Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

カウントダウン

2012-12-31 12:02:15 | NILE RODGERS & the CHIC organization
画像は日本の年末年始を彩るために来日してくれたNile Rodgers & CHICのメンバー達が、
成田に到着した時の様子。
28日からライヴが始まり、今日のカウントダウン、
元旦はお休みで二日のショウが最終日となる。

ツイートやフェイスブックを見ているとメンバー達はみんな早起き。
時差のせいなのか、あえて早く起きているのか、それはわからないが、
セランは6時から2マイル~4マイル、ホテルの周りを走っているし、
フォラミは音楽を聴いたり、口遊んだりしている。
ナイルはブログをアップしたり、ファンのツイートに返事を書いたり。

来日中の生活もナイルロジャースはラジオ出演、
ラルフは来日期間中、渋谷西武で
自分が社長をしているラルフの祖母のレシピーで作ったクッキーの販売に
時間のある限り、立ち会っているようだ。
一方、リチャードは今回は妻同伴。
今までも他のメンバーがパートナーを連れて来ていたこともあった。
それぞれに日本滞在を充実させている。

夜もすぐ眠ってしまう人もいれば、中々寝付けない様子のメンバーもありで、
ほんとうにアーティストのタフさには頭が下がる。

昨日は3日目、ホテルに帰って一番疲れが出た時なのではないだろうか。
それも今日のカウントダウンでは明日は休みということもあり、
きっと燃え尽きるほどの強烈なステージとなるはずだ。
いつも一時間半~45分近くのスタンディングになるCHICのライヴ、
終わった後は一緒に歌って踊って楽しむだけに皆、
ライヴを観つつ運動もたっぷりしたような爽快な表情になる。

今日はビルボード、コットンクラブ、あちこちのライヴハウスで、
カウントダウンへと向けてアーティストが観客が今年最後の一時を共に集う。
私が行くのはずっと応援してきたクラシックピアニスト・金子三勇士君が出演する
オーチャードホールでのジルベスターコンサート。
テレビ東京にての放映もあるのでこちらも録画予約した。

皆様もどうぞ、良いお年をお迎え下さい。

Nile Rodgers インターFMに生出演

2012-12-30 18:33:46 | NILE RODGERS & the CHIC organization
来日中のナイル・ロジャースがインターFM"Soul Seaching"に今日の午後2時から、
約一時間出演、ナイルのプロデュースした曲と
音楽評論家・吉岡正晴氏によるインタビューを聴くことができた。

2時に番組のサイトに合わせると既にDuran Duran"Notorious"が聴こえてくる。
もしかして予定よりも早くから番組が始まっていたのではと焦る。
次がダイアナ・ロス"I'm Coming Out"
そして今日のゲストは"Mr.Good Times"との紹介があり、
ナイルロジャースの登場。

この番組に出演するのは2004年、2011年と今回で3回目だそうだ。
吉岡氏からの早速の質問、「ロックの殿堂入りに7年連続でノミネートされたのに、
今年もノミネートのみで終わってしまったのは、どうしてなんでしょう?」
「キッスとかも殿堂入りを果たせてないし、ビートルズタイプの曲が好まれて、
自分のような音楽は評価されずらいのかもしれない。
最も人を楽しませることを目的として曲を作っているから、特に気にはしていないよ。」
ナイルと親しい吉岡氏だからこそ、尋ねることができる質問。

次の曲はお馴染みのシスタースレッジ"We Are Family"

「去年も4月と5月、今年も4月とそして今回年越しのカウントダウンに来日してくれた、
度々日本に来てくれる理由は?」
「観客がいろいろな楽曲を喜んで聴いてくれるからだ。
アメリカではヒットしたダンスミュージックが中心になるが、
日本ではインストの曲や、たとえば『ノートリアス』みたいな、
僕らしさのある曲も皆、楽しんでくれる。

昨日、ギターの音源が外れるハプニングがあったのだけれど、
その時にバンドのメンバーがアドリブで曲を作って聴かせていたら、
それもすごく受けてね。そういうのが楽しい。」

曲はデビッド・ボウイ"Let's Dance"

リスナーからの質問
「ギターをグルーヴ感を出して上手く弾くためにはどうしたら良いのか?」
「いろいろなアーティストの曲を良く聴くこと、
そしてコピーしてみることも大切だ。
また一緒に他のアーティスト達と演奏することもレベルアップにつながる。
例えばブーチーなんかと一緒にやってみたら絶対に上手になるよ。」
そんなことが簡単にできたら良いのだが・・・

パーソナリティーのマーヴィンからの質問
「ナイルが育った環境の中で学生時代にNYの学校のオーケストラで、
クラリネットを学んだことの影響が大きいと何かで読んだけれど?」
「クラリネットを学校で教わり、自分の家でも練習した。
その時に楽譜の読み方を覚え、オーケストラと演奏することも経験した。
クラリネットから共通点のあるギターへと気持ちが移り、
母親にねだってギターを買ってもらったことから人生が変わったよ。」

