Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

アメリカンアイドル シーズン12 グランドフィナーレ

2013-05-31 00:42:57 | アメリカンアイドル
キャンディスvsクリーの決勝、ソウルvsカントリー、サウスカロライナvsテキサスの戦いになる。

1曲目、番組制作者、サイモン・フラーの選曲で、クリー"Angel"、キャンディス"Chasing Pavements"
2曲目、優勝した場合のデビュー曲になる歌、クリー"All I Cried Out"、キャンディス"I Am Beautiful"

3曲目は今シーズンに歌った曲の中から、クリー"Up To The Mountain"
赤いドレスで歌うクリー、ここまで来たという自信と喜びが前面に出ている。
キャンディス"I Who Have Nothing"
アカペラで始まる。スモークがきつすぎてステージのキャンディスの姿が見えなくなるが、
そんなことは物ともしないキャンディス。
もう神々しいばかりだ。
アメリカ国民ばかりか神仏も味方につけた。
こういうゾクゾクする瞬間が観たくてこの番組を見続けている。
最後の"I Love You"には鳥肌が立ち涙。
観客もスタンディング。
キャンディスは黒のスパンコールのドレス、初めて膝上寸で足を見せているのが可愛い。

歌としてはキャンディスが圧勝だ。
それでもクリーの惹きの強さも感じ、前回予想外にアンジーが落ちただけに結果は読めない。

フィナーレのレッドカーペット。
シーズン8のアダム、ダニー・ゴーキー(エリックべネイと同郷のミルウォーキー出身)
シーズン9のリー・デワイス、シーズン10のスコティーの姿が映る。
スコティーが太目になったのに対しダニーは引き締まっている。

男性のトップ5のパーフォーマンス、フランキー・ヴァリが登場し、
ヒットメドレーとなる。
5人の中でポール・ジョリーが光って見えた。

マライア・キャリーのパーフォーマンス。
なぜフェイクなんだろう?
今までゲストの人で口パクで歌った人なんていただろうか?
理由を考え始めたら気になってパーフォーマンスを落ち着いた気持ちで観れなかった。

"Inseparable"、キャンディスが歌い始めるとゲストはジェニファー・ハドソン。
3回目の挑戦でここまで来たキャンディス。
ファイナリストに選ばれながらもまさかの敗退をしたジェニファー。
ジェニファーはその後、自分がアカデミーもグラミーも取るなんてその時想像できただろうか。
キャンディスだってジェニファーと共演する自分の姿など考えもしなかったはずだ。
傷ついたところから立ち上がってきた二人のパーフォーマンスは圧巻だった。

トップ3のアンジー。
アダムばかりかジェシー・Jとの共演。
アンジーはソロだけでなくデュエットにも長けている。
ファイナルを目前に敗退してしまったアンジー。
番組はこういう人を放ってはおかない。
しっかりと華を持たせた。

キースの曲でクリー、ランディー、キースの共演。
二人に囲まれてクリーも嬉しそうに弾けている。
ランディーは今回で番組を去る。

しかし、ここまで来てなぜニッキーのパーフォーマンスがなかったのかと不思議になる。

NYのアレサ・フランクリンと中継を繋ぎトップ5の女性達と"Natural Woman"
アレサのソロは素晴らしいが、中継の共演というのもちょっと寂しい。
そして共演というよりもトップ5は完璧なバックコーラス。

最後のゲストはジェニファー・ロペス。
相変わらず綺麗だ。シンガーというよりもダンサー、女優だ。

トップの画像は二人で歌い終え、発表を待つキャンディスとクリー。
二人とも輝いている。
ここまで来たら悔いはないはずだ。
いや、ここまで来たら優勝したいという気持ちも強いはず。

キャンディス、優勝おめでとう!

それまで緊張している様子だったクリーに対して、表情を抑えていたキャンディスの涙。
キャンディスと仲の良いバーネルが自然に寄り添う。
デビュー曲の"I Am Beautiful"を歌うキャンディス。
初めて涙で歌にならない。

「どれだけ泣いても傷ついても何を言われようとも私は美しい」
という歌詞がキャンディスにぴったりだ。
今までのキャンディスの苦労が報われる心洗われる瞬間だった。

Deandre、Newシングル"Her Crazy"

2013-05-30 09:58:47 | アメリカンアイドル
昨年のアメリカンアイドル11のトップ8だったディアンドレ(テレビの字幕ではデアンドレですね)
6/4にシングル"Her Crazy"がリリースされる。
既にプロモーションヴィデオも撮影されている。

エリック・べネイのツアーマネージャーだったケヴィンがディアンドレのマネージメント、
新曲のプロデュースなどを行っている。
http://www.truthrecordsllc.com/

新曲発売に向けてTシャツの販売も開始されている。
どちらも可愛いデザイン。


あらためてディアンドレの経歴、インタビューをチェックしてみると、
子供の頃にハワイに滞在したことがあると知り、ようやく謎が解けた思いだ。
「アメリカンダンスアイドル」でもハワイ出身のダンサーはアメリカ本土とは異なった
独特の持ち味があった。
ディアンドレもR&Bを基本としながら、そこにソフトな雰囲気が加わる。
映像を捜すとハワイアンを歌うどころかハワイアンダンスを踊っているものもあった。

