to-nigeria-even-without-invitation-eric-benet?fb_action_ids=553081068070300&fb_action_types=og.likes&fb_source=timeline_og&action_object_map=%7B%22553081068070300%22%3A502760816428459%7D&action_type_map=%7B%22553081068070300%22%3A%22og.likes%22%7D&action_ref_map=%5B%5D
以下はWeekly Trustにおけるインタビューの翻訳:
4回のグラミーノミネートシンガーのエリック・べネイ・ジョーダンはアメリカで高名なR&B、
ネオソウルのシンガーソングライターだ。
3月末にナイジェリアの首都ラゴスで行われたCalabar Jazz Festivalに出演した彼は、
Weekend magazineのインタビューに応じてくれた。
初めてナイジェリアからの招待を受けたことをどのように思われましたか?
「カラバー・フェスティバルに出演できるのを光栄だと思った。
他のアーティストも素晴らしいし、その中の一人に選ばれたことを嬉しく思ったよ。
子供の頃、誰しも夢を描くと思う。
自分は子供だった時に将来は音楽関係のアーティストになること、
世界中の行ったことのない場所を訪ねてみたいと思っていた。
そこで違う文化やライフスタイルの人々と出会うことを空想していた。
この仕事を通して旅をし、各地で音楽を通して人々と交流できる。
新しい場所に行き、自分の曲を知ってくれているファン達や、
全く自分のことを知らなかった人々にも暖かく受け入れてもらえる。
それはまさしく子供の時に思い描いていた夢を実現したことになる。
すべてのアフリカ系アメリカ人にとって、アフリカの地は、
自分の魂の故郷であると感じられるはずだ。
だからこそ、また戻って来たいと思っている。
今までに他のアフリカ圏の国に行った時も同じように感じた。」
今回、ナイジェリアは初めてですが、あなたが自分の曲を歌った時、
ファン達のリアクションはいかがでしたか?
「初めて来た場所で自分の曲を知ってくれている人達がいるということほど、
嬉しいものはないよ。感動した。」
ナイジェリアのアーティスト達はいかがでしたか?
「素晴らしいね。AsaやDaneyが特に。バンドも皆良かった。
今日着いたばかりなので昨日の出演者たちの演奏は、
残念ながら聴き逃してしまったけれど。」
長い間、音楽業界にいますが、成功と発展し続けていくコツは?
「もう何10年とこの仕事をしているが、
その間、決して流行には飛びつかなかった。
僕は自分が子供だった頃の70年代の音楽が好きだ。
ずっとやってこれたのは自分の好きなものを大切にし、
その時々の流行りに振り回されなかったことだと思う。
これから続く人達にアドバイスするとしたら、自分らしさを大切にし、
自分の好きなもの、情熱を注げるものを深めていく、
それが大事だと思う。」
このフェスに招待される以前にナイジェリアのアーティスト達を知っていましたか?
「恥ずかしながら実は知らなかったんだ。
アメリカに住んでいると時として自分の国の中のことだけで、
世界に目を向けることがおろそかになりがちだ。
しかし今回、ここに来たことでこれからはもっとナイジェリアを知り、
ナイジェリアのアーティストの曲を聴いてみたいと思ったよ。」
ナイジェリアのアーティストとのコラボレーションもあるのでしょうか?
「ぜひやってみたいと思っている。そういう機会があるのを楽しみにしている。」
あなたのアルバム、"A Day in the Life"は高い評価を受け、
商業的にも成功していますが、このことはあなたの音楽に対してのスタンスとは、
少し違っているのでは?
「確かに"A Day in the Life"というアルバムを作るにあたって、
セールスの面でも成功することを考えて実現したが、
決して本来の自分の在り方から逸脱したアルバムではない。
そして一度、売り上げの高いアルバムを作ることで、
次からはビジネスマンではなくアーティストとしての観点から、
アルバム作りができると思った。
目標を達成し、そのことで世間からも評価されたが、
自分にとって大切なのはレコードの売れ行きではない。
音楽を作ることが、自分にとってのエネルギー、
試練の時も乗り越えることができるパワーになっている。
もし流行に乗って商業的なものを作り、巧くいったとしても、
それは一時的な満足に過ぎず、後々まで自分を支えるものにはならない。」
アメリカとナイジェリアのアーティストが何人かコラボレートしていますが、
あなたは誰としたいですか?
「今晩、Asaとコンサートで共演するけれど、彼女とレコーディングもしてみたいね。」
アレックス・クレアの"Too Close"を最近レコーディングしましたね?
全く違う分野のアーティストの曲をカヴァーした経緯を教えて下さい。
「僕は自分の世界を広げたい、殻を破りたいといつも思っている。
最新アルバムの"The One"、その中の曲"News for You"、
この曲のリミックスを最近になって2Chainzとレコーディングした。
皆、びっくりしたみたいだけどね。
Alex Clareの"Too Close"も聴いていて好きになり、家で歌っていて、
それならこれを自分のヴァージョンでレコーディングしてみたいと思ったんだ。」
また招待されたらナイジェリアに来たいですか?
「まず言っておきたいのは招待されてもされなくてもまた必ず戻ってくる。
2日間しかいられなかったけれど、気候も景色も人々も何もかも素晴らしかった。
これからも何度もそして家族も連れて訪れてみたいと思っている。」
音楽をやっていなかったら、何をしていますか?
「何か書くことに関する仕事、作家、脚本家、ライター。
映画を製作するとか、物語の語り手でありたい。
愛、情熱、人間的に成長することを音楽を通して表現したいと思っているから、
音楽をやってなかったとしても他の手段でそれを人々に伝えているはずだよ。」