Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

エリックべネイ"When You Think Of Me"featuring ロイ・エアーズ

2010-03-30 05:10:40 | エリックベネイの曲
ロイ・エアーズのライブに行く前くらいから、この曲、エリックべネイ"When You Think Of Me"
私にとって気になる曲になってしまい、ずっと聴いていた。
そして歌詞も訳してみたのだが、どうしてもわからなかったのが、
"When you make Benjamins"、訳詞では「子供を作っていた。」となっているが、
歌詞全体の内容、「自分は夢を求めていた時に、君は物質的なものを求めていた。」
とくい違いがある気がしてしっくりこなかった。

一番大きな重い辞書、ランダムハウス英和大辞典を引く。
Benjamin: 聖書の中のヤコブの末息子
哲学科出身なのでコンコルダンス、聖書用語辞典も本棚にある。
こちらも引いてみるがわからない。
もう一度、エリックのライブ映像を見ると、「ホノルルに行くはずだったのに」
で波を手でジェスチャーするエリック、ベンジャミンのところでは何かを数えるサインを出している。
そうか、ベンジャミン・フランクリン、100ドル札。お札を数えているフリ。
「君がお金に固執している間に、僕は新しい友情を育んでいた。」
"It's never hard to make new frineds, When you're making Benjamins"
やっと意味がわかった。

ライブ映像ではなく、"When You Think Of Me"
プロモーションビデオも観てみる。
そこにはロイ・エアーズも登場している。
ロイエアーズのライブを行くと決めてから、この曲が耳に残って離れないはずだ。
エリックのセカンドアルバム、"A Day In The Life"に収録されたこの曲も
フィーチャリングRoy Ayers。

エリックはあるインタビューで、
「作詞をするってね、ペンを持ったら、それは復讐するチャンスだよ。」
と冗談ぽく言っている。

この曲はエリックが最も辛かった時、
父は癌を患い亡くなり、レコード会社からは契約の解除、
かつてガールフレンドだったタミも突然の事故で亡くなり、
彼女が育てていた娘のインディアをエリックは引き取ることになる、
そして音楽の仕事は諦め、UPSで配達員の仕事を始めた、
そんな時に自分のもとを去っていった女性が、
その後エリックが業界で成功している姿を見て訪ねてくる、
そんなことがあったのかもしれないと思わせる。

「今更、何を言っているの?僕をずっと想っていただなんて。
僕は命がけで君を愛していて、君がいなくなった時に死にたいほど落ち込んだんだよ。
君はそこまで僕のことを想っていた?
もう昔のことだよ、すべて。今の僕にはフィアンセがいるんだ。」
エリックの恨み節、ライブ映像よりも2000年のプロモーションビデオの方が
はっきりと表情も含めて心の内を聴かせている。

When You Think Of Me



「ハロー、ベイビー 元気でやっていた?
また君に会えるとはね
あれだけ僕を落ち込ませておいて、やってくるとはね
僕たちは仲良くやっていた
でも君には他の男ができた
もし僕が君のして欲しいことを
わかっていなかったのならあやまるよ

知っていると思うけれど、あれからずっとうまくやっている
家も引っ越したんだ
僕のすべての夢を君が時間の無駄だって言っていたこと
思い出したよ

君が他の世界にいる間に僕も新しい世界を作った
それなのに君はまだ僕を想っているって言うの?

死にたいと思うほど、落ち込んで
膝から床にくずれるように泣いて
君にはそういう気持ちがわかるのかな

これ以上生きていられないと思って
君の世界はパニックを起こすかな?
僕のことを想う時

僕はすべての愛を君に注いだけど
君が求めたのは物質的なものだった
今でもそうみたいだけど
それだって簡単なことじゃないだろう

僕はかつてないほど落ち込んだ
立ち直るのにしばらく時間もかかった
君のためなら命も惜しくなかった
そういう僕の気持ちを全部考えてみたことがある?

君の女友達と一緒に夜を過ごしたりしたけど
あれは君と彼へのあてつけだった
ホノルルへ二人でいくつもりだったんだってね
でも彼は君を置いて行ってしまった

さあ、涙を拭いて もう終わったことだ
僕のフィアンセに君を紹介しよう

もう一度聞きたい 僕のことを想っていたって?
僕の思い出から逃れることができなくて
大きな波に流されながらも僕を想っていたって?

目を閉じると僕の顔が見えた?
そして僕の気持ちを考えてみた?
あれほど強かった愛が偽りに過ぎなかっただなんて」

そう言えば、4thアルバム、"Love&Life"の中の曲、
"Love Patience & Time"にも「これはあの別れた有名女優のことを言ってるんだな?」
と思わせる一節が2番の歌詞にあった。

クールアンドザギャングの後は

2010-03-29 16:19:54 | 私の日々
Kool and the Gang、土曜日の1stが終わって外に出ると、時間はまだ7時を廻ったばかり。
カジュアル席で食事をしていないので、恵比寿まで行き、
フットニックにてロンドンプライドとフィッシュアンドチップス。

そしてブラウンシュガーへ。
"Too Hot"の演奏がなかったと話すと早速レコードを掛けてくれる。
うん、これですっきりした。

マスターの新作、「春のお便り 春野菜の盛り合わせ」
ふきのとう、タラの芽、菜の花にバーニャカウダソースが添えられている。
「春苦み、夏は酢の物、秋辛み、冬は油と合点して食へ」
それぞれの季節の健康に良い食べ物を詠った石塚左玄の言葉でしたっけ?
体のために良いだけでなく、春には苦みのある食べ物が美味しい。
ふきのとうやタラの芽、てんぷらだけじゃなくてこういう食べ方もあったんだ。
中高年への心遣いメニュー、ありがたく頂きました。

そしてシュリンプカクテル、ぷりぷりのエビに
シーフードカクテルソースが生のホースラディッシュを使った自家製。
せっかくここでヘルシーにまとめようかと思ったが、
やはりマスターのオムライス、大好物なので注文してしまい完食。
先週、志したダイエットの話はどうなったんだろう。

カウンターのメンバーが次々とスタイリスティックスやジェームズ・イングラム、
シェリル・リン、アニタ・ベイカー、ジョージ・ベンソンなどをリクエスト。
土曜日のせいかみんな、弾けていて盛り上がっている。

しかし一週間が無事に終わり、疲れも出てくるのか、私のお隣の二人組、居眠りを。
片方だけじゃなくて二人同時なのが何か微笑ましい。
頭が傾いてきてグラスが倒れそうなので、そっと脇にずらす。
眼が覚めて、「お酒を!」と頼んでいるので、事情を話してグラスを戻して差し上げると、
恐縮して下さった。

