Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

アメリカンダンスアイドル シーズン8

2013-06-12 10:12:43 | アメリカンダンスアイドル
シーズン3から観てきた「アメリカンダンスアイドル」略してアメダン、
アメリカ本国でのタイトルは"So You Think You Can Dance"略してSYTYCD、
フォックスチャンネルで新シーズンの放映を楽しみに待っていたら、
何とシーズン7がDlifeチャンネルで知らない内に始まって終わっていた。
見逃してしまったことを残念に思っていたところ、
5/17から同チャンネルでシーズン8が始まる。

「アメリカンアイドル」ファンの人に「アメダンってどんな感じ?」
と良く聞かれるが、アメアイよりも更にディープとでも言うか、人間臭さがある。
アメアイでの優勝者がシングルを出し、アーティストとしてデビューできるのに対し、
こちらは優勝してもファイナルコンテスタントとしてのツアー後は、
バックダンサーを続けるか、その後は振付師やダンス教師になるか。
ダンサーとして輝ける期間がはかないだけにその一瞬にかける人々のドラマに魅了される。
出場者や審査員が逆境をばねに立ち上がってきたということを披歴する場面、
語らずともそれが察せられる場面に遭遇した時は涙を誘われる。

二人でペア、あるいは数人で組んで踊ることから、自分本位なやり方ではなく、
相手に対しての配慮、そして振付師の意図を読み取るセンスがなければ勝ち残っていけない。
ヒップホップしかできなかった人にもワルツやタンゴが要求される。
反対にバレーダンサーがクランプ(怒りを表わすヒップホップ系)に挑戦したりすることになる。
今まで知らなかった様々なダンスを番組を通して知ることも魅力だ。

既に始まった地方予選、久々に見る審査員達の姿が懐かしい。
全員が踊れる人、元々はダンサー、今もダンスコーチだったり振付師だったりなので、
真剣にダンスを見守り、一緒に喜び涙したりでコンテスタントに自分を重ね、
反対にいい加減な人には歯に衣着せぬコメントをする。

映画「ヘアスプレイ」の監督で振付師のアダム・シャンクマン、
振付師で「コーラスライン」の再演のドキュメンタリー映画では、
応募するダンサーとして登場していたタイス、
一見悪そうだが、苦労を重ねて来てそれゆえの優しさもあるリル・C、
温かい目を候補者達に注ぎながらも気持ちは熱いメアリー・マーフィー、
アメアイとこの番組のプロデューサーも務めるナイジェル・リスゴー。
その他にもお馴染みのメンバーが登場する度に嬉しくなる。

アメアイの審査員達との違いは世間体を気にしないというか、
一般の人気に関係ないところで勝負している人達なので、
自分を作らずに率直に感想を語る。
また挑戦するダンサーたちも番組を通して本音をさらけ出し、
自分の殻を破って行かないと勝ち残れない。
ダンスの世界が音楽以上に上下関係が厳しいことも覗える。
この世界ではダンサーに対しての振付師の存在は圧倒的だ。

才能はあっても傲慢さが前面に出てしまう振付師、
ダンサーは道具に過ぎず自分の芸術性のみを追求する振付師もいれば、
ダンサーの身になって考え良さを引き出し、勝利へと導こうとする人もいる。

来週からトップ20へと番組は進んでいく。
私にとって忘れられないのはシーズン3、準優勝のダニーだが、
今シーズンも素晴らしいダンサーとの出会いを期待している。

アメリカンダンスアイドル シーズン6 トップ6、そして優勝者発表

2011-01-30 10:38:14 | アメリカンダンスアイドル
6人のダンサーの栄冠を掛けての闘いが始まった。

キャスリンとライアン
セルジオ・メンデスの"Magakenha"でジェイソン・ギルキンソンのサンバ。
最後にキャサリンを宙に投げ、背中に背負うところが圧巻。
サンバをステージのショウとしてのエンターテイメントとしてパーフォーマンスした。

エレノアとジェイコブ
タイスの振り付けでブロードウェイ、"Gotcha"
二人とも華やかな大技から細かい演技まで完璧だ。

アシュリーとラッセル
ソーニャの振り付けで踊るラッセルは「今までのシーズンを通して、
あなたほど成長した人を観たことがない。」とメアリーを泣かせた。
アシュリーは前回、怪我で休んだが傷ついた彼女と演技の役がマッチしている。

エレノアとライアン
ジャズと言うよりもテクノ。
ロボットの体操のようなユニークなダンス。

ジェイコブとアシュリー
ジャン・マークのフォックストロット。
社交ダンスでもラテン向きのアシュリーと専門外のジェイコブ。
ジェイコブは番組を通してボールルームダンサーとしても充分通用する踊り手になった。

エレノアとラッセル
パッソドブレ、影絵のようにエレノアのシルエットから始まり、
炎のバックの中にラッセルの登場。

キャスリンとジェイコブ
コンテンポラリー、マイケル・ブーブレの曲、"At The Moment"
曲とダンスとダンサー、すべてが整った。
「2人が踊るとマジックが起こるのね。」とメアリー。
ジェイコブは才能溢れるダンサー、そしてキャスリンは最初はトップ20の中でも目立たなかったのが、
ぐんぐんと頭角を表した。

アシュリーとライアン
夫婦で踊るトラヴィスのコンテンポラリー。
ずっと離れて踊ってきた二人がこの日、初めて一緒にダンスした。
二人とも感涙にむせぶ中、メアリーも涙。
アダムも「二人の姿に究極の優しさを感じた。」

キャスリンとラッセル
タビサとナポレオンの振り付けのヒップホップ。
ラッセルは得意のスタイルで番組の最後を飾った。
キャスリンもヒップホップに全く違和感なく溶け込んだ。

ファイナル、結果発表。
トップ19の演技から始まる(ビリーは病欠)
そこにトップ6が登場するがやはり最後に残った6人達は個性が際立っている。
優勝者は25万ドルの賞金とダンス雑誌の表紙を飾ることができる。

ゲストはアダム・ランバート、メアリー・J・ブライジ、ジェニファー・ロペスも。
ゲスト審査員はリル・C,タイス・ディオリオ、デビー・アレン。
その他の振り付け師達も客席で見守る中に今回のベストパーフォーマンスが披露される。

いよいよと結果発表となる。
中々、残った3人が出てこないと思ったら、ライアンの肩を借りて、
ラッセルが登場した。
3人で踊るヒップホップの時に足を怪我してしまったのだ。
ラッセルのその後の2つの演技はすべて生ではなく過去の映像の放映となった。
全員で踊るダンスは欠場することに。

トップ6となったのはライアン。
「素晴らしい人達と一緒に過ごせたのは自分の人生の宝物となった。」
と言い残し舞台を離れる。

5位はライアンの妻、アシュリー。
夫婦でこんな経験をするダンサーは番組史上初めてなだけでなく、稀に見る存在だと思う。
トップ20入りも危ぶまれたアシュリー、後半からは夫のライアンよりも注目を集めた。

4位、エレノア。
美貌と天賦の才能に恵まれたダンサー。「仲間との絆、番組を通して成長できたのが嬉しい。」

3位、キャスリン
彼女がここまで来ることをオーディションの時から誰が予想できただろうか。

ジェイコブとラッセルがステージに上る。
表面的には落ち着いた表情のジェイコブに対して、足を怪我してからすっかりうなだれているラッセル。
結果はラッセルが優勝。

興奮と緊張が解けたラッセルは舞台で泣き崩れている。
クランパーの彼が、すべてのジャンルのダンスを物にしてここまで昇りつめた。
目の前に与えられた課題一つ一つを職人のようにこなしながら、しっかりと感情移入もしてきた。
不可能を可能にしたラッセル、夢を実現した彼の姿に共感した視聴者もたくさんいたはずだ。
ただ残念だったのは、最終日の彼の演目が怪我のため、差し替えになってしまったこと。
最もそのことを一番、がっかりしているのはラッセル本人に違いないのだけど。

