Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

ナイル・ロジャースのギターの行方は・・・

2011-04-30 21:29:47 | NILE RODGERS & the CHIC organization
ナイル ロジャース / Nile Rodgers


ナイル・ロジャースが東日本大震災への寄付として
自分のフェンダーギターをヤフーのオークションへと
出展した。

これを買ったのは、なんと夫の仕事の取引先の人物だった。
入札価格は20万円とか。
ナイルのファンで5/29のライブにもやってくるそうだ。
ギターを見せて欲しい、触らせて欲しいという夫の申し出は却下されたようだが、
まだ現物は届いていないようだ。

話によるとナイルのサインがなくてもその値段で買えるようなギターではないとか。
29日に会った時に詳しく話を聞きたいと思っている。

しかし世間は狭い。
まさか知り合いに落札者が出るとは思わなかった。
今回、ナイルのライブに行ったことで何人かの方達とその後連絡を取ったり、
facebookで繋がったりしている。
また私のブログを読んでナイル・ロジャースのライブにいらして下さった方々もある。
やはりナイルの唱える"We are family"のスピリットが多くの人を引き寄せているに違いない。


Eric Benet - Sometimes I Cry LIVE at Trumpet Awards

2011-04-29 14:00:20 | エリックベネイの日々&KyteVideo
自身の番組も持つXerrona Claytonが1993年に設立し、
その前年の一年間に功績のあったアフリカ系アメリカ人を表彰するTrumpet Awards。
毎年、テレビ中継が行われ、多分野における受賞者が発表される。
今年のトランペットアワードでエリック・べネイは"Sometimes I Cry"を歌った。

Eric Benet - Sometimes I Cry LIVE at Trumpet Awards


"Sometimes I Cry"
最初に聴いたのは昨年の7月、東京のお盆の時期。
ずっと聴いてきているが、今回のパーフォーマンスを観て、
あらためて名曲だと思った。
エリックも渾身の力を込めて歌っている。

トランペットアワードはジョージア州アトランタで行われ、
エリックべネイの他にもオージェイズ、チャーリー・ウィルソン、ジェームズ・イングラム、
レディシ、シルク、レガシー、ジョニー・ギル等の顔ぶれ。
インタビュー映像がある。エリックは0:37~辺りから登場。

JubileeMag.com :: 2011 Trumpet Awards

いつのまにやら初夏

2011-04-28 19:49:17 | 私の日々
初夏が近付いてくるとメキシカンが食べたくなる。
広尾に用事がある時は「ラホイヤ」で一人ランチしてしまう。
チーズとチキンの入ったケサディーヤ(ピザのようなもの)
サワークリームとサルサ、ガカモレソースが添えられている。
半分ほど食べた後はテーブルに置かれた緑の唐辛子ハラぺ―ニョと
真っ赤な激辛ソースで味に変化をつける。

広尾は東京の中では夏の訪れをいち早く感じる街だ。
海外の人達が日本人よりも暖かい季節に敏感で、
半袖やサンダルがいつもは目立つ。
しかしこの日は何か様子が違って見えた。
欧米の人達が歩いていない。

バブルの時代が終わり、その後のリーマンショック以降、
欧米人達はどんどん日本を離れて行った。
そして今回の一連の地震、核の問題は決定的だった。
レッスンを受けている仏語教師からも6月一杯で学校を辞める、
関東を離れるつもりだと言われた。

今日は震災の日から七七日(しちしちにち)四十九日にあたるそうだ。
電車も時間通りには来なくて7~8割の運行、車内も暗い。
しかし日常の物資が東京では以前のように不足することもなく、
また一見、日常が戻ってきたかに思えるが、まだまだ解決してないこともたくさんある。

今日は制服姿の母校の新入生達が目立つ。
私の時代からほとんど変わっていない制服。
ジャケットを脱いでいる学生のスカートをじっと見ると、ダーツの入り方が少し違うかな?
でもほとんど同じだ。
ところが着ている若者達の見掛けが私の時とは何か違う。
膝の位置、腰の位置、足の形が違うから同じ服を着ていても印象が異なるのだ。
35年を経て若者の体形は確実に欧米化しているのだと実感がある。

制服を着た新入生達、初々しく無邪気に見えるが、
思い返してみると新しい環境には不安や心配がたくさんあった。
授業は朝8時半から4時半まで、土曜日も学校がある。
一年の間にその後三年間の専攻を決めることになるため、
いろいろな科の授業を取ることになり忙しくなる。
いくつもの英語の授業、週4回のフランス語、体育も週2回。
体育はゴルフを選択したが先生もゴルフの経験はなく、皆でやり方もわからずに、
ボールをクラブでネットに向かって打ち付けていた。

それでもそんな不平不満など今考えると青臭い。
結果的には卒論が必須の大学で勉強するように追い込まれたことは自分のためになった。
しょせん大学生の悩みなど取るに足らぬものなのかもしれない。
やっぱり新しい制服を着た新入生達は初々しいに違いないのだから。

アメリカンアイドル シーズン10 トップ8 映画音楽

2011-04-27 16:48:08 | アメリカンアイドル
今回のテーマは映画で使われた音楽。

トップ8の歌の披露の前に今シーズンから審査員を務めているジェニファー・ロペスが、
"People"誌の「世界で最も美しい女性」に選ばれたと発表された。
何とか立たせて会場全体で祝福するようにもっていこうとするが、
ジェニファーは照れて席を立たない。

ジェニファー・ロペス、歌や映画のイメージでは気の強いラテン系の女性だが、
今回の審査している様子を見ている内にかなり印象が変わってきた。
本人も数々のオーディションに今まで挑戦してきた。
また売れない時代に日本で営業もした。
そういう経験が候補者に対しての優しさや思いやりに繋がっている。

ポール
トム・クルーズの「卒業白書」からボブ・シガーの"Old Time Rock & Roll"
前回のパーフォーマンスが良過ぎたので今回は二番煎じになってしまった感が否めない。

ローレン
マイリーの"The Climb"
ローレンは一度反感をかい叩かれてから自分を抑え気味にしているが、
その雰囲気が歌と合っている。

ステファノ
ボーイズ2メン"End Of The Road"
ステファノはもっと濃いラテン系の血が出せると思い、
彼が一皮剥けるのを待っているのだが。

スコティー
カントリーとして知名度のある曲ではなく、メンター達に反対されたが、
ジョージ・ストレイトの"I Cross My Heart"
スコティーにはカントリーのファンでない人も惹きつける大物の風格が既に16才にしてある。
もともと素質があっただけでなく、番組を通して大きく成長している。

ケイシー
フィル・コリンズを薦められるがナット・キング・コールの"Nature Boy"
ウッドベースを手に歌うが、メンター達の言うとおり、番組向きではないように思った。
もちろんこの曲は好きだが大きな会場で勝負を掛ける時にはどうだろう?