ちょうど一週間前は香港のランカイフォン、ビアグラスが倒れそうなので支えてあげたら、
私がその人のドリンクを盗もうとしていると誤解されてしまった。
日本だと人格を疑われることなどないけど、
海外だとまともな人に見えないのかなぁとその折のことなど思い出し苦笑い・・・

皆でマスターのことをバーケイズのメンバーに似ているという話になり、
「これ、観たことあります?」とシンバットの95年~99年のライブDVDが出てきた。
ジャマイカの97年度のバーケーズ、テンプテーションズ、ジェフリー・オズボーン、
アイズレイ・ブラザースの映像をカウンターのメンバーで観賞。

最初に女装したシンバッドのティナ・ターナーの物真似から始まり、大笑い。
エッセンスとはまた違ったテイストと会場の様子、
でも同じように観客達は歌詞を皆覚えていて口ずさみ、
思い思いのやり方で楽しんでいる。
観客をみているだけでも面白い。

「確かエリックべネイは99年のシンバッド、出ているはずなんだけど?」
とジャケットを見せてもらうと、ペイテレビの映像ゆえ何度Youbuteにアップされても消されてしまう
デニス・ウィリアムズとエリックのモータウンメドレーが収録されている。
その上、一度も観たこともない"When You Think Of Me"のシンバッドの映像も。
この時はデニスとのデュエットだけじゃなくてエリックがソロで歌う場面もあったんだ。
そしてそうそうたるメンバーが一組3~4曲しか歌わないこのイベントに
エリックが招待されたとは名誉なことだ。

時間は12時を廻った頃、翌日、というかその日は主人の父の引越しの日だったので、
朝から段取りや手伝いもあり、その辺りで失礼することに。
シンバッドのDVD、入手可能とのことで予約をお願いする。
帰り道、せめて"When You Think Of Me"だけでも
ちょっと見せてもらえば良かったなぁなんて。
近いうちに観られるのを楽しみにとっておきます。

Kool & The Gang 3/27 1st @ Billboard Tokyo

2010-03-28 19:53:32 | その他のライブ
今日はビルボード東京、カジュアル席。
カジュアル席、2008年にボビー・コードウェルのライブで最上階の一番後ろ、
カウンターより更に後ろの丸テーブルの端に座り懲りていた。
非常に観辛かったのだ。
ところが、ステージの左右にもカジュアル席があるのを知り、そこなら結構いけるかも、
と今回選んでみた。

飲み物のチケットを持って、ドリンクカウンターに行くと、
池袋ザップでお隣の席に座った女性がきびきびと働いていた。
オフの時も気配りのある可愛らしい人だと思ったけど、仕事する姿は凛凛しくてカッコイイ。
飲み物を受け取り、自分の席へ。

う~ん、カジュアル席ってほんとにカジュアル!
テーブル席、アーティストの近くに座ると、
それなりにショウを盛り上げる責任が出てくる、
そして周りの人のノリにも合わせることになる。
のんびり飲んだり食べたり寛いでいるわけにはいかない。

その点、カジュアルは自分のペースでショウに参加できる。
その上、マンウォッチングの楽しみも加わる。
アーティストの近くに座るとその人しか見えないけれど、
こうやって離れた席から会場全体の雰囲気を見ているのも面白みがある。

6時を廻った頃、最初にクールアンドザギャング、ヒット曲のイントロが少しづつ流れる。
ゲッドダウンオンイット、ジョアンナ、トゥーホット、レディースナイト・・・
さぁ、今日はどの曲をたっぷり聴かせてくれるのだろう?

1.Fresh
2.To night
3.Misled
4.Joanna
5.Hollywood Swinging
6.Jungle Bogie
7.Cherish
8.Ladies Night
9.Get Down On It

キーボード2人、一人は時にドラムスも兼ねる。
ギター2、ベース、ドラムス、フォーン3、ボーカル。
総勢10人。
フォーンの3人はボーカルと4人でラインダンスとコーラスもあり。
「みんな、70年代に行くよ! 準備はできてるかな?」

"Cherish"では会場全体がウェーブ。
"Hollywood Swinging"では、みんなでスウィング。

"Ladies Night"では、しばらくインストが続き、じらされる。
歌詞の中の"From NY To Hollywood"が"To Tokyo"に替えて歌われる。
ここまでほとんどノンストップ。
一人づつ、そして全体で観ても、とにかくクール。
高校生時代のムゲンの雰囲気が蘇る。
今のクラブ系とは異なる泥臭さのあるファンキーなサウンド。
クールと言うより、ホットという単語が相応しい。
JTが単体で行う洗練されショウアップされたライブとはまた違っていて、
まさしくオールドスクール。

アンコールは、"Celebratiion"
しめて10曲。
最後の最後までやってくれると信じていたMy song、私の大好きな曲、"Too Hot"がない!
セットリスト、セカンドや他の日は違う構成だったのかな?
約1時間、ほとんどMCなしでビルボード東京のライブは終わった。

最後は一階席の人達とのミート&グリートがその場で始まっている。
サイン、握手、ハグ。
やっぱりテーブル席、いいですね。
でもたまにはカジュアル席でゆったりもいい。
ショウが終わった後もお会計に手間取ったりすることもなく、
そのまま会場を後にできるのもよし。

Robert Kool Bell(Bass)
George Brown(Drums/Keyboards)
Dennis Thomas(saxophone/ Vocals)
Shawn McQuiller(Vocals/Guitar)
Lavell Evans(Vocals)
Amir Bayyan(Guitar)
Curtis Williams(Keyboards)
Broderick Gittens(Trumpet)
Clifford Adams(Trombone)
Timothy Horton(Drums)

アメリカンアイドル シーズン9 トップ24

2010-03-27 13:57:15 | アメリカンアイドル
最初は女性12人。
率直に言って、もう一度この人の歌を聴きたい、感動した、応援したい、
そう思わせてくれる人が一人もいなかった。

デビッド・アーチュレッタ、デビッド・クックが出てきたシーズン7、
そしてアダム・ランバート、クリス・アレン、アリソン、ダニー・ゴーキーなどがいたシーズン8、
ここのところ、レベルが高いシーズンが続いたせいでそう感じるのだろうか?
思えばシーズン6もメリンダ・ドリトル、ジョーダン・スパークスなどはいたけど、
シーズン5に較べると苦戦している人が多かった。

次に男性12人。

トドリック"Scince U Been Gone"
ダンサー出身の彼はトップバッターを何なりとこなした。
やはりステージでのアピアランスがきまっている。
しかし「曲をいじりすぎてオリジナルの良さが失われている。」とランディ。
「歌えるダンサーって感じだ。」とサイモン。