"Good Times" rappers delight
CHIC vs Sugar Hill Gang

ナイルの書いた本、"Le Freak"の紹介になり、
そこから企画したミュージカル"Freak Out"では、
自分の人生を文章だけでなく音楽で表現したと語る。

ナイルの"He's the Greatest Dancer"をアレンジした
ウィル・スミス"Getting Jiggy Wit It"
ヒット曲に詰まったらナイルの曲からサンプリングすれば、
必ずあたるという話題になる。

最後に日本をここまで贔屓にしてくれる理由として、
「バーナードが亡くなった時に、日本の警察はほんとうに丁寧な対応をしてくれた。
普通、ミュージシャンが死ぬとドラックとかアルコールとかで、
偏見の目で見られる。
ところが、きちんとしたリスペクトをバーナードの死に対して、
はらってくれたことがほんとうにありがたかった。」

このことについてはナイルの著書"Le Freak"のチャプター14に詳しく書かれている。
"Le Freak"14章とエピローグを要約した4/18のブログ
http://blog.goo.ne.jp/ak-tebf/d/20120418

このブログのカテゴリー"NILE RODGERS & the CHIC Organization"の中で、
"Le Freak"全体の要約も掲載しています。
http://blog.goo.ne.jp/ak-tebf/c/356cc3522cfd0f405bc8e6c0b00b0121

最後の曲はナイルのプロデュースしたモータウンソング"Dancing in the Street"
デビッド・ボウイとミック・ジャガーが歌っている。
この曲、今度、CHICのライヴで聴いてみたいと思った。
でも全体のバランスからすると挟むのが難しいだろうか。
もう一度、CHICのライヴを観に行きたくなる。

そして"Le Freak"も日本語訳が出て多くの人に読んでほしいと思った。
そこにはアフリカ系アメリカ人として、アーティストとしてのナイル・ロジャースの人生、
アメリカの20世紀後半の歴史や音楽史が生き生きと綴られている。

Nile Rodgers and CHIC 12/28 2nd @Blue Note Tokyo

2012-12-29 12:36:57 | NILE RODGERS & the CHIC organization
"That's why I sing, thank you Nile!"とコメントを添えてヴォーカルのFolamiは、
この画像をアップした。
まさに言葉と画像の通り、観客がいて、ひっぱってくれるナイルがいることで、
それはクルー達を力づけ、歌い、演奏する原動力となる。

昨日、2ndショウを観るために5時過ぎにロビーに到着する。
1stを観るために既に入場しているchanparaさんとお会いすることができたが、
1stで正面中央をゲットできたそうだ。

私のセカンドの入場番号は10番。
4月の来日の時、前日から並んだ人もいてたいへんな席取り合戦があった時と較べると、
意外に拍子抜けした。
年末に仕事がまだ忙しい人達、あるいはこの日、パースエージョンズ、アル・マッケイ、
フィリップ・ウーとライヴが重なったためか、お馴染みの顔ぶれも見当たらない。

整理券ゲット後、食事に外に出るが、この時期にお店に入れるかと心配していたものの、
予定していた近くのレストラン2軒はもう年末年始休暇に入っていて、
骨董通り沿いの青山バルに入る。
スペイン風小皿料理、ブルーノートでライヴを観る前に既に何回か、ここに寄っているが、
ライヴの時間に間に合うようにセッティングしてくれて、
料理もお酒も美味しくリーズナブル、スタッフも感じが良いので気に入っている。

ブルーノートのロビーに7時過ぎに戻ると、
ベースのジェリーが出てきていて観客たちと記念撮影をしたり会話をしたり。
「調子はどう?」と尋ねると「絶好調だよ。初日はいつもね。
3日目位から少し疲れてくる(笑)」
「今日は雨だけれど腰痛の具合は?」
「もう重いベースをずっと持っているから万年の職業病。
でも今回は全然大丈夫だよ。
だけどナイルのエネルギーが少し弱っていてね。」
「それなら私達がナイルにエネルギーを送るわ。」

毎年家族でCHICを観に来ていたのに、
シンガポールへ引っ越ししてしまって来られないフランス人家族からの挨拶を伝える。
「あの一家は子供の小さい時からずっと家族で来てくれていてね。
一緒に歌ったり踊ったりする姿を見るのが微笑ましかった。
会えなくて残念だけれどフェイスブックでは繋がっているからね。」

入場が始まった。
番号は10番だったのにもかかわらず、団体が多いのか、
席は2列目の後ろの角になる。
最初、4月の時よりも活気がないかに思われた客席。
始まる間際には満席。立ち見も出ている。

いつもの通りの"Hanging"でメンバー達が登場。
最初からオールスタンディング。
そしてここからはいつもの期待した通りのナンバーをやってくれる。
"Everybody Dance""Dance Dance Dance""He is the Greatest Dancer"
"I Want Your Love""Chic Cheer" "Soup for One""My Forbidden Lover"
"Open Up""We Are Family"""I'm Cominig Out""Upside Down""Like a Virgin"
"Let's Dance""Le Freak""Good Times"
4月の来日で演った回となかった時があった"Notorious"
ライヴで聴くのは今回が初めてだった"Lost In Music"もセットリストに入った。
今ここでおさらいをしつつ私の大好きな曲"Thinking of You"が入ってなかったような?

