Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

セルジオムトウ@ブラウンシュガー 6/13 2010

2010-06-14 12:01:15 | その他のライブ
恵比寿「ブラウンシュガー」にセルジオムトウが登場。
ウディーファンク、そしてギター、ベース、ドラムス、サックスとバックバンドも豪華。

スタートは"Brown Sugar"もちろん、このソウルバーのテーマソングから。
8時開演のライブ、途中休憩時間は浅草FM「浅草FunkyBroadway」の公開収録となり、
そしてセカンドではセルジオさん、
「最近の日本は政治も混乱し、どこに幸せがあるかと、思っていた。
捜してみたら、幸せはここ、『ブラウンシュガー』にあった。
皆さん、このhappy feelingとlove、ここから自分の周りに広げて行きましょう!
このご時世にソウルミュージックを聴くためにソウルバーに集まる人達は素晴らしい!」
とアル・グリーンの"Love And Happiness"
その後も引き続きラジオ収録、終了は11時半頃。
盛りだくさん、内容の濃いライブが楽しめました。

会場は時間がたつにしたがってラジオ収録しているにもかかわらず、宴会モードに。
テンプテーションズの「マイガール」の大合唱。
客席から「ダニー・ハサウェイが聴きたい!」「ジョージ・ベンソンの『マスカレード』!」
とリクエストが入る。
「それは次回に。」と切り返すセルジオさん、
バンドのメンバーはリクエストのあった曲のリフをサービス。

ジェームズ・ブラウンの曲も良かったけれど、
圧巻はトークボックスだった。
内蔵型ではなくちゃんとアンプがある。
休憩時間にこれを使うWOODYFUNKから解説が。
このチューブ、特製の物ではなく、東急ハンズのホース売り場で買って来たとか。
売り場の人が「トークボックス用ですね?」と分かっていたそうです。
チューブが太いと喝舌は悪くなるがパワフルになり一気に圧が来る、
細いとその反対。
思いっきり太いので吸い込むとクラクラっときて、長時間演奏すると頭痛がしてくるそうだ。
ロジャーや今のザップにもこんな苦労があったのかと初めて知った。

赤坂や武蔵小杉のソウルバーのオーナーたちも参加。
ソウルDJの女性から7/4にお台場からソウルクルーズが行われると紹介がある。

店内は満席でスタンディングも出ていたが、席を詰め合ったり譲り合ったり。
奥の席に入ってしまった人の飲み物のオーダーを伝言でバーカウンターのスタッフに伝えたり。
一人でやってきた人と周りの人たちがお話したり。
とても和やかな雰囲気の中にまったりたっぷりのディープなソウルライブを堪能した。

ウディーさんは最初はセパレート型のセクシーなセーラームーン風。
セカンドはソウルフルなトップスにお色直し。
セルジオさんはシルバーのスパンコールのベストにファーストは同色のニットキャップ、
そしてセカンドはJBのイニシャル入りのハットに変える。
個人的にはセルジオさんのJBジャンプスーツ姿も観てみたかったなぁ。

誰の言葉か忘れてしまったけれど、セルジオさんが「アーティストではなく、
ミュージシャンでありたい。」という台詞を紹介していた。
その真意は?という話題になって、解答はなかったが、
芸術家という枠ではなく、観客を楽しませるエンターテイナーでありたい、
という心意気かと思った。