16才のアーロン、ハリウッドオーディションで"Angel"を歌って歌詞を忘れた。
それでもあきらめずに歌い続けようとした姿に会場の皆が心を一つにして応援した。
"Here Comes Good-bye"
こういう人が出てくるからこの番組をやめられない。
最初は不安そうな出だし、それが歌っているうちに曲に入りこみ、緊張を忘れる。
歌い終わった時には満足感が表情に出ている。
場数を重ねて成長していく姿を観てみたいと思わせるものがある。
「ここを場違いに、居心地悪く感じていないか?選ばれるべくして君はここにいるんだよ。
自信を持て。」とサイモン。
「自分の才能に気付いて、自信を持てるようになっても
今の謙虚さを忘れなければ皆が応援してくれる。」とエレン。

ジャーメイン、ハリウッドオーディションでマイケル・ジャクソンの"Man In The Miller"を歌った時、
バンドがリハーサルと違う演奏をしたために自分がそれに合わせることになったと言い訳。
かえって反感をかってしまった。
病気のお母さんの世話をしながら教会のシンガーをしている。
「故郷を代表してここに来ていると思っている。」
と書くとすごくまじめな青年に聞こえるが、違う一面もありそうだ。
"Get Here"、いくつもの声を使い分けて音域の広さを聴かせる。
ランディ、「歌が古いな。マックスウェルや二ーヨが合いそうだ。」
ランディ、そこでエリック・べネイと言って欲しかった!

この3人、見所ありでけっこう応援しています。

ティム、一度は落選を告げられて家に帰ったのが呼び戻された。
その辺の経緯はわからない。
"Apologize"、可愛くて好感度もあるけど選曲ミスと言われる。
選んだ曲が番組に合わせて縮めるアレンジが不可で寸前に曲を変えたそうだ。
「みんなに楽しんでもらえる曲をと選んだけど合ってなかったかな?」

カリフォルニアの20才、ジョー、ジェイソン・ムラ―ズ "You & I Both"
好みとは違うが巧いと思った、そしてステージで生き生きとしていた。

ペンシルバニアの大学生、タイラー、"American Woman"
ずっと70年代のロッカー風をオーディションからファッションも立ち居振る舞いも通してきている。

シカゴで塗料を売っている24才、リー。
この人も巧い、今まで存在に気付かなかった。
ライアンに「今の気持ちは?」と聞かれて、「最高の瞬間、この感じをずっと味わいたい、
一生歌い続けたいよ。」
サイモンの絶対的な支持コメントを受けて、みるみる涙ぐむ。
感極っている様子にこちらも感動。

ジョン・パーク、イリノイの21才、大学生。
"God Bless The Child"
それなりにキュートなんだけど、歌は・・・前半は緊張が解けない。
アジア系、ダンス界だけでなく歌の分野でも進出する人を応援したいのだけど。
「どうしてこの曲なの?」とライアンに聞かれ、「両親のため。」
「生きていくのにはお金が必要だから。」
それなら「お金のためにここにいるんだね?」とライアン。
視聴者はどう受け取るだろうか。
カーラから「自分に酔っていた。」

26才、フロリダのパーソナルトレーナー、マイク。
マルーン5で"This Love"、安心して聴いていられるパーフォーマンス。
しかしマイクはダントツの人気に少し油断しているようにも思える。

19才のアレックスは、"What A Wonderful World"
「居心地が悪そうに歌っていると、聴いている人にもそれを感じさせるよ。」
ライアン、「人前で今まで歌ったことは?」
「20人位の人がいるカフェで3回位・・・」
それじゃ、しょうがないなと周りも納得。

ケイシー・ジェイムス、オーディションから審査員のカーラ、
そしてゲストのビクトリア・べッカムを味方につける。
ブライアン・アダムスの"Heaven"
何だかとても嬉しそうに歌っていて観ていて微笑ましい。
自分にとって最高の瞬間であるはずのこの時、そういう時に楽しめる人っていい。
普通は緊張やいろいろな不安が先に立って、ほんとうはハッピーなはずの瞬間を逃してしまう。
素朴な持ち味もあるけど、かなり好感度高いイケメン。
サイモンから「君と僕との共通点は外見が良いためにほんとうの才能を見逃されるということだ。」
ランディからも「お互いモデル出身の歌手として・・・」などとジョークが出る。

アンドリュー・ガルシア、"Sugar We're Going Down"
とても才能のある人なのに今回の歌は、力が出し切れていない印象を受けた。
妻と幼い息子の将来が掛かっている、いつも「家族のために頑張っている。」と。

結果発表。トップ24全員で、"American Boy"のパーフォーマンス。
女性はブロンドの美しい人、ジャネル、やはりラテン系でとても綺麗なアシュレイが落選。
アシュレイは緊張からか前回は声が全然出てなかったのに、落選して歌う時は歌えている。
ジャネルは特に失敗もなかっただけになぜ落ちたのか。

男性はメキシコ系のジョー、上手に歌えていたのに。
そして70年代ロッカー、タイラー。
アレックス「君が落ちるなんて・・・」とハグ。
自分が合格して動揺している。
ケイシーもびっくりした表情がアップになる。
確かにこのままワンパターンだと飽きられるとは思ったが、この時点で落選とは思わなかった。

エレン、ランディ、カーラ、「誰が落ちると思う?」と聞かれても答えをはぐらかしたが、
サイモンだけは、アレックスとタイラーが残った時、「タイラーだ。」と答えた。
ライアンに落選のコメントを求められて、タイラーは、
「審査員が本戦、トップ24までにもっとアドバイスしてくれれば良かったのにな。」

シーズン8の優勝者、クリス・アレンのハイチ地震への番組としてのサポートの取り組み、
「アイドルギブズバック」チャリティーの紹介とパーフォーマンス。
そしてやはりシーズン8のアリソンが登場した。

いきなり予想もできない展開になったアメリカンアイドル シーズン9、
これから誰が歌に磨きをかけ、個性やカリスマが出てきて、好感度も上がってくるのか。

毎年のことだけれど、うっかり検索をかけたりして、ネットで結果を知ってしまうと、
楽しみが半減するので、なるべく見ないように用心している。

エリックべネイ、カンヌでプライベートショウ

2010-03-25 09:18:45 | エリック・ベネイライブ(日本以外)
またしても海外へ飛んだエリックべネイ。
今回は、自分のバンドのクルー、ベースのグレッグ、ドラムスのウェス、
そしてミキサー、付き人のビジェイとケビンも一緒に。
フランスのカンヌで現地のメンバーと共にプレイベートなパーティーでパーフォーム。
エリックを呼んでディナーショウをするとは羨ましい限り。
海沿いのMatrinez Hotel、南仏らしい椰子の木に囲まれている。
裏通りにはカフェや地元のレストランが並んでいる。


フランスのリンダに「エリック、来てるんでしょ?」とメール。
「フランスにはいるけど、パリではショウはないのよ。
情報を待ってるんだけどね。」
「パリでライブがなくても、フランスにエリックがいるならいいじゃない?」
「それは言えてる!」とリンダ。

ニューアルバムの発売、いつものことながら、
そしてエリックに限らず他のアーティストでも良くあることだが遅れそう。
フランスから帰ったら、新しいCDへと向けてダッシュで仕上げて欲しい。
でも慌てていい加減な物に仕上がっても困るし、エリックにとって納得できるアルバム、
そして私たちの期待に答えてくれるアルバム、待っています!