ヘイリー
ブロンディーの"Call Me" 
懐かしのリチャード・ギア「アメリカンジゴロ」から。
カラオケっぽくなりがちな曲を自分らしく歌いきったと思ったが、
審査員全員に不評。
しかし審査員に不評だと反対に視聴者の評が集まることもある。

ジェイコブ
「ラマンチャの男」から"Impossible Dream"を歌おうとするが、
メンター達から「古い」と言われて、ウィル・スミス「幸せのちから」のテーマソングになった
サイモン&ガーファンクルの"Bridge Over Trouble Water"「明日に掛ける橋」
他のメンバー達がメンターの意見を退けて自分の意志を通したのに対して、
彼はアドバイスに従った。
ジェイコブの最初の選曲を聴いてみたかった気がする。

ジェームズ
やはりメンター達に反対されたものの初心を貫き「ヘビーメタル」
ピッタリはまった。
今までの彼のパーフォーマンスで一番かもしれない。

結果発表
客席にはチャカ・カーンとアニタ・ベイカーが来ている。

ローレンとスコティーで"American Honey"
二人のデュエット、先週にも増して磨きがかかってきた。

ケイシーとヘイリーで"Morning"
この二人の掛け合いもとても良かった。
スキャットが息が合っていて素晴らしい。

最初のボトム3入りはヘイリー。

ステファノ、ポール、ジェイムズ、ジェイコブで
サイモンとガーファンクルの"Sound Of Silence"と"Mrs. Robinson"
またしても全然ハモっていない。

この中からステファノとポールがボトム3に。

脱落はポール。
毎回、ボトムに選ばれながらも戻ってくるステファノ。
打たれ強い人だ。

Nile Rodgersが再び東京へやって来る!

2011-04-26 16:19:19 | NILE RODGERS & the CHIC organization
4月12日のコットンクラブに始まり、4月18日のブルーノート、そして二日後の大阪と、
無事に来日を終え帰国したナイル・ロジャース。
6月にはブルーノート最終日の映像もWOWOWで放映されるとのこと。
そのヴィデオを観て、ナイル自身も今回のCHIC、自分のバンドのタイトさに、
素晴らしいメンバーに恵まれたと感慨深かったそうだ。
大阪は数年振りだったこともあり、大阪の観客の熱さもナイルを喜ばせた。
"I Wanna Dance"も演奏したとかで羨ましい限り。

来日中にブルーノートの公演後半になった頃、ナイル・ロジャースから、
「5/29にまた戻ってくるよ。」と話が出たが半心半疑だった。
BNのスタッフも「まだ決まりではない。」と言っていたからだ。
それが最終日には確かになり、その後BNのスケジュールにも発表された。

会員予約は本日、26日から。
会員でない方から一緒に予約して欲しいと頼まれ安請け合いしてしまった。
ところが先日、ZAPPでお会いしたナイルのコアなファンの方から、
「取れるかどうか心配。」と言われた。
前回行った人、ナイルのファンの人達がたった一日のライブに殺到する可能性大と。
自由席が取れなかった場合のBプランとしてアリーナソファー指定席も視野に入れた。

さて11時ジャストから電話を始めるがやはりしばらくはお話中。
しかし10分ほどだろうか。
電話は程なく通じ1st、2ndを通しで予約することができた。

Nile Rodgers & Chicはこの前日、マカオでショウをやっている。
その帰りに来日アーティストのキャンセルが続く東京で、
通り道だしライブをやってあげよう、という話が来日中にまとまった。
この日はドラムスのラルフの誕生日、その前後の日はボーカルのキンバリーの誕生日も重なる。
日本でお祝いをしてあげたいとナイルは言ってくれている。

画像はアメリカに帰り、日本でプレゼントされた手ぬぐいを鉢巻きに日課のウォーキングをするナイル。
帰って早々はさすがに疲れたようだったが、今はもう次のプロジェクトへと様々な構想を練り始めている。

ZAPP 4/23 2nd @Billboard Tokyo

2011-04-24 11:27:30 | その他のライブ
大雨、というよりもむしろ嵐に近い土曜日。
スコールのように一瞬、雨の止む瞬間はあっても断続的に降り続き、
風も強いので傘も役に立たない。

予約したのはセカンドのカジュアル席。
席が確保されているのでショウ開始間際でも問題なく行ける。
雨脚が弱まるのを待って家から出て行く。

ビルボードのカジュアル、後方の席は二回座ってみて、
視界が悪くステージが遠く感じた。
しかし左右の席は寛いでステージ全体や観客の雰囲気を楽しむのには良い。
またカウンターになっているので一人でも気軽に行ける。

ZAPP、ここ数年ほど来日が続いている。
行ってきた人は次の年も行く人、またそうでない人も「一度は観るといいよ。」と薦めてくれる。
Facebookのスレッドに「この時期に来日してくれるアーティストのライブには
体力と経済力の及ぶ範囲で行きます!」と書くと何人かの方から賛同のコメントを頂いた。

MicheleはZAPPの"Be Alright"を私のウォールに張り込んでくれた。
"All right, It's gonna be alright!"
「だいじょうぶだよ。今に良くなるよ。」と繰り返すこの曲。

Zapp - Be Alright (Long Album Version)


ミシェルはニューオリンズのルイジアナスーパードーム、コカコーララウンジ、
エリック・べネイのセカンドショウに一人でやってきた。
私の写真を撮りたいというので「だったら二人で一緒に誰かに撮ってもらいましょうよ。」
と言って記念撮影をした。
余り言葉はかわしていないのだけど、彼女はアフリカンでネイティブアメリカン。
とても美しい人で印象的だった。
その後myspaceからfacebookへとお互いに移行し連絡を取り合っているが、
向こうも日本からやってきた私に親しみを持ってくれたようでちょっとした折に、
思いやりを示してくれる。

ZAPP、最初は全員黒のレザージャケットで登場。
シャーリー・マードックは白いスーツ。
このシャーリーの歌が素晴らしい。
大きな体を全身を使い熱唱するシャーリーの姿を観ていると小さな心配事など、
吹き飛んでいく。

その後、ZAPPのメンバー達はあらゆる手段を用いて、
東京の観客を徹底してもてなしてくれた。

"I Wanna Be Your Man""Dance Floor"
生で本人達のパーフォーマンスを観るのは初めて。
トークボックスが二台あってキャスター付きであちこちに移動する。
ウディーファンクさんからチューブが太いと良い音がでるけど、酸欠でクラっとくる。
細いと難しい、と聞いていたので歌って踊ってトークボックスも駆使するのには感服。

そしてお色直し、いったい何回してくれただろう。
黒、白、グレー、紫、ストライプ、暗闇の中で電飾のたっぷり付いたスーツで登場したり、
最後は舞台の上で正面を布で覆いながらカリブの海賊風のコスチュームにお召し変え。
また被り物もキャップ、ハット、アフロのカツラ等々。
客席を肩車で巡回したり、三階席まで走って来てハイタッチ。
もうとことんサービス精神に溢れたステージだった。

途中で汗を拭いたタオルをアリーナ指定席辺りに投げる。
するとキャッチした女子もノリのいい人で大切に受け取ってから、
それを振り回しながら踊っている。
観客は一番遠くのカジュアルまで全員スタンディング。
私の並びにいたカジュアルの人達は下に降りて行って踊っている。

「まだパーティーを続けたい?」
もちろん全員が同意する。
「もう家に帰りたい?」
観客皆が「いやだ!」
「もう一曲聴きたい?」
「もう一曲!」
振り付きのラインダンスを要求してくるので上腕二頭筋から足腰まで、
すべて使ってメンバーと一緒に良い汗をかいた。
「恐れ入りました。もう充分、大丈夫です。」とみんなが納得して家に帰れるまで、
たっぷり一時間半、楽しませてくれた。