アメアイではオールドスクールのR&B、スタンダードなジャズのナンバーを歌い、
エリックべネイやフィリップ・ベイリーとはまた違うファルセットを聴かせてくれたDre。

新曲発売、PV公開、共に楽しみ。

カンサスシティーのエリックべネイ

2013-05-29 08:47:27 | エリック・ベネイライブ(日本以外)
「たった今、ステージから降りたところ。
最高だった。
汗が吹き出し、アドレナリン全開。」
とエリック・べネイはこの写真を投稿した。

シンガポールから帰り、家に一泊しただけでカンサスシティーのライヴへと
飛び立ったEric Benet。

シンガポールの映像は良く観ると観客の反応が今一つだ。
ステージ周辺のスタンディングは若者ばかりだが、
エリックのことを知らない人も多いようだった。

帰国した途端に本国でのコンサート、きついスケジュールだと思ったが、
母国でファンに囲まれて観客を喜ばすと共に
エリック自身もステージを堪能したことが伝わってくる。

メモリアルデイ

2013-05-28 08:18:40 | Weblog
メモリアルデイ、アメリカにおいて従軍兵士、戦争犠牲者を悼む日と知ったのは、
10数年前だろうか。
5月の最終週の祝日のこの日、アメリカが喪に服する日かと思ったら、
"Happy Memorial Day"の挨拶が飛び交い、気候の良い時期でもあり、
週末のバーベキューなどを皆楽しんでいる。

日本でも終戦記念日は戦争や犠牲者を振り返る日というよりも、
夏休みの旅行シーズンとなっていて、本来その時期である先祖を懐かしむお盆のしきたりさえ、
影が薄くなってきている。
アメリカにおいてのメモリアルデイもそんなものなのかと思っていた。

ところが今年のメモリアルデイはなぜか違う。
「楽しいメモリアルデイの週末を!」などというグリーティングは少なく、
従軍兵士を偲び、国に仕える兵士たちを称え感謝するという雰囲気が強い。

それがなぜなのか、私はわかりません。

独立記念日にアメリカに滞在していたことがあるが、この日も案外さっぱりしていた。
反対にキング牧師の生まれた日、町中に祝福するメッセージが書き込まれていて、
その時の私は「今日は何の日?」なんて思ったのを覚えている。

Eric Benet @ Social Star Awards 2013

2013-05-27 12:34:01 | エリック・ベネイライブ(日本以外)
先週末、シンガポールで行われたソーシャルスターアワード。
ジェシカ・アルバに紹介されてエリックべネイは登場する。
黒の襟があるグレーのタキシードに黒のタイとシックでフォーマルな服装。
歌う曲は何かと思えば"News For You"のリミックスヴァージョン。

エリック・べネイ、とても良い雰囲気で歌っている。
画像もテレビ用なのかしっかりしている。
映像でこの曲のリミックスを観るのは初めてだった。

Social Star Awards 2013 Eric Benet Performance

シンガポールのエリックべネイ

2013-05-25 22:32:05 | エリック・ベネイライブ(日本以外)
5/24に行われたシンガポールでのソーシャル・ミュージック・アワードに
エリック・べネイはゲストとしてジャーメイン・ジャクソン、スティーヴン・タイラー、
シーロー・グリーンと共に招かれた。
司会はジェシカ・アルバ。

22日にシンガポール入りしたエリック、高層ホテルからの写真、
「まるで007みたいな気分。」と投稿する。

これってリッツ・カールトンかな?
確かバスルームがビュー付だったような?

アメリカ国内でのコンサートだと共演するアーティスト達は、お互いにすれ違い。
楽屋で顔を合わせることもなくそれぞれの出番のみで帰っていくのに、
海外でのライヴとなるとアーティスト同士が親交を深めることが多い。
今回も思いっ切りリラックスした様子で全員で記念写真に納まっている。


ミュージック・アウォードの様子はテレビ収録もあったようだ。
その内、動画なども上がって来るかと思う。


四日間のアジアでの滞在、エリックべネイも楽しんだ様子が伝わってくる。
シンガポールは初訪問だったはず。
それにしても日本からは比較的近いアジアの国、LAからは更に遠くなる。
最近、海外での滞在期間は短く、仕事以外では自宅を離れることのないエリック。
やはりルチアとマニュエラとの家庭を大切にしている。

アメリカンアイドル シーズン12 トップ3→2

2013-05-23 22:32:14 | アメリカンアイドル
今回の見所は里帰り、地元への凱旋ツアー。
里帰りをして戻ってくるといつも思うことだが、皆表情が変わる。
缶詰になってひたすら次の回に向けて歌をマスターしていたところから、
スタートする前の日常に帰ることで、自分を取り巻く環境がどれだけ変わっていたか、
驚くと共にここまで来たら、応援してくれる人のためにも何としてでも勝ち残りたい、
という気持ちも強くなる。