ナイルの少しのMCが挟まるくらいで、ほとんどノンストップ。
演奏されている曲を聴きながらコード進行から次の曲が何なのか、
わかるのが嬉しい。
私もかなりCHIC Freakの部類に入ってきた。

何回かナイルはギターを弾きつつ、ヴォーカルに歌わせずに
客席に振った。"Le Freak""Good Times"

ジェリーのベースとナイルのギターが白熱する。
ナイルの体調を心配していたジェリーが元気づけようとしている気持ちが伝わってくる。
ナイルもどんどん気持ちが乗ってきている様子だった。

キンバリーの歌の迫力に一瞬ほろっとする。
フォラミのいつものスタイリッシュな様子に見とれる。

退場していくクルー達を感謝の言葉で見送る。
キンバリーと握手、フォラミからは頬にキス。
ナイルは私とはハグ、年上の友人には彼女の手を取ってうやうやしく、
手にキスをしてくれた。

メンバー達が退場した後もいつまでも拍手が鳴りやまない。
楽屋にいてもきっと聞こえているだろう。
この日はこの後続くライヴへと大事を取ったのか、サイン会、写真撮影などはなし。
昨日からカウントダウンまで、そして一日休んで1/2の公演。
ライヴに行く観客たちの声援がナイルとクルー達にエネルギーを与え、
最後まで素晴らしいライヴを見せてくれるはずだ。
そしてもちろん、私達もCHICのライヴから大きなエネルギーを貰っている。

Nile Rodgers and CHICがやって来る!

2012-12-27 12:43:23 | NILE RODGERS & the CHIC organization
Nile Rodgers、そしてCHICのメンバー達が、
フェイスブックやツイッターで続々と日本への出発したことを投稿している。

画像はミラノでのライヴ。
ミラノから帰り、数日自宅に滞在したのみで、
皆、日本へと向かっている。

ここ数年CHICは、ナイルのパートナーで日本で客死したバーナードの命日に合わせ、
毎年4月に来日しているが、
昨年は東日本大震災の影響でアーティストの来日が続々とキャンセルになる東京のために、
4月の翌月、5月にもマカオのライヴの帰りに寄って一日だけのライヴをしてくれた。

今年の4月の来日、また来年までナイル達と会えないのかと思ったら、
明日からのライヴ、年末のカウントダウン、そして年が明けて1/2が最終日。
年末年始を日本のファンと共に過ごしてくれる。

先日、ライヴ仲間の方達と会った時に、
ここ2年続いている今のシックのメンバー、今までで一番愛着があるという話になる。

サッシーな感じで情熱的に歌い上げるキム、
ちょっと気取った感じ、でもほんとうは優しいフォラミ、
二人のヴォーカルの絶妙のコンビネーション。
ナイルをさりげなくサポートするベースのジェリー。
ステージではクールだけれどオフの笑顔がチャーミングなキーボードのセランは、
ジェリーに誘われて昨年から参加している。
心遣いの細やかなキーボードのリチャード、
豪快で今はサイドビジネスのクッキー販売にも日本で熱心なラルフ。

昨年の震災後の4月初めのコットンクラブの初日。
キムの歌う「上を向いて歩こう」に多くの観客は涙した。
ライヴの後に楽屋から出てきたメンバー達。
その日の朝、大きな地震があったこともあり、来てくれた感謝と共に、
「怖かったでしょう?」とフォラミに言うと
「私はLA育ちだから地震には経験があるのよ。」なんて言ってくれた。
やはりたいへんな時に来てくれたメンバー、
こちらも感謝の気持ちを忘れることはないし、
メンバー達の結束も深いはずだ。

明日から始まるCHICのライヴ、
今のところ、予定している日は一日のみだが、
年が明けたらまた1/2の最終日、行きたくなってしまいそうだ。

ハバロフスクの金子三勇士

2012-12-26 09:28:02 | ピアニスト 金子三勇士
金子三勇士、リサイタルのために20日にロシア、ハバロフスクへと発った。
気温が最高が-17度、最低が-27度。
東京も寒くなってきたものの想像を絶する寒さだ。
しかしながら雪国ハンガリーで育ったせいか、画像中の金子三勇士、
寒さを楽しんでいるかに見える。

ハバロフスク、日本から最も近いヨーロッパ。
成田から約3時間のフライトとのこと。
ハバロフスクの風景、建築物、インテリア、料理、
フェイスブックにアップロードしているのを見たが、
こんな近くに全く文化の違う都市があったとは。
それでもコンサートホールではスタインウェイのピアノがきちんと用意されていた。

