昨年の映像だが先週になってアップロードされた。
LAのショッピングセンターでのイベントで歌うエリックべネイ。
グレーのぴったりしたパンツ、ストライプのシャツ、
その下は白のTシャツで茶色の靴を履いている。
"Real Love"から始まり"Sometimes I Cry"、最後は"You're the Only One"
ヒット曲、思い入れの深い曲で固めた。
エリックはこういう風にボディーランゲッジをたくさん歌に入れている。
例えば"You're the Only One"でも"I don't care what they say"の部分、
「人になんと言われようと関係ない」というところで、
目の前で追い払うように手を振る。
"Sometimes I Cry"を歌う前に「皆がNO.1にしてくれた曲だ。」
いつもファンへの感謝の気持ちを忘れないエリックべネイ。
"I Just Fake It"と歌いながら観客にその続きを"Until when?"とマイクを向ける。
観客達から"Until I Can Make It"とコーラスが返ってきて、
「みんな、ちゃんと歌えるじゃない。」と歌に乗せて答えながらご機嫌のエリック。
それでもそんなことに振り回されることもなく、
エリックは自分の仕事、歌に観客とのコネクトに入り込む。
「もっと聴きたい?」と聞き、湧き上がるスクリーム。
「コーラスが必要だから手伝って欲しい。」と"You're the Only One"
コーラスの部分では観客へとマイクを向ける。
"You're the only one I love, you're the only one I need in my life"
客席からコーラスがしっかり返ってくる。
思いっ切りエリックべネイが懐かしく、また一緒に歌えるファン達が羨ましくなる映像。
Youtubeを時々パトロールすると、思いがけぬ映像と出会うことがある。
2週間前にアップロードされた韓国での"Cracks of My Broken Heart"の映像。
昨年のソウルでのライヴのものだが、カメラの構成からテレビで放映されたものだろうか。
Eric Benet 3rdアルバム"Hurricane"中の収録曲"Cracks of My Broken Heart"
ライヴで歌ったのは後にも先にもこの時のみ。
韓国では何人かの歌手が「ハリケーン」の中の曲をカヴァーしている。
エリックもそのことを知っていて、ソウルのライヴでは"Hurricane""Still With You"
なども歌う。
"My Prayer"はインスト。
入場は"Love Don't Love Me"
新旧のヒットナンバーがまとめられている。
"Femininity"、アメリカのファンには絶大な人気だが、
歌詞の意味が深く日本では余り受けないこともエリックは知っていて
2005年の来日以来歌っていない。
〆は"You're the Only One"
アンコールはお約束の"Georgy Porgy"
Pati Austinがステージ上に現れると、いきなり「愛のコリーダ」を歌い始めた。
楽しみにしていたこの曲、しかしアンコールかと思っていただけに
不意を襲われスタンディングし損なう。
続く"Say You Love Me"
パティー・オースティンが「私が若い頃に書いた初めての曲なのよ。」
との説明と共に歌い始めるとそこに登場したのは松田聖子だった。
初めて観る松田聖子、パティーと並んでも全く遜色ない。
互角にデュエットし、パティーを立て、観客にもアピールする。
長年エンターテイナーとしてやってきただけでなく、
海外でも通用するレベルを目指して努力してきたことがわかり、
すっかり見直してしまった。
ようやくジェームズ・イングラムが紹介され"Just Once"
8年前のブルーノートのライヴの時と較べると、
心なしか痩せて声も細くなったような気が。
パティー・オースティンとのデュエットで"Baby Come To Me"
この二人のデュエットを聴ける一期一会の機会、
今後、それぞれのライヴがあったとしてもデュエットはバックコーラスとになるはず。