今回は一人三曲。
一曲目は番組のメンター、ジミー・アイオヴィンの決めた曲。
クリー"Perfect"
ニッキーから「カントリーを歌うのなら、ヒールの低いブーツで思いっ切り動いてみたら?」
確かにクリーの服装はスタイリストが悪いのか、本人の意志なのかはわからないが、
他の候補者に較べるとしっくりこないものがある。

キャンディス、U2"One"、U2よりもメアリー・J・ブライジのヴァージョンに、
馴染みがある人が多いはずだ。
メアリーと較べてしまうと何か足りない。

アンジー、エルトン・ジョン"Sorry Seems To Be the Hardest Word"
ピアノの弾き語りを期待したリクエストだったが、ピアノは使われない。
アンジーの意図が何かあるのかと思ったら「曲がマスターできないと思ったので。」
それでも感情のこもった素晴らしいパーフォーマンスだった。

2曲目は審査員の選んだ曲。
キャンディスの4か月振りの帰省の様子が映る。
サウスカロライナ州で元の職場やガラ族の集まりを訪れる。
曲はエミリー・サンディー"Next To Me"
先ほどのメアリー・Jの曲と共に今回の出来栄えに余り納得できず、
やはり3曲は厳しいのかなと思う。

アンジー、マサチューセッツ州で友人と会ったり、
自宅で家族や愛猫を抱きしめたり、おばあさまも大喜びでパレードに参加。
曲はピンク"Try"

クリー、テキサスの故郷ではクローフィッシュ、ザリガニのパーティーで迎えられる。
その後、両親と暮らした家を訪れる。
今は廃屋になり、朽ち果てるままになっている家。
クリーは12歳で父を飛行機事故、19歳で母を交通事故で亡くした。
「ビタースイートね?」と言う姉と抱き合うクリー。
その家を前にして「ここが私の原点。」と話すクリー。

今回の里帰り、最初の二人の様子を見ながら、
もちろん微笑ましく、祝福する気持ちで観ながらも、
なぜかもらい泣きするほどには至らなかった。
今までの里帰り、淡々として感情を見せず、
普段は涙など決して見せなかった人、やはり男性が多いかもしれないが、
そういう候補者が感極まる姿に観ているこちらも涙を誘われた。

ところがクリーの姿にはガツンと来た。
こんなに辛いこと、自分の過去の思い出したくない、
人に見せたくないかもしれない部分をさらけ出すクリー。
番組側の作戦だとしても、背後にあるのはクリーの人生であることには間違いない。
アメリカ中がクリーを「今まで良く頑張ってきた。」と抱きしめたい気持ちになったはずだ。
里帰り映像から繋がるラスカル・フラッツの曲には審査員も涙だった。

3曲目は番組の制作サイドが決めた曲。
客席にトップ10の姿がある。
アンバーの姿も。
他の人達はともかくトップ3の様子を
里帰り映像も含めて見守るのはアンバーには酷だ。

アンジー、ピアノの引き語りでエミリー・サンデーの曲。
印象に残るパーフォーマンスとは言えなかった。
クリー、ザ・バンド・ペリー"Better Dig Two"
2曲目と比較し酷評されるクリー。
停滞しているかと思う雰囲気を振り払ったのは、キャンディス"Somewhere"
ウェストサイド物語のナンバー。
他の2曲の出来などどうでもよくなってしまう圧倒的な底力を見せた。

結果発表

キャンディスがトップ2に決まる。
最後の歌からすると当然の結果だ。

残ったクリーとアンジー。
誰もがアンジーと思っていたが、まさかのクリーのファイナル進出。
アンジーの脱落に審査員達も一様に驚いているが、
一番当惑しているのはアンジーだ。
今までボトムにも入ったことがなかったのだから。
アンジーの涙、悔しさ、無念さが伝わってくる。
"Never Let You Down"「決して失望させたりしない」という歌詞が切ない。
涙で途中から歌えなくなり、家族、審査員、キャンディスとクリーが抱きしめる。

アンジー、優勝候補とも言われ、決勝進出は確実と思われていた。
本人も確信していたはずだ。
今回、キャンディスの最後の曲は他に類を見ぬ存在感を示した。
クリーは里帰りで自分の生き様をストレートに観客にさらけ出した。
アンジーはそういう意味でドラマが足りなかったのかもしれない。
しかしこういうどんでん返しがあるのがアメアイの魅力でもあると思った。

But I'm Just Sayin'

2013-05-20 11:19:22 | その他のライブ
2006年頃に存在を知り、ずっと生で観ることが叶わないアーティストがいる。
シンガー&ソングライター、アンソニー・ディクソン。
ニューヨークに在住なので、その近辺では時々ライヴをやっている。
本人ともマイスペース時代に繋がり、時々やり取りをしている。

初めて観たアンソニーのYoutube動画は、
ステージもないCDショップの階段で歌う映像だった。
ほとんどストリートに近い状況で自作の曲を歌うアンソニーの姿に感動した。
その他、友人の結婚式だろうか、突然指名を受けて、
ジェフリー・オズボーンの"Wings Of Love"を歌うアンソニーの映像、
ライヴでボサノバ「イパノマの娘」を歌う映像も観た。