最後はメンバー達が並んで手を繋ぎ客席に向かって深々と120度のお辞儀をする。
こちらこそ、彼らに頭を下げたい、感謝の気持ちで一杯だ。

さて終了した後、下を見回すとナイル・ロジャースの時に一緒だった方々がたくさんいる。
中でも三回ご一緒した方と連絡先を聞かずに別れたのが気になっていたら、
先方も同じだったようでアドレスの交換をした。
5月のナイル・ロジャースでは全員、ナイルTシャツを着ることになったそうで、
早速私もメンバーに入れていただいたのだった。

ザップ featuring シャーリー・マードック with バッド・ボビー・グローヴァー
ZAPP featuring Shirley Murdock with Bad Bobby Glover

ザップ・トラウトマン/ZAPP TROUTMAN(KEYBOARDS/GUITAR/VOCALS)
シャーリー・マードック/SHIRLEY MURDOCK(VOCALS)
ボビー・グローヴァー/BOBBY GLOVER(VOCALS)
グレッグ・ジャクソン/GREG JACKSON(KEYBOARDS/VOCALS)
バート・トーマス/BART THOMAS(KEYBOARDS/BASS/VOCALS/DANCE)
デイル・デ・グロート/DALE DE GROAT(KEYBOARDS/VOCALS)
トム・トラウトマン/TOM TROUTMAN(KEYBOARDS/VOCALS/DANCE)
レスター・トラウトマン/LESTER TROUTMAN(DRUMS/VOCALS)
リック・ブレイ/RIC BRAY(GUITAR/VOCALS)
アントワン・ウォーカー/ANTOINE WALKER(SAXOPHONE/VOCALS/DANCE

アメリカンアイドル シーズン10 トップ9―ロックの名曲

2011-04-23 06:51:57 | アメリカンアイドル
今回のテーマはロック。

ジェイコブ
最初はマーヴィン・ゲイの"Let's Get It On"を歌う予定だったが、
(どうしてこの曲がロックなんだろう?ロック風にアレンジするつもりだった?)
マーヴィンは好きでもこの曲は自分の雰囲気に合わないと、
マイケル・ジャクソンの"Man In the Mirror"に変更。
例えワーストに入っても後悔しないと言い切った。
自分に投票しない人はきっと鏡の中の自分を見ていないんだと(In the mirrorにかけている)

途中で片耳のイヤホーンを外す。
音の聴こえ方が良くなかったのだろうか。
その一瞬音程が不安定になったので心配したが、
難しいマイケルの歌を歌いきって感動を呼んだ。
この番組でマイケル・ジャクソンの曲を選ぶ人は今までにもいたが、
中々歌いこなせるものではない。

ステージから離れかけたバックコーラスの女性をスティーヴンが、
「サイーダ、戻っておいで。」と呼び戻し、
「彼女がこの曲を書いた一人なんだよ。」と観客と視聴者に紹介。

「心で感じたことを正直に歌えば観客に通じるとわかった。」とジェイコブも、
曲の反響に満足そうだ。

ヘイリー
ジャニス・ジャプリンの"Piece Of My Heart"
「今までは観客までだった、でもこれからはテレビを観ている人に届くまで歌う。」

ケイシー
最初はポリスの曲を歌うつもりだったが、ボーカルコーチのジミーと
ゲストのウィルアイアムのアドバイスで、CCRの"Have You Seen The Rain"
ウッドベースを手に歌ったが、人の意見よりもやはり自分の直感に従うことは大切かも知れない。

ローレン
アレサ・フランクリンのヴァージョンで"Natural Woman"
キャロル・キングとメアリーJの歌うこの曲を生で聴いているが、
ローレンはカントリーとソウルを融合させ、「カントロール」を歌えとウィルから指導される。
ローレン、間の取り方も巧い。だんだんとレベルアップしてきている。
「4か月前はgirlだった君が今はwomanだな。」とスティーヴン。

ジェームズ
ジョージ・ハリソン"While My Guiter Gently Wipes"
シーズン8のアダムだったらこういう曲はお手の物だなと思ってしまう。
最後は家族に対しての想いが歌詞と重なり涙にむせぶジェームズ。

スコティー
エルヴィス"That's All RIght"
子供の頃からエルヴィスのファンだったと実際真似をしている子供時代の写真もある。
カントリーとロックをミックスさせた。
彼はワンパターンだが毎回、その中で必ず変化を付けてきている。
ステージアピアランスがどんどん良くなってきている。
カメラ目線には恐れ入りました。

ピア
ティナ・ターナーの曲をマドンナみたいに歌ってはだめだとコーチから指導を受けていたが、
やはりこの人はバラードは素晴らしいがティナの歌には入り込めなかった。

ステファノ
「ためをとれ。」とウィルアイアムから何度も練習させられ、見本も見せられる。
ウィルは歌のサビの途中で携帯に出たり、靴紐を結んだり。
そこまで大袈裟にやって見せる。
"When The Man Loves a Woman"
歌詞やメロディーに捉われず自分の気持ちを語りかけるようで明らかに観客とコネクトした。

ポール
これはもうこの日の圧巻だった。
ジョージ・キャッシュの曲で観客と一体になってギターを弾きながら自分のコンサートにしてしまった。
二人のバックギタリストを従えて彼らを立て、観客に呼び掛けて巻き込みこの日のステージを乗っ取った。
「お前の不完全さが好きだ。」とスティーヴン。
確かにそうだ。完璧でなくてもなり切って歌い通す、今までの彼のパーフォーマンスの中で最高だった。

結果発表
「かつてないほどの激戦」と言われるシーズン10。
ほんとうに今回は紙一重。誰が落ちてもアイドルになっても不思議ではない。
ボトム3はピア、ステファノ、ジェイコブだった。
脱落はピア。
優勝候補と言われていた人がこの日で番組を去っていく。
ピアはジェイコブに抱きついて泣いている。
前回の歌が彼女らしくなかったのが残念だ。
自分が納得できる歌で落ちたなら諦めもつくが、周りに迎合して歌った曲で落ちるのは不本意に違いない。

Me and Mr. Eric Benet

2011-04-21 13:11:55 | エリックべネイ、2011年来日へ
画像はイタリアの聖堂に入った途端に差してきた光に打たれるエリック。

我が家のリビングルームにあるCD、LPのおいてあるコーナー、
いただきもののエリック・べネイのLPがこっちを見るように飾ってある。
エリックが手招きしているようなポーズと表情のジャケット。

エリックの来日がキャンセルになる、それは理解した。
しかしツイッタ―で「日本のために祈っている」
私にも「心配しているよ。」とメールはくれたものの、
その後、日本に対しての何のメッセージも発信しないままのエリックに対して、
私の中では不満が生じていた。
アメリカのファンクラブの会長と共に日本あてのメッセージ映像を撮って
ブルーノートのアーティストからのメッセージページに送って貰おうと
試みたがそれも叶わなかった。

韓国のライブがあると知り、それに行こうと思ったら、
そちらもキャンセルと聞き、一反諦めたら
それがまたあるがごとくにオフィシャルサイトに掲載されている。
振り回されている自分にも情けなくなった。
結局それはキャンセルになったが、その会場のページにはエリックからのコメントとして、
「日本の核と地震、津波の問題のため、韓国ツアーも延期せざる負えなくなった。」
と書かれていた。日本にはメッセージなしで韓国にはあり?

