Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

'The One' Track by Track - Gonna Be My Girl

2012-05-31 11:11:28 | エリックベネイの日々&KyteVideo
アメリカでのEric Benet"The One"の発売日6/5が近づいてきた。
エリックべネイもプロモーションに余念がない。

画像は自分の車の中で"The One"を持つエリック。
かつてはランドローバーとBMWだったのに、
いつの間にか愛車にポルシェが加わっていた。

さてこの映像では"The One"の中の"Gonna Be My Girl"
の製作過程を語っている。
長年組んでいるミュージックパートナー、デモンテと共に作ったこと、
70年代風というよりもコンテンポラリー、それでも情感豊かな曲にしたと。

あらためて歌詞を良く読んでみる。
これはかつて運命の出会いをした二人だったはずなのに、
彼女を傷つけてしまい、自分から去って行った女性に許しを願う曲だ。
"The One"にはそういうテーマの曲がいくつもある。
出会い、諍い、相手の大切さに気付き、今度こそは真実の愛を全うしたい、
そんな歌詞が散りばめられている。

このアルバムはマニュエラに捧げるアルバムなのだと気づいた。
エリックは2009年のグラミーノミネートの後、
しばらくマニュエラと離れていた。
そして"Lost In Time"の"Never Want To Live Without You"
でプロポーズ、昨年夏に結婚している。

訳あってエリックと距離を置いた時期のあったマニュエラ、
彼女に許しを請い、今度は間違いなく本物だよ、
そんなメッセージがたくさんこのアルバムには込められている。

'The One' Track by Track - "Gonna Be My Girl"

Harriett Jones - Live - Centric Concert Special

2012-05-30 11:00:37 | エリック・ベネイライブ(日本以外)
5月の母の日の放映のために4月に公開収録されたエリックべネイライヴ。
場所はニューヨークのライヴハウス。
"Harriett Jones"をエリックはこの映像で歌っている。
バックボーカルも日本にやって来たデニスの他にもう一人。
フォーンも三人。
サウンドも厚く、見応えのある映像に仕上がっている。

アメリカのファンクラブメンバーのパトリナが赤いドレスで立ち上がって、
エリックと一緒に踊っているのを見つけた。

観客はこの日に確か抽選で選ばれた人と特別枠だった人のはず。
皆、とても楽しんでいるように見えるが、ほとんどスタンディングしていない。
テレビ撮影の意図だったのかもしれないが。
何だか、東京のブルーノートの方がはるかに熱く盛り上がっていた、
そんな感じがしてきた。

エリックの来日、日本でのライヴからもう2週間が過ぎつつある。

Harriett Jones - Live - Centric Concert Special

True Eric Benet Fans in Tokyo @ ZAPP

2012-05-29 17:44:37 | エリックべネイ、2012年5月来日
nkmrakikoさんが「エリックのライヴの感動冷めやらぬ内に、
ライヴでご一緒した方達と集まりましょう!」と発起人になって下さり、
J.Iさん、Kaoruさん、Hisakoさんも幹事に連なる中、
池袋のソウルバーZAPPにてT(true)E(Eric)B(Benet)F(fans)の集いが開かれた。

タワーレコード・インストア・イベントからブルーノートのライヴまで、
3日間フルにご一緒した方達、数回参加された方達。
2009年のエリックべネイのライヴで初めて会ったメンバー、Yukaさん、J.Iさん、Mayaさん。
その時、同席して知り合ったKiyo君。
また昨年の9月のライヴでお初にエリックを観たchanparaさん、Sさん、Hisakoさん、
Kaoruさん、アッコちゃん、Minaちゃん。

男女総勢13名。年齢層も最大幅で25歳近く離れている。
しかしエリックを応援する気持ちは一つ。
会場に着くとJ.Iさんの作ってくれたWelcomeボードに迎えられる。
エリックの写真と共にこの日に参加するメンバーの名前が。

持って行ったエリックのレコードを早速ZAPPのマスターが掛けてくれる。
皆で今回のライヴの感想や次回に向けて、またエリックの近況についてなど、
話題は尽きない。
「またすぐに来日して欲しいとも思うけれど、生まれたばかりのLuciaの父親として、
家族にとっての良いお父さんであって欲しいとも思う。」
とおっしゃった方がありましたが、エリックや家族の幸せを願う気持ち、
これこそ、まさしく本物のファンの真心だと思いましたよ。

宴たけなわ、美味しそうなケーキが登場したかと思うと、
エリックと私達の写真がケーキの上に刷り込んであり、
びっくりするやら、嬉しいやらでしばし、涙目に。



化粧室から戻ると"Spritual Thang"のアカペラヴァージョンが掛かりました。
全員で立ち上がって唱和。感動的な瞬間でした。

最初は夫と二人で応援してきたエリック・べネイ。
今は大勢の仲間と共に声援を送ることができるようになり、
こういう輪が広がっていくことはファン冥利に尽きます。
今回のエリックの来日を通して、また新たに多くの素敵な方達との出会いもありました。

やっぱり、エリックべネイって凄い!
エリックと出会うことができて、
皆さんとも知り合うことができた喜びと感謝に浸る晩でした。
この日の準備をして下さった方、いらして下さった方々、
皆様、ほんとうにどうもありがとうございました!

Eric Benet - The One Behind the Scenes

2012-05-26 00:00:28 | エリックベネイの愛と人生
アメリカで間もなく発売になるエリック・べネイのニューアルバム"The One"
(日本では4/25に既に先行発売された)について、
スタジオでエリックべネイは語ってくれた。

"Real Love"は自分と妻のマニュエラについての関係を歌った自伝的な曲だ。
"Readbone Girl"については皆、この言葉知っていた?
僕はミルウォーキー出身だけれど、両親がアラバマ出身なので、
毎年夏になると家族全員でステーションワゴンに乗って、
ミルウォーキーからアラバマまで旅をしたんだ。
そしてそのことを通して南部独特の文化も経験することができたよ。
「レッドボーンガール」とはアフリカ系アメリカ人でも、
他の人種とのミックス、何で『レッドボーン』っていうのかは諸説がある。
僕がこの言葉を初めて聞いたのは8~9年前かな?
要するにライトスキンの可愛い子のこと。