日本には中々来れそうにないので、こちらからいつか出向くしかない、
そう思いながら、機会は巡って来ない。

今回のプロモーションヴィデオでアンソニーはゲイであることを、
はっきりとカミングアウトしている。
益々アンソニー・ディクソンが好きになった。

But I'm Just Sayin'

アメリカンアイドル シーズン12 トップ4→3

2013-05-16 16:24:31 | アメリカンアイドル
トップ3の結果が一週間、先送りされたことでトップ4達は、
今までにかつてないほどの緊迫した雰囲気に包まれている。

客席に「アメリカンアイドル」のプロデューサー、ナイジェル、
そして同じくナイジェルがプロデュースし審査員も務める「アメリカンダンスアイドル」
こちらの番組での審査員を務めるメアリーの姿も見える。

今回はゲストメンターにハリー・コニックJrが迎えられた。
テーマは最近の曲とスタンダードな曲。

アンジー、リアナ"Diamonds"
アンジーの得意とするピアノの弾き語りなのに、今回ばかりはマジックが消えてしまった。
いつもはピアノに向かい集中して曲に入り込むが、今回のアンジーは客席へ、
カメラへと視線を送り、これが功をなさない。

アンバー、ピンク"Just Give Me A Reason"
皆、黒系のアウトフィットの中、水色のホルダーネックのブラウスに白のジーンズが爽やか。
良く歌えていたが、緊張感からかアンバーの魅力である天真爛漫さが出てこない。

キャンディス、ブルーノ・マース"When I Was Your Man"
ハリー・コニックJrから「タフな戦いになるかもしれないが、Be happy!」
と声を掛けられる。
プレッシャーに負けないことが今回の一番の勝因に繋がる。
キャンディスもそつなく歌えていたが、きらめきを感じるだけの瞬間がない。
新しい曲を歌いこなすのは馴染んでない曲の中から自分の歌える曲を選び、
歌詞やメロディーを把握するだけに難しそうだ。

クリー、キャリー・アンダーウッド"See You Again"
欠点も特にないが無難に終わった感が否めない。
ハリー・コニックJr、クリーを称えるためにステージに登場するが、
4人のコンテスタントを指導しながら、一人だけ贔屓にするという演出、
これもしっくりこなかった。

スタンダードな曲にアンジーが選んだのは"Someone To Watch Over Me"
ダークレッドなロングドレスに身を包むアンジー。
美しい曲をアンジーがどのように歌ってくれるかと期待大。
この曲ってすごく難しいのだとわかった。
優しく歌い掛ける部分も大切に、ドラマティックな部分も抑制を効かせないと
聴く人に感動を与えることはできない。
前回トップを走っていたアンジー、今回は苦戦している。

アンバーが選んだのは"My Funny Vallentine"
アンバーはダークレッドのノースリーブのパンツスーツ。
予選でもこの曲を歌っているがハリーの指導で歌詞を深めた。
自分に自信のない男性が愛を告白するストーリー。
後半からの部分、"Stay Little Vallentine, Stay~~!"
伸びやかに歌い上げるアンバーの美しい声。
観客のスタンディングでパーフォーマンスを終えた。
終わった後のアンバーの涙、ここまでやり遂げたという思い、
結果への不安、歌の中に入り込んだゆえの気持ちの高ぶり、
いろいろな感情が交差しているはず。

キャンディス、"You're Changed"
「恋愛において最も辛いのは相手の心が自分から離れていく時。」
ハリーはそれを歌詞を丁寧にメロディーに忠実に歌うことで、
表現するように薦める。
本番ではこの日のベストパーフォーマンスとなる。
こういう迷いのない自信に溢れたキャンディスを観るのが私は好きだ。
プロとしても充分通用するだけの豊かな才能を見せつけた。

クリー、"Stormy Weather"
ブルージーなエタ・ジェームスのヴァージョンで歌うというクリーに
ハリーは、リナ・ホーンのヴァージョンを押した。
ハリーに気に入られたことが仇となり、自分の意向と違う、
ハリー好みのスタイルで歌う結果になった。
やはりトップ4のパーフォーマンスともなると、
心の底から納得して魂を込めて歌わないと説得力は生まれない。

結果発表

全員でミュージカル「華麗なるギャツビー」からのパーフォーマンス。
しかし前日には一人2曲、全員で1曲、この日の曲と合わせると4曲。
短期間で仕上げなけらばならなかったトップ4達。
歌詞を覚え、メロディーを掴み、その中で自分らしさ、
観客を惹きつける部分も作らなけばならない。
想像を絶するタフな世界の中で笑顔で歌うトップ4。

シーズン7の優勝者、デビッド・クックが登場する。
デビッド・アーチュレッタとの接戦になったシーズン7。
デビッド・クックは最初の頃、高く評価もされたが、
癖の強さから反感も買った。
トップ7くらいから謙虚さや努力する姿勢が認められ、
それが追い風となり優勝へと上り詰めた。
今でも独特のスタイルを貫いている。
優勝後に兄が病気で亡くなったことを通しチャリティーにも貢献している。