アメリカンダンスアイドル シーズン6 トップ8

2011-01-25 09:38:17 | アメリカンダンスアイドル
ペアで2回、ソロ1回の演技の後、視聴者の投票でトップ6が決まる。
今回、冒頭でアシュリイが腕の怪我のため、欠場することが発表になる。
アシュリイとペアを組んでいたラッセルはその日の朝に知らされ、
それぞれの演技を代役と踊り、
またアシュリイに関しては今までの演技を考慮しての投票ということになる。

ライアンとキャサリン
ドリアナ・サンチェスのディスコ、曲はドナ・サマーの"Let's Dance"
オープニングに相応しい華やかな演技。
ドリアナのジャンルは「ディスコ」と名前が付いているが、
いつも大技の連発で難易度が高い。
二人とも見事に踊り切っていたが、ナイジェルはライアンに
「社交ダンスの癖が抜けてなかった。もっとグル―ヴ感を出して欲しかった。」

モリ―とジェイコブ
ジェイソン・キルキンソンでウィンナワルツ。
専門外なのに二人そろって美しいパーフォーマンスをこなした。
ジェイコブはダンサーとして豊かな才能を持っている。
ジェイコブのリードにモリ―も安心して身を託している。

エレノアとレガシー
トラヴィスのコンテンポラリー
まるで動く絵画を観ているようだ。
流れるような動きと静止した時の完成度の高さ。

ラッセルとアシュリイの代役
シェーンの振り付けのヒップホップ。
クランプのラッセル、ここに来てパワーが炸裂している。
自信が漲っている。

ライアンとキャサリン
ジェイソン・ギルキンソンのチャチャ。
体格の良いライアンと華奢なキャサリンの組み合わせがマッチしている。
キャサリンはパートナーに恵まれて成長が著しい。

モリ―とジェイコブ
ジョーイの振り付けでブロードウェイ。
二人にぴったりな作品。子供っぽいと言われたモリ―が1940年代風の大人の女性に変身。
アダムはジェイコブを「番組史上最大のスター。」と言い切った。

エレノアとレガシー
タビサ&ナポレオンでヒップホップ。
風変わりな演出があだになってしまった。

ライアンのソロ
踊り終わった後、今回、欠場した妻を労わるコメントに会場の涙を誘う。

ラッセルとアシュリイの代役
ボリウッド。
シーズン4から加わったボリウッド、今までの中で最高の仕上がりだった。
ラッセルはもう何年もこのジャンルを踊っているかのようだ。
ラッセルはトップ20に入ってからもずっと他ジャンルを踊る時、
多少の自信のなさが感じられた。
しかし、もうここまできた人気と自信に支えれて、
踊っている喜びが周りにも伝わってくる。
この演技の練習中にアシュリイを腕で持ち上げる時に、
彼女が怪我をしたそうだ。
そんなアクシデントがあったら引きずってしまいそうだが、
微塵も動揺を感じさせぬ集中力、楽しさに徹した演技。

結果発表はソーニャのダンスがオープニング。
男性4人、どの人もそれぞれ素晴らしいダンサーだ。
ワーストに選ばれたのはライアンとレガシーだった。
女性はモリ―とエレノア。
こちらは意外だった。
前回踊らなかったのにアシュリイがワーストを免れたのだ。

脱落者はモリ―とレガシー。
レガシー、泣いているモリ―を何度も思いやるように見つめる。
踊らなかったアシュリイが通って審査員からも高く評価された自分が落選とは、
モリ―も納得がいかないはずだ。
番組を通しての感想を求められレガシーは「希望。」と言った。
「今、自分を信じられない人もいると思うけれど、夢が実現するという体験を僕はした。
そのことで多くの人に希望を与えられたことが嬉しい。」
ここまで来たという充実感でレガシーはトップ6には入れずとも輝いていた。

アメリカンダンスアイドル シーズン6 トップ10

2011-01-22 07:53:19 | アメリカンダンスアイドル
いよいよトップ10。
優勝者には25万ドルの賞金。
アシュリイ、レガシー、エレノア、ネイサン、モリ―、ジェイコブ、ノエル、ライアン、キャスリン、ラッセル。
残った10人の中から毎週、二人づつ振り落とされていく。
ここからは視聴者の投票のみ。
そしてこの回からは今までのペアは解消され新しい相手と組む。

ノエルとライアン
タビサ&ナポレオンの振り付け。
"Give It To Me Right"Melanie Fiona
二人とも意味深なヒップホップを完璧に踊り切った。
仕事中の男性のオフィスラブの空想というストーリー。

モリ―のソロ

アシュリイとレガシー
ギャリー・スチュワートのコンテンポラリー。"Poison"
格闘技のような難易度の高いダンス。
最後までひっぱるだけの強さは感じられなかった。
しかし審査員には好評。

ラッセルのソロ
ラッセルはここまで残っている初クランパー。
ボストンでも治安の悪い地域で育ったので、外で遊ぶのは危険。
父親が彼にダンス教室に行かせたそうだ。
本気を見せたラッセルのクランプは鬼気迫る。

キャスリンとネイサン
スペンサーの振り付け。
50年代のジャズの雰囲気が全く違和感なく若い二人にマッチしている。

エレノアとジェイコブ
トニーとメラニーの振り付けでクイックステップ。
マンハッタントランスファーの軽快な曲にのり、タップも交える。
二人とも難解と言われるクイックステップを突破した。

ライアンのソロ
両親、祖父母もダンスのプロ。
ペアの得意なライアン、ソロでも輝いていた。
ここまで来ると皆、トップ10に選ばれたという喜びが弾んでいる。

キャスリンのソロ
ジョージアの出身。ハリウッドにダンサーになりたいと一人で旅立った。
「心配だったけど娘の夢が叶うことを念じて送り出した。」と母親。
ソロのダンス、いつもにない気迫を見せる。
トップ10に残った10人はそれぞれに誇りとここまでこれなかった仲間のためにもと精一杯の演技を見せる。

モリ―とラッセル
マンディー・ムーアのジャズ。
ラッセルはクランパーなのにオールマイティー。
闘いのダンス、クランプを踊ったラッセルが今度はパートナーのモリ―を優しく支えている。

ノエルとライアン
番組中に何回か出会うことのできる美しいダンス。
JTとトーマスの振り付け。
社交ダンスはライアンの本領発揮だ。

エレノアのソロ
最初は地味だったが、だんだん彼女のファンになってきた。
不思議な世界観を舞台に作り上げることのできるダンサー。

アシュリーとレガシー
デイヴの振り付け。
先ほどの演技と余り変わり映えしないのと、今回は見せ場がない。

キャスリンとネイサンでルンバ
"Walk On By"アレサ・フランクリンのバージョン。
トニーとメラニーの振り付け。

レガシーのソロ
もうここまで来ると自分を超越してくる。
自分のためではなく、家族や応援してくれる友人、仲間のためにみんな必死なのがわかる。

エレノアとジェイコブ
ソーニャのコンテンポラリー。
二人は完璧にソーニャの作り出す色に染まった。
スタンディングオベーションする観客。
感情が真にこもっている。フィクションとは思えないリアルな演技。
周囲の感動に二人もびっくり。
審査員も3人スタンディング。

アシュリイ
ダンスを子供の頃からやってきたが、10代前半に大病して闘病が続いた。
今、ここで踊っていられることが「自分にとっての夢そのもの」

モリ―とラッセルのジャイブ
ラッセルは絶好調。ひたすらクールだ。
モリ―はラッセルと組んでからどんどん伸びている。
パーシャとアーニャ、シーズン3のトップ10が振り付けた。
ジャイブだけど二人の個性もとても良く引き出している。
二人の絆も深いし楽しんでいる気持ちが伝わってくる。