ずっと自分のレーベルを持ちたいと思い続けて、
実際に起ち上げてみるとやはりレーベルに所属しているのとは全然違う。
今までは例え自分が良いと思っても、反対する人がいれば、
それに合わせて調整したり、書き直したりしなければならなかった。
アルバムからのシングルカットはあるのか、
プロモーション映像を制作してくれるかどうかなど様々な心配があった。
今は自分がオーナーであり、自分のやり方でできる。
自分で管理、資金繰りもやらなければならないし、
たいへんなこともたくさんあるけれどね。

40代に入って自分の人生の中でも最も輝ける時代に入ったと感じているよ。
"Real Love"がトップ10に入った時、レコード会社の業績ではなく、
自分自身が成し遂げたというかつてない達成感があった。
今までやってきたことがようやく実を結んだと思い満足している。

Eric Benet - Behind the Scenes Studio Session

オクトーバーフェスト@日比谷公園

2012-05-25 16:24:18 | 私の日々
今年もオクトーバーフェストの季節がやってきた。
なぜ初夏なのにオクトーバーなのか?
それはそういう名称のフェスをたまたまこの時期に東京でやるから。
一昨年は飛ばしてしまったが、今年は昨年に引き続き、
水曜日の夕方からいそいそと出掛ける。

前日が雨だったこともあり、既に満席状態。
このフェスの達人と一緒にまず空いている席を押さえて、
そこからじわじわと陣地を広げていく。
暗くなるころには人数は8人。
バンドもドイツ民謡からドナ・サマーを追悼する"Hot Staff"に変わる。
噴水に飛び込んだ人も2名ほど見かけた。

達人によると店舗が今年は例年よりも少ないとのこと。
出店料が高いのと雨が降ったりすると売り上げの採算が合わなくなり、
リスクが大きいからだそうだ。

7時を回ると立つ人で広場は溢れ、ビールを買うのには長蛇の列なので、
ワイン、スパークリングなどのボトルを買って来て皆で分けて飲む。
達人はビールにも詳しく、ドイツビールの特徴としてぬるくなっても美味しい、
また今回販売されている黒ビールでスモーキーなのと一般的なのと、
二種飲み比べをさせてもらう。

最初にグラス代を収めて後で返金されるシステムだが、
もう酔ってくると「カンパ~イ!」で割っちゃっている人も出てくる。
お手洗いは公園内ではなくて、帝国ホテルをちゃっかり拝借。

今年はムール貝の白ビール蒸し、という新メニューも美味しかった。
ビールはエルディンガー・ヴァイスビアがシンプルで基本。
今は開催地が増えて今年は8月に芝と豊洲もある。
この時期に外で飲むビールの味はやはり格別だ。

Eric Benet @ Billboard Music Awards 2012

2012-05-24 15:16:49 | エリックべネイ、2012年5月来日
月曜の午前中、アメリカのエリックファン達から
「エリックがBillboard Awardsに映っている!」と投稿が始まる。
客席にいるのかな、と思うと同時に土曜日に韓国でコンサートに出演し、
日曜にソウルを発ったのなら、LA着は日本時間では月曜の午前、
現地時間では日曜になるはず、この番組って録画?
いやBillboard Awardsが録画のはずもないし、
などと考えていた。

エリックべネイがモニカと共にプレゼンテーターを務める映像を見つけた。
また会場への入場の際にインタビューを受ける映像がある。

その中で「Japanツアーから戻り、空港からすぐ車でここに向かった。
まだ家には戻っていない。」と話している。
それでもすっきりと整えたスーツ姿がダンディーに決まっている。

インタビューのしょっぱなの質問が私がタワーレコードでしたのと同じ、
「『アメリカンアイドル』でデアンドレがエリックの曲を歌ったことを、
どう思ったか?」だった。
重ねて「デアンドレと一緒に仕事をする気はあるか?
新しいレーベルで彼を使うとか?」みたいな質問が上がる。
エリックは「彼は個性と才能があり、若いのに技術も伴っている。
考えてみても良いかもしれない。」と答えた。

ここでまたタワレコ新宿で出たのと同じ質問、
「インディアはいつデビューするのか?」
エリックは彼女は既にプロと言える、今回もデュエットしているし、
曲も作り、アレンジもプロデュースもできると説明している。

これからレディシと全米ツアーを行うこと、
The Oneは自分が立ち上げたレーベルからの初のアルバム、
EMIとパートナーを組んでいることなどを話した。

それにしてもエリックべネイ、13日に来日、
名古屋、東京、韓国と移動し、20日にはアメリカでテレビ出演。
いったい何と忙しい一週間だったことか。
全米ツアーが始まるまで、少しゆっくりして欲しい。

Eric Benet from the Press Room @ Billboard Music Awards 2012

韓国、野外ライヴでのエリックべネイ

2012-05-23 21:41:31 | エリックべネイ、2012年5月来日
羽田からソウルに向かう飛行機にはエリックべネイ一行と
アース・ウィンド&ファイアーご一行が乗り合わせたという。

画像はソウルに到着して取材を受けるエリック・べネイ。

韓国でのエリック・べネイのライヴ、あちらは撮影フリーなので、
既に多くの動画が上がってきている。
歓声も凄いが、会場の様子にはびっくりした。
ぎっしりと人が詰め込まれていて、後ろの方はそうでもないが、
前の方の混雑度が特に著しい。
ブロック指定などは特になくチケットは一種類だそうだ。
来た順に前からだったらしく「先頭で6時間待った。」とツイ―トしている韓国ファンも。

大会場でのエリックべネイのライヴも観てみたいが、
この場所でずっと自分がいられるとはとても思えない。
そして自分の前に体の大きな人が来たら、さぞかし観辛くてやきもきするだろう。
日本の小さな会場で観れるありがたみを知った。
しかしいつか大きな場所でのEric Benetコンサートの盛り上がりももちろん経験してみたい。
ニューオリンズ、エッセンス・ミュージック・フェスティヴァルの時も、
エリックべネイはメインステージではなく、ラウンジだった。

さてこれは本番ではなくてリハーサルの画像だと思う。
韓国で張り切り過ぎたエリックべネイ、ズボンが裂けてきてしまった写真を、
ユーモラスな表情と共にアップしている。
これには笑えました。

「見たかった!」とツイートするとchanparaさんに見つかり、
「CHIC、ナイル・ロジャースでキンバリーの衣装が切れた時、
『教えてくれれば良かったのに』と言ったら、
『そんなこと、言っちゃダメ!』って怒ったのに!」とツイートされてしまいました(笑)

羽田から2時間ちょっとで行けるソウル、羽田からの飛行機が着くソウルの空港は、
東京においての成田ではなく羽田的な中心部に近い空港のようだ。
以前、エリックのソウルのコンサートに行ってみようと思いシュミレーションしたことがある。
午後一番の飛行機で発てば充分夜のコンサートには間に合う。
席がある屋内のコンサートの時にファンの皆さんと一緒に行ってみたいですね!