36時間 in Hong Kong

2010-03-23 22:08:50 | その他の旅
3月20日、16:20のキャセイ航空で成田を発つ。
5時間後、日本時間では21:20、現地では20:20に香港着。
機内放送、最初は聞き違いかと思ったが、現地の気温は25度。
東京よりも10度近く高い。
飛行機から降りると半袖、ショートパンツ、サンダルの人をたくさん見かける。
タートルネックのセーターは余りに暑過ぎる。
もっと温度差をチェックして着る物を考慮するべきだったと後悔。

空港からはエアポートエクスプレスー電車、あるいはエアポートリムジンーバス。
どちらにするか迷ったが、交通渋滞する時間帯でもなくホテルまで真っすぐ行けるのも楽なのでバスを選択。
空港を21:30頃に出るバスに乗る。
今回のホテルは、香港島、ハッピーバレイ、香港競馬場の近くのビジネスホテル。
引き続き、京都や博多に行くよりも安くあげる最低価格の香港の旅に挑戦している。
気温ばかりか湿度も高い。
ストレートな髪が巻きが入ってどんどんカーリーになってくる。

コスモホテル、着いたのは10時半頃だろうか。
一番近い駅がワンチャイかコーズウェイベイ。
コーズウェイベイまでは歩くと10分位、しかしその近くのタイムズスクエアまで
ホテルからバスが20分おきに出ているのでそれを利用することもできる。

チェックインして取敢えず部屋に行こうとエレベーターで降りたがドアに部屋番号がない。
フロントまで戻ろうとすると、夫が部屋の床の右端に小さな字で書かれた番号を見つけた。
1フロアに10室もないが、階数は20階以上ある。
入ると4畳半程。椅子もなくただベッドとバスルーム、
コンパクトでスタイリッシュにできているが、使い勝手は余り良いとは言えない。
でもホテルライフを楽しむわけではないので、これで充分。

荷物を置いてセントラルのランカイフォンへと向かう。
タクシーで10分ほど。タクシー代は日本円で500円位だろうか。
香港はなにしろタクシーが安い。
ランカイフォン、土曜日のせいか夜11時を廻っているのにたいへんな賑わい。
歩いている人はタンクトップ、ホルダーネック、半袖。
何となく服装が浮いているようで居心地が悪い。
翌日、半袖のTシャツを買おうと思う。

通りも大勢の人が溢れている。
店の外までロック、ポップス、ヘビメタが聴こえてくるが、
R&B系の曲が聴こえてくる店は無い。

ビアバーに入るとテラスは満席。
中もいっぱいだったが椅子を持ってきてカウンターに席を作ってくれた。
香港の地元の生ビールを一杯。
つまみはナチョスを頼むと、タコチップスにチーズを掛けてオーブンに入れて
オニオンやパブリカを散らした物にチリ、アボガド、サワークリームが添えられてきた。
香港でメキシカン。

二杯目は目の前にあったヒューガーデンの生。
もの凄く大きなグラスが置かれる。
ランカイフォン、周りは欧米の人ばかり、
働いている人やその人を訪ねてきた観光の人達だろうか。
隣の人が仲間達と写真撮影をしようとしていてビールが倒れそうになったので、
グラスを支える。
振り返った彼は私がビールを横取りしようとしていると勘違いしたようだ。
「良かったら飲んでね。」と微笑みつつもびっくりしたような表情で置いて帰って行った。

店を出て歩いているとまるでお祭りのようだ。
ある店の前を通るとR&Bが聴こえてきた。
今回は時間も遅いので次回の楽しみにとっておこうと諦める。

花粉症、香港では症状が出ないで、止まっていて嬉しい。
翌日は地下鉄でセントラルに出る。
セントラルで一日を過ごして、夕方にはホテルへ帰り、
夜は近くのコーズウェイベイの裏通りにある飯屋へ。
英語が通じないが、店の前に下がっている鶏肉や豚肉を指さし、
青島ビールを頼む。
お店の人が野菜やご飯はいらないのかと聞くので、頼むことにする。
チャイニーズブロッコリーをさっと湯掻いてオイスターソースを掛けてくれた。
店の壁に「本日のスープ」らしき張り紙があるので頼む。
店で使った肉類の余り物に日本にはないお芋が入っている。
日本で言うところの粗煮。
これが美味しかった。ホンコンダラーで7ドル。約80円位。

タイムズスクエア、漢字だと時空広場と書いてある。
ビルの上を見上げると山の頂のよう。
外を上るエレベーターの様子に映画「ブレードランナー」を思い出す。

ホテルへ帰ると朝はダイニングテーブルが並べられ朝食ビュッフェをやっていたスペースが
サッカーファン達の集うバーになっている。
大画面でマンチェスターとリバプールの試合中。
集まって来た人たちはユニフォームを着て試合の様子に一喜一憂、歓声を挙げている。
ホテル滞在客ではない地元の欧米の人達。
どっちを応援しているのかよくわからないが右隣の男性はマンチェスターファン。

22日は朝、10時の飛行機。
リムジンバスのホテルのピックアップタイムは6:40。
時計がない部屋、携帯二つの目覚ましとフロントに5時半のモーニングコールも頼む。
朝起きられるか心配で眠りが浅く朦朧としたまま空港へ。
空港で飲茶の朝食、幾皿か注文して、隣の人がお粥を食べているので「あれも。」と頼む。

帰りの飛行機は一回り大きなアメリカン航空機材使用のキャセイ共同運航便。
行きは観る映画が4本しかなくて、選んだ映画はニコラス・ケイジの出てくる
ニューオリンズが舞台のサスペンス物。
字幕は中国語。機材不良なのか気流の影響なのか、
何度も中断されて話が全然わからなかった。