ホテルの中は暖かそう。


金子三勇士の出演するカウントダウンのジルベスターコンサートが近づいてきている。
22時から渋谷東急文化村オーチャードホールにて、
第一部ではラフマニノフ:ピアノ協奏曲、第二部ではリスト:ラカンパネラを演奏予定。
テレビ東京でも放映があるが、コンサート途中からの中継になるようだ。

既に地下鉄の中吊りにジルベスターの広告が出ている。

Eric Benet Holiday Message

2012-12-25 21:51:08 | エリックベネイの日々&KyteVideo
Eric Ben�・t's Holiday Message


フェイス・エヴァンスとのデュエット"Christmas Without You"
の曲と共にエリック・べネイからのハッピーホリデイのメッセージ。

「ファンの皆、今年一年、僕のためにしてくれたいろいろなこと、
感謝しているよ。
Happy Holidays!!
そして来年も大勢のファンの皆とライヴで、またライヴの後で、
会うことを楽しみにしている。

CDを買ってくれた人、ライヴに来てくれたファン達に、
心からお礼を言いたい。

TシャツやCDを売ってくれたファンクラブの皆、
ほんとうにどうもありがとう。」

アメリカのファンクラブメンバー達は"The One"の発売後、
エリックのライヴではCDやTシャツを販売するブースにて集合、
エリックべネイTシャツやCDの販売に協力してきた。
そのことを最後にふれている。

映像は"Christmas Without You"の歌詞へと続く。
2009年のクリスマスはブルーノート東京にて、
エリックべネイのライヴを観ることができたが、
今年のクリスマスはあちこちのパーティーに招かれては歌う
エリックべネイの映像、
そしてとびっきりの新しいクリスマスソングも聴くことができた。

Happy Holidays!

2012-12-24 12:09:44 | エリックベネイの日々&KyteVideo
二昔程前は「メリークリスマス」だったのに、
もう、ここ10年になるだろうか、"Happy Holiday Seasons"、
今年は"Happy Holidays"が圧倒的に多い。
様々な信仰や人種に配慮してか、クリスマスの時期の挨拶が変わってきている。

エリック・べネイ、結婚式にも招待した俳優のサミュエル・L・ジャクソン、
彼の家に妻のマニュエラと共に招かれた画像をアップしている。
クリスマスの集まりかと思いきや、この日はサミュエルの誕生日だった。

エリックとマニュエラはサミュエルにいったいどんなお誕生日プレゼントを
用意したのだろう。

サミュエルからお返しにプレゼントを貰ったとエリックはこの写真を投稿。


「ジャンゴ」
http://www.sonypictures.jp/movies/djangounchained/
来年3月に日本で公開されるサミュエル・L・ジャクソンが出演する映画のタイトルが入った帽子。
(監督はクエンティン・タランティーノ、ジェイミー・フォックス、レオナルド・ディカプリオが共演)



ツイッターのエリック・べネイのアカウントとフェイスブックのエリックべネイファンサイト、
それぞれに「日本のエリックべネイファンからエリックとあなたの家族、
そして世界中のエリックべネイファンへ"Happy Holidays"!」と以下の写真を添付。
早速、エリックからも「君たちのこと、懐かしいよ!」とお返事を頂きました。
それでは皆様、Happy Holidays!!

Nicole Henry 12/21 1st @ Cotton Club Tokyo

2012-12-23 12:52:54 | その他のライブ
ニコール・ヘンリーのライヴを初めて観たのは渋谷の東急セルリアンタワー内のJZ Brat。
あれは8年位前だろうか。
梅雨の真っただ中「東京にフロリダの青い空を届けたくて。」
ニコールはロイヤルブルーの肩を出したドレスで"Blue Sky"を歌ってくれた。
一番前の席に横に一列、友人たちと陣取ったが、
ニコールの歌うスタンダードなジャズナンバーにうっとり、
気取りのない性格、ミュージカルっぽい仕草、
スタイルが良くて、とにかく綺麗な人だったということが印象に残っている。

コットンクラブは昨年に引き続きクリスマスのアーティストにNicole Henryを選んだ。
ライヴ仲間の方からお誘いを頂き、初めてのクリスマスのコットンクラブ。
テーブルや店内の飾り付けが雰囲気を盛り上げる。

初めて後方のソファー席に4人で座ったが、ここからの視界の良さ、
ステージを見下ろし、ヴォーカリストの立ち位置にも近い。
観客はいつものR&B系ライヴとはまた様子が違う。
ジャズファン、そしてクリスマスのイベントとしてこの日のショウを選んだ方達。
隣の席はアツアツのカップル、反対側は着物姿の女性を連れた男性。

インストが客席を暖めた後、
ニコールはホルダーネックの白地に大きな柄の入ったロングドレスで登場。
映画「サウンド オブ ミュージック」から"My Favorite Things"
来日は今回で11回目になるという。
そしてここからはずっとクリスマスソングのオンパレードになる。
本人もクリスマスアルバムを既にリリースしているそう。
一曲だけ途中で「来年の1月にアルバムを出すの。その中の曲を。」