ジェイコブ
「有名になってほしいとかそういう気持ちではない。
頑張っている息子の姿が見たいから毎回ここに応援に来ている。」と母親。

こんな10人の中からいったい誰が脱落していくのだろうか。

結果発表はタイスの振り付けのトップ10の演技で始まる。

ワースト、女性はノエルとキャサリン
男性は、ネイサンとライアン

ライアンだけは納得できない。
社交ダンスが専門だけどここまできて、どんどん他の分野でも伸びているのがわかるから。
妻のアシュリイはラスベガスでも危ぶまれたのにここでは難なくトップ8に入った。
しかし夫がワーストに選ばれたことに動揺している。
夫婦でトップ10まできたカップルも彼らが初めてのはずだ。

司会のキャットが額に汗をかいているのを初めて見た。
メアリーもキャサリンに言葉を掛けながら涙ぐんでいる。
ライアンにも「あなたはこの番組史上最高の社交ダンサーよ。」
ナイジェルもネイサンに「もし脱落してもそれは君が否定されたことではない。
トップ20に入ったことに誇りを持て。」

スヌープドックのパーフォーマンス。
シーズン3のホクとドミニクのダンスが観られた。

発表はネイサンとノエル
「結果ではなくてここまで来た過程が自分にとって大事だった。」とノエル。
最高だった瞬間はと聞かれて「トップ20に選ばれた時。だってそれが夢だったんですもの。」
キャットは「あなたの夢はこれからも続くのよ。」と結んだ。

アメリカンダンスアイドル シーズン6 エピソード13・14 トップ16

2010-12-26 09:23:59 | アメリカンダンスアイドル
今回から視聴者の投票になる。
審査員はメアリー、ナイジェル、アダム。
客席にはシーズン5のトップ10達が来ている。

カレンとケヴィン。
カレンは夫のマシューと地方予選を受けていた。
ペアのダンスではマシューも抜き出ていたが、ソロの振り付けに付いてこられず脱落。
カレンがラスベガスまで進んだ後、結局二人は離婚したそうだ。
ケヴィンは中国やロンドン、イタリアでも公演し各国で掴んだ物もダンスに生かしていると話す。
マリア・トーラスの振り付けでハッスル。
私が高校生時代にヴァンプと共に流行ったハッスル。
こうやってジャンルとして確立しているのには驚いた。
70年代初め、トラヴォルタの「サタデ―ナイトフィーバー」風のダンスと解説あり。
"Come To Me"France Jali、70年代のディスコの雰囲気が良く出ている。
カレン、ひたすら巧い。ケヴィンのキレもいい。
ヒートアップしてきて、もっと観たいと思うところで終了。
最後のリフトからカレンを下ろすところで危うく落としそうに。
しかしそれも演技の延長として終えた。
この二人は今回、驀進している。
審査員にも好評。

アシュリーとジェイコブ
マンディー・ムーアの振り付けでジャズ。
ステッキが小道具。
アシュリーの素顔が紹介されるが日常の姿の方が親しみを感じる。
Frankie Goes To Hollywood "Relax"
「役になり切っていた。」とナイジェル。

ポーリンとピーター
JT.&トーマスの振り付けでクイックステップ。
海軍の兵士がフラガールに夢中になるという設定。
タップダンサーで一人残ったピーターが健闘している。
オリエンタルなポーリーンもフラガールという役どころにはまっている。
「技術面では未熟だがエンターテイメント性があった。」と審査員。
クイックステップはダンサー泣かせだ。

キャスリンとレガシー
アンディーのブロードウェイ。
この二人もどんどん頭角を表して特に目立たなかったキャスリンが上達している。
しかしながら審査員からは「ジャングルブックのキャラクターの女性にしては、
可愛らし過ぎる演技だった。」と不評。

ここまで観て4組とも時間を積み重ねたことでペアとしての相性が抜群になっていると思った。

チャニングとビクター
スティシーのコンテ。
二人とも前回に相手が脱落して組むことになった新しいペア。
一つ一つの動きが美しく決まっていてそれぞれの良さも引き出されていた。
しかし感情移入の面ではどうだろうか。

エレノアとライアン
リル・Cのヒップホップ。
社交ダンスのライアンにとっては正反対の分野を踊ることになる。
この日の悪い意味での一番のダンスになってしまった。
まだせめてタビサ&ナポレオンのヒップホップならこなせたと思うが、
よりによってリル・C。
「一番、厳しいチャレンジをこなした。」とアダムがフォロー。
コアマッスルを絶対緩めない社交ダンスに対してヒップホップは反対に力を抜かなければならない。
二人のことを応援しているだけに残念な結果。

モリ―とネイサン
グルターボの振り付けでサルサ
モリ―は方耳が聞こえず手術もしたが治らず補聴器も合わないので
聴こえる耳だけで生活しているそうだ。
根っから楽天的に見える彼女にそんな苦労があったとは。
この二人のダンスも余り良い結果には終わらなかった。
それぞれも二人のペアとしても調和が取れていない、サルサの雰囲気が出ていない。
ナイジェル「この教訓を生かして欲しい。」

ノエルとラッセル
シーンの振り付けでアフロジャズ
アフリカンダンスとジャズのミックス、蛙と女王の物語。
「難しいけど僕はファイターだからやり通してみせる。」とラッセル。
シーンも「2人は長所をお互いに引き出し、欠点を補い合える最高のペア。」
観ていて心奪われるこの日の最高のダンス。
ラッセルのこの躍動感は何だろう。まさにぴったりの役だ。
ノエルもしっかりと付いてきている。
ミステリアスなドラムやリズムに合った二人の演技に魅了される。
「心に響くものがあった。圧巻だった。」とメアリー。

今回のトップな演技はカレンとケヴィン、ラッセルとノエル、
ワーストはモリ―とネイサン、ライアンとエレノアかと思っていたら、
審査員がそれを言ってしまった。
番組中で予想を言うと脱落と言われたペアには同情票が集まったり、
反対に楽勝と言われたペアには安心して投票しないパターンになることがある。

リザルトショウ、結果発表。
デイブ・スコットの振り付けでトップ16全員の演技。
その後審査員から視聴者の投票に対する不満のコメントが続く。
「ダンスの良し悪しではなく、人気投票になる。」と。
結果発表が予想外の展開になったと受け取れる。

ワーストはライアンとカレン、ポーリンとピーター、カレンとケヴィン。
やっぱりこの番組に投票するのはティーンエイジャーが多いのだろうか。
余り芳しくない演技を見せたモリ―とネイサンが通過し、
カレンとケヴィンがワーストに入ってしまった。

ワースト3組のソロが始まる。
ライアンはボールルームダンサーだが充分見応えのあるソロを見せ納得させた。
カレンの体の奥底からこみあげてくるような気迫。
この番組に出たことで夫とも別れた、もう失うものは何もない。
この瞬間だけに賭けている。
ケヴィンも独自のヒップホップをソロで爆発させる。
ピーター、最高のタップを見せたが、やはりタップダンサーは弱かった。
エレノアとポーリン、どちらも良い勝負だと思ったし、投票で通過してしまった
キャサリンやノエル、チェニングよりも優れた部分も見せている。
結果はポーリーン。
「アメリカンダンスアイドル」では、ペアで力量と人気を備えた相手と組むと、
上位まで食い込める運のいいダンサーが出る。
しかしそれもその人の持つ才能や実力の一部とも言える。

視聴者の投票になると審査員は気楽になるようでいて、
この段階は最後の決断をゆだねられるだけに苦渋の選択になる。
また視聴者の投票が始まるとダンサーの技術だけでなく、キャラクターの人気度も
重要になってくる。