Eric Benet - Harriett Jones (Live @ Seoul Jazz Festival)

エリックべネイとの三日間

2012-05-22 17:17:29 | エリックべネイ、2012年5月来日
画像は羽田からソウルへのフライトを待つエリック・べネイ。

今回の来日は短く14日の名古屋のライヴに始まり、
東京は15日はタワーレコード新宿店でのイベント、
ライヴは16日、17日のブルーノート東京での4ショウ。
すべてに参加したので多くの方と感動を共にすることができた。

16日のセカンド、自由席で隣に座ったのはNY出身のアフリカ系のBro。
2009年の基地の慰問で観てからエリックのファンになった奥様に連れて来られたそうです。
周りの席ではS氏がエリックべネイ"The One"Tシャツを着ていて、
私もエリックべネイの顔がプリントされたバッグを持っているを見て驚いているので、
「あなた、たいへんな席に来ちゃったわね。
悪いけれどここでは座っている暇はないわよ。」とおどかす。
しかしずっと英語で話していたので、さぞかし本場の気のきいた掛け声を聞かせてくれるかと思えば、
始まった途端に日本語で「スゲ~!」の連発。
でもずっとスタンディングで盛り上げてくれましたけれど。

終わった後に夫とS氏に「ジル・スコットって知ってる?」と話しかけてきて、
二人が「そんなの常識。新譜いいよ、聴いた?」と言い返したら「ここにいるの皆、変な日本人・・・」
「エリック、彼は結婚は何回目?」「今の奥さんはどんな人?」
矢継ぎ早にいろいろと質問攻め。何でもお答えいたしますよ。
「ところで何でエリックべネイを好きになったのか?」と聞いてこられてドキッ。
「いい質問ね。究極を突いてくるじゃない?」簡単に説明しましたけれどね。
一言で語れるようなものではありません。

二日目、1stは指定席だったのですが、またしてもアフリカ系のカップルがお隣でした。
奥様はノリノリなんですが、ご主人は最初は控えめ。
でも指定席からスタンディングで声援を送る私達と奥様に挟まれて遂にスタンディング。
最後は「とても楽しかった」と喜ばれていました。

ファンクラブメンバー達、以前は一緒に前を固めていましたが、
今回はばらけて座ったことで反対にそれぞれの場所からエリックに声援を送れて、
各所で周りを盛り上げることができて返って良かったかもしれないですね。

マサ小浜さん、私がエリックの大ファンで全部のライヴに行ってるとお話したら、
ジーノ、日野賢二さんを誘っていらして下さいました。
二人ともステージだけでなく、観客の間に混じってもキラキラ輝くようなオーラがありますね。
エリックのライヴは2005年以来だそう。
マサさんに「エリックのライヴ、何回ぐらい今まで観た?」と聞かれて、
数えみたら通算23回?
来日の度に行ったとしてもまだこの程度なのかと思いました。



セカンド終了後セットリストを頂いた方が見せて下さいましたところ、
マジックで消されているところが数カ所。
"Real Love"とマジックで書かれているところの横の消されている部分には"Spanish Fly"
とその方は光に透かして見て発見。
でも"Real Love"を歌わないわけがないからこれは単なるミスプリ?

"Don't Let Go""Chocolate Legs"が消された時も代わりに"Hurricane"が書かれるかと思った、
とおっしゃってました。ほんとにそうですよね。
韓国では歌うけれど、封印された曲、そろそろ日本でも歌って欲しい。

この日に早くから順番を取っていた男性、ご本人もシンガーソングライターとのこと、
エリックのハリケーンの時と外見も似ていらっしゃいます。
今回、インストアイベントから行ったこともあり、
エリックには素敵な若手の男性ファンがたくさんいることも知りました。

今度の来日で4回観たライヴ、いつもと違い被り付きには座らなかったことで、
それぞれの場所で皆さんが笑顔で楽しく、うっとりとエリックのライヴを鑑賞、
一緒に歌ったり手を振ったり踊ったりする様子を観ることができました。

昨年の来日からスタンディング率が高くなり、今回はほぼピークに達したかと思われます。
最終日のセカンドで帰り際にトクさんが「彼の大ファンなんだ。ほんとにいいよね。毎回観てるけれど。」
と言ってくれたのも嬉しかった。
次回の来日を励みに皆さん、頑張りましょう!

Eric Benet on InterFM 5/17

2012-05-21 11:19:06 | エリックべネイ、2012年5月来日
5/16の午後、エリックべネイはInterFMに生出演したそう。
あいにく私はラジオを聴き損ねたが、何人かの方から「聴きました!」
のメールを頂いた。
エリックのリクエストで来日中のアース・ウィンド&ファイアー"September"
も番組中にかかったそうだ。

さて翌日、5/17の12時から前日に録音されたインタビューが放送される、
と連絡を頂き、オンラインで聴くためにパソコンの前に待機。
ブルノでこの日に入場整理券待ちをしながら、携帯から聴いていた、
という方もいらっしゃいましたよ。

"Sometimes I Cry"の曲が掛かる。
「R&B界を牽引するエリック・べネイ、Newアルバム"The One"は、
アメリカに先駆けて日本先行発売。」と紹介される。
「お会いしてみると物静かな紳士、という感じなんですね。」
とラジオパーソナリティーからのコメント。

日本はどうですか?
「いつも戻ってくるのが楽しみなんだよ。
食べ物、人々、女性、もっとも今は結婚しちゃったから、
女性に関しては『ウィンドーショッピング』に留めているけれどね。
(はい、この部分を通訳の方は訳しませんでした。嗜みのある方です、笑)
日本の文化やレストランの雰囲気を楽しんでるよ。
娘のインディアへのお土産を買いに原宿にも行ってきた。」

(これから先は通訳がなかったので、私の聞き違い、違訳があるかもしれません。)