この辺りからエリックに対してすっきりしない気持ちが生じてきた。
先ほど書いた家に飾ってあるエリックの写真、裏返ししたくなってきた。
iPodでエリックの曲が掛かると次の曲に変えてしまう。
CDなどとても聴く気にもなれない。

エリックのファンの方からメールやメッセージをいただくが、
やなり「CDを聴きたくなくなった。」「飾ってある写真から目を背けたくなった。」
みなさんも同じ気持ちだったようだ。

エリックのお誕生日プレゼントをアメリカのファンクラブのメンバー達と
毎年、内容は何にするか決め、多数決で決まった品物を送り、
集まったお金の残りからその年のタイムリーなチャリティーに寄付をする。
アメリカのファンクラブの代表がそれをまとめてくれているが、
ある年、エリックはそれを誕生日の翌年までお礼のコメントも映像も送らなかった。
会長はみんなからお金を集めているだけにヤキモキしたと思う。
翌年、インディアと二人で一つ一つを開けて感謝している動画をアップしてきた。
みんなは「楽しい映像をありがとう。」とコメントしていたが、
会長だけは「あんた、しばらくゲットーに入っちゃってたんじゃないの。」と辛辣だった。
今はその気持ちが良くわかる。

夫曰く、その頃のエリックはいろいろな問題を抱えていて、届いた荷物を開封する気にもなれなかった、
自分でもそういうことあるでしょ?と言われるとなるほどと思う。
しかしそれだけに今回日本に一大事が起きているのに何も発信しないのは、夫も理解できないと言うのだ。
まして来日の予定をキャンセルしているのにもかかわらずだ。
ところが韓国のライブ中止のコメントに関しては、
もっと大勢の観客が集まるはずだった日本に対してコメントなしで、
エリックが韓国の小会場に対してメッセージを送るなんて有り得ないと言っている。
コメントの捏造、韓国においてはこういうことが起こり得るらしい。

エリックは今までいろいろなスキャンダルに巻き込まれて言ってもいないことを言ったことにされたり、
言ったことを歪められて叩かれたりしてきた。
何か重要なことを発言するのに対して彼なりのトラウマ、またその経験から重要なできごとに対して、
迂闊な発言はしないというスタイルが出来上がったのかもしれない。

夫に「こんなエリックに文句ばかり書いて、読んでいるファンの人達はどう思っているんだろうね?」
と言われていたが、ナイル・ロジャースの時に初めてお会いしたお二人の方は
私の立場や気持ちも良くわかって下さっていて、ありがたかった。
他の読者の方達からも同じ趣旨のメールを頂いている。
夫が「今度からブログのタイトルが"Me & Mr. Nile Rodgers"に変わるよ。」と言ったら、
お二人とも本気にして驚いて下さっていたが。
他の方からも「エリックべネイ研究家ではなく、最近はナイル研究家になってますね(笑)」と。

私はずっとエリックのファンでいると心に決めている。
しかしどういうタイミングで今回の一連のエリックとのできごとを受け入れられるようになるかと思っていた。
Incognitoのライブでブルーノートに行った時は本来は次の週からエリックのライブだったはずと思うと、
一抹の寂しさがあった。
ナイル・ロジャースのライブに一週間の間に三回行き
ポジティブなエネルギーをナイルとChicのメンバーからもらい、
この辺りから自分の気持ちが動いてきた。

ナイルが大阪からアメリカへ帰国する前に私はツイッタ―を見ていた。
するとナイルが来日前にエリック宛に「僕は日本に行くよ!」とツイートした返事を、
今頃エリックがナイル宛てにしてきた。
「僕と4日違いのライブだったんだね。次に行く時は一緒に行きたいな。元気そうで良かった。」
そんな内容。それに対してナイルは「日本の人達はとっても良くしてくれたよ。」
そこで私が二人宛てに「次回は一緒に来てChicの"Let's Dance"をエリックが歌ってね。」とツイートすると、
エリックから私宛に「うん、それはいいね!」とツイートがあった。

両方が一緒に来日してシックのライブでエリックが一曲だけ歌うなんて荒唐無稽な話だ。
それでもエリックは私に同調してくれた。
私が怒っていたこともよくわかっているはずなのに「もうそのことはいいよね?」
そんな気持ちがそのツイートに込められている気がした。
「えっ、そんなんで許しちゃうの?」と読んだ方は思われるかもしれない。
でも私の心の中にはエリックに対して穏やかな気持ちがすっと入り込んできた。
そしてそんな自分に私自身もホッとしているのだった。

アメリカンアイドル シーズン10 トップ9へ

2011-04-20 21:40:18 | アメリカンアイドル
トップ11、トップ10が決まる時にワイルドカードが適用され、
審査員がシーズン中に一度だけ使うことのできる脱落者を救うことのできる権利を行使したことで、
ケイシーが番組に留まることができた。
しかし今日はその分、二人が番組を去ることになる。

ローレンとスコットで"I Told You So"
スコットはずっと同じスタイルで通しているが、
好感度が毎回高くなってきている。
ローレンもカントリーに向いていて、この二人、ペアでも売れそうだ。
番組中でローレンが階段から滑り落ちて「これ放送するの?」
と痛そうにしながら下を向いて言っているところがあり可愛らしかった。
最初にあった癖が抜けて視聴者の共感が得られるようになってきている。
二人とも合格。

ナイ―マとジェイコブは、アシュフォード&シンプソン"Solid"
一昨年来日したアッシュフォード&シンプソンのライブでこの曲を聴いているだけに、
嬉しいサプライズ。
ナイ―マがヴァレリー・シンプソンの雰囲気をとても良く出していた。
一方、ジェイコブは歌詞をきちんと把握していないのか、もたつくところがあった。
この曲に関してはナイ―マが巧いのに対してジェイコブはちょっと弱かった。
しかしジェイコブはセーフ、ナイ―マはボトム3入りする。

番組の優勝者、ファンテージアが登場。
"Colored Green And Cornbread"
完璧なオールドスクール。
彼女の来日した時のライブに行きそこなったのが残念に思える素晴らしいパーフォーマンスだった。

ライアンから「この番組出身者として皆に何かアドバイスを」と求められ、
「一つだけ?難しいわね。
プロの世界は厳しい。だから音楽を愛する気持ちを持ち続けること、
そして良いパートナーを大切にすること、
イエスだけじゃなくて間違っている時に教えてくれる人が必要ね。
とにかく音楽を愛する気持ちを忘れないで。」

ヘイリー、ティア、ピアでケイティー・ペリーの"Teenage Dream"
やはりピアの声は突き抜けている。
ティアだけソロがなかった。
ボトム3に入ったのはティア。

ジェイムズとポール、ケイシー、ステファノでウィングスの"Band On The Road"
う~ん、全然ハモっていない・・・一人一人の歌も今一つだ。
ポールがボトム3入り。

ジェイミー・フォックスとウィル・アイアムのパーフォーマンス。

結果発表。
三人の内、セーフになるのは今回一人だけ。
合格はポール。
ポールも好きだがナイ―マのパーフォーマンスをこれからも観てみたかっただけに残念。

さて、トップ9。
男性がジェイコブ、ポール、ジェイムズ、スコティー、ケイシー、ステファノ。
女性がピア、ローレン、ヘイリー。

シーズン8で男女比を合わせるため、実力も人気もあったマイケル・ジョンが脱落したことで
物議を醸しそれ以来、男女の割合は関係なく決められている。

ナイル・ロジャース@ブルーノート東京 4/18 2nd

2011-04-19 14:09:54 | NILE RODGERS & the CHIC organization
一昨日の晩にブルーノートに予約の電話を入れると、
休日の電話受付時間は既に終了していた。
予約画面を見ると自由席はまだ△。