アメリカンダンスアイドル シーズン6 エピソード12 トップ18

2010-12-22 07:47:59 | アメリカンダンスアイドル
トップ18、審査員はメアリーとナイジェル、そしてアダム。
視聴者の投票はなし、審査員が脱落者を決める。

ノエルとラッセル
シムズの振り付けでテニスがテーマのヒップホップ。
シムズは映画作品の振り付けを手掛けてきている。
ラッセルがキレ良く決まるが、CGばりの動きが速すぎて、
二人がついていけない感じが否めない。
小道具のテニスラケット、この番組を観てきて小道具の扱いというのは難しく、
下手に使うと返ってあだになる場面も多々あった。

アシュレイとジェイコブ
ウィンナワルツ、トニーとメラニーの振り付け。
結婚式の後のファーストダンスがテーマ。
ジェイコブ、専門外なのに巧い。アシュレイもあでやか。
アシュレイは番組を通してどんどん洗練されたダンサーへとなっていく。
アダムからダンサーではなく振り付け師への注文が出る。
リストが多いが、技よりもステップの部分に力を入れ、
もっとステージを大きく使って欲しかった、興ざめする瞬間があったと。
確かに観ていてダンスに入り込めない場面があった。
審査員が振り付け師に真っ向から意見を言うのは珍しい。

ビアンカとビクター
タイス・ディオリオの振り付けでブロードウェイ。
カラー・パープルの中の教会に精霊が降臨する場面。
アフリカ系のビアンカにはピッタリの作品、コンテのビクターも頑張っていたが、
「ダンスは教えられた通りに踊れていたが、テーマである礼拝に来た教会の人々が、
クレージーに歌い踊るソウルが出ていない。」と審査員から。

三つの作品ともダンスを踊り切れていない印象が拭えない。
ナイジェルから「与えられた作品の役を振り付けを越えて膨らませる。
それがダンサーの仕事のはず。」

モリ―とネイサン
ナクールの振り付けでボリウッド。
シーズン4のジョシュアとケイティーでブレークしたボリウッド。
インド映画のハリウッド風ダンス。
ネイサンの動きはジョシュアとは全く違った新しいボリウッドの魅力が開いた。

フィリップとチャニング
トニーとメラニーの振り付けでサンバ。
タップダンサーのフィリップにサンバのリズムが合っている。
男っぽいと言われるチャニングの鍛え上げた体にも意外にサンバはマッチ。
しかし審査員からは「苦戦していることが周りからわかってしまう。
ダンサーは決してストラグルを見せてはいけない。」
情熱的なサンバには遠い演技だった。

カレンとケヴィン
タバサとナポレオンのヒップホップ。
車の修理工とお客のシチュエーション。
この日の一番のヒットダンスだった。
ケヴィンがヒップホップ系ダンサー三人の中で頭角を現わしてきた。
社交ダンサーのカレン、どの演技にも自分らしさが出る。
二人とも自信と余裕が感じられた。

キャスリンとレガシー
スティシーの振り付けでコンテンポラリー。
女性とその恐怖心を表す。シーズン5でクポノが演じた依存症の役を思い出した。
キャスリンはトップ20に決まった時、目立たない存在だったが、
いまや演技のできるダンサーへ。
レガシーもBボーイから飛躍した。
キャスリンがレガシーを受け止めて持ち上げるシーン、女性が男性をホールド、
最後に抑え込み恐怖を克服したと暗示させる。
しかし「自分が恐ろしさを知っていて周りの人を苦しめている物に自分がなるなんて。」
と涙を押し殺して演技したシーズン5のクポノほどの感動はなかった。

ピーターとポーリン
ウェイド・ロブソンの振り付けでゴッホの「星月夜」に人物がいたと仮定するイメージの作品。
ポーリン、アジア系のダンサー、ピーターはイタリア系のタップダンサー。
ここまで健闘してくるとは思わなかった。
二人とも作品の中に入り込んでいる。
ウェイドの作品は芸術的趣向に傾き過ぎて、時にダンサー泣かせとも言える。

エレノアとライアン
ミリアムとレオナルドの振り付けでアルゼンチンタンゴ。
ライアンのリード、リストが素晴らしい。
やはり社交ダンスは男性の技術があってこそ、女性が引き立つ。
ドレスの裾がヒールにかかったアクシデントもあったがエレノアはそのまま踊り切った。
審査員はスタンディング。
アルゼンチンタンゴの独特の足遣い、社交ダンスであってもライアンにとっては専門が違うダンス、
エレノアは全くの専門外。

ワースト4、女性はノエルとビアンカ。
男性はフィリップとビクター。
ソロダンスではフィリップとビアンカのタップダンスが奮っていた。

脱落は女性はビアンカ。
地味なノエルと較べると個性的で目立っていただけに意外だ。
前シーズントップ20入りできずに落とされた時、キレたビアンカ。
今回も納得していない心の内が感じられる。

男性はフィリップ。
「10日前に父が亡くなった時、トップ18の半分は葬式にわざわざ来てくれた。
ここで培った友情のことは忘れない。」
司会のキャットもトップ16達も涙。

最後は残ったトップ16達が二人を抱きしめる。
この番組でいつも教えてもらうのは勝ち負けよりも大切な物が人生にはあるということ。

アメリカンダンスアイドル シーズン6 エピソード11 トップ20

2010-12-15 09:01:56 | アメリカンダンスアイドル
録画して後日観ようかと思っていたこのエピソード。
放映のあった翌朝、自分のブログを開いて『アクセス解析』を見ると
検索語句にたくさん「アメリカンダンスアイドル シーズン6 ビリー」と入っている。
何となく嫌な予感がした。
シーズン4のウィルが落選した時もこんな感じだったからだ。

トップ20が始まる。
この日の演技の審査で2人が番組を去ることになる。

審査員はナイジェルとメアリーとアダム。
ポーラ・アブドュルの椅子が用意されているが、不在。
ナイジェルは「先日のバリー・マニロウのショウでも会ったのだけど、
ここに来てくれることを前向きに考えてくれているよ。」

その後のニュースにはがっかり。
優勝候補かとも思い、しばらくは彼の演技が観られる、
そして専門分野からいろいろな違ったジャンルにも挑戦して成長していく姿を見守りたい、
と思っていたビリーが体調不良のために欠場となったとのこと。
この番組でのこれからの活躍を最も期待していたダンサーだっただけに残念。
いったい何があったのかと思わずにはいられない。
またノエルも練習中に膝を痛めて今回は会場から見学。

男っぽいと言われているチャニングとタップが専門のフィリップ。
ジェイソンの振り付けでジャイブ。

ラテンダンサーのアシュレイはコンテのジェイコブとブロードウェイ。
振り付けはタイス。
アシュレイは背中の怪我でしばらく入院した経験があるそうだ。
それが今はダンサーとして復活している。
曲はソフィスティケイティット・レディースから。
ジェイコブはペアのダンスで今までにない魅力が。
感情移入も完璧。
アシュレイは雰囲気を作るのが巧いが技術的に少し弱い。
下半身が重い印象になってしまう。

イタリア系のピーターとアフリカ系のアリアナ
タバサ&ナポレオンのヒップホップでアンドロイドになり切る。
曲はBlack&Gold、衣装も黒と金で統一。
最後まで集中して惹きつける演技には至らなかった。

クランパーのラッセル、ノエルが怪我で休場なので、代役を相手にフォックストロット。
訓練を受けたことのないクランパーがどうしてこんな演技ができるのだろう。
生まれながらのダンサー。上品にまとめたダンス、その中にラッセルらしさも表している。

タップ専門のビアンカとビクター
意外にしっくりと合っている。
身勝手な男に振り回される女の役どころ、普段のビアンカとは全く違う印象の役。
振り付けのトラヴィスはこの番組出身。