帰りは映画が選び放題。
しかし飛行時間は約4時間。
サンドラ・ブロックがアカデミー賞を撮った "The Blind Side"「しあわせの隠れ場所」
を観ようと思ったら、なんとマイケル・ジャクソンの「ディス イズ イット」があった。
"This Is It"、知人でロシア語や北京語の字幕付きの海賊版を発売前に手に入れた人達がいたが、
このキャセイ版は広東語字幕だろうか。
先日のロイ・エアーズのライブでロイがユビキュティー、偏在という言葉を使っていたが、
マイケルも今は時空を越えた存在だ。
マイケル・ジャクソン、亡くなってから私の中でどんどん若返っている。
最近は30才前後のマイケルジャクソンが蘇っている。



久しぶりでこの映画を観て、また感無量になる。
「ディス イズ イット」の後、「しあわせの隠れ場所」を見始めるが時間切れ。
とても良さそうなので映画館で近日中に観るつもり。
映画に夢中になっているとあっという間に着陸態勢に入る。

短い滞在だったけど、その間、花粉症を忘れることができた。
香港は時差も1時間だけだし、物価も安い。
そしてマイケルにも飛行機の中で会えた。

成田に着いたのは、午後3時頃。
ほどなくクシャミが出始めて花粉の季節が戻って来た。
着ている服も心なしかきつい。

翌朝、新聞のチラシに入っていた筋トレ専門のジム、
「ゴールド」のパンフレットを思わずじっと眺めてしまった。
二の腕とウェスト周りを何とかしないと。
エリックのように上腕二頭筋を鍛えたい。

桜の蕾もほころんでいるし、もう春はすぐそこまで来ている。

クールアンドギャング

2010-03-22 18:08:37 | その他のライブ
コットンクラブができたばかりの2005年12月。
「JTテイラー オブ クール&ザ ギャング」のライブを観に行った。
オープン当時のコットンクラブは、しばらく空席が多かった。

まん前の真ん中の席。
JTはまさに私たちの席で歌ってくれたかのようだった。
JTもドラムスの女性もバックコーラスのスリーシスターズも完璧なステージだった。
途中お色直しも入り、しっかりショウアップされているライブだった。

今までアルバムで聴いていて印象の薄かった「ミスレッド」がとても良い。
大好きな曲、「トゥーホット」がちょっと違う。
彼は自分以前のK&Gを歌わず、また参加してからも、
彼がリードボーカルを取った歌とそうでない曲ではライブでの迫力が違う。
俄然、自分の曲への思い入れが深い。
「ジャングルブギ」なんてイントロだけだった。

今回はJT抜きのKool & The Gang。
JTの時とは違う曲がしっかり聴けそうだ。
というわけで、3/27の1stを予約。
JTももちろん好きだが、それ以前のクール アンド ザ ギャングのショウ、
今回のビルボードのライブに期待できそうだ。

アメリカンアイドル シーズン9 ハリウッドウィーク ファイナル

2010-03-20 00:08:23 | アメリカンアイドル
アメリカンアイドル、シーズン9、ハリウッドウィークが最終章を迎えた。

選考に掛けられたメンバー達は3つの部屋に分けられる。
2つの部屋は合格者、1つは落選者。
それぞれ同じ部屋にいるメンバーを眺めながら自分は落選組か合格組かと思案顔。

その後、合格した二つの部屋のメンバー46人をもう一度選考会議にかけて、
その中から24人、トップ24が決まる。
今まではエレベーターで合否を告げる審査員のいる部屋へと向かったが、
今回はコダックシアター、ステージ上の審査員のところまで長い客席の通路を歩いて向かう。

ここまで来たのだから充分と思う人はまずいない。
むしろ、これだけ頑張って来たんだから何が何でも上に進みたいと誰もが思っている。

午後2時ともなると合格者が決まっていく中、男女12人ずつの枠が少なくなってくる分、
緊張感が漂う。
午後8時を回ると14人が決まり、残った人達の神経は頂点に達し高ぶる。

ジェイソン・ムラ―ズの曲を何人かが挑戦。
それぞれアレンジを変えて自分の歌にしていた。
マイケル・ジャクソンの曲を選ぶ若者が多いが、マイケルとスティービー・ワンダーの曲は難しい。

家族の期待を背負っている立場の夫もいて母もいて、子供たちもいる。
豊かでない生活からこの番組に掛けてきた人、2度、3度と「アメリカンアイドル」に挑戦してきた人。

シェルビーは顔の半分が麻痺している障害があるが、
番組が進む中だんだんとそれを感じさせないように変わっていった。
むしろそれが彼女の個性にもなり魅力にも感じた。
残念ながら落選。
「次回もぜひ挑戦して欲しい。」
「君はここにきて成長した。」と励まされる。

叔母に育てられた16才のアーロン、歌詞を忘れてしまう。
サイモンは昨シーズンから「歌詞を忘れた人は落選と思って欲しい。」と厳しい。
忘れながらも、歌うことを諦めず、一生懸命思いだそうとするアーロンを客席の人達は、
祈るように見つめる。
叔母さんは周りの人と手を握って見守る。
ランディーも「落ちつけ!」と掛け声。
歌詞を思い出し歌い続けたアーロン、結果は合格。

トドリックはミュージカルに出演していた。
ダンスも得意でグループ審査では披露したり、周りに教えてあげたり。
「アメリカンアイドル」だけでなく「アメリカンダンスアイドル」にも出られそう。
合格。

ジェシカは二度目の挑戦、グループ審査でサイモンが「聴くに耐えない。」と中断したが、
「私のソロのパートはまだよ。」と食い下がってしっかりと自分の歌を聴かせた。
落選を告げれると、「どうして?」と納得できない。
エレンが「たった一度のNO、あなたの人生が終わったわけじゃない。」

タイラー、20才のロッカーなのに70年代の雰囲気がある。
70年代のロックが好きでDVDとかを観て研究しているそうだ。
合格。

アンジェラは3回目の挑戦。
最初の時の映像を私も覚えている。
重い障害の娘がいた。
番組にでたことがきっかけで少女は21才まで病院で介護を受けられることになったそうだ。
3回目、ずっとこれを目標に頑張って来た彼女に落選を告げるのは辛い。
カーラが隣に座って話す。
審査員もみな励ます。
外にいた司会者のライアン・シークレストも「必ずこの経験をポジティブに変えると約束して。」

16才のサディアス。
ビッグママがずっと客席から声援を送っていた。
「君は何も悪くないっていうけど、ならなぜ落とすんだ。」と泣く。

前回までは最後に男女二人づつ残してそれぞれ片方が合格という構成だった。
あれはいくらなんでも残酷だと思っていたら、
今シーズンはそれが無くなり、映像で最後の二人を組み合わせる。