今回のアルバムではお嬢さんのインディアとも共演していますね?
「バックコーラスとしては過去にも2回、参加しているけれど、
正式なコラボ、デュエットしたのは今回が初めてなんだ。
二人の関係をどう描こうかといろいろ考えたよ。
例えば、朝起きて気持ちが沈んでいたなら、
気分を良くするような音楽を選んで聴くよね?
僕にとって娘の存在はそういう音楽そのものだと思い、それを曲にした。」

お嬢さんと共演するというのは?
「親子で仕事というのはやり難い部分もあるけれど、
彼女はとても才能があるし、忘れられない楽しい思い出になったよ。」

あなたにとって音楽とは?
「それはね、もう魚にとっての水だね。
いつも僕の頭の中には音楽がある。」

ニューアルバム"The One"の中の曲、"Real Love"について聞かせて下さい。
「これは妻のマニュエラとの関係を歌った曲だ。
今、新しい妻と結婚してとても幸せに感じている。
お互いに最もふさわしい時期に出会って良い関係を築くことができた。
20歳前後では完璧な愛、おとぎ話のような愛を夢見ていたけれど、
実際はそんなもんじゃないよね。
若くてまだ自活することもできていない状態で。
今、40歳を超えて、いろいろな経験があってこそ、ほんとうの愛を掴める、
相手に幸せにして欲しいのではなく、まず自分が幸せであってこそ、
愛は本物になる、そういう気持ちを歌った。」

レコードレーベルを起ち上げましたね?
「日本ではワーナーとパートナーシップを組んでいる。
レーベルを離れたことで、コントロールを受けることなく、
好きなジャンルの音楽、カントリーやレゲエなど、
やってみたかった曲に挑戦することができた。
コアなファンにも新しいファンにも喜んでもらえるアルバムにしたかった。
リル・ウェインとのコラボもできたしね。
アメリカのワーナーとももちろん良い関係ではあったけれど、
やはり僕に対しての扱いにアップダウンがあった。
(この件に関して詳しくは、このブログのカテゴリー『エリックべネイ関連インタビュー』で。
過去のインタビューで「ワーナーの上層部の人員交代が数年に一回あり、
その都度、アーティストの見直しが行なわれる」
それがストレスだったとエリックは言及しています)

今は自分のレーベルを持ったことで全責任を負わなければいけないので、
悩みをあるけれど、遣り甲斐もある。」

自分でレコードも売らなければならないですしね?
「その通り(笑)」

"The One"の中の"Harriett Jones"について説明していただけますか?
「日本の人は知らないかと思うけれど、オールド二グロソング、
奴隷時代の黒人霊歌の曲を元に楽しい雰囲気の曲に作ってみた。
(「男性は女性に対してばかなことをしてしまうものだ、その時に許してほしいと
懇願している様子をユーモラスに歌った。」とライヴで言ってました)

(この部分自分の走り書きのメモが読めないのですが・・・)
司会者がアメリカの情勢について聞いて、それに対してエリックは、
「きちんとした食べ物、飲み物が行き渡り、教育を受けられる、
間違ったことに対して自分の意見を言うことができる、それがあるべき姿。」
(最後の言葉は先日のトレイヴォン・マーティン事件とその後の経緯、
を指しているのだと思います)

今度のアルバムは制作する過程でどうでしたか?
「今も一緒にツアーで組んでいるバンドのメンバー達と一緒に作ったからね。
そういう意味で感慨深い。」

スタジオで曲を作る時、ライヴで観客の前で歌う時、それぞれどう違いますか?
「曲を作る過程というのは生みの苦しみ、できあがるまでにはストレスも感じるよ。
でもステージではあくまでも観客とコネクトするのを楽しむのみだ。」

通訳の女性に「君は僕の言ったことを訳すためにここにいるんじゃないの(笑)」
ここでIndiaとのデュエット曲"Muzik"が掛かり終了となる。

最後にこの番組はイギリスの視点から音楽を紹介する番組なので、
エリックべネイのロンドンのお気に入りの場所として"Jazz Cafe"を紹介していた。
過去に2度ほどエリックは"Jazz Cafe"に出演している。
聴いていて次回の"Jazz Cafe"でのエリックべネイのライヴが観てみたくなる、
そんな良いインタビューと番組の雰囲気だった。

Eric Benet @ Blue Note Tokyo 5/17 1st-2nd

2012-05-18 17:00:03 | エリックべネイ、2012年5月来日
画像はブルーノート東京のHPより。
5/16、セカンドのエリックべネイの姿。

5/17のブルーノートは1st、2nd共に満席となった。
前日、観られた方が追加で予約を試みたが、残席なし、とのことだった。
1stはアリーナ側面指定席、2ndは自由席と前日同様のパターンで観戦したが、
同じ時間に行ったもののセカンドの整理券は前日よりも10番近く後ろになった。

1stでは昨日のセットリストから"Don't Let Go"が外された。
2ndでは"Spiritual Thang""Chocolate Legs"がなくなる。
これを読むと17日にいらした方は損をした気になるかもしれないが、
エリックのトーク分が長くなり、それは前日よりも更にユーモラスでもあり、
愛について深い話も出た。
インスト部分でのエリックのダンスもより情熱的になる。
こういう時のエリックを観ているのが私は好きだ。

既に前にも書いていることだがエリックべネイ、
バンドのメンバーに演奏させたり、バックボーカルに歌わせる時に、
決して休んだりしない。
心地良さそうに音の波に身を委ねる。

最終日のセカンドはいつも疲れている中から、
最後の力を振り絞って力みもなく無心の状態になる。
この日のセカンドでの"Sometimes I Cry"
「ほんとうにエリックが泣いているみたいだった。」と言った方がいらした。
悲哀が滲み出ていて、胸を突かれた。

エリック・べネイはステージでお水を飲まない。
ずっと観てきた中で一回だけ飲むところを見た。
ステージに上がった以上はパーフォーマー、ペットボトルを開けて水を飲む、
そういう姿はエリックのシナリオにはない。

1stも2ndもアリーナを中心にほぼオールスタンディング。
見渡すとコアなファンの方達が、一緒に歌い手を振る姿が見える。
エリックもそういうファン達の姿を喜んでいることが良く分かった。