社交ダンスのカレン、アダムに「女性なのに思わずぐっときた(アダムはゲイとしてカミングアウトしている)
素晴らしかった。」と言わせた。

エレノアとライアン
ソーニャの振り付けでダークなダンス。
二人とも筋肉質でそれが動く彫刻のようにダンスのテーマを盛り上げる。

ビリーの代わりにポーリンの相手役としてトップ20、選外にもれたブランドン。
ジェイソンの振り付けでワルツ。
曲はホイットニーの"You Light Up My Life"
ビリーが抜けてブランドンが呼ばれたのは2日前。
練習する時間は一日半しかなかった。
ポーリンもビリーを相手に練習してきて、今度はブランドンと合わせなければならない。
ダンスとしては課題が残るが二人の相手を思いやる気持ちが表現されていた。

キャスリンとレガシー
デイブ・スコットの振り付けでヒップホップ。
観ていて楽しいユーモラスな作品。
一見不釣り合いな二人がミスマッチしていた。

モリ―とネイサン
ドリアナ・サンチェスが客席にいるのを見て、番組最初からディスコがあると楽しみにしていた。
ドリアナのジャンル、ディスコと名前が付いているが彼女の振り付けはいつもアクロバティック。
"Turn The Best Around"グロリア・エステファン。
二人の明るさや屈託のなさは出ているが、ディスコの雰囲気らしくない。
大技を繋ぐ部分でそれがネイサンの方に出てしまう。

その後審査員の判定。
4人のソロがあり、審査で落とされたのはアリアナとブライトンだった。
アリアナはカリスマが足りないとの判定。
ブライトンはここまで落ちるために呼び戻されたのかと気の毒に思っていると、
「今までトップ20を演じたダンサーは翌年、挑戦する資格がなかったが、
特例として認めたいと思う。」とのナイジェルの言葉に救われる。
ビリーも来年、再挑戦できると次回の放送で発表になった。

アリアナとブライトンをダンサー達が取り囲んでハグしている。
涙を流している人達もいる。

ビリーの病欠に衝撃を受けて、今回のエピソード、
他のダンサー達の演技を集中して観ることができなかった。

アメリカンダンスアイドル シーズン6 エピソード10 トップ20 ハリウッド

2010-12-13 00:05:10 | アメリカンダンスアイドル
トップ20がハリウッドの会場へとやってきた。
メアリー・マーフィーとナイジェル・リスゴーに加えてアダム・シャンクマンがゲスト。
そして今回は今までのシーズン通して初めての試み。
審査なしでトップ20がそれぞれ自分の得意分野の演技を披露する。

今までトップ20に選ばれたのに、その第一回目であっけなく敗退する人の落胆ぶりは
観ていて気の毒なほどだった。
せっかく選ばれたのなら一度は自分の特技を思いっきり披露させてあげたいという粋な計らい。

最初は全員での演技。
振り付けはウェイド・ロブソン。
30年代風のカフェの気だるい雰囲気を表現するダンス。
それぞれが個性のあるダンスを見せつつ様々な人種が合わさって生み出す全体のハーモニーが素晴らしい。

二つ目はタバサ&ナポレオンの振り付けでヒップホップ。
初めてクランパーとしてここまで勝ち抜いてきたラッセル。
独特の味のあるヒップホップのケヴィン。
Bボーイで殻を破って勝ち抜いてきたレガシー。
「この3人は凄いよ。今回、教えることは何もない。
説明するだけで三人ともわかっちゃうからね。」とナポレオン。
「でもやっていくうちに問題点も出てきたわ。
三人とも個性が強いからそこから一体感をいかに出していくか。」とタバサ。
大技の連発。
一人一人、そして全体を通しても見事に表現されていた。
難しい技もたっぷり。ステージの枠を越えて躍動感が飛び出してくる。
観ていて目が離せない。
三人ともそれぞれナイジェルから絶賛される。
メアリーも叫んでいる。
振り付けたタバサも喜びで涙目に。

タイス・ディオリオの振り付けでブロードウェイ。
アリソン、ネイサン、ジェイコブ、チャニング。
「それぞれの今までに経験してきた悲しみを表現して欲しい。演技力が問われる。」とタイス。
「大げさにならないように、それでも心の内をいかに表すか。」とジェイコブ。
曲は"Crying" 美しくて感動的なダンス。
チャニングは男っぽいと言われてきたが、このパーフォーマンスでは女らしさを見せた。
シーズン5のオーディションで年齢制限のために次に進めずシーズン6のオーディション抜きで、
ラスベガス予選参加の切符を手にしたネイサン。
期待通りの演技を見せている。
タイスも演技を見て微笑みながらも涙。

タップダンサーが今回初めてトップ20に入った。
しかも三人も。
ビアンカ、ピーター、フィリップ。
振り付けはデリック。
エラ・フィッツジェラルドの"Take the A Train"
これから先、トップ20の審査にタップは持ち込まれない。
それだけにこの三人は自分の専門分野で思いっきり弾けた。

モリ―、ポーリン、エレノアはソーニャの振り付けでジャズ。
いつもダークな雰囲気の振り付けのソーニャ。
今回は明るくてお茶目なダンス。それでもところどころにソーニャらしい動きがある。

マンディー・ムーアのコンテンポラリー。
ビクター、ノエル、ビリー、キャスリン。
大人っぽい人も話すと子供っぽさが抜けない。
みんな若い。20才前後。
トップ20に至るまでのソロの審査でビリーはアダムを大泣きさせていた。
曲は"Viva La Vita" 人生の喜びが表現される。
男性二人のリード。ダイナミックな動き、そして4人のコンビネーションがピッタリと決まる。
マンディーはダンサーの個性を引き出すのに長けているといつも思う。
アダム「みんな、これ以上、上手になったらどうなっちゃうんだ?」

ラテンダンサーが3人いる。
アシュレイとライアンの夫婦、夫婦で参加して夫は残念ながら敗退したカレン。
ジェイソン・ギルクソンの振り付けで三人で踊るラテンとは?
番組初の試み。
女性二人が一人の男性を取り合う設定。
三人とも楽しそう。ライアンが二人の女性を相手にするのに充分なだけの風格がある。

みんな、自分の分野でいきいきと輝いている。
通して観てやはり一番個人的に気に入ったのはヒップホップ、マンディーのコンテ、
ラテンも良かった。

次回からはトップ20、闘いが始まる。
こういう形でそれぞれが自分のダンスを披露できた今回、
ここまで勝ち残ってきた雄姿を讃える素晴らしい試みだと思った。

アメリカンダンスアイドル シーズン6 エピソード9 トップ20決定

2010-12-11 00:00:23 | アメリカンダンスアイドル
38人がトップ20の発表を待っている。
審査し結果を告げるのはナイジェル、メアリー、ミア、タイス、アダム、デビー。

ネイサン
18才になったばかり。シーズン5のオーディションからシーズン6ラスベガスへと、
直行する特例が適用された。
「あなたはまだ幼いダンサーね。」とミア。
「だからこの番組で成長を助けようと思う。」合格。

キャスリン
感情が高ぶると声が上ずってしまう。「自分の限界を考えずに思いきったダンスが踊れた。」
と話す彼女に合格が告げられる。

チャニング
男っぽいとずっと言われ続けた。「弱点はパートナーとのケミストリー。
相手との信頼関係を築くことを学んで。」と合格。

ビリー・べル
アダムを泣かせてしまったソロのダンスを「人生最高のダンスがあの時踊れた。」
ジュリアードの奨学生。「合格すると退学になるの?」とデビー。
「休学して奨学金も保留できます。」
「では残念だけど・・・」とデビーに言われて不合格と思って顔を曇らせたビリーに、
「休学手続きをしないとね。」合格を告げられる。