翌日の朝、受け付け時間から電話を始めるが全然通じない。
そして自由席は×マークが。
×でも電話すれば対応してくれてOKの時もある。
しかし依然として電話は通じない。
予約画面ではアリーナソファーシートのステージに向かって左、L席は×。
右、R席は△。アーティストの通るL席の方が当然人気がある。
迷っている内にどの席も取れなくなってはと指定席Rをネット購入した。
すると画面上でR席も×になる。

コットンやビルボードに較べると、ブルーノートの指定席の位置は分が悪い。
しかしこの日に指定席を取ったのは正解だった。
休み明けでもあり、かなり疲れていたこともあり、
開演前までに行けば良い指定席なら気持ちに余裕が持てる。
そこまでしてなぜナイルのライブに行こうとしているのか。
それはこの日がナイルのパートナー、バーナードの命日、15周年忌にあたり、
また土曜日のライブでナイルがとても疲れているように見えたので、
最終日のセカンドでリラックスして弾ける姿をどうしても目に焼き付けたかった。

1stが終わるのを待っていたら、このブログを読んで下さっているお二人の方と、
お会いすることができた。
お二人からいろいろと励ましや労いの言葉を頂き、お会いできたことも感檄。
そのことはまた後日のブログで。

指定席は自由席よりも早く入場できる。
ソファー席からは意外に会場全体を見回すこともできる。
運ばれていく深紅、朱赤、涼しげなエメラルドグリーン、色鮮やかなカクテル達。
メニューにないものもリクエストしている人がいる。
ライブの始まる前の観客達の様子を眺めるのもまた楽し。

コットン、ブルーノート土曜日と連続でお会いしている方達がある。
お一人は今日は1stから通し。
バーナードの写真を用意してテーブルに置いたらナイルが感激してくれたそうだ。
この日はWOWOWの撮影も入り、カメラが4ヶ所ほどだろうか、設置されている。

ショウは20分ほど定刻を遅れて始まった。
Hanging
Everybody Dance
Dance Dance Dance
Sukiyaki
I Want Your Love
I'm Coming Out
Up Side Down
We Are Family
Soup For One
He Is The Greatest Dancer
Like A Virgin
Thinking Of You
Chic Cheer
My Forbidden Lover
Let's Dance
Le Freak
Good Times

セットリスト、真ん中辺りの記憶が飛んでいます。
何しろほとんどノンストップでスタンディングが続きますので。

土曜のセカンドとは多少、途中の順番が変わった。
東京の最終日、最終回でもあり、ナイルもクルーたちも最後の力を出し切る。
「東京に行くことに反対した人もいたけど、東京の人はみんな、頑張っているんだよね。
だから僕が来るのは危ないわけじゃないんだ。
こういう時にアーティストは何をするべきか。
音楽活動をすることで経済を支える手伝いをする、音楽を演奏することでみんなを元気づける、
そういうことだと自分は思っている。」

コットンクラブは中央、前回のブルーノートは左寄りから観たので、
今回の右寄り、また違った角度で観て聴くことが新鮮だ。
ナイルもクルーたちも寛いで演奏し、途中仲間内のギャグなども入り、
ナイルの笑顔もたくさん観ることができた。

三回ライブに行って家でもCDを聴いていると好みの曲が少しづつ変わる。
ずっと好きな曲もあるけど生で聴いて新たに好きになった曲もある。
"Thinking Of You""Hanging Out""Chic Chears""My Forbiden Lover""Soup For One"等々。
ちょっと苦手な曲だった"Like A Virgin"さえ、生で聴くと刻まれるリズムと
客席のノリのユーモラスな様子が楽しい。

5月29日にドラムスのラルフの誕生日、中国ツアーのついでに日本に寄って、
ブルーノートでライブしようという話もまとまったようだ。
その分、予想はしていたがその時期に来日するはずのLedisiのライブはキャンセルになった。

終了後、ボーカルのFolamiとKim、ベースのJerryが思った通りロビーに出ている。
そしてまさかのサイン会、ナイルも中央で行なっている。
感謝の言葉はたくさんあるけど、列は長いし慌てていつも要件だけになる。
サインをバッグにして貰う。
4/12のコットンに始まり、昨日のブルーノートまで
一週間の内に三回のナイル・ロジャース&Chicのライブを観ることができた。
この一週間でナイルからほんとうに元気を貰った。
このまま、しばらく会えないと思うと本来なら寂しい気持ちになる。
でもまた来月に会えると思うとそれを楽しみに頑張れる。

ショウの最後、ステージから離れて行くナイルの後ろ姿を見ながら思った。
ナイルはChicそのもの、ほんとうに粋で素敵な人だ。

ナイル・ロジャース、東京ライブ最終日へ

2011-04-18 11:20:50 | NILE RODGERS & the CHIC organization
昨年、ナイル・ロジャースのライブから帰った私は、
早速撮った写真のいくつかをfacebookにアップロードした。
翌朝、Nile Rodgersのfacebookを見るともうナイルは起きていて、
ステータスを出していた。

その中の一つ、この言葉に私はジーンときてしまった。
"Me and 'Nard playing the last night of his life in Japan
-I will play here every year until the last night of mine!"
「バーナードは亡くなる前の晩まで僕と日本で演奏していた
ーだから僕も自分の生涯の最後の夜まで毎年、日本で演奏するよ!」

そして「バーナードとの思い出深い日本にこれからもまた来るからね!」
感動の余り、コメントと前の晩の写真と感謝の言葉を書き込む。
するとon lineになっていたナイルから"Thank you!"のお返事が来た。
ますますナイルのファンになってしまったのだった。

昨年のライブでは始まる前に何気なく客席に降りてきて、
みんなが自分のライブを待っている様子を楽しそうに眺めていた。
投げキスを送りつつ声をかけると、
私達のテーブルまで笑顔でやってきてくれたことも嬉しかった。

今年は来日前に日本で起きた出来事に心を痛め、
「日本の報道を眠らないで見続けている。早く日本に行って、
人々を音楽で癒したい。」と言ってくれたナイル。

そのナイルがハードスケジュールで、もう疲れを通り越した状態で、
ずっとライブ活動をしてくれている。
今日4/18は1996年の武道館のコンサートの翌日に、
ナイルのパートナー、バーナードの亡くなった日。
そして今回の東京のライブの最終日でもある。

ここまで日本のファンのためにしてくれるナイル。
お礼の気持ちを言葉と態度で示したい。

一昨日、ベースのジェリーと話した時、
普段、演奏時にはカフェインを控えるようにしているのだけど、
日本で売っている緑茶系のソフトドリンクにも入っているとは思わずに
喉が渇いてたくさん飲んでしまった。
すると演奏中に手が痙攣してしまい焦った、そんな話を聞かせてくれた。
このブログを度々登場する某ピアニストの方からも、
演奏前にはカフェインを控える、頭の中で考えている演奏と手が一致しなくなるから、
と話してくれたことがあった。