1stではマサ小浜さん、ジーノ・日野賢二さん、2ndにはトクさんもいらしていて、
お話しできた。皆さん、エリックのファンとのこと。

前日はステージに向かって左寄りで鑑賞したため、
エリックよりもバックボーカルのデニースの立ち位置に近かった。
この日の2nd、かなりエリックに接近したポジションになると、
マイクを通したのではない地声、歌う前のため息がふっと漏れるのも聴こえてくる。

この日のために岡山や京都からいらした方とご一緒できた。
また若手の男性でエリックのファンの方達ともお会いできた。
今回二日間だけのライヴとのこともあり、私達と同様、完鑑賞の方達も。
早くから並んで順番を確保した方も多かった。
そういう中でファンの皆の絆が深まったことが嬉しい。

2ndが終わった後、エリックは明日、韓国へと向けて発つこともあり、
今回のミーグリは無理かと思っていると、終了後にファンとの時間を作ってくれた。
全員でワンショットだけ集合写真。
そしてサインがまだの方はサイン、感謝の言葉も皆で伝えることができた。



エレベーターに乗り込んだエリック、目が合った瞬間、
私は"Harriett Jones"を歌い始めてしまった。
"Baby won't you let me come home, ベビー、私を家に連れてって。
Swing low swing low sweet harriett"
"Pretty pretty girls all over me,these pretty girls won't let me be"
「可愛い子達が周りにたくさんいる、彼女たちは僕を行かせてくれない」

皆も一緒に合唱してくれる。
エレベーターの中で笑い出してしまったエリック。
降りて戻ってきてくれると、スタッフに自分の携帯を渡し、
私達の中に入ってきて、もう1ショット。

どこまでもファン思いのエリックべネイなのだった。

怒涛のような三日間が終わった。
新しく知り合うことのできた素晴らしいファンの方達、
今までもずっと一緒に応援してきた方達、
またお会いできるのを楽しみにしています。

最後に「これで明日からまた頑張れる。」と呟いた方がいらした。
全くその通りだと思った。
明日からの元気を貰えるのがエリックべネイのライヴ、
そのためにエリックはいつも歌ってくれている。

Eric Benet @Blue Note Tokyo 5/16 1st-2nd

2012-05-17 14:07:43 | エリックべネイ、2012年5月来日
今回のエリックべネイの来日、2007年のベル・ジョンソン以来のバックボーカル帯同。
バックボーカルのDenise Jenae、期待した通りの華やいだ雰囲気をステージに添えてくれた。
やはり相方なしのひとりSpend My Lifeでは、しっくりこない。
今回は熱く甘く二人でこの曲を歌い上げてくれた。

1st&2nd、通しだと待ち時間も含めて長丁場になるので、
1stは指定席を予約。到着したのは6時少し前。
既に自由席の入場も始まり、知り合いのファンの方達も着席している。
数えてみると総勢20人近い。
皆、早くから並んで前方中央付近を固めてくれている。

オープニングは昨年と同様、エリックの代表曲のスニペットと、
「いつも『なぜ音楽をやっているのか』と聞かれるけれど、僕が音楽をやってるんじゃない、
音楽が僕をやってるんだ。」というテープが流れるところから始まった。
そして"Love Don't Love Me"の曲でエリックが登場。
この曲は2002年に完成されながらお蔵入りしてしまったアルバム"Better & Better"
に収められていたが、シングルとしては購入することができる。

「僕の原点、最初のアルバム"True To Myself"からの曲を歌うね。」
"Spiritual Thang"
歌い終わったエリックはジャケットを脱ぎながら、
「見てこれ。裏には僕の名前、そしてここには"The One"って入ってるんだよ。」
ジーンズに黒のベストとタイ、サングラス、紐なし白、赤の縁取りのコンバース。

セカンドでは紺のジャケットにオレンジ系ストライプのタイ、白地にチェックのシャツ、
表地はジャケットとつい、裏がカラフルな柄のベストだった。

"Love & Life"から"Chocolate Legs"
「この曲は女性に捧げる歌だ。
チョコレートレッグと言うとアフリカ系女性だけのための歌?
と良く聞かれるけれど、チョコレートでもホワイトチョコやモカ、
わさび味なんていうのもあるかもしれない。
疲れて家に帰った時に女性の存在にどれだけ癒されるかという思いを歌にした。」
エリックのファルセットが冴える曲。
周りも"Wrap your chocolate legs around me"とコーラス。
最後はたっぷり間を持たせて、"Around me~~~!"とエリックは熱唱。
ふと気が付くと前方中央付近がしょっぱなからずっとスタンディングだ。
2009年までは観客が立ち上がるのは最後の"Georgy Porgy"位だったのに素晴らしい!

「冬から春になってきて、公園を散歩していても、仲睦まじいカップルを見掛けても、
こう思わない?メイクラブしたいって?夢も叶うんじゃないかって?」
"Feel Like Making Love"
う~ん、2011年のツアーの様子を撮影した映像をステージクルーのビジューが、
アップロードしていたが、その中で名古屋に着いたエリックはリハーサルで、
この曲を歌っている映像があった。
アーティストはリハーサルの時にその日にパーフォームする曲ではなくて、
喉慣らし、楽器慣らしに思い付きの曲、その時の気分の曲を試すことがある。
しかしこの曲が余りにエリックに合っているのでぜひ、実際にライヴで聴きたいと思っていた。
それだけに「来た~~!」という感じで嬉しかった。

「僕はNewアルバム、"The One"を出したのを皆、もう知っているよね。
その中からのセカンドシングル"Harriett Jones"を歌う。」
皆、"Swing low swing low sweet Harriett,
Baby won't you let me come home"
"Pretty pretty girls all over me,
Pretty pretty girls won't let me be"
の部分を一緒にコーラス。
Harriett Jonesって誰なの?と良く聞かれるそうですが、誰でもない、とのこと。
(その事に関しては本日放送されたラジオで詳しく話してくれていましたので、また後日)
セカンドでは男性が女性に許してほしいとせがんでいる様子を、
ユーモラスに歌ったと言っていました。

この曲を歌いながらエリックはサングラスをさりげなく取る。
以前は床に投げ捨てていましたけれど、今回はお水などが置いてあるサイドテーブル上に。

さていよいよバックボーカルの出番が。
二人で熱く"Spend My Life"
セカンドではアドリブをたっぷり入れて「君の名前は?」
と聞くとデニスから「あなたこそ、名前は?」
と聞かれたエリック。"My Name is LOVE"
となりきって答えたエリック。
ところが途中で見つめ合う内に吹いてしまって。
微笑ましかったです。