後方の席から眺めるニコールの所作は美しい。
腕が長く前に観た時よりもずっと筋肉質になっている。
歌だけでなく体もそうとうに鍛えている。
クルー達もニコール本人名義のバンド。
全員で日本に向かうという書き込みをフェイスブックで読んだ。
それだけに息の合った演奏を聴かせる。

クリスマスソングの数々をスタンダードなまま、あるいはアレンジを効かせて歌った後、
アンコールで戻って来た時に、
「どの歌手が好きか、見習いたいと思う人は誰かと良く聞かれるけれど、
その中の一人はアレサ・フランクリン。
彼女のブルージーなところ、そしてゴスペルの要素が入った曲も私の好みなのよ。」
"Spirit in the Dark"

これが秀逸だった。
初めて観たニコールの違った一面。
客席もかなり盛り上がっていた。

楽屋へと戻っていくニコールへと女子三人、立ち上がって声援を送ると、
にっこりと応えて手を振ってくれた。

終了後、1stの後のサイン会はなし。
ソファー席の頭上にある素敵なオーナメントと共に記念撮影をしようと、
スタッフに頼む。
「これがきれいだから写真を撮りたいと思って。」と言うと、
「実は私が作ったんです。」というお返事が。
そして写真が暗くならないようにと上のライトまで付けて撮影して下さいました。
いつも感じの良いコットンのスタッフに送り出されて気持ち良くお店を後にする。

行きがけに東京駅で降りた時には大勢の観光客、
改札内でも外でも交通整理が行われていた理由をコットンクラブから出て、
知ることとなる。

東京駅のライトアップ、クリスマスイルミネーションも見ることができて、
大満足の夕べとなった。
お誘いくださった方、ご一緒した方々に感謝。
来年も楽しく感動を呼ぶたくさんのライヴ運に恵まれますように。

エリックべネイ、ファンからの質問に答える

2012-12-22 12:03:28 | エリック・ベネイ関連インタビュー
エリック・べネイがファンからツイッター、フェイスブックに寄せられた質問に、
答える映像が投稿された。

Nから「ドレッドヘア、とても素敵だったのにもうやらないの?」
エリック「あの頃は服装も含めてすべてのスタイルがドレッドに相応しかったから。
今はクリーンな髪型が自分のライフスタイルやファッションに合っていて気に入っている。
ストレートというよりも少し伸びてちじれているけれどね。
でも先のことはわからない。今にまたする気になるかもしれないよ。」

Vから「特定の女性をイメージして歌を作っている?」
エリック「答えはNOだ。複数の女性のイメージをミックスして曲を作る。」

Iから「下着はトランクス(ボクサー)、それともブリーフ?」
(この部分はとんでもないジョークを言っているような?
一度アップしましたが、今、消去しました。。。)

Mから「いつあなたに会える?」
エリック「BBキングシアターのライヴに来れば?」

Jから「子育ては以前と今では違う?」
エリック「インディアの時は自分は若くて未熟だったし一人だし不安も大きかった。
今はマニュエラという妻と二人で子育てしているし余裕を持って楽しんでいるよ。
そしてマニュエラさえ納得してくれたら更にたくさんの子供を持ちたいって
思っている。」

Eric Ben�・t Answers Your Questions

Happy Birthday Lucia!!

2012-12-21 11:25:51 | エリックベネイの愛と人生
12/21、エリック・べネイとマニュエラの間の娘、ルチア・ベラは1歳の誕生日を迎える。
1歳に至るまでの成長はあっという間だ。
エリックに似たクリッとした目が愛らしい。

LAではまだ今の時点では20日の夜。
先ほどエリックは21歳になった娘インディアと一緒に、
ビールを飲んでいる写真を投稿してきた。


インディアももうビールを飲める年になったんだという感慨と共に、
最近、エリックがビールを飲んでいることに驚いている。
エリックの出身、ウィスコンシン州ミルウォーキーはビールの産地。
それなのにかつてエリックはインタビューで「ビールを飲まない。」
と答えていた。
写真もワインやカクテルを飲んでいる写真はあってもビールはなかった。

46歳になって地元の名産の良さに目覚めたか、
またインディアが父と一緒にお酒を飲める年になったこと、
そしてルチアの誕生日の前日、インディアにも心を向けるエリック、
様々なことを感じさせる1ショット。


エリックべネイファンズ

2012-12-20 00:00:23 | その他のライブ
昨夜、大阪京橋のBeronicaで行われた"Smooth & Soul Live"
シンガー&ソングライターのuprightが出演し、
オリジナルソング、そしてEric Benet"Chocolate Legs"
"I Really Don't Want Much for Christmas"などを歌った。

今年5月のエリックべネイの来日、
ライヴ最終日、ブルーノート東京でのエリックべネイとのミート&グリート、
記念撮影でエリックの両側に収まったuprightさんとkorinさん。
そんな縁からkorinさんはuprightさんの大阪のライヴへ行き、
素敵な写真とライヴレポを届けてくれた。