素晴らしいダンサーが落ちて行く中でラッセルは不安をつのらせていた。
合格が発表されて今まで笑顔で平静を保っていたラッセル、緊張が解けて涙。
ミアも貰い泣き。
トップ20入りした初クランパー。
ヒップホップのケヴィンも合格。

今大会タップダンサーが3人残っている。
ビアンカ「もちろん自分は合格したい。でも誰か一人でもタップダンサーが
トップ20に進めば嬉しい。」
ビアンカは合格。
フィリップ、グループ審査で人のせいにするコメントにタイスの怒りをかった。
しかしソロの演技とその後の謝罪もあり、合格。
残ったピーター、「タップダンサー3人は多すぎない?」と聞かれて、
「三人いた方がトリオで踊れるよ。」とは言っても不安顔。
三人そろって合格になる。

ビクター、モヒカンのような髪型を刈り込んだ。
前回のクポノもそうだが、この番組には髪型で自己主張することが許されない。
あくまでもダンスで個性を出す。またいろいろなダンスや役柄に対応するために、
髪型はプレーンな方が望ましい。

モリ―
「この番組を通して辛いこともあった。でもいろいろ楽しいこともあった。
何があっても受け入れるつもり。」
ナイジェル「まるで15歳みたいだ。もっと大人っぽく。」
合格。

ノエル
モリ―と仲良しで合格を喜んでいるが、自分の番になると震えている。
「家族にどのような結果でも誇りに思うと言われたの。」
ノエルは前シーズンのブロードウェイで脱落している。
今回は合格。

レガシー、アリアナ、エレノア、ジェイコブ、ポーラが合格。
残るは4名。
すべて社交ダンサー。その上、アシュレイとライアンは夫婦。
ライアンが合格。
カレンも合格。
ライアンは妻のことを思い複雑な表情。
カレンの合格を祝福しながらも何と妻を慰めようかとアシュレイの気持ちを思って、
悲しげな表情を隠せない。
アシュレイも合格。ポーラが映画出演のために辞退したのだ。
感涙にむせぶライアン。

トップ20が決まった。
今回のダンサーのレベルは今までになく高い。
そして番組も今までになく進化している。

アメリカンダンスアイドル シーズン6 エピソード8 べガスウィーク2

2010-12-09 08:25:55 | アメリカンダンスアイドル
各地で選ばれた152人がトップ20を掛けて競い合うラスベガスウィーク。
2日目に残ったのは77人。

ローリーアン・ギブソンの振り付けのレッスンの後、審査。
カレン、マシュー。夫婦の社交ダンスでここまで来た。
マシューはペアでは魅力あるダンサーだったが、一人で踊るこの振り付けには付いていけない。
先にここをパスしていて泣きだす妻に
「物事は何もかも理由があるんだよ。君のせいじゃないんだから泣かないで。」

ソルトレイクのオーディションで絶賛された社交ダンスのイヴェタがここで脱落してしまった。
トップ20は確実だと思っていただけにこれから先の彼女のダンスを見られないのは残念。
同性同士のペアで残っていたウィレムもここで敗退。

ユタ州のモリ―、「年齢制限を18歳以上にしているのは大人のダンスが見たいから。
もっと女らしさを見せて欲しい。」とナイジェルに言われるがパス。
あのクランプの専門のラッセルもいる。
クランパー、他のダンスのトレーニングは一度も受けたことがないのに、
ここまで残ってきた。天性のダンスの才能を持っている。

69人をグループ分けして翌日からはそれぞれグループでの審査になる。
ラッセルのチームに与えられた曲はブロードウェイ。
アメリカンアイドルと違ってダンスアイドルは専門のジャンルが違うだけに、
グループ審査はよりややこしくなると思っていたが、今回はスムーズに行っている。
ラッセルのチームは全員合格。

モリ―のグループはモリ―が足を怪我して病院に行ってしまったために、
モリ―が参加できる場合とできない場合、二パターンの振り付けを考えていた。
足を固められて戻ってきたモリ―を入れて、「怪我した人をかばう」というテーマの振り付け。
評価は分かれるが全員合格。ここで試されているのはチームワークだ。

3日目の午後はミア・マイケルズの振り付けでコンテンポラリー。
シーズン3でトップ20を目前に敗退したケヴィンは通過。
コンテとヒップホップ専門のレガシー、「大きく成長した」と合格。

初日から100人近くが削られた後、タイスの振り付けでブロードウェイ。
やはり前回トップ20を前に敗退したポリーン。
今回は万全の状態で臨んだのに着地に失敗して足を怪我。
この後の個人審査はできない状態で判定へと持ち込まれる。

アシュレイとライアン。夫婦でペアのダンス。
ずっと夫の評価が高く妻は評価されないどころか酷評された。
しかしここへきて「メンバーの中で最も成長した。」と評価され通過。
17人の女性が合格。

男性の審査が始まる。
アシュレイの夫、ライアンはシャツを脱ぎ棄てて熱演。
全員一致で合格。
シーズン4で怪我をして棄権したドミニク。
今度は自信満々だったが、結果は不合格。ステージで泣き崩れてしまう。
審査員達から「結果がすべてではない。」「踊っている時が喜びでなければいけない。」
などとゲキを飛ばされる。

個人審査、批評なしで始まる。
ここでトップ20が決定する。
この時の個人の演技だけでなく今までのすべてが審査に反映される。

ビリー・べルの演技、全員が息を飲んで観ている。
力強い中に柔軟性のある美しいダンス。若さが躍動している。振り付けにも独創性がある。
そして観ていて和むものもある。

ビリーのダンスを観ているうちに審査員のアダム・シャンクマン、涙を押さえきれずに号泣。
ダンサー、振り付け師、プロデューサーで映画監督でもあるアダム。
それだけに多くのダンサー達を観てきているはずだ。
アダムは映画「ヘアスプレイ」の特典映像で主演女優との対談中に、
ゲイであること、ユダヤ系であることから数々の差別も体験してきたとも話していた。
そんなアダムの琴線に触れた優しくて繊細さがにじみ出るビリーの演技。

クランパーのラッセル、タップダンスのビアンカも残っている。
次回はいよいよトップ20の発表になる。

アメリカンダンスアイドル シーズン6 エピソード7 べガスウィーク1

2010-12-06 08:54:46 | アメリカンダンスアイドル
全米6カ所のオーディションを経てべガスまでくぐり抜けてきたダンサーは152人。
ここから二次審査が始まる。

審査員は振り付け師のタイス、ミア、デビー、アダム、
常任審査員のメアリーとナイジェル。
6人の前での個人審査、一人づつのソロから始まる。

ネイサン
シーズン5のオーディションで素晴らしいコンテを見せながら、年齢制限に達していなかったため、
その時、異例のシーズン6のラスベガス行きの切符をナイジェルが発行。
「1年の間に足りない部分を練習して頑張ってきた。
でも特例が適用されただけに周りから期待されているというプレッシャーも大きい。」

1組目、ネイサン、そして気高い完璧な社交ダンスのイヴェタ、
ニューオリンズ特有のヒップホップのスキッパーは通過。
聴覚障害者のアリソン、犯罪の蔓延る街からの脱出を掛けて挑戦したトーマスは敗退。
トーマス「素晴らしいダンサー達と過ごすことができて貴重な体験ができた。
また来年も挑戦する。」

41名がソロの審査で不合格に。
「人生負ける時もある。いや、そんなきれい事では済まされないな。
横面を蹴られた、そんな気分だ。」

アリゾナ、フェニックスで目をひいた同性のペアダンス。
ウィレムとジェイコブ。
ウィレムは残り、ジェイコブはパートナーに挨拶することもなく、
会場を去っていく。

残っているのは111名。
次に待つのはタビサとナポレオンの振り付けでヒップホップ。

テディー(テッド)
ユニークな衣装でコミカルなソロでここまで来たが、ヒップホップは専門外。

ジーン
Bボーイだが振り付けに合わせるスタイルには慣れていない。
テッドは合格、ジーンは不合格。審査員も残念そう。
技だけでなく、雰囲気やカリスマで勝負している人はここでは不利だ。