そして"Lost In Time"からのシングルカット曲、
"Sometimes I Cry"
「この曲は失恋から立ち直っていく過程を描いた歌。
もう相手のことを忘れたつもりでいるのに、
ちょっとした拍子に、例えばラジオから流れてくる曲、
映画のシーン、友人たちとの会話からふと相手のことを思い出してしまう。
それでもだんだんと自分の生活を築き直していく、そんな気持ちを曲にした。」
この曲のファンは圧倒的に男性が多いそうだ。
あのリル・ウェインも獄中にいた時「唯一の楽しみはラジオから流れてくるこの曲。」
とまで言った。
ファルセットの部分が地声に変わる部分。
いつになく新鮮に感じた。

「新しいアルバムの中から最初のシングルカット、"Real Love"
16、17歳の時に愛をもう知ったと人は思うかもしれないけれど、
ほんとうの愛は相手の欠点がたくさんあったとしても、
それを越えてでもどうしてもこの人と一緒にいたいと思うだけの部分、
をみつけることだ。
それはマチュア、大人として成熟した時にこそ、知ることのできる愛だ。
そんな気持ちを曲にした。」
初めて生で聴くこの曲、やはりうっとりする。

"Don't Let Go"
「リレーションシップを同じ相手と続けることは難しい。
止めてしまった方がよっぽど楽と思うこともあるかもしれない。」
前回の来日で毎回、私達の前でこの話をされて、とうとうモーションブルーでは、
「それって私達のこと?」「私達、大丈夫なのかしら?」とオーバーアクションすると、
エリックから「君たちに関しては大丈夫だ。」とお墨付きを頂き、
周囲の方に笑われました。

エリックは続ける「もちろん、別れたっていいんだ。それもありだと思う。
でもずっと貫いた時にそこには掛け替えのないものがみつかるはず。」
仲良く歩く老夫婦を見ながら、
この二人もいろいろ乗り越えてここまで来たのだろうなという歌詞から始まる。
観客に"Don't Let Go"のコーラスをエリックは要求。
皆も応える。

"Lost In Time"からずっと聞きたかったフェイス・エヴァンスとのデュエット曲。
"Feel Good"
デニースとのコミカルなデュエットが楽しい。

私の大好きな曲、"Why You Follow Me"
最初の出だしはギターのソロで静かにスペイン語から始まる。
しっとりと歌い上げるエリック。
この曲はスペイン語ヴァージョンもあるが、
途中からはステージ中央に戻ったエリック、
Deniseとサルサを踊りながら英語でダンサフルに歌う。
観客も"Why you follow me!"とコーラス。

"Love & Life"から"You're The Only One"
この曲は全米でNo.1になり、ここから70年代の音楽という発想が生まれて、
"Lost In Time"へと繋がったとエリックは話す。
このアルバムはリリースの日がなかなか決まらず、やきもきした。
そして"You're The Only One"は2007年の来日で世界で初めて日本で歌った曲。
その後、ストリングスが付きCDに収められシングルカットされた。
それだけに個人的には愛着の深い曲。
「みんな、コーラス頼むよ。」とエリック。
"You're the only one I love, you're the only one I need in my life"
と観客も歌う。

一度、ステージを離れるエリック、お約束の"Georgy Porgy"で戻ってきた。
"Georgy Porgy pudding pie, kissed the girls and made them cry"
もう既にここを歌わされることは何度も書いていますから、
皆さん、ご存知ですよね?

1stは指定席、2ndは自由席二列目左中央で観た。
やはりできれば自由席アリーナ付近の方がより臨場感があるかもしれない。
1stの新鮮な緊張感、2ndの少しくだけて寛いだ雰囲気。
どちらもそれぞれ良さがある。

ナイル・ロジャースを通してこのブログを知り、初めてエリックを観に来て下さった方、
また前日のタワーレコードのイベントにいらした方達からも、
お声を掛けていただき嬉しかったです。

それにしてもエリックのライヴ、前は最後まで立たない人たちもいたのに、
セカンドはずっと最初から最後までアリーナ周辺はスタンディング。
エリックべネイ、どんどんと人気が高まっているのがわかる。
今日のライヴも熱くなるに違いない。

Eric Benét(vo)
Denise Jenae(back vo)
Jon Richmond(key)
Mike Feingold(g)
Afton Johnson(b)
John "Stixx" McVicker(ds)

Eric Benet インストア・イベント@タワーレコード新宿 5/15

2012-05-16 11:20:36 | エリックべネイ、2012年5月来日
朝からお天気は下り坂。
夕方に向けて霧雨のような雨が降り始めた。

エリックべネイ、インストアイベント、初めてのことだけに、
なぜか緊張が走る。
他のコアなファンの方達もそれぞれ同じ思いだったようだ。
人は集まってくれるのか、集まり過ぎて入りきれないということはないのか、
イベントが盛り上がり、いらした方もエリックも満足してくれるものになるのか。

スタートは夜9時。
この時間設定は仕事帰りの人も立ち寄れるようにという配慮だろうか。

夕闇が迫って来る頃に私の気持ちは緊張から感謝に変わった。
エリックのファンになってから私を受け入れて暖かくメンバーに迎えてくれた
アメリカのファンクラブの会長トロイリン。
ニューオリンズまでエリックのファンの集いに行った時、一緒の部屋に泊ってくれて
何かと世話を焼いてくれたリーサ。
フランスからこの集いに参加してその後パリで再会もしたリンダ。
日本からのエリックの写真や私の書く拙い英語のリキャップを楽しみにしてくれている
アメリカのファン達。

雨の中、1日の仕事で疲れているはずなのに
新宿まで駆けつけてくれるエリックの日本のファン達。
この日のイベントへと向けていろいろと準備してくれた方達。
特にJ.Iさん、Hisakoさんはブルーの地に"The One"のジャケットを
プリントしたTシャツまで作成してくれた。
何だか考えている内にまだイベントは始まってもいないのに、ウルウルしてきてしまった。

会場入りしたのは7時15分頃だっただろうか。
既にkaoruさんとnkmrakikoさんが来ている。
まだ設営前の会場。
ここで待っていて大丈夫なのかと確認。
これからステージを作るとのこと。