私も今年は叶わなかったけれど、来年はぜひuprightさん、
東京でのライヴには行ってみたいと思っています。

そしてやはりEric Benetファン繋がりのtakakoさん。
マサ小浜とジーノ日野賢二の熊本のライヴ、
地元でライヴがあると知ったのが当日であったのにもかかわらず、
駆けつけて熱気溢れるライヴのリキャップと写真をアップしてくれた。
マサさんとジーノさんが熊本でも愛され、大勢のファンに囲まれている様子、
楽しく読ませていただきました。

大阪や熊本のライヴ、それぞれ自分も行った気になり、
ワクワク・ドキドキした。
エリックべネイのファンになったことで音楽、人の輪が拡がっていく。
何だかこういうの凄く嬉しい。

Korinさん、Takakoさん、ほんとうにありがとうございました!

エリックべネイ、今年のクリスマスは?

2012-12-19 11:50:11 | エリックベネイの愛と人生
Life & Styleのサイトに掲載されたエリック・べネイのミニ・インタビュー記事。

フェイス・エヴァンスとのクリスマスソングを収録したエリック・べネイ。
このホリデイシーズンは予定が詰まっている。
その中でも彼にとって最も大切なのは妻のマニュエラ(2010年7月に結婚)
娘のインディア(21歳)、生まれたばかりのルチア(まもなく1歳)
と過ごすクリスマス。

エリックべネイ「12月はメチャクチャ忙しい月になる。
でも今までになく最高のね。
インディアの21歳の誕生日(12/3)そしてルチアは1歳の誕生日(12/21)
を迎える。」

ベビー誕生後の忙しい時間の中で、エリックは妻と二人で過ごす時間も、
大切にするべきだと考えている。
「誰かに子供を見てもらいながら、妻が僕の腕の中で8時間眠る。
そんな日があっても良いかとは思うのだけれど、なかなかうまくはいかないね。」

バスケットボールチームができるほどの大勢の子供を持ちたいと夢見ていたと語るエリック。
そのためにはマニュエラを説得する必要があるだろう。
「彼女はそろそろ次の子供を持つ心の準備ができているかと思うよ。」

エリックとインディアがハル・ベリー(エリックの元妻)と、
未だに連絡を取っているかという質問には、
彼女との関係は終わった、でも彼女の娘「Nahalaの幸せを祈っている」
とエリックべネイは答えた。

http://www.lifeandstylemag.com/entertainment/news/eric-ben-ts-fresh-christmas-start-his-wife-and-baby-course?fb_action_ids=498589166852824&fb_action_types=og.likes&fb_source=timeline_og&action_object_map=%7B%22498589166852824%22%3A419308704808073%7D&action_type_map=%7B%22498589166852824%22%3A%22og.likes%22%7D&action_ref_map=[]

Justin Bieber-Never Say Never

2012-12-18 12:18:41 | その他のライブ
ここのところ、繰り返しWOWOWで放映されているジャスティン・ビーバー
"Never Say Never"そして"All Around the World"

ずっとブログを読んで下さっている方は私がジャスティンのことを書き出したら、
呆れるかも知れない。
しかしドキュメンタリー映像を観ている内に何とも言えぬ親しみが、
沸いてきてしまった。
曲に共感できるとまではいかないがライヴ映像などを見ると惹きつけられるものがある。
それもそのはず、ジャスティンはスティーヴィー・ワンダーやアッシャー、
ニーヨ、マイケル・ジャクソンの曲を子供の頃からカヴァーし動きを真似てきた。
リズム感の根底にR&Bが刻まれているのかもしれない。

何人かのアーティストを応援してきて、業界の状況などを垣間見る内に、
ファンとしてではなく、アーティストの立場、目線で、物事を見たりするようになった。
あるアーティストが大きなホールに出演した時に前日にリハーサルの日が設けられていた。
「どうだった?」と尋ねると「名刺交換でほとんど終わってしまった。」という返事が返ってきた。
ジャスティン・ビーバーのドキュメンタリーを見ていても、
やはり大きな会場でのコンサート前、裏方やゲスト、プロデューサー、
様々な人にジャスティンが紹介され挨拶していく場面がある。
喉を使うアーティスト(本番前には余り話さない方が良い)、
そしてまだ18歳にもならない若者が、一人一人に気の利いた言葉を掛けていく。

共演するジェイデン・スミスはこの日が初舞台、ジャスティンよりも後輩で若いが、
ジャスティンに対して決して謙虚には接してこない。
「両親がヘリで駆けつけてくる。」と話している。
ウィル・スミスの息子として育ったジェイデン、14歳からデビューし、
家族を養っているジャスティン、二人の環境は対照的だ。

ジャスティンのファンでずっと応援している難病の子供には、
抱き上げて自分の家族のように深い愛情を表している。

ドキュメンタリーの中でジャスティン・ビーバーの日常と、
そこに至るまでが映像と言葉で語られる。
12歳から小さな町の公会堂の階段でギターを持ち歌っていたジャスティン。
地元のコンペに出て2位に終わるが、その後母親がその時の映像、
またその他の映像も遠くの親戚達に見せたくてyoutubeにアップし始めた。
それを見た当時はマーケティングの仕事をしていたスクーター・ブラウン、
ジャスティンの母、そして学校へも連絡をする。
両親を説得して二人で売り出していくことになるが、中々巧くいかない。