トップ24が決まった。
次回からは女性12人、次が男性12人、そしてそれぞれの結果と進んでいく。

今回、合格した人、落ちた人、一緒に喜んだり悲しんでくれる家族や友達がいる。
審査員が決めるのはここまで、次回からは視聴者の投票。

Eric Benet-I Can Get No Satisfaction

2010-03-19 00:01:19 | エリック・ベネイライブ(日本以外)
インドネシア、ジャカルタのジャワジャズフェスティバル。
3日間のジャズフェスに先立ち行われたプレスコンフェレンス。
そのオープニングを飾ったのは、エリックべネイとロンキング ビッグバンド。
曲は意外な"I Can Get No Satisfaction"
ジャズのビッグバンドのアレンジでロックな曲を歌った。
文部大臣、通産大臣、ジャワジャズのプロデューサー、ピーター・ゴンザも同席。

ジーンズにコットンの白いセーター、素足にゴム草履で登場したエリック。
リラックスした感じに軽く流している。
エリック・べネイの後ろにはエリックの付き人、ミュージシャンでミキサーもするケビンの姿。
同じ映像でケビンが撮ったものもfacebookに載せられている。
そちらの方がエリックの近くから撮っているのでエリックの声が良く入っている。
ケビンはずっと小さなカメラを抱えている。

似たような状況で私も先日、某クラシックピアニストの方の
ホテルでのロビーコンサートの映像を撮ったのですが、
こうやってずっと小さなカメラを動かさないように持っているってけっこう難しい。
ケビン、グッドジョブ!

たくさんの報道陣が周りを囲みインドネシアが国を挙げてジャワジャズに力を入れているのがわかる。
ジャワジャズ中、エリックが他の歌手5人と歌った日、大統領も観覧に来ている。

こんなビッグバンドをバックにジャズナンバーを歌うエリックべネイ。
今までこういうエリックのライブ、たぶんなかったと思う。
ジャワジャズ、行ってみたかったですね。

エリックが歌う時、"No satisfacition"なんてあり得ない。 
むしろ"Satisfaction Guarantee!" 『満足度保障付き』と叫びたい!

Eric Benet sings "Satisfaction" w/ Ron King BigBand

ロイ・エアーズ&フィリップ・ウ―@コットンクラブ 3/16 1st 2010

2010-03-18 00:00:23 | その他のライブ
最初に登場したフィリップ・ウ―、バンドのメンバーはほとんど日本在住。
ロイ・エアーズ、1940年生まれ。ということは70才?
とてもそんな風に見えないとも言えるが、さすがそれだけの芸歴とも感じる。
フィリップとロイは35年近い付き合いだと言う。
そして今日は二人のReunion(リユニオン)、同窓会また家族の集まりという時にもこの言葉を使う。

フィリップはシアトルの高校に行っていた17歳の時にクラブにロイ・エアーズのライブを観に行った。
それほど混雑してなかったこともあり、ロイは軽く冗談をいいながら楽しい雰囲気で演奏していた。
そして客席に向かって、「誰か演奏してみたいヤツいるか?」と声を掛ける。
フィリップは「は~い!」と手を挙げ喜び勇んで参加。
ロイとの共演を楽しんだ。

その後、19歳になりハイスクールを卒業したフィリップはまたロイエアーズのショウに行く。
「僕を覚えている?」と聞くと、ロイは覚えていてくれた。
「雇ってくれない?」という話になると、「お前は俺の音楽をどれ位知っているのか?」
「全部わかっている。」と答えたとフィリップ。
「ほんとに全部勉強していたんだ。」とロイ。
「そしたら、ロイが『よし、じゃあニューヨークへ行くぞ。』そして、僕は一緒に飛行機でニューヨークへ発った。
その後、何年かロイと一緒にやってアルバムをいくつも出して、今の僕がある。
僕がここにこうしているのはロイのお陰だ。ほんとうに感謝している。
ロイとの出会いがなければ、今でもシアトルの街角のコンビニで働いていたと思う。」
ロイも「こちらこそ、フィリップに会えて良かったよ、ありがとう。」

こんな再会の喜びに満ちたオープニングで始まったRoy Ayers & Philip Woo。
"Red Black and Green"
日本の若手の女子トランぺッターへ演奏を振る。
彼女の健闘にロイは、よしよしと頷く。
他のバンドメンバー達に「彼女、いいじゃないか?」みたいにアイコンタクト。

"Third Eye"
これはスピリチュアルな曲、とロイ。
神の授けた三つめの眼を人は昔持っていた。それは霊的な物を見ることのできる眼だった。
神がそれを人から取ってしまったが、今でも目に見えなくても、その眼は存在していて、
その力が強い人もいるんだよ、と。

そしてロイはかつてUbiquity、ユビキュティーというグループ名で活動していた話をする。
ユビキュティーとは時間、場所を超越した存在、
「だから、みんながそれぞれの家にほんとうに僕のアルバムを持っているか、わかっちゃうよ。」
前列の人がロイのCDを見せる。
「ふ~ん、それってCDがあるんだ。」とロイ。
隣の席の人が、同じアルバムのレコードも見せる。「ああ、それは見覚えがある。」とロイ。

"Sarching"
前列、左に若者が4~5人、すごく盛り上がっている。
でも、余りに若いので乗っているだけかと思ったら、この曲のサビで皆「サーチング!」とシャウトアウト。
おっ、やるねぇ。ロイも「お前達、わかっているじゃないか!」と微笑。

"We Live In Brooklyn"
ブルックリンを東京に時々変えてみんなで一緒に歌う。
ロイはさりげなく観客を誘導して歌わせるのが上手だ。
日本の人が歌いやすいようにゆっくり教えてくれて、わかりやすい言葉を選んでコーラスさせる。

"Everybody Loves The Sunshine"
「この曲、知っている人?」とロイ。
ほとんどの観客が挙手。

最後は全員並んで肩を組み観客にお辞儀。
ロイが「もう一度?」と聞くので、みんな、「イエス!」と叫ぶと、もう一度お辞儀。
「わかっているよ、もう一曲聴きたいんだろう?」とロイ。

ロイ・エアーズのライブ、適度にゆるい感じがいい。
ロイの寛いだムード、フィリップとの信頼関係が伝わってくるライブ。
まさしくサンシャイン、強烈な日差しではなく暖かな春の太陽のもとにいるようだ。
"Evrybody loves the sunshine!"