トップ2はアンジーとキャンディス。
ボトム2はクリーとアンバー。

クリーの通過が決まり、アンバーへと歩み寄るキャンディス。
アンバーに向かって何か呟いている。

最後にアンバーが歌った曲は"I Believe In You And Me"
キャンディスが泣いている。
アンバーのお父さんがライアンに促されてステージへ。
お父さんの胸で泣くアンバー。
ライアンも「良くやった」とアンバーを称えている。
ニッキーの目にも涙。
アンバー、里帰りは叶わなかったが、
必ずりっぱなアーティストとなってデビューできることを信じて疑わない。 

昨年の今頃は・・・

2013-05-14 21:26:08 | 私の日々
昨年の今日、エリック・べネイは名古屋ブルーノートに出演していた。

その後、東京にやってきて新宿タワーレコードにてのインストアイベント、
満員の来場者のために、新しいアルバム"The One"から"Real Love"を1フレーズ歌ってくれて、
サイン会にも長い列ができた。
翌日から二日間のブルーノート東京でのライヴ。

前回の来日、2011年9月から8ヶ月足らずでの再来日、
その上、アメリカよりも一か月半も先行して日本で新譜が発売されるとなり、
日本のエリックファンは大いに盛り上がった。

2005年9月から2年振りの来日となった2007年9月、
「これで帰っちゃったら次は2年後、それとも3年後?」
と言う私に「そんなことないよ。新しいアルバム出したらすぐに戻って来るよ。」
と真顔で答えてくれたエリックべネイ。

「それはいつなの?」と重ねて聞くと、
隣の席にカメラを持ちながら座っていたマニュエラと微笑み合いながら、
「来年の3月かな?」と言ったエリック。
しかし次の来日は2009年の2月だった。

2009年は2月のビルボードだけでなく、12月のクリスマスにはブルーノート、
というエリックべネイファンにとっての当たり年となった。
7月にはニューオリンズのエッセンスミュージックフェスティバルでも2ショウ、
観ていた私は一年の間に3度、エリックのライヴを観るという幸運にみまわれた。

それに続く2011年、2012年の来日。
エリックべネイは私達をすっかり甘やかしてしまった。
それなのに今年の来日の予定はまだ入って来ない。

特に関西方面のファン達は2009年のビルボード大阪以来、
ブルーノートだと名古屋のみなのでエリックの大阪近辺でのライブ、
待ち望んでいるに違いない。

私はこんな時にオランダのエリックべネイファン、エジャムのことを思う。
彼は1999年の北海ジャズフェスティヴァルでエリックを観て以来、
何度も決まってはキャンセルになるエリックのショウを待ち焦がれてきた。
ブラジルのエリックファン、ペタルズもしかり。
「グリッター」の映画を観て以来10年近くエリックが来るのを待っているペタルズ。
その二人を思えば、私達はまだ恵まれている。

そう自分に言い聞かせながらも"Eric, come back soon!"
と空に向かって心の中で呟いた。

懐かしのドナ・サマー

2013-05-11 10:19:13 | その他のライブ
1979年の6/19、私は武道館に大勢の仲間と共にいた。
ドナ・サマーを観るために。
自分の席からドナの姿はしっかりとは見えなかったけれど、
ほとんどスタンディング、ノンストップでドナのヒットソングを聴きながら、
一緒に歌って踊っていた記憶がある。
季節は初夏、学生時代最後の夏の始まりだった。

甦ったドナ・サマーを観たのは「アメリカン・アイドル」たぶんシーズン8辺りだろうか?
復活し、新しいアルバムを出したとライアンに紹介され、
ステージで懐かしの曲をメドレーで歌った。
その時、ドナの美貌も歌の力も衰えていないどころか、
更に増していることに驚きと感動をおぼえた。

ここのところ、今放映中の「アメリカンアイドル シーズン12」
度々、ドナ・サマーの曲が出てくる。
中でもトップ4、アンバーはドナ・サマーの曲が良く似合う。
もうすぐドナの一周忌、5/17が近づいている。

せっかく再び音楽の世界に戻ってきて歓迎され、
新しいアルバムからシングルヒットも出たのにと、
昨年はドナの訃報に残念な気持ちで一杯だったが、
あるインタビューを見たことで、最後に花を咲かせることができたドナは
幸せだったんだと思い直した。

http://www.youtube.com/watch?v=zmq8Fk_TjNU

インタビュー中でドナはかつて自殺しかけたエピソードを語っている。
結婚に失敗し、一人で子供を育てていて睡眠時間は少なく疲れ切っていた。
何も考えずに窓から外に向かって乗り出そうとした時、
部屋に入ってこようとして鍵を開けたもののチェーンが掛かっていたため、
入れずにいるメイドとドアの隙間越しに目が合った。
彼女を部屋に入れるためにチェーンを外しに行く。
その時、自分が何をしているかも気付かずにやろうとしていたことに動揺した。
それから2年間、治療を受けてやっと自分を取り戻すことができた。

「あなたにとってトップとボトムの瞬間は?」との質問に、
音楽をやっていてヒット曲を出したり、グラミーを取ったりするのは至福の時、
そしてボトムな瞬間は自宅にいてソファーに座り「次はどうしたいいの?」と思う時。