らしき人の姿は見当たらず、このまま人が集まらなかったらと心配になってきた。
エリックのマネージャーのケヴィンがやってきた。
ケヴィンはミルウォーキーからシカゴ、シカゴから成田、
成田から名古屋、そして今日は新幹線で東京まで戻ってきたそうだ。
19日は韓国ソウルでのジャズフェスへと参加するが、
その後もまた乗り換えのために東京へ寄るそうだ。

「レコードショップって久々に来るけれどいいもんだね。」
と感慨深げにケヴィンは呟く。
音楽好きなのでレコードショップに来るのはずっと楽しみだったのに、
今、アメリカでは大手メーカーの倒産のためにCDショップはなくなってしまったそうだ。
時差ぼけのためにまだ睡眠が充分にとれてないとのこと。
今回のイベントはエリックが立ち上げたJordan house Records、初の試みだと話してくれた。

アメリカではEMIに移ったのになぜ日本ではワーナーなのかと尋ねると、
「日本のワーナーの人たちはとっても良くしてくれるからだよ。」
そしてアメリカに先行して日本でCDがリリースされたことに関しては、
「だって僕たちは日本が大好きだし、日本のファン達が熱いからだよ。」
韓国のコンサートも行ってみたいと言うと、今回のジャズフェスはメンバーも凄いし、
次回はぜひなどと話す。釜山のコンサートはなくなりソウルのみとのこと。

「ケヴィン、実は私、緊張してるのよ。
ほんとうに大勢の人が来てくれるのかしら?」
「う~ん、雨降っちゃったからね。でも時間が近くなったら、
それなりに来てくれる人たちがいると思うよ。」

8時過ぎから徐々に人は集まり始める。
開始30分ほど前にふと振り返ると背後には大勢の人が詰めかけていた。
会場のスタッフから何度も「たいへん多くの方がいらしています。
少しづつ前方へとお詰め合わせください。」とのアナウンス。
会場ではずっとエリックの新しいアルバム"The One"が流れている。

9時ジャストにエリックべネイは登場した。
えんじ色のスポーツタイプのジップアップ(Bossのロゴあり)
グレーコーデュロイのパンツ、コンバースの白、赤の縁取り紐なしのシューズ、
胸元にはパンツとジャケット両方から色を取った春物の麻のスカーフ、
どなたかからベルトもBossだったと情報を頂きました。

歓声と共に迎えられ用意された椅子に斜めに座るエリック。
それだけで充分に絵になる。
皆が用意したバナーに喜んでくれている。

1996年に"True To Myself"を出した後、始めて訪れた国が日本だったこと、
それ以来、日本を自分の故郷のように思っていることなど話してくれた。

ワーナーの担当者の方と通訳の方を交えていくつかのインタビューが行われるが
既に私のブログで紹介してきたことなので、詳しくはこのブログのカテゴリー、
「エリックべネイ関連インタビュー」でお読みください。

初めての自身のレーベルから出したアルバムとしてタイトルを"The One"としたこと、
今まで自分のアルバムを手に取ったこともない人にぜひ買って欲しいthe one、
という思いを込めてこのタイトルを付けたこと等を話してくれた。

今回のアルバムの特徴としてはレーベルを離れて、
より好きなように制作できるようになったので、ジャンルに捉われないアルバムとなった、
いつもツアーで組んでいるメンバー達と一緒にアルバムを作成できたことも良かった等。

さて質問コーナーとなりました。
Yukaさん、こういったイベントで質問コーナーがあることを教えておいてくれて、
どうもありがとう。お蔭で内輪のメンバー達は一斉に挙手。

最初の方からの質問は「インディアはいつデビューするのですか?」
今までもこの質問はアメリカのインタビューで良く聞かれるが、
「自分が同じ年代の時に『音楽をやりたい』というと親はいつも『まずは勉強』
と言っていた。今度は自分が娘にそういうことを言う番になってね。
曲も作っているし、歌も歌えるけれど、取りあえずは学業を優先させるつもりだよ。」
過去のインタビュー中でも「この業界は厳しい。大学を中退したことを自分は後悔もした。
だからインディアにはまず大学を卒業してもらい、
音楽の道に進むならその後にしてほしいと思っている。」と語っている。

さて次は私が当たった。
実は「インディアと今回共演した感想は?」という質問を用意していたのだが、
最初の方がインディアのことを聞かれたので、とっさに、
「アメリカンアイドルでデアンドレが『尊敬するアーティスト』としてエリックの名前を挙げて、
"Sometimes I Cry"を歌ってくれた。その時のエリックの心境は?
また翌日のアメリカンアイドルにゲスト出演をして、
私達もエリックの姿をテレビで観られて嬉しかったけれど、出演が決まった時のエピソードなどを。」

エリックからは「うん、AKはそのことをツイートしていたね(笑)
デアンドレ、彼はいくつだっけ?18歳だよね。
若い人が僕の歌を気に入ってくれて歌ってくれたのは嬉しかったよ。
彼が歌ったと聞いて再放送を自宅のテレビで寛いで観ていたらね、
番組のプロデューサーから電話が掛かってきて、『出演して欲しい』
突然言われてびっくりしたけれど、名誉なことだと思って引き受けたよ。」

その後、15年前のインストアイベントに参加したという方からの質問。
後ろにいらしたので彼女の声が最初聴こえなかったら、エリックはさりげなく、
マイクを彼女の元へ持っていくように目で指し示す。
エリックはいつもこういう気配りがある人だ。
「15年前に僕のイベントに参加してくれたの?ありがとう!
その時、あなたは4歳くらい?」とエリック。

さて我が夫も挙手。
「まずは今、サングラスしていますけれど、外してもらえないのでしょうか?
それと"Hurricane"は韓国では歌うけれど、日本では歌ってくれないのでしょうか?」
通訳から伝えられてサッとサングラスを取るエリック。
観客から黄色い歓声が上がる。
その上、ハリケーンを今回のライヴで歌っても大丈夫だよね、と横にいたケヴィンと
ドラムスのウェスに向けて振る。
ハリケーン、OKになっちゃった雰囲気だがワーナーの方は「かもしれません」
と結ばれていた。
一度組んだセットリストを組み替えるのは難しいのかと思う。
ところで、"Never Want To Live Without You"は今回、歌わないとはっきり言われました。

