Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

エリックベネイの愛と人生13-Mislead

2009-02-28 09:12:30 | エリックベネイの愛と人生
依存症の誤解

音楽のファンの中にはハル・ベリーの名前さえ知らない人も居る。
この話題、あえて取り上げたくないという思いもあるが、
今回の来日、ビルボードライブに行った方2人から、
この件で質問された。

エリック・ベネイで検索をすると、ハル・ベリーとの離婚騒動がらみで、
アディクトという記事が出てくる。

ハル・ベリーはアメリカ初のアフリカ系女性のオスカー受賞者なので、
特別な存在であり、彼女は常に正当化される立場にあるのだと解釈していた。
しかし依存症という名称に対して、余りに目に余る記事、
またその事が興味本位に取り上げられた。

EricBenet、何を言っても状況は悪くなるばかりなので、この事に関しては、
ずっと、だんまりを決め込んでしまった。
私生活に、仕事に、娘のIndiaや他の家族もこのレッテルのために苦しめられた。

ハル・ベリーはかつての恋人に殴られたため、
片耳の聴力のほとんどが失われているという。
何回か自殺未遂もあった。
また、糖尿病の治療も受けている。
数年前、車の追突事故を起こし、相手を怪我させながらも、
家に逃げ帰ってしまい、その間の記憶がないと言い張る事件も起こした。
肉体的にも精神的にも限界を越えた所で、女優業をやっているのだと思う。

彼女はそれなりにたいへんな状況に身を置いている事は想像に難くないが、
自分に落ち度はなくて、EricBenetがすべて悪いと
世間を納得させる理由付けがそんなに必要だったのか。
ハル・ベリーだけでなく、エリック・ベネイ側の言い分もあるはずだ。

エリック・ベネイは、2008年9月sister2sister のインタビューで、
初めてその事を語った。
「二人の結婚はうまく行っていなくて、そのため自分は浮気をしてしまった。
ハル・ベリーと彼女の関係者から結婚生活をこれからも続けていくためには、
依存症の会に出席するべきだと力説される。
彼女の強い要望で、グループセラーピーに出席し、
他の人のすさまじい体験談を聞いている内に、
自分は絶対にそういう依存症とは違うと気付いて行くのをやめた。
確かに浮気をしたのは、ほんとうに申しわけない事だったけれど、自分は依存症ではない。」

ドクターとの面接も受けさせられ、
100項目近くに及ぶYes/No クエッションにマーク。
「あなたは全く依存症ではありませんよ。」とお墨付きも貰った。

アメリカのテレビドラマ、Fox TV「デクスター」の中で、
彼女が彼をドラッグ中毒と思い込み、
依存症の会にむりやり出席させるシーンがあった。
ブラピとE・ノートンの「ファイトクラブ」の中でも、
いろいろな依存症の会に出席する事に依存する主人公が描かれていた。
アメリカのドラマや映画の中で、
グループセラピーなどの場面をしばしば見かける。
出席者同士が励まし合い、お互い助け合いながら、
依存状況から抜け出す為の努力をしている。

そこに出席したというだけで、
これほどの偏見に満ちた取り上げられ方をされるとは、
エリック・ベネイ、想定外だったと思う。
この辺は、ハル・ベリーと彼女をバックアップするサイドに、
はめられたと考えるのは深読みだろうか。

未だに、悪意のあるコメントを受ける事もあるが、
Eric Benet は、もうこの事に囚われず前を見据えて進んでいる。

エリックはこのインタビューのリラックスした雰囲気で話せた事が
きっかけとなったのか、その後、9/9のKiss FMのインタビューからは、
依存症についての質問にきちんと答えるようになった。

"Love&Life"の発売とグラミー2部門ノミネートという快挙を成し遂げ、
本人が毅然とした態度で自分の立場を説明できる状況にもなり、
アメリカでエリックはこのレッテルから解放されつつある。
日本でも、エリックの音楽を聴いた人、ライブで彼の人柄に触れた人達は、
エリック・ベネイの音楽性、そして心に響いたエリックの純粋な部分を、
信じてあげて欲しい。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
記事について (YK)
2009-03-03 13:27:44
私は、先日ビルボードのライブに行き、改めてエリック・ベネイを好きになりました。そして、彼の事が知りたくなり色々と調べていたら、そのような記事を見つけました。

私は、ライブでエリック・ベネイの素晴らしい歌声を聞き、少しではありますが彼の優しい人柄にも触れる事ができました。ライブ以来毎日彼の音楽を聞き、毎日がとても幸せです。

どのような事実があろうと、私がこれからもエリック・ベネイを応援していく事に変わりはありません。

そして、誰かを攻めたり、卑屈になったりせずに
今は前を見据えて進んでいる。というエリック・ベネイが、私は大好きです!!

長文になってしまいごめんなさい。そして最後まで読んで下さってありがとうございました。
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YKさんへ (AK)
2009-03-03 20:50:18
コメント、ありがとうございます。
エリック・ベネイのライブの感動、
YKさんが、素直に感じた事をこれからも、
大切にして下さいね。
返信する
はじめまして (midori)
2016-03-13 20:25:52
最近、偶然耳にした歌から出会ったエリックのことをもっと知りたくて、こちらにたどり着きました。
色々見ていると心ないゴシップ記事なども見つけて苦しくなっていたけれど、
こんなにもエリックの事を理解し、素敵な記事にしてくれる人がいるなんて!
私も、同じくエリックのことを信じています。
魂を揺さぶられる歌声、そして彼の感性や温かく穏やかな人柄を知る事が出来て、本当に良かった。。

去年、来日していたのですね…。とっても残念!
また、近々来てくれますように☆
ブログもどうか、このまま残しておいて下さいね。大切に読ませていただきます!
そしてまた、エリックの情報を楽しみに待っています。
返信する
次回は! (AK)
2016-03-14 11:59:16
Midoriさん、読んで下さってありがとうございます。
これからもEric Benetを応援してあげて下さいね。
そして次回の来日ではぜひ、生で彼の歌を聴いて下さい。
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