「再び業界に戻り新しいアルバムを出したのは?」と聞かれ、
引退した後、家でのんびりしながら、テレビで「デスペレートな妻たち」を見たり(笑)
建築の勉強をしたりもしたが、「私の人生ってこのままずっとこれで終わりなの?」
なんて考えたりした。
自分にとって最高の瞬間を思った時、やはりそれは音楽、歌うことだった。
そして年を重ねた今、前よりもずっと深いものが歌えるはず。

動画はデビッド・フォスター&フレンズで歌うドナ・サマー。
最後に歌う「ラスト・ダンス」
ディスコクイーンと呼ばれたドナのその後の経験や人生の重みが伝わってくる。
若い頃のドナが歌ったのとは違う「ラストダンス」に涙。
ステージ上でのドナサマーは輝くばかりの美しさだ。

R.I.P. Donna Summer

DONNA SUMMER Last "Mini-Concert" (LAST DANCE)

アメリカンアイドル シーズン12 トップ4

2013-05-08 19:00:53 | アメリカンアイドル
トップ3になると地元への凱旋里帰りがある。
かつて「アメリカンアイドルで優勝したい。」ではなく、
「トップ3になって里帰りが目標。」と言っていたコンテスタントがいた。
気持ちはわからないでもないが、ちょっと違っているのではと思った。
その人はトップ3を目前に敗退してしまったが、それだけトップ3に入る魅力は大きい。

今回のテーマ、一つ目は本人の選んだ曲。

アンバー、セリーヌ・ディオン"The Power of Love"
ノースリーブ、白のジャンプスーツに黒のベルト、後ろを向くと裏は黒。
ファッションも含めてトータルパッケージと言う意味でも今、アンバーから目が離せない。
セリーヌ・ディオンの難曲をいとも簡単に歌ってみせた。

キャンディス、ドレイク"Find Your Love"
非の打ちどころのないパーフォーマンスだが、ニッキーやランディーの言うように、
ここまで来たら、勝ち残るためにはもっと強いインパクトが必要だ。

クリー、"It Hurt So Bad"
ブルージーな曲、笑顔も見せ、余裕たっぷりで気楽に歌っている印象だ。
キースのコメント「魂からの叫びのような歌を聴きたかった。」に同意。

三人ともそつなく歌えているが、勝つ気、優勝するだけの気迫が弱いかもしれない。

アンジー、ジョニー・J"Who You Are"
小児病院の慰問で出会ったモリソンという少年に捧げると言い歌った。
白のスタインウェイを前に弾き語るアンジー。
この日、初めての心に刺さるパーフォーマンス。
自然体で曲の中に入り込むアンジー。
病気の少年を思う気持ちが伝わってくる。
しかしこのパーフォーマンスのピアノはスタインウェイよりも
YAMAHAの方が合っていそうだ。
目に涙をたたえて見守るアンジーの祖母。
ライアンに呼ばれてステージへと向かうおばあさまの手を取り、
さりげなくエスコートしたキース。
帰りもまたおばあさまを客席へと導いている。
私の中でキースのポイントはどんどん高くなる。
祖母と涙目になりながらハグするアンジー。

アンバーとクリーでアデル"Rumor Has It"
二人ともサッシーな雰囲気で決まっていたが、
審査員達はデュエットになっていなかったと。
お互いに挑発したり補い合ったりするものが足りなかったということか。

アンジーとキャンディス、リアーナ"Stay"
二人が互角に見つめ合ったり、けん制したりしながら、
相乗効果で高まっていく様子に審査員達の言うデュエットのあるべき姿を見る。

2ラウンド目のテーマは1ヒットワンダース、一発ヒットの曲。

アンバー、ドナ・サマー"Macauthur Park"
オレンジのぴったりしたドレスにピンクの口紅とアクセサリー。
コンテンポラリーなアイコンにも近いアンバーが懐かしのドナ・サマーのヒット曲を歌う。

キャンディス、ビージーズ"Emotion"
この曲も聴き親しんだ曲だ。
グルーヴ感をキャンディスは上手に掴んでいる。

クリー、"A Whiter Shade of Pale"
何とあの40年前の名曲「青い影」
しかしこの曲は歌は淡々とインストがメインになる曲のような気がする。

アンジー、"Cry Me A River"
スタンダードなジャズのナンバー。
それでも完璧にアンジーの歌に仕上がっている。
今回のパーフォーマンス、2ラウンド共にアンジーのインパクトは最も強かった。

結果発表

全員でアリシア・キース"Girls on Fire"
そして小児病院を訪問した様子、子供たちの前で歌った映像が紹介される。

シーズン10のステファノ、シーズン9の優勝者リーデワイスのパーフォーマンス。
ステファノ、どこか成り切れない、足りない部分があった。
声量、音域、スター性、出来不出来のムラ。
しかしそんなステファノには親しみを感じるキャラがあった。
一方リーデワイスは私にとって最も印象の薄い優勝者かもしれない。

順位が発表になる。
アンジーとアンバーが左右の端に呼ばれる。
クリーはアンジーの隣に、キャンディスがアンバーの隣へ。
この時点で結果は予想できた。
今回のアンジーの出来栄えは圧倒的だったので、どう考えてもアンジーの組がトップ2だ。
予想は残念ながら当たってしまい、キャンディスとアンバーはボトム。
どっちの歌も次の週も聴きたい。どっちにも落ちて欲しくない。
ドキドキしながら画面を凝視していると「今回の脱落はなし」とライアン。