ところで、今は花粉症、真っ只中の私。
ライブを観ている間、症状が止まっていた。
目と鼻、そしてその奥のぼぁっとした感じをしばし忘れた。
このブログに良く登場する某クラシックピアニストの方が、
(某と書いてもずっと読んで下さっている方は誰だかわかっちゃうと思いますが)
「くしゃみ、咳、鼻水は演奏中は止まる。」と言っていたが、演奏する側でなくて観る側も
楽しいライブに熱中している時は症状が出ないんだと思った。

ショウが終わると、また鼻クシュクシュ、目も涙目、ぼんやりとしてきたので、
この日はコットンクラブでライブ終了後、まっすぐ家へと帰宅いたしました。

Roy Ayers(vib,vo)
Philip Woo(key)
Hank Nishiyama(g)
Cliff Archer(b)
Jay Stixx(ds)
John Pressley(back vo)
市原ひかり(tp)
宮崎隆睦(sax)

マイケル・ジャクソン「日本滞在1440時間」1987年初来日映像

2010-03-17 12:02:15 | Weblog
1987年にテレビ放映されたマイケル・ジャクソン初来日の映像。

成田で待機する報道陣は200人近い。
カメラの位置を決めるくじ引きが始まる。
現れたマイケルは小柄で華奢でひたすら可愛い。
とてもエレガント、控えめでそれでも神々しいオーラ、清浄な雰囲気が漂う。

コンサート会場では準備が着々と進められている。
一足先に東京入りしたクインシー・ジョーンズ、アメリカのテレビ向けのレポートの撮影が始まっている。

後楽園やディズニーランドで遊ぶマイケル。
後楽園では乗り物に乗る映像、ディズニーではミッキーに手を取られて入場する姿。
池袋のデパートでショッピングするマイケルは普通の青年のようだ。

小学校訪問の映像では、子供たちの歓声に迎えられて屈託のない笑顔。
「『紅葉』を一緒に歌いませんか」と高学年の子供に英語で誘われてステージで一緒に口ずさむ。
子供たちの中に入って押しくら饅頭状態。
間に挟まれたマイケルは心から楽しそうにしている。
マイケルジャクソンを知らない子供もいる、それでもみんながマイケルを囲んで離さないのは、
マイケルを知らなくても、何だかとっても素敵なお兄さん、それにすごくいい人、大好き!
そんな感じでみんなが寄ってくる。

大阪への移動、飛行機かとの予想を裏切り、新幹線。
マイケルは新幹線に乗ってみたかったのだ。
車中を一般席を通って移動する。
握手やサインを求められて、気軽に応じる。
年配の女性は、扇にサインしてもらっていた。

車での移動も窓を開けて、手を振ったり、顔をのぞかせる。
信号待ちの時に隣のバイクに乗ったカップルに話しかける。

大阪の府(市?)庁舎訪問。
出されたお茶に口を付けるマイケル。
シャイなマイケルはこういう表敬訪問の間が持たないので、愛玩チンパンジー君も同席。
一緒に知事(市長?)の挨拶を聞いている。
お茶も一緒に飲む。
公式の場でもきちんとふるまうように良く躾けれてはいるものの悪戯を始めようとした彼に、
しっかりと×サインを手でマイケルは出す。
もう見ていてほんとうに微笑ましい。

コンサートの観客達の映像。
子供もいればおばあさんたちも来ている。
そしてグレゴリー・ペック夫妻も。マイケルのコンサートを観るために来日したのだろうか?
日本の芸能人、相撲界の人も映る。

コンサートが終わった後のマイケルの姿。
「もう一回続けてできるよ。」と言っていて、テンションが高くなって輝いた表情だが、
全身全霊でパーフォーマンスをして疲労困憊していることがわかる。

マイケル・ジャクソン、来日した時に日本で起きていた誘拐殺人事件に心を痛め、
その少年のために歌を捧げた。
彼のために真摯に祈るような表情で歌い上げた。

コンサートが始まる前でこのヴィデオは終わっている。
マイケルジャクソンが泊まっていたホテルの部屋の映像。
ベッドの前、カーペットの上に床が作られている。
マイケルが部屋でダンスの練習をするために特別に用意された床。

この時のマイケルは29才だろうか。

Miyuji Kaneko in Hungary 3/9.10 2010

2010-03-16 00:00:23 | ピアニスト 金子三勇士
3月7日、横浜での演奏を終えて金子三勇士、翌8日にはハンガリーへと向かった。
ハンガリー、日本から直行便のない国、朝、家を出て、その日の晩にホテルに着くまでには
24時間近くかかったことと思う。

ブタペスト到着後、ゼゲド市へと車で移動、その夜にはリハーサル。
そしてゼゲド市において翌日、9日にはコンサート。
http://www.delmagyar.hu/szeged_hirek/kaneko_miyuji_tisztan_latja_a_zenet/2146526/

10日はブタペストへと戻り、ハンガリー新国立芸術宮殿大ホールにて演奏会。
http://mupa.hu/bartok-bela-nemzeti-hangversenyterem/

約2000席の規模の会場。
2005年に完成したハンガリーが誇る劇場の大ホール。
演奏した曲はバルトーク ピアノ協奏曲第3番。

現地からの画像が届いた。
ヨーロッパの風格あるコンサートホールで満員の聴衆を前に
オーケストラを背後に控えて胸を張る三勇士の姿。

これから演奏が始まる前なのか、終わった後なのか。
いづれにせよ、素晴らしいピアノを地元の観客達に聴かせ拍手を浴びたことに間違いはない。
金子三勇士の存在が遠くに感じられる時、同時に嬉しさもある。
日本から離れたところ、育った国で頑張っている姿を思うと万感迫るものがある。
日本の小ホールで身近に演奏を聴ける時も、もちろん嬉しいのだけれど。

Yvonne Catterfeld and Eric Benet

2010-03-14 09:43:59 | エリックベネイの日々&KyteVideo
2005年の秋に6年振りで来日し大阪、東京、横浜、名古屋でライブを行ったエリック・べネイ。
LAに帰ると程なくドイツへと出発した。
「飛行機では全く眠れず現地に着いてからもずっと起きている。」とエリックはmyspaceに投稿。
そのまま、ドイツのアイドル歌手、イボンヌ・カタ―フィールドと
エリックの3rdアルム"Hurricane"から"Where Does The Love Go"
をデュエットするプロモーションビデオを撮影。

アルバムではソロで歌っているこの曲、イボンヌと歌うプロモも観れるが、
スタジオでギターを弾きながら二人で歌っている映像がアップされていた。

その後、ドイツに一か月ほど滞在しテレビにも彼女と二人で度々出演した。
エリックにとっては余り居心地の良い待遇ではなかったようだ。
エリックの弾くギターだけでデュエットを歌い上げる。
イボンヌを立てつつ、しっかりと自分の歌も聴かせている。

Yvonne Catterfeld und Eric Ben醇Pt bei "VIVA Live"



Eric Benet"When you think of me"

2010-03-13 11:53:04 | エリックベネイの曲
「ハロー、ベイビー 元気でやっていた?
また君に会えるとはね
あれだけ僕を落ち込ませておいて、やってくるとはね
僕たちは仲良くやっていた
でも君には他の男ができた
もし僕が君のして欲しいことを
わかっていなかったのならあやまるよ

知っていると思うけれど、あれからずっとうまくやっている
家も引っ越したんだ
僕のすべての夢を君が時間の無駄だって言っていたこと
思い出したよ

君が他の世界にいる間に僕も新しい世界を作った
それなのに君はまだ僕を想っているって言うの?