ジェリーに「ナイルは疲れているでしょうね?」
と聞くと「テレビやラジオにも出ているし、とても忙しいからね。」
「あなたも疲れているわよね?」と聞くと、
「そりゃ、そうだよ。だって一日2ショウが何日も続くんだよ。」
「何とかならないのかしら。一日、1ショウは無理でも二日やって一日オフ、
その後三日とか?」
「予算の都合でそうもいかないんだろうな。」とのことでした。

今日、ナイルは自分のギターを今回の災害犠牲者のためのチャリティーとして
オークションに出展している。

ナイル ロジャース / Nile Rodgers





Nile Rodgers&Chic 4/16 2nd @ Blue Note Tokyo

2011-04-17 20:47:03 | NILE RODGERS & the CHIC organization
セカンドショウ、開場は8時、開演は8:45。
整理券が出るのは7時ということだったが、早めに6時半頃を目指してブルーノートへ。
25番をゲット。
コットンクラブでもご一緒した毎日来ているナイル応援団とまたお会いする。
「日本がこういう時にナイルは病をおして来てくれている。
その真心に応えるのはショウに参加すること、そして盛り上げること、僕はそう思います。」
とのご意見に深く納得。

隣のアディングブルーでセカンドショウの点呼に間に合うようにと『ムニューエクスプレス』
をオーダーする。
しかし時間がたっぷりあったのでチーズの盛り合わせと飲み物の追加、
最後はデザート二種も食べてしまう。
Iさんとお友達二人がいらした。
時間が7時を廻っているので『ムニューエクスプレス』をお薦めする。

「行ってらっしゃいませ」とアディングブルーから送り出され、
ブルーノートでは「お帰りなさいませ」と迎えられる。

1stを観ていたMさんご一行と遭遇する。
「ナイルに家に食事に来ないかって誘ったんだけど、断られちゃった。」には爆笑。
「何て言われたの?」と聞くと、
「『今回はとてもスケジュールが忙しいから。』って言ってた。」
お一人は箱根から来ていてこれから帰宅されるとのこと。
Mさん達にも「素晴らしかった!楽しんできてね!」とはなむけの言葉を頂く。

席は二列目のステージに向かい左テーブルの二番目。
メンバー達の通り道。
前回はセットリストを興奮の余り忘れたので、今回は何とか記憶に叩き込もうとした。

Hanging
Everybody Dance
Dance Dance Dance
Sukiyaki
I Want Your Love
He Is The Greatest Dancer
Diana Ross Medley:I'm Coming Out, Up Side Down
Like A Virgin
Soup For One

この辺から記憶があいまいに・・・
We Are Family
Thinking Of You
Chic Cheer
My Forbidden Lover
Let's Dance
Real People
Le Freak
Good Times

こんな感じでしょうか?
最初からアリーナはスタンディング。
ナイルはやはりコットンクラブと較べると疲れが出ているように見えた。
この日がアーティストとしては一番辛いかもしれない。
5日間続くブルーノートライブの3日目のセカンド。
もちろん観客達を楽しませていることには変わりはない、ショウの素晴らしさもいつも通り。

"Sukiyaki"をキンバリーが歌う前にナイルはこんな前置きをした。
「ニューオリンズではお葬式の時にはみんな、悲しくて重い曲を演奏しながら打ちひしがれて行進し、
それでも終わった後は明るい曲で気分を変えて立て直すんだよ。」と。

また「日本に行くと決めたらいろいろな友達から電話が掛かって来て、
『やめたほうがいい。わかっているの?地震、津波、それどころか核汚染。』
みんな、僕が癌で手術したことを知っているから心配してくれたんだけどね。
それでも行くって言ったんだ。
今日は1stでエネルギーを使い果たしちゃったけど、頑張るからね。」

そしてしっかりCDのプロモーションも。
"NILE RODGERS EVERY BODY DANCE!"
「このCDは今までのヒット曲が収められた日本限定盤。
すべてのアーティストが発売に際して許可を出してくれたんだよ。
そしてこの値段、こんなに曲が入って安いと思わない?」

このCDをここのところ聴き込み、二度ライブにも足を運ぶと、
もちろん往年のヒット曲も好きだが、地味でダークなトーンの曲に今、惹かれている。
CDではなく生で聴くとこういった曲が輝く。

またキンバリーの歌の迫力が観る度に増している。
本人のfacebookに「自分が人を喜ばせることができる。そういう行ないができることがすごく嬉しい。
日本に来ることができてほんとうに良かった。」
日本に来ることに迷いがあったのかもしれない、そこをやり通したことで、
東京の観客達と確かなコネクトがあり、アーティストとしての喜びがあったのでは。

出演しているアーティスト一人一人に彼らが日本に来ることを心配していた家族、
友人達がいることを忘れてはいけない。

この日は公演中の恒例、撮影タイムがなかった。
ギターコンペティションも昨年は各回にあり、最終日が決勝だったが、
今回はデモでのオーディションがあり、
本日のセカンドでナイルのギターをかけての闘いがあるそうだ。
しかし、ギタコンも撮影もないと一つのショウとして引き締まった完成度が高くなる。
ナイルはプロデューサーでもあるので、例えばボーカル二人のアウトフィット、
ステージ衣装も毎回違い、ショウを盛り上げ統一感がある。
これもナイルが事前にスタイリストをつけて決めたことだと思っている。
本人の選ぶ私服任せにしておくと、例えばエリック・べネイが白いスーツを着ているのに、
バックボーカルのベル・ジョンソンがジーンズとTシャツでちぐはぐだったりしたこともあった。

疲れている様子だったが完璧なショウだった。
途中、どの曲か忘れたがナイルが火がついたかのようにギターを激しく演奏する場面があった。
バンドのクルーも"Wow"という表情で見つめる。
やはり演奏してくるとノッてきて調子が出てくる、そんなこともあるのかと思った。

ライブ中にナイルは「5月29日にもう一度、ブルーノートに皆のために戻ってくるよ!」
と宣言した。
サイン会はなかったが、退場する時ナイルは最後まで残って丁寧に客席の観客達に挨拶、
求められればサイン、写真に応じていた。

コットンから一緒だった方達に「では最終日にね!」
シックのクルーたちにも「月曜日、来るんでしょ?」と言われて「たぶん・・」と答えると、
「え~!来ないの?」
はい、ここまで来たらとことん付き合います。

NILE RODGERS & CHIC 日本滞在中

2011-04-16 11:09:49 | NILE RODGERS & the CHIC organization
画像は都内の滞在先ホテル近くの公園を散歩するナイル。
日課のウォーキングを日本でも欠かさないようにしているようだ。
番組の収録などで忙しい時もホテルの日本庭園などに出て、
なるべく自然と触れ合う時間を作っている。

現在、来日中のナイル・ロジャース。
12日のコットンクラブが初日、そして14日から18日まではブルーノート。
その後は大阪でもライブ。

来日中、ナイルはテレビやラジオでの出演も続いている。
海外からアーティストが来日して、ライブ映像ならともかく、
場違いな番組に出演して観ていて気の毒な感じがすることがある。

しかしナイルは12日の朝の「スッキリ」
13日の夜の「エル・ムンド」
共にきちんとした構成の番組で、ナイルの音楽における功績が紹介され、
出演者たちも歓迎の気持ちを表し、番組中でライブ演奏もあった。