脱落者を救う権利を一度も使わなかったから放送回が余ってしまい、
結果は来週のパーフォーマンスに持ちこされて、来週の結果プラス今回の得票数で決まるそうだ。

ホッとするとともに今回のパーフォーマンス、
コンテスタント達も緊張の連続で喉も体も疲れてきて、
またデュエットも含めて3曲を歌うということもあり、
余力を残すようにセーブしていたのではないかと。
そういう意味で一曲ごとに全身全霊をかけたのはアンジーだったと思う。

Hurricane live at Java Jazz Festival 2005

2013-05-06 19:22:28 | エリック・ベネイライブ(日本以外)
Eric Benet "Hurricane" live at Java Jazz Festival 2005


ジャワジャズ、2005年の映像。
しばらくネット上にあったものが無くなってしまって久しい。
それが最近、またアップロードされていることを知った。

2005年、3rdアルバム"Hurricane"は完成したものの
発売日が中々決まらず、決まっても延期され、
それは2002年に完成しながらリリースなかったアルバム"Better & Better"のごとく、
またしてもお蔵入りかと不吉な思いがエリックべネイにもよぎったかもしれない。

アメリカでのライヴも予定が入ったかと思うと興行中止となってしまっていたこの頃、
エリックべネイはマネージメントから、
ジャワジャズのプロモーター、ピーター・ゴンザを紹介され、
ジャカルタジャズフェスティヴァルへと招かれた。
娘のインディアと共にかの地を訪れたエリック、発売前の"Hurricane"を歌い、
インドネシアの人々の歓迎を受け、ジャワジャズ終了後には、
インディアと二人でバリ島の休日を楽しんだ。

この時エリックは再び観客の前で歌える喜びと共に、
当時アメリカでは気持ちの休まることのない日々が続いていただけに
初めての滞在になるインドネシアでインディアと二人寛いで過ごしたことは、
忘れられない思い出となったようだ。
その後もジャワジャズには2度、参加している。

改めてこの映像を観るとエリックべネイ、
背中がそげるように痩せている。
かつての筋肉質なエリック、今の健康な中に体調管理をしているエリックとは違う。
そういうエリックの歌う"Hurricane"
痛々しい中にも立ち上がって行こうとする雄姿に胸を突かれる。

初夏を楽しむエリック・べネイ

2013-05-05 12:50:42 | エリックベネイの日々&KyteVideo
最近のEric Benet、プライベートについての画像や書き込みを本人がしていないので、
ライヴ以外の日常はどのように過ごしているのかと思っていた。

先ほどフェイスブックに本人がアップロードした画像。
「モハメド・ハディッドの娘と彼の邸宅で」とキャプションがある。

そしてもう一枚、Mohamed Hadid、本人との2ショットもあり。


いったいこのMohamed Hadidとは何者なのか?
昨年末辺りからエリックが二人で一緒の写真をアップしていて、
音楽業界で著名な人物で私が知らないだけなのかと思っていた。
検索を掛けてみたところ、どうやらアメリカで有名な不動産王のようです。
自身も豪邸に住み、大型物件を扱う不動産会社のHPもありました。

そのモハメドの広大な屋敷に招かれ、
夕方からのパーティーを今頃楽しんでいるエリック・べネイ。
寛いだ雰囲気が写真に出ていますね。

そして注目すべきなのはブルーと白のチェックのパンツ。
先日、「ブルックリンサーカス」でファッションスタイリストやライター達から、
服装のアドバイスを受け、いろいろなアイテムを試着したエリック。
その時にチェックのパンツを勧められて「今まで履いたことがない。」
と言っていたエリックべネイ。
早速この日のファッションに取り入れています。

チェックのパンツでもダークカラーのジャケット、
そして胸元のポケットチーフ、白いシャツと合わせれば、
とてもシックな雰囲気。
以前インタビューで服装のポイントを聞かれ「ファンクとフォーマルを合わせた
ファンコーマルをモットーにしている。」と冗談ぽく答えていましたが、
まさにそんな感じです。

いつもエリックはお洒落だなぁ。
5月初めのLAの爽やかな風が流れてくるような画像。

"News for You"のソロをバックに服装のアドバイスを受けるエリック・べネイ
http://blog.goo.ne.jp/ak-tebf/d/20130403

アメリカンアイドル シーズン12 トップ5→4

2013-05-02 15:01:32 | アメリカンアイドル
ここ数日、昨年の「アメリカンアイドル シーズン11」
ラスヴェガス・グループ審査の映像を、じっくりと観てしまった。
今回のトップ10の内、カーティス、アンバー、ジャネル、キャンディスが再挑戦、
ジャネルは3回目だったということを追体験する。
ここでトップに入れるほどの人達が昨年度脱落している。
その原因を考え、足りない部分を努力しながら新たな挑戦へと向けて、
それぞれが一年を積み上げてきたかと思うと更にシーズン12が感慨深いものになる。