今日のイベントは歌はなし、とのことだったが、
なんと"Real Love"を3分の1位にはしょって、歌ってくれたのだった!
歌に入り込む時のエリックの集中する様子、一気に感情移入する様子には、
いつも息を呑む。
目の前で歌われる"Real Love"に鳥肌が立った。
コーラスを振られて皆が"Real love, real love"とバックアップすると、
エリックもとても嬉しそうだ。

その後、サイン会。
長蛇の列、最後に待って皆で挨拶しようということになる。
皆さん、それまで賑やかにしていたのに自分の番が近づくと神妙な表情になる。
もちろん私も。

Aさんは前回、日本でエリックが観たジノ・バネリについて質問すると、
「今度、一緒にレコーディングすることになったよ。」

サインに名前はなしとのことだったが、エリックは私のサインに名前を入れてくれていた。
実は喉をちょっと傷めてしまったけれど、明日までには直すからね、と話してくれた。
いつも思うのだが、風邪気味で地声が掠れていても歌う時にはみじんも感じさせない。
そういう状態なのに集まったファン達のために"Real Love"を歌ってくれた。
「また明日ね!」とエリック。

エリックを見送り、お誕生日まじかのウェスを交えて記念撮影。
ケヴィンも入りたいといって参加。



その後、解散した後、タワーレコード入口にいるとAさんが戻ってきた。
「エリックが今、出て来て歩いているよ!」
その瞬間、皆いっせいにダッシュ。
皆さんの足の速いこと。
これから食事だろうか、エレベーターに上っていくエリックに皆で手を振る。

たいへん盛り上がったインストア・イベントとなった。
雨の中、いらして下さった皆さん、ほんとうにありがとうございます。
昨日のこと、興奮の余り、記憶が飛んでますので、補足する点があったら、
教えて下さい。

何だかこれで終わってしまったような気がしてホッとしてしまったが、
実はまだ始まってもいない。
東京のライヴは今日から。どんなセットリストになるだろうか。
これからの二日間が楽しみ。私はすべての回に行ってます。

エリックべネイ、本日タワーレコード新宿に出演

2012-05-15 00:00:23 | エリックべネイ、2012年5月来日
一昨日、名古屋に着いたエリック・べネイ、昨日は名古屋のラジオ局に出演後、
名古屋ブルーノートにてのライヴ。
いったいどんな曲を歌ったのだろうか?

成田から名古屋へと向かったクルー達、早速、食べたもの、
リハーサルの様子などをアップロードしてくれている。
ケヴィンはちらし寿司、ビジューは煮込みうどんを食べているのは笑える。
2007年以来、何度もエリックに同行して来日しているだけに、
もうすっかり日本通だ。

画像は名古屋でのリハーサル風景。

本日は新宿タワーレコードにて21時より、
エリックべネイ・インストア・イベント。
基本的にはライヴはなく、トークショウとサイン会。
サイン会は事前に参加券入りのCDを購入が前提だが、
トークショウに関しての参加はフリー。

インストアイベントなんて、エリックのファンでもなければ、
この年で行くことなどまず考えられない。
エリックべネイのお蔭でいつも新鮮な驚きには事欠かない。

普段のライヴには足を運ばない方達もこのイベントには気楽に来られるはず。
ワーナーもタワーレコードもいったいどれだけの人数が集まるか把握できてないのでは?
15人位しか来なかったらどうしようかとも思いつつ、
かといってせっかくいらした方達が室内に入りきれなくても困るし。
ワクワク、ドキドキ。

さてどんな話が飛び出すことだろう。
ライヴハウスとはまた違ったエリックの素顔に触れることができるような気がしている。

インストアイベントを目前としてNewアルバムのライナーをじっくり読んでみた。
最後のThanksのところに、"All the TRUE EB fans!"の言葉をみつけた。
エリックべネイ、いつも義理堅い男だ。

エリックべネイ、今晩は名古屋ブルーノートに出演

2012-05-14 00:00:23 | エリックべネイ、2012年5月来日
昨日、Eric BenetはLAから、その他のクルー達はミルウォーキーから、
名古屋へと既に到着している。
今晩の名古屋ブルーノートがアジアツアーの初日となる。
いったいどんなセットリストになることだろうか?

ニューアルバムから"Real Love""Harriett Jones"、
アンコールは"Georgy Porgy"
そして"Chocolate Legs"Sometimes I Cry""You're The Only One"
この辺りは歌ってくれると思っているが、
絶対に無理と思いつつ期待してしまうのは、前回聴き損なったこの曲、
"Never Want To Live Without You"
体調さえよければファルセットの曲、重なることも苦ではないと豪語するエリック、
一方地声で歌い上げる曲の方が喉を酷使するらしい。
そういう意味で5thアルバム"Lost In Time"のこの曲、
前回の長期のツアーのセットリストから外されてしまっていた。
今回、ひょっとしてと仄かに思っている。

毎回、ショウの中で一曲は歌うラテン調の曲、今回は何を選ぶだろう。
"Spanish Fly"か"Why You Follow Me"、
6thアルバム"The One"の中から、日本だけのボーナストラック"That's My Lady"
なんてこともあるかもしれない。

いづれにせよ、名古屋、関西方面の方達、アジア最初のエリックべネイのライヴ、Enjoy!!!

Eric Ben醇Pt - Never Want To Live Without You (Video)

これも絶対に歌います!

2012-05-13 00:00:23 | エリックべネイ、2012年5月来日
エリックべネイ、6thアルバム"The One"からの最初のシングルカット、
というか、まずこの曲を作って発表してからアルバムの作成に取り掛かった。
今回のライヴ、一押しの曲、この曲は必ず歌ってくれるはず。

現在45歳になったエリック、44歳にして二度目の結婚を決め、
昨年末には二人目の娘、Luciaも誕生した。
今の自分の心境、新しい人生、レーベルからの独立、
そんなエリックべネイのすべてがこの曲に込められている。

生で聴くこの曲、エリック・べネイも入魂の歌を聴かせてくれるに違いない。

皆さんの応援、コーラス隊が必要な部分はここです!
"And we got something real baby
Real love, real love
In a world full of make believe
We got something real girl
Real love, real love
I'll bet everything on you and me"

"Don't you know we got a real
Don't you know we got a real love, for sure"

Eric Benet - "Real Love" Music Video TEASER