「エル・ムンド」では司会者が「今まで曲作りでアーティストと揉めたことなんてありますか?」
と面白い質問をしてくれた。
ナイルは「マドンナと議論から言い争いになってね。
『じゃあ、辞める!』と僕は荷物を持ってエレベーターに向かったんだ。
そしたらエレベーターが中々来なくてね。マドンナもやってきて『ねぇ、ナイル。
あなたはもう私のことを嫌いになった、そういうこと?』なんて言うから、
ハグしてまた曲作りに戻ったよ。」

しかし「エル・ムンド」の中で出演者が、
「ナイルさんの姿を見てわからなくても曲を聴けば、
知っていると思う人が多いでしょうね。」
もちろんその人は失礼な言い方をしたわけではないが、
ずっとナイルの日記を読んできている私はギクとした。
これは禁句なのだ。

ナイルはブログの中で癌になってからちょっとしたことで傷ついたりする、
そんなエピソードを紹介している。
NYで毎日ウォーキングの際に行き付けのお店で"We Are Family"がかかっていたので、
「これは僕の曲だよ。」と言ったら、ずっと常連で来ている店のスタッフの表情が、
"Are you nuts?"(アホなこと言うな?)みたいな反応だったそうだ。

モータウンの伝説のベーシスト、ファンクブラザースのジェームズ・ジェマーソンも
映画「永遠のモータウン」の中で「マイガール」がダイナーでかかった時の、
同じようなエピソードがある。
ジェマーソンは「僕の曲だ」と言いかけて止めてしまったそうだが。

その先の文章でナイルが「全く参ったよ。」みたいに笑い飛ばすかと思ったら、
意外なことに"I was hurt"
傷ついてしまって、自分もバーナードもヒット曲を作曲してきたのに、
誰も自分たちを知らないし、忘れられていく存在なのかと思った、
と綴っていてびっくりしてしまった。

でももちろんナイルのことだから、お店のスタッフ達に「ほんとうにそうなんだよ。」
ともう一度、説明して全員とハグして"We Are Family"を歌いながら帰宅したそうだ。
ナイルは日記の中でiPodなんか自分は必要ないとも書いている。
いつも自分の頭の中に曲があるからと。

「エル・ムンド」でも「それが僕の狙いなんだよ。ロックグループのキッスと同じで、
僕が誰だか人はわからないのは望むところだ。」
と切り返していたが、翌日のブログではアメリカのテレビでシスタースレッジが出てきて、
"We Are Family"を歌ったのを観たが、それを作った若い二人(ナイルとバーナード)のことには、
一言も触れていなかったこと、自分やバーナードは人から忘れられていく存在なのかと書かれていて、
やはり気にしているんだなぁと思った。

今日からまだ東京3日、大阪1日がありますが、
ナイルはショウが始まる前に客席の様子を見に来て、歩き回ったりしていることがあります。
ナイルを見たら、皆さん"Hey Nile!"と声をかけて「あなたのこと知っていますよ」とアピールして下さい。

動画は私達が行った時のコットンクラブの映像。
自分が中央、4列目でジャンプしているのが見えて笑えた。
"Sukiyaki"「上を向いて歩こう」を歌う前に「辛いことを乗越えるのには、楽しむこと、
一時一時を楽しむこと、それが一番だ。」
と話している。
「上を向いて歩こう」英語で負けないで頑張る時に"head up"という表現があるが、
日本の歌なのにとても英語的な歌詞だなぁとあらためて思った。

昨夜のブルーノートでのショウ、仙台で被災されてお母様を失くされた方、
またやはり癌で闘病中の方がいらしていて、そういう方の力になれたことが嬉しかった、
とナイルはツイートしている。

今日は朝起きたら喉を痛めていることに気付いたと書いている。
何とか夜までには回復して、
今晩のショウ、そして明日明後日、その後の大阪へと無事に観客、クルーともに楽しめますように。
明日の1stは昼間の時間帯、子供たちにも聴いて欲しいとの趣旨。
ナイルは子供達やホームレス、発展途上国の人のためのチャリティー団体も主宰している。

NILE RODGERS & CHIC 2011.4.12tue. @COTTON CLUB, TOKYO

Nile Rodgers @コットンクラブ 4/12 2nd

2011-04-14 00:00:23 | NILE RODGERS & the CHIC organization
セカンドショウ、開場前から既に行列ができている。
ロビーに入ってからも中々、入場できない。
時々、ドアの開閉の際に場内の音が聴こえてきて、
これから始まるライブへのワクワク感が高まる。

ロビーの賑わいはラッシュに達した。
ご一緒した人達も「酸欠・・・」
私は花粉がムズムズ。
ようやく入場となるがその時点で9時10分頃になっていたような。
きちんと時間を確認していなかったが、開始は15分ほど遅れただろうか。

ナイル・ロジャース&シック、
メンバー達がそれぞれ手に持てる小振りの楽器を持ち、
音を出しながら入場してくる。
このメロディーは"Hanging"のインストかな?

それはさながら儀式の始まりのようでさえあった。
仏教や神道でのお祝いごとの式典、あるいは供養をたむける法要。
日本で起きた震災犠牲者への回向、
これからの再生への祈りを込めたオマージュ。

しかしながらメンバーがステージ上に上がると、
そこからはノンストップのジェットコースターに乗せられたごとくに、
ナイルズワールドへと観客もろともに出発。

セットリスト、とても把握できないと思っていたところ、
1stのを載せている方があり、参考にさせていただきました。

"Everybody Dance"
最初から一気にスタンディング。
"Dance, Dance, Dance"では、観客も一緒になって「ヤウジー~~~」
と声を張り上げる様子にナイルも満足そうだ。

ナイルの日記を毎日読んでいるが、前日、日本到着後、
3つの地震があっただけでなく、機中で常備薬一式を紛失したそうだ。
こればかりはミニパニックになったとのこと。
ホテルのドクターが同じ種類の薬を用意してくれることになったものの、
アメリカにしかない薬もある。
機内で見つかった薬(癌で手術後、常用しなければならない薬品類)
もほどなく届き、ほっとしたそうだ。

前日の夕方に東京に着き、その日は朝からテレビ出演。
ナイルの業績の紹介と「ル・フリーク」のパーフォーマンス。
出演したのは9時半頃だったが、局入りは2時間ほど前。
ボーカルのフォラミによると5時半に起きたとか。
そしてスタジオで出番を待っている間に地震があったそうだ。

「日本の曲でヒットチャートに入った曲。
それだけではなく、歌詞もメロディーも今のみんなにぴったりだと思うんだ。」
とナイルの紹介でキンバリーの歌う"Sukiyaki"
「上を向いて歩こう、涙がこぼれないように」なのに、聴いていて涙がこぼれる。
キンバリーはメアリー・J・ブライジやファンテージアを思わせる。
アップテンポの曲もとても良かったけれど、
バラードにアレンジされた"Sukiyaki"も素晴らしかった。

"I Want Your Love"
観客はほとんど皆、一緒にコーラスしている。
ここで "I Want To Take You Higher"
へとナイルは続ける。
そして「ごめん、ちょっと楽しんじゃったよ。」とギターを弾く指をとめる。
とにかくナイルのギターを弾き、動いている姿がカッコイイ。
それをこんな近くで観ることができる。

そしてダイアナ・ロスのヒット曲を二曲。
"I'm Coming Out"
"Upside Down"

途中、ナイルはミネラルウォーターのボトルを口にするが、
その時は観客も皆、グラスを持って「チアーズ!」
「来てくれてありがとう!」という声が数人からかかる。
キンバリーは自分のボトルをどこかに置き忘れたようで、
困った表情で捜しているのが可愛らしい。