今回のテーマは一つは生まれた年の曲、もう一つはディーヴァ、アイコニックな女性歌手。

キャンディスは自分の生まれた年、1989年、ポーラ・アブドゥルの"Straight Up"
原曲に思い切ったアレンジを加え、トップバッターにふさわしいオープニングを飾る。
ここまできて正しい評価を受けるようになったキャンディスにもう迷いはない。

ジャネル、1989年、ヴィンス・ギル"When I Call Your Name"
子供の頃、この曲を聴くと泣き止んだそうだ。
泣いている人が観ていたら癒してみせるとの心意気で臨む。
前回はストレートだった髪に今回はウェーブを付けている。
ギターを手に歌うブロンドのジャネル、カントリーシンガーの風格がある。
マライア、ランディばかりかいつもジャネルに辛口のニッキーまで褒めているが、
この分野が専門のキースは厳しく「感情が充分に表現できてなかった。」
前回は「君はギターを持つべきだ。」と言ったキース。
今回は「ギターは余計だった。」

クリー、1990年、ブラック・クロウズ"She Talks To Angels"
何かあまりにも淡々としていて気持ちが伝わって来ない。
この人の良さ、余りわからないまま今に至っている。

アンジー、1994年、プリテンダース"I'll Stand By"
ボストンで事件が起きた直後の放送、ボストン出身のアンジーが「地元に捧げる」
とコメントして歌ったこの曲は特別な光を放つ。

アンバー、1994年、マライアもカヴァーした"Without You"
シーズン11のグループ審査でほんの少しだけアンバーの映像があるが、
その時は全く目立たない存在でカーティスと共に脱落していった。
シーズン12においては毎回、目覚ましい成長を見せスター性が輝いている。

第二ラウンド
キャンディス、マライアとホイットニーの曲"When You Believe"
信じることの大切さを歌ったこの曲もボストン、アメリカの人々の悲しみへの応援歌。
マライアは間近にホイットニーはきっと天国で、それぞれキャンディスに微笑みかけるような
素晴らしいパーフォーマンスだった。

ジャネル、ドリー・バートン"Bumb Blinde"
ジャネルがドリーのファンだということがわかるが、少し空回りしてしまったようで、
ドリーの楽しい雰囲気が出てこない。
しかし「ブロンドは無能じゃない」という曲、
ブロンドのジャネルには思い入れがあるのに違いない。

クリー、セリーヌ・ディオン"Have You Ever Been Loved"
アメリカの投票ではいつも上位で審査員達にも評価が高い彼女だが、
他のコンテスタントの見せるサプライズな一面、成長振りと較べると、
ここのところ停滞している感が否めない。

アンジー、ビヨンセ"Holo"
今の時点で最も旬なディーヴァ、ビヨンセの曲を歌うのは、もしかして一番難しいかも。
アンジーは技巧を排して直球で堂々とアレンジし、歌い切った。

アンバー、バーバラ・ストライサンド"What Are You Doing The Rest Of Your Life"
白のトップにスカート部分が黒のロングドレス。
今までと違うジャジーな一面を表現した。
難解な曲の高音と低音部分を見事に歌いこなしている。
技巧もこらしながらも歌の物語の世界に観客を惹き込んだ。

結果発表

オープニングがトップ5のドナ・サマーのメドレーと聞き、飛び上がる。
アンバーに始まり、キャンディスも最高だ。
アンジーも頑張っているが、ジャネルとクリーは残念ながらちょっと。
バックボーカル&ダンサーの男性たちも良い感じだ。
アンバーはドナ・サマーが凄く似合っている。
学生時代に観に行った武道館でのドナ・サマーのコンサート、
あの頃の楽しさが甦る。
できれば"Hot Stuff"も聴いてみたかった。
申し訳ないがラザロが抜けたことでトップ5、女性たちのパーフォーマンス、
バランスが取れてずっと引き締まっている。

キャンディスがポーラ・アブドゥルの曲を歌ったことで、
ゲストで懐かしのポーラの登場。
ランディー、ライアン、サイモン、番組のプロデューサーのナイジェルと共に、
この番組の立ち上がりから雰囲気を作った一人。

続いてクレイ・エイケン。
もともと障害のある子供の教育者であったクレイ、シーズン2に出た後で、
ユニセフ親善大使として途上国の支援、教育の充実のために貢献していたという。
歌は"Bridge Over Trouble Water"

シーズン3優勝者、ファンテージアも登場する。
"Love To Win"
白いドレスのファンテージア、前日に続き、この日もボストンの犠牲者や家族を思う
鎮魂歌が続く。
ソロ活動、ミュージカルの出演などを通し磨きの掛かったファンテージア。
来日時のビルボードのライヴ、逃してしまったのが悔やまれる。

トップ3はキャンディス、アンジー、アンバー(順不同)
ようやくアンバーの真価が認められた。

ボトムはクリーとジャネル。
脱落はジャネルだった。
三回目の挑戦のジャネル、昨年グループ審査で敗退したところから、
今回ここまでやってきた努力を称えたい。トップ5として胸を張って欲しいと思う。
クリーは初めてのボトム入り。
それをばねにして次回は挽回できるのか。