偶然会ったアッシャーの前でファンだったジャスティンは彼の曲を歌おうとして、
スクーターに止められる(失礼だからと)
いき詰まった時に再びアッシャーと面会し、彼の前で歌ってきかせる。
その後、ジャスティン・ティンバーレイクも興味を示し始め、
アッシャーとティンバーレイク二人からのオファーを受ける。
ジャスティン・ビーバーがパートナーとして選んだのはアッシャーだった。
そこからはぐんぐんとトップへの階段を上っていく。

ファンを大切にし、サーヴィス精神旺盛。
若くして自分が大所帯を担っているという責任感も持っている。
子供の頃からの映像を観ているともちろんたいへんな努力もしているが、
やはりマイケル・ジャクソンやスティーヴィー・ワンダーがそうだったように
「神童」と言えるだけの特別な光を放っている。

ツアー前にアッシャーから特別ドリンク、青汁を勧められる。
まずくて飲めないというジャスティンに周りの人は先輩であるアッシャーから
頂いたんだからと最後まで飲ませる。
知り合いのアーティストから「風邪をひいて咳が出る、熱が出たとしても演奏はできる。
でもお腹に来てしまった時ばかりはそうはいかない」
と聞いていたので、コンサートを前にして青汁を飲み干すジャスティンの姿に、
こっちが心配してしまう。
嫌々ながらでも素直に飲むジャスティン、飲ませる周囲の人も、
普通の子供としてジャスティンにあるべき姿を教え自然体で接しているのかもしれない。

ジャスティン・ビーバーの今後についての話になる。
スクーターは「一時的なブームだとの批評もあるが、ずっとそう言われ続けながらも、
残っていくと信じている。」
アッシャーは「ジャスティンが続けたいと思う限り、この状況は続いていくよ。」
確かにアッシャーの言う通り、アーティストにとって大切なのは、やり続けるという気力だ。
もちろん一般人にとっても。
モティヴェーションを失わない限り、ジャスティンは今の人気を保ちつつ、
きっとファンと共に年を重ねていくことができるはずだ。

ソウルサーチンが選んだ「マサ小浜スペシャル」の曲は?

2012-12-17 11:59:04 | その他のライブ
12/16にインターFM「ソウルサーチン」にて、12/6に行われた
「マサ小浜スペシャル part9」の様子が紹介された。

先週亡くなったインドのシタール奏者、ラヴィ・シャンカールの曲、
「インド・ジャパン・フィナーレ」がまず追悼の意味を込めて流される。
たまたま、12/6の「マサ小浜スペシャル」でマサさんは、
ギターの『シタール奏法』について話していて、
その影響を受けた曲として"Everytime You Go Away"をライヴでも演奏していた。

バックミュージックでマサ小浜&フレンズの演奏するプリンス"Purple Rain"
が流れ始める。
この曲は最近のマサさんのライヴではいつもアンコールに演奏される。
マサ小浜&フレンズのテーマソングとなっている。

そして一曲目は12/61stの最初の曲、ロバート・ジョンソン"Cross Road"
クリーム、エリック・クラプトンも演奏している曲。
いつもは緩やかにウォームアップしていく感じのライヴだが、
この日はしょっぱなのこの曲、キレキレのマサ小浜のギターから、
凄いテンションに入り込んだ。
ケイリヴ・ジェームズの出すブルースっぽいオルガンの音も冴える。
一曲目から観客の手を取ってギターに導いたり、客席を演奏しながら回ってくれたこと、
思い出しながらラジオを聴く。

「エリック・べネイ・コーナーでは"Harriett Jones"、
これも良い曲なんです。」と吉岡正晴氏。
既にマサ小浜スペシャルで「エリックべネイコーナー」
定着したことが認定されたようで思わずニンマリ。

バックミュージックにかかるのはルーサー・バンドレス"Never Too Much"

続く曲は昭和歌謡コーナーからザ・ピーナッツ「恋のヴァカンス」
この曲はロシアで知る人ぞ知る曲となり、ロシア語の歌詞が付いたヴァージョン、
そしてロシア映画のテーマ曲にもなったと聞いた。
10月に行ったサルサイベントでもラテンバンドが演奏して歌った。
日本の歌謡曲でも海外に通じるエッセンスのある曲。
途中でマサ小浜は映画「パルプフィクション」のテーマを挟む。
ラジオでは紹介されなかったが、
その後、映画007のテーマをおまけでちらっと弾いてくれたりしている。

次回の「マサ小浜スペシャル Part10」番組中では2/12とお話しされていたが、
facebookの方では2/13?近日中にどちらかはっきりすることでしょう。

次回のマサスぺがますます楽しみになるラジオ放送でした。
番組のレコーディングは下記のリンクより聴くことができます。
https://soundcloud.com/#soul_searchin_11/soul-searchin-radio-2012-12-16