ライアン
シーズン5で弟のエバンがトップ20入りし、ライアンはここで敗退した。
人気度と応援の声は大きい。
しかし振り付けに馴染めず、審査員からは3対3で合否が分かれるが、
ギリギリのラインでパス。

90人が次の審査へと進む。
あのクランパー、ボストンのラッセルが残っている。
緊張がマックスに達しているはずなのに、朝食のビュッフェ、
皆、笑いもあり、しっかり食べているのには感心。

ルイ・ヴァン・アムステルがシーズン3のアーニャとチャチャの振り付けを指導。
動きの激しいダンスに候補者たちは必死で付いてくる。

ビリー
パートナーのクリスティナの肘を顔面に受けてしまい鼻血が止まらず、
練習に参加できなくなる。
症状が落ち着いた後でパートナーと二人で振りを特訓しているが、
音楽なしなので準備が充分にできないまま、審査へ。

初の二次審査へ進んだクランパーのラッセル、
社交ダンスが専門でソルトレイクのオーディションで審査員、
メアリーを泣かせたほどのダンスを見せたイヴェタと組んでいる。
この二人がぴったり合って素晴らしいダンスを見せた。
こういうことがあるから、この番組は面白い。

ネイサン、アンバー、ビリーは合格。
ライアン「君のことは大好きだけれど、残念ながらここまでだ。」とナイジェル。
弟のエヴァンに報告をしたライアン、「人生は続いていく。前に進むのみだ。」
と会場を去っていく。

レガシー、ニューオリンズのジョンはペアでは疑問が残るものの
ソロでの演技をかわれて再審査へ。
レガシー「チャチャは最悪だったが、Bボーイとしての才能が他のダンスでも
発揮されるのを期待したい」と通過。
ジョン、再審査では緊張感が強く出てしまい余裕のない演技になり、敗退。
「人生最後のダンスという気迫を見せなくてはここでは通用しない」とタイス。

テディー、ニューオリンズのスキッパーも敗退。
それぞれ「来年も挑戦するよ」と言い残して去っていった。

トップ20を掛けての77人の闘いが続く。

アメリカダンスアイドル シーズン6 エピソード6

2010-11-27 08:02:06 | アメリカンダンスアイドル
今回のオーディションはユタ州、ソルトレイクシティー。
前回は雪の深い冬のさなかだった。
今回は天候に恵まれた夏。

ゲスト審査員はミア・マイケルズ。

ブライアン。
ステージに上がるともう客席から声援が。
待っている間に練習したりアピールする演技から会場に実力が知れ渡っているようだ。
危険な技の連発。最高のBボーイと評されながらも、再審査へ。
他のダンスの実力が試される。
残念ながら再審査では振り付けでついていけずに辞退。

ヘイリー。
かつてダンス中の怪我で椎間板を損傷したが今は全快。
ダンスができない間に他のライバル達が踊っている姿を観た時、
ダンスは自分の生きがいだと気付いたと言う。
長時間の倒立ができるという履歴を読んだミアが「それなら逆立ちしながら話してみて。」
すぐにやってみせたヘイリー。
ラスベガスへと直行。

実力のあるダンサーが続いた後は、美しいが実力に欠ける女性ダンサーが続く。
アリアナはキャバレーのダンサー。
番組を勘違いしたとしか思えないダンス。
メアリーから「どこで習ったの?」と聞かれて「キャバレー。」
メアリーは反対するがナイジェルとミアは彼女を再審査へと進ませる。
当然べガス行きには至らない。

イヴェタ
リトアニア出身。ペアのダンス。
終わった時にうっとりと観ていた審査員達から「もう終わってしまったのか。」
もっと観ていたかったというため息が。それだけ見惚れていた。
メアリーは泣いてしまうほど。
気高く気品がある。ミアも感激している。べガスへ。

その後、ペアのダンスの応募者が続く。
アシュレイとライアンの夫婦。
夫の方は好評だが、妻の方は表情が大げさで不自然と不評。
確かにちょっと下品過ぎた。
しかし自分が褒められても妻が三人の審査員から批判されて夫は複雑な表情。
二人とも再審査へ。どちらも通過。

レイとジョシュ。
演技が終わった後、足から出血していて爪が剥がれている。
「救急班を。」とナイジェルが言っているのに「だいじょうぶ。」
「見ていられない。」と言われて「見なければいい。」と足をパートナーの後ろに隠す。
痛いはずなのに、動じない様子にべガスへと直行。
男性の方は再審査に進み敗退。

6つの会場から152人がラスベガスへと進んだ。
次回からはラスベガスでの二次審査が始まる。

アメリカンダンスアイドル シーズン6 エピソード5

2010-11-23 09:18:55 | アメリカンダンスアイドル
オーディション地はニューオリンズ。
昨年の夏に訪れただけに番組中に映る街の風景や独特の雰囲気、懐かしく観ていた。

今回は常任審査員のナイジェルが欠席。
メアリー・マーフィーに加え、ゲスト審査員のリル・Cとアダム・シャンクマンで番組が進められていく。

スキッパー。
ニューオリンズバウンズというダンス。
メアリー「始めて観たから正当な評価はわからない。でもびっくりした。」
リル・C、「世界中の人にこの番組を通していろいろなダンスの素晴らしさを知らせることができる。」
そして決まり文句の"It's buck!"「やばいよ!」が出た。
べガスへと直行が決まる。

ジョナサン、18才。
バレーとコンテ。技術だけでなく好感度の高い魅力がある演技。
大技をいくつを決めたが、それがなくても惹き込まれる。
べガスへ。

素晴らしいダンサーが続き、メアリーを「ニューオリンズって最高ね。」
と喜ばす。
会場もマルディグラ(ニューオリンズのお祭り)気分に。

エリック。
自己流のヒップホップだったが楽しい雰囲気に呑まれて、
ついメアリーとリル・Cは再審査へ進ませてしまう。

ジャスティン。
ヒップホップとブレイクダンスが得意だそうだが、オーディションの数日前に交通事故にあい、
頭を怪我している。
ヘッドスピンはできないとのことだったが、演技は好評で再審査へ。
これほどの技術がありながら、べガス直行にならなかったのは他の演技ができるか確認するためだろうか。
再審査でペアで踊るダンス、ジャスティンは苦戦したが、
審査員「僕たちにとって大きな賭けだが君はこれを受け取れる。」とべガス行きに。

キマリ―。
シアターアーツという分野。氷の上で滑らないアイスダンスのような踊り。
確かにバレーとは違うリフト。情熱のこもったダンスに他の分野ができるかは問われず、
べガスへと直行。

マイカ。
食べる物にも困る生活の中でダンスだけを支えに生きてきた。
レッスンは受けたことがないそうだ。
アピールの仕方が上手で表現力が豊かだ。
再審査で敗退するがリル・C「君の過去を恥じないで欲しい。
今の君の姿は困難に打ち勝ったあかしだ。誇りを持って。」と拍手。

二日目の審査。
自己陶酔型のダンスが続き、メアリーから「帽子を深くかぶり過ぎない。
何もないところに手を出さない。体を撫でまわさない。腰を振りすぎない。」
とお達しが。アダムが一つ一つ悪い見本を見せてくれて笑える。