死にたいと思うほど、落ち込んで
膝から床にくずれるように泣いて
君にはそういう気持ちがわかるのかな

これ以上生きていられないと思って
君の世界はパニックを起こすかな?
僕のことを想う時

僕はすべての愛を君に注いだけど
君が求めたのは物質的なものだった
今でもそうみたいだけど
それだって簡単なことじゃないだろう

僕はかつてないほど落ち込んだ
立ち直るのにしばらく時間もかかった
君のためなら命も惜しくなかった
そういう僕の気持ちを全部考えてみたことがある?

君の女友達と一緒に夜を過ごしたりしたけど
あれは君と彼へのあてつけだった
ホノルルへ二人でいくつもりだったんだってね
でも彼は君を置いて行ってしまった

さあ、涙を拭いて もう終わったことだ
僕のフィアンセに君を紹介しよう

もう一度聞きたい 僕のことを想っていたって?
僕の思い出から逃れることができなくて
大きな波に流されながらも僕を想っていたって?

目を閉じると僕の顔が見えた?
そして僕の気持ちを考えてみた?
あれほど強かった愛が偽りに過ぎなかっただなんて」

2005年のエリックべネイのライブは"If You Want Me To Stay"から始まった。
Slyをカバーしたエリックの1stアルバムのこの曲、
当時、アメリカでバッシングが続いていたエリックから
「居て欲しいなら歌うけど、どうする?」と会場の人々に問いかけているようだった。
もちろんライブに足を運んでいる人はエリックに帰って欲しいはずもない。
観客を男性と女性にわけて、"If you want me to stay"と"Stay With Me"とエリックは歌わせた。

2007年のスタートは3rdアルバムから"India"、アメリカへ置いてきた娘のインディアを想う気持ちを込めた。
そして東京ジャズフェスティバルでもヘビーで複雑なインストが続く中に最後に登場したエリック。
シンプルに歌い上げるこの曲は逆に新鮮で、夏の熱い会場に涼風を吹かせた。

2009年、2月の来日は2ndアルバム"When You Think Of Me"がスタート。
「久しぶりにみんなに会うけど、僕のこと忘れてなかったかな?」
そんなカードをエリックは突きつけた。

映像はラテン系のTVにオンエアされたもの。
昨年の映像かと思う。
ライブ会場で最初はヤジが入っている。
その内、観客も一緒にコーラスを始める。
エリックは一見深刻なこの曲を、軽く歌っている。
それでも、この曲はエリックの歌の巧さを最初にガツンと聴かせるだけのポイントが凝縮されている。

Eric Benet Live.avi


アメリカンアイドル シーズン9 ハリウッドグループ審査

2010-03-12 09:27:35 | アメリカンアイドル
ハリウッド予選、オーディションで85人が落選、残った96人がグループ審査へと。
それぞれチームを組んで選曲、アレンジ、振り付けまでこなさなければならない。

自然に組む相手と出会える人、中々相手が決まらない人。
決めたけれど、この人とは巧くやれないと悩んでいる人。

シーズン5から観てきて、どのシーズンだったかは忘れたが、一度グループ審査のない年があった。
その苛酷さ、人間関係のもつれ、有望視されていた人がこの審査でつぶれていくことから、
取りやめになったのだと思った。
次の年には再開され、やはりここが見せ場、そしてここをくぐり抜けるくらいのガッツと
円満さがなければ、この業界ではやっていけない。
しかし今回はアドバイザーのような立場に人が統率して、アレンジをチェックしたり、
仲裁に入ってくれている。

候補者たちも地方予選の時から、もしハリウッドまで行けたらグループ審査で組む相手、
視野に入れているのかもしれない。

グループが決まり、夜がふけていく。
もっと練習したいと思う人もいれば、睡眠が大切と寝てしまう人もいる。
確かシーズン5のエリオット・ヤミンもメンバーを置いて部屋に帰ってしまった。
もっともエリオットはいろいろと持病もあるから彼なりの体調管理があるのだろう。

レディー・ガガの同じ曲を選んだ二組がある。
近くで練習していて、相手の良いところをパクったりと火花が散っている。

アレンジでグループ内で揉めている人達。
メンバー達ができないと言っているのに一人が譲らない。

全部を仕切りたがり、周りと衝突している人がいる。
相性が合わないで自滅していくグループ。

マイケルは、息子の出産に立ち会わず携帯で病院での様子の実況を聴きながら参加している。
「この瞬間に妻と一緒にいたかったけど・・・」
「電話で参加できて良かったよ。」と仲間達。
仲間の一人のセスには自閉症の幼い息子がいる。

先ほどから揉めているグループの女性一人が棄権した。
ここまで来てやめるとはよっぽど我慢の限度を越えたのだろう。
グループを仕切っていた女性は歌詞を忘れて失格。
病気のお母さんの世話をしていて歌も性格も優しいジャーメインは何とか合格したが、
「グループ審査は地獄だった。」

グエン・ステファニー"Sweet Escape"を選んだグループがいくつかあった。
みんな、かんでしまって歌詞が歌えない。
ハーモニーも最悪になる。難しい歌だ。

10代後半の4年間を刑務所で過ごしたというマット。
「失望させた家族を喜ばせたい。」と頑張っていたがここで落選。

ずっとメンバーを怒っている人がいてずいぶん自己中心的な人だなぁと思っていた。
歌い始めたら他の人たちがバックコーラスもそれぞれのソロもひどすぎる。
これでは怒りたくもなると納得。

過酷なグループ審査が終わった。
ここをくぐり抜けた人から更に人数が絞られて、トップ24へと進んでいく。
今までもいろいろなドラマがあった。
今回のグループ審査、これでも穏やかに終わった方なのでは。