Secrets de Cave(秘密のカーヴ) 12/14@ベージュ アラン・デュカス

2012-12-15 12:45:22 | 私の日々
「ベージュ アラン・デュカス東京」銀座の松屋の向かい、
シャネルビルの最上階にある。
数年前、応援するピアニスト金子三勇士君が
シャネルのその年のアーティストに選ばれたこともあり、
何度かシャネルネクサスホールには足を運んだが、
レストラン・ベージュに行くのはこの日が初めて。

今回のイベントは"Secret de Cave"(秘密のカーヴ)と題して、
アラン・デュカスのシェフソムリエであるジェラール・マルジョンを迎えて、
ボルドーワインのテイスティングをするという趣旨。

一階のホールで受付を済ませエレベーターでお店の入口へと上がると、
クロークがあり、そこから席へと案内される。
途中でハンサムなフランス人男性二人が並んで出迎えて挨拶をしている。
その内の背が高く一際にこやか、カリスマを放つ男性がジェラール・マルジョン。
もう一人、若干小柄、色白な若者が今回紹介されるワインカーヴの御曹司、
アドリアン・ベルナール。

着席してディナーが進みながら、随時料理と合わせて出てくるワインの解説が入る。
Chateau Lespault-Martillac Blanc 2009が食前酒として出され、
そこからDomaine de Chevalier Blanc 2009、Domaine de Chevalier Blanc 2008と進む。

この3つの白がそれぞれフルーティーで柑橘系でキリっとしていたかと思うと、
フローラル、百合の花の香りがしたり、蜂蜜のふくらみ、そして桃や菩提樹も感じられる。
落ち着いた店内の雰囲気と共にボルドーの森の中にいるような夢見心地。

料理は鮮やかな緑に彩られた帆立貝のソテー、ブロッコリーとラディッキオ。
オマール海老のポシュ、オーブンで焼いて甘みを出したグラタンと、
苦みが清々しいほうれん草が添えられる。

ワインの味が時間が立ち、料理を伴うとまた変化していく。

次の赤ワイン4種は、Domaine de Chevalier, 1979, 1989, 1999, 2009と10年毎のセレクト。
ジェラール・マルジョンから「それぞれの年に自分が何をしていたか思い出しながら、
時間への旅を楽しんでください。ボン ボヤージュ(笑)」
赤ワイン、5時に既にデキャンタをして79年物は5分後にはボトルへと戻し、
89年は10分後、99年は45分~1時間、2009年は2時間後と
空気に触れる時間を変えている。

79年は優しく、89年には力強さ、99年には若さ、
2009年はワインの当たり年、赤ちゃんの可愛らしさがある。
個人的に気に入ったのは79年と2009年だった。
そして自分の過去を振り返ってみて、
試練もあったけれども人生の当たり年もこの二つの年号と重なる。

料理はラカン産ほろほろ鳥のア・ラ・ブロシュ、フォアグラ、
キャベツのフォルシーへと進む。

最後はデザートワイン、Chateau Guiraud 1989と2009。
やはり年号の古い方が甘みがまろやかで自然。
アドリアン・ベルナールから自分の父の所有する畑、ワインカーヴの説明が入る。
ジェラールの説明よりも聴きずらいが、それは訛りがあるからではなく、
ジェラールの方が人前で話慣れているからだと思った。
ワインの素晴らしさを語るフランス語、日本語に訳されるとどうしても表現が単調になる。

デザートはリンゴのオーブン焼きに洋梨のアイスクリーム添え。
次に季節柄のブッシュ・ド・ノエルはなんとシャネルのバッグの形。
キャラメル風味にオレンジピールが爽やかだ。


最後のデザートでこの店は世界で唯一無二の存在であることに気付く。
アラン・デュカスとシャネルのコレボレーションを可能にしたレストラン、
"Beige Alain Ducasse"

イベント終了後、持参したジェラール・マルジョン著「100語でわかるワイン」
サインをお願いしたいと伝えるとテーブルまで来てくれた。
「私の本があなたにとってボルドーの豊かな恵みを知る手掛かりになることを願って」
と丁寧な言葉を添えてサインをしてくれた。

記念撮影もお願いしつつ、この日のイベントの素晴らしさを伝える。
「日本には良くいらっしゃるのですか?」との問いには
「関西にも店があるし、もう数えきれないほど来てますよ。」
「フランス、日本、お住まいはどちらなんでしょう?」
「僕は世界中のアラン・デュカスの店をみているので、飛行機の中に住んでいます(笑)」
9種のワインがどれも素晴らしくて飲み過ぎてしまったと友人が言うと、
「すべて最高のワインですから決して悪酔いはしません。大丈夫ですよ。」

Alain Ducasseのソムリエでありつつ、経営陣の一人としても才覚を振うGerard Margeon、
この日のワインのセレクトのように洗練された風格に満ちていた。