シスター・スレッジの"We Are Family"
観客もずっとスタンディングでコーラスがついてくる。

"Soup For One"
昨年のブルーノートで聴いた時よりもずんと心に響いてきた。
自分の気持ちが変わったのか、コットンクラブだったからなのか、
アレンジが変わったのだろうか。
映画のテーマソングとしてナイルが作曲したのだけれど、
映画は全くヒットしなくて早々と公開打ち切りになったそうだ。
ベースマン、ジェリーとの掛け合いがいい。

マドンナの"Like A Virgin"
昨年のブルーノートではこの曲では座ってしまったけど、今回はスタンディングで通す。

"Chic Cheer"
みんなでC・H・I・Cと手でサインを出す。

どのタイミングで入ったか記憶がないが、客席からの撮影タイムが始まる。
昨年のブルーノートと違ってかなり近くで撮れたがそれでも本人が動いたり、
周りの人も移動するのでなかなかタイミングが難しい。

デビッド・ボーイがヒットさせてエリックべネイもナイル主催のチャリティーイベントで歌った
"Let's Dance"
誰が歌うのかと思ったら、ドラムスのラルフだった。

そしてお約束の"Le Freak"
"Goodtimes"はラップヴァージョンで。

最後はまた手持ちの楽器を鳴らしながらメンバー達が舞台から去っていく。

終わった後、まさかのサイン会があった。
私たちはナイルに敬意を表すべく、全員白のジャケットだった。
facebookとツイッタ―の名前を名乗ると「あ~、君だったのか。
いろいろありがとう。」とにっこり笑ってハグしてくれた。

メンバー全員がとてもフレンドリーで気軽に会話、撮影にも応じてくれる。
フォラミが「あなたが踊っているところ、ステージから観ていたからね!」
と話しかけてくるので「昨日と今朝の地震、びっくりしたでしょ?」と尋ねると、
「私はロスで経験済み。だからだいじょうぶよ。」
「でも来てくれてほんとうにありがとう。」と真顔になって伝えると、
向こうも黙って頷いてくれた。

フォラミもキンバリーもステージを降りるととても小柄だ。
そして無邪気で親しみがあるキャラ。
とにかく、ナイルを始め全員が非常時の日本に来たんだという気負いがなく、
アーティストとして当たり前のことをしているんだと感じさせてくれる。
ナイルと「日本に行くけど付いてくる?」という召集に快く応じてくれたメンバー達。

サイン会の列は長く、ナイルの疲れも心配で挨拶→お礼→サイン→記念写真、
と焦っていたら、なんとサイン入りのCDをコットンクラブのカウンターへと忘れてきてしまった。

翌日電話すると、ちゃんと見つかって後日取りに行くことになる。
ナイルと会えた嬉しさで興奮して・・・と言い訳をすると、
「昨日はそういう方が多かったんですよ(笑)。」とフォローしてくれた。

余り、感動すると返って言葉を失ってしまい、リキャップがきちんと書けない。
今日も昨日のことを思い出すと胸が一杯になる。
これはやはりもう一度、ブルーノートでしっかりと目に焼き付けたい。

Nile Rodgers(g,vo)
Kimberly Davis(vo)
Folami(vo)
William Holloman(sax)
Steve Jankowski(tp)
Rich Hilton(key)
Selan Lerner(key)
Jerry Barnes (b)
Ralph Roll(ds)

アメリカンアイドル シーズン10 再びトップ11 エルトンジョン特集

2011-04-13 00:00:23 | アメリカンアイドル
前回でワーストに選ばれたケイシーに審査員がシーズン中一度だけ使えるワイルドカード、
落後者を救う権利が行使されたため、今回は11名のパーフォーマンス、
しかし結果発表では一度に二名が脱落することになる。

今回のテーマはエルトン・ジョン。
中学生時代に大ファンでLPやSPも買い集めて聴いていただけに思い入れも深くなる。

スコティー "Country Confort"
歌詞をスコティーが選んだ部分ではなく、違うところを歌えばとコーチから指導を受けるが、
「この歌詞の中にはおばあさんが出てくる。今回、会場に僕のグランマが来るから、
どうしてもこの部分を歌いたい。」
スコティー、どんな歌も自分らしくしてしまう。
歌いながら会場の自分のおばあちゃんに向かって「愛してるよ、おばあちゃん!」
と呼びかけたのには恐れ入った。
これで好感度が更に上がったはずだ。

ナイ―マ "I'm Still Standing"
「私みたいなのが、まだ落選しないで残っている(standing)、
困難に立ち向かおうとしている人に向けてこの曲を歌いたい。」
レゲー調にアレンジして歌った。

ポール "Rocket Man"
名曲の良さを生かしながら、自分らしさも加わった。
エルトンの曲を歌いこなすだけの味のある声を持っている。
会場からハンドクラップが沸く。
後半に向けてどんどん調子が上がってくる。
聴いていて感動があった。

ピア "Don't Let The Sun Going Down On Me"
今までの彼女のパーフォーマンスの中で一番良かった。
すでに大物の風格がある。
今回の優勝候補なのでは。

ステファノ "Tiny Dancer"
今回は今までの彼の課題だった「観客との一体感」観客とのコネクトが生じて、
客席と一体感のあるパーフォーマンスとなった。

ローレン "Candle In The Wind"
故ダイアナ妃の葬儀においてエルトンが歌った曲。
ローレンをこの曲で見なおした。
カントリー風の彼女の雰囲気がこの曲にマッチした。

ジェームズ "Saturday Night All Right"
自信がついてきた彼の強気のステージだったが、どうもアダムと較べてしまうと、
毎回、同じパターンで攻めてきているような印象が否めない。

ティア "Daniel"
失恋して旅立っていく兄を送る歌。
ティアもお兄さんが家を離れて行く時の気持ちに感情移入できるそうだ。
無難に歌ったがこれでは他のメンバーに抜きに出るほどの魅力が足りない。

ケイシー "You Song"
ずっと人気があったケイシー。
それが前回でワーストになり番組とお別れかと思えるところまで、追い込まれた。
顔を覆っている髭と髪をカットする。
頭を丸めて出直すというのは日本だけではないようだ。

語りかけるように歌詞を大切に歌い上げる。
エルトン節ともいえるこの歌、ケイシーは歌う喜びをにじませながら、
ラブソングを歌いきった。
原曲の美しさを尊重したアレンジもケイシーにぴったりだった。
ランディー「最後の音はメジャー9か?ぴったりのエンディングだった。」
ケイシーがライアンに「前回はショックの余り、ライアンに倒れ掛かってしまい悪かった。」
ライアン「そのためにここにいるんだ。それが僕の仕事さ。」

ジェイコブ "Sorry Seems To Be The Hardest Word"
この曲をカバーしているメアリー・J・ブライジが練習中にやってくる。
感激して落ち着きのなくなるジェイコブ。
嬉しさの余り、すっかり様子が変わってしまう。
本番では「大げさにならないように。」とコーチから指導を受けるが、
まだジェイコブ、持っている才能が全部、上手に表現されていない印象がある。

ヘイリー "Bennie And The Jets"
概ね好評だったが、個人的には原曲の良さがなくなってしまった気がした。

結果発表ではこの中から2名が落選していく。