今回のアダム、ナイジェルに代わって再審査不合格を告げる場面があり、
とても言いにくそうで「こういう時はナイジェルにいて欲しいなぁ。」

祖父が前日に亡くなったダイアナ。
家族の励ましを受けてやってきた。再審査からべガス行きに。

光るものを持っている人がいる。
素晴らしい技ができる人、人を感動させるダンサーがいる。
すべてが備わった時、あるいは一つにひいでた時にラスベガス行きに。

最後のオーデション地はユタ州ソルトレイク。

アメリカンダンスアイドル シーズン6 エピソード4

2010-11-18 16:41:22 | アメリカンダンスアイドル
今回のオーディションはアトランタ。

ゲスト審査員はリル・C。
ヒップホップやクランプが専門。
文語調でコメントをしたかと思うと、"It's buck!"「やばいよ!」などと独特の単語で、
称賛の気持ちを表す。
前シーズンで父親が自殺したという候補者に「君の気持はほんとうに良くわかる。
僕も同じ経験をしているから。すべてをダンスにぶつけて踊りに没頭するんだ。」
そんな辛い過去があったとは思わなかっただけに驚いた。
そして自分の体験をさらけ出し、候補者を励ましたリルの姿にも。

さてトップバッターは19才、ビリー・べル。
ヒップホップから入り、向いていないと気づいてバレーとコンテに転向したそうだ。
ナイジェルが悪い点を指摘しながら
「君ほどのレベルでこういった点を注意されたことがないはずはない。
自分でも気づいていると思うけれど?それとも直す気がないのかな?」
ビリー「はい、知っています。でも緊張した時に悪い癖がつい出てしまうんです。」

こういう何気ない受け答えはオーディション番組で大切だ。
これで審査員の評価が一気に変わってしまうことがある。
ビリーは確実に好感度を上げた。
「再審査はない。」と三人の審査員の意見が一致し失望した表情。
そこに航空券が出てきて、「ラスベガス直行!」満面の笑みに変わる。

アンバー。アフリカ系。
技術が素晴らしいのに魂が全く入ってないと指摘されて再審査へ。
その後も表現力が欠如していると言われる候補者が続く。

トラヴィス
ウェイド・ロブソン(振り付け師)にダンスを教わったと言うので、
いったいどんなパーフォーマンスを見せてくれるかと思ったら、
何も始まらない内に終わってしまった。全く技術も内容もなかったのだ。
しかし外見や服装の好みがアダム・シャンクマン(振り付け師、プロデューサー、映画監督)
に似ているというので大受けしていた。

あの双子が戻ってきた。
アンソニーとアントワン。
以前、この番組に二人で応募して片方が落選。
審査を通過した方が「自分よりも兄弟の方が巧いのに。」と言い、
もう一度、二人のペアのダンスをすることになる。
二人とも素晴らしい演技を見せたので、二人してラスベガス行きになった。
今回は最初からペアで挑戦。
ナイジェル、「ラスベガス行きは確実だけど、今後の勉強になるはずだから再審査を受けてくれ。」
ところが、アンソニーは好調だったのに、アントワンは社交ダンスでまさかの敗退。

ジェシカ、片腕のないダンサー。
一年半前に癌のため、片腕を切除。
手術して二週間後にはダンススタジオに復帰したという。
「パートナーと組む場面はどうやってこなしたら良いだろう?」
「だいじょうぶ、できるわ。」とジェシカ。再審査へ。

トーマス・ハミルトン。
麻薬の蔓延る町で薬物中毒の母親から生まれて叔母に育てられた。
薬物の影響を受けて生まれたために普通の学校には行けなくて
地域でもいじめにあったそうだ。「この町に未練はない。抜け出したい。」
前シーズンのブランドンに似ているところがある。
ナイジェル「自分のため、そして後半は神に向かって踊っていた。
ダンスは観客に向けて開かれるべき。」と再審査へ。

再審査の結果、トーマスはべガスへ。
ジェシカは「力不足。」とのことで敗退。
それでもナイジェルから「君は奇跡のダンサーだ。誇りを持っていい。」

4つの会場のオーディションを経て、優れたダンサー達がふるいに掛けられてきている。
次回の会場はニューオリンズ。
昨年7月にエッセンス・ミュージック・フェスティバル、
そしてエリックべネイファンの会合に参加した思い出の地だけに楽しみだ。

アメリカンダンスアイドル シーズン6 エピソード3

2010-11-16 09:30:40 | アメリカンダンスアイドル
エピソード3、オーディション会場はボストン。
9月中旬にマサチューセッツ州を旅しただけに親しみがわく。

司会のキャット・デイリーを囲んで応募者達はボストン訛りを教えている。
何でもRを発音しないそうだ。
ハーバード大学はハーベン大学になってしまうとか。

ゲスト審査員はタイス・ディオリオ。
常任審査員のメアリーとナイジェルに加えて毎回代わるゲスト審査員。
度々登場してくるとキャラクターが分かってきて面白い。

タイスは振り付け師としてここ数シーズン、良い作品も作ってきた。
舞台「コーラスライン」の再演のためのオーディションを映画化したドキュメンタリーの中で、
候補者として出てくる映像も見た。
ところが、昨シーズンからゲスト審査員として登場したが、
良い演技に対しては称賛を惜しまない一方、悪い演技者に対しては毒舌を通り越して、
罵倒し、ナイジェルからお小言も頂戴していた。
それだけに今回はタイスがどんな反応を示すかも見所。

テディ、ゴルフ用品の通販で買ったと言う派手なオールドファッションで決めてきた。
絶対に変人だと思っていたら、服装に合ったコミカルなコンテ。
シーズン4のゲブを思い出す。小柄な愛されるキャラクター。
ラスベガスへと直行。

ジーン、Bボーイ。
演技が終わるなり、審査員3人はスタンディングオベーション。
批評も審査員のディスカッションもないまま、3人がそれぞれラスベガス行きの航空券を渡す。

チャニング、18才で普段はアイスクリームを売っている。
男性的な動きが多い中で女性らしさも感じられる演技。
再審査へ。

ライアン、2メートルの身長のあるタップダンサー。
他のダンスが踊れるか再審査で試されることに。

ラッセル、クランパー。
今までこの番組のトップ20が決まってからの課題でクランプが出ることがあった。
クランプはお互いに相手を威嚇しながら踊る攻撃のダンス。
誰も踊りこなすのをみたことのなかったこのジャンル、ラッセルの迫力に初めて本物を見たと思った。
これぞ、クランプという感じ。
しかしクランパーが他のジャンルが踊れるか、とやはり再審査。
この人のダンスを観たタイスの興奮が収まらず、喜びが爆発して変なテンションに入ってしまう。

番組中、「この近くには魔女狩りで有名なセーラムもある。メアリーはこの近くの出身だから、
魔女かもしれない。」とナイジェルが話しているシーンがあった。
字幕にセーラムとは出なかったが、9月中に滞在したセーラムのエピソードが、
こんな風に紹介されて懐かしかった。

再審査の振り付け師はシーズン3のアーニャとパーシャ。
チャニングとラッセルは合格してべガスへ。

二日目。
カレンとマシュー。美男美女の夫婦がサルサを踊る。
審査員に好評でべガスへ直行。
見た目が良いだけでなく、確かな技術も持っている。
そして踊る時の表情やひとつひとつのポーズが決まる。

ジーン、社交ダンスを一人で踊る。
多少の違和感はあったが、再審査へ。

ポール、砲丸投げのようなコスチュームとポーズ。
この辺りからタイスの暴言が収まらなくなってきた。
「最悪」という表現を「壁をひっかく音みたい」と音を声に出したり、
ナイジェル曰く「邪悪な言葉」を投げかけて、次々といかにひどい演技かを伝えていく。
前シーズンではびっくりしたが、今回はもう慣れたので笑える。

シーズン3以来の再挑戦のケビンとジーンが再審査で合格した。
次回のオーディションはアトランタ。