Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

Eric Benetは、どこに?

2012-11-29 20:54:58 | エリックベネイの日々&KyteVideo
Eric Benet The One Soul Train Awards 2012


ソウルトレインアワード2012でのグラディス・ナイト&ピップスのトリビュート。
Eric Benetの名前で検索するとこの映像が出てくる。
エリックはいったいどこで何の曲を歌うのかと楽しみに観ていたが、
とうとう登場せずに終わりかと思いきや、いました!
グラディスの後ろの席に。

自然体で普通に鑑賞中。
"My Imagination""Midnight Train to Georgia"では身を乗り出し、
ナタリー・コールが"You Are the Best Thing that Ever Happened"
を歌う時にはずっと一緒にくちずさんでいる。
ナタリーが歌い終わった時には大きな拍手を送っている。
エリックの好み、性格の出ている映像。

いつもお洒落なエリックべネイ。
バタフライが良く似合っている。
観客に紛れつつ、しっかりグラディスの後ろで映像に収まるエリック・べネイ。

Eric Benet Soul Train Music Awards 2012

2012-11-27 21:21:24 | エリック・ベネイ関連インタビュー
Eric Ben�・t Favorite Soul Train Moment | Soul Train Music Awards 2012


エリックべネイ、ソウルトレインアワードに出演した時の、
インタビュー映像。

「最も印象に残るソウルトレインの場面は?」と聞かれたエリック、
「それは初めてソウルトレインに出演した時だ。
僕がナーヴァスになっていることをドン・コーネリアスがわかっていて、
楽屋に声を掛けに来てくれた。
『よう、ヤングbro。君のやっていることは最高だ。
君は才能がある特別な存在だ。』
僕にとって当時アイコンでもあったドンが、
まさに自分にとって最も望んでいる言葉を掛けてくれた。
その後、僕のキャリアの中で浮き沈みがあった時も、
いつもこの言葉を思い出して励みにしていたよ。
ほんとうに感謝している。」

インタビューを受けて話している内に、最初は控えめだったエリックべネイ、
テンションが上がってくる。
インタビューアーのエリックへのリスペクト、
そして話すことでこの日のパーフォーマンスへと向け、
エリック・べネイの気持ちがウォームアップされていくのが、
見て取れる。


フランス語学留学フェア 2012

2012-11-25 20:03:29 | 私の日々
フランスの語学学校14校がブースを出し担当者を派遣、
日本語通訳者も付き、各学校をアピールするというイベント。
今、レッスンを取っている教師がこのイベントをコーディネートしたこともあり、
クラスメートなどと誘い合わせて見学に行ってきた。

行きに前のクラスで一緒でこのイベントの連絡をしておいたMさんと偶然会う。
彼女は2月にフランスに2週間行くことを既に決めている。
パリの学校でお目当てだったところの説明は今一つ熱意がなく、
また寒い時期なので候補に考えていたニースは、
ちょうどフェスティヴァルの時期と重なり宿泊場所の確保が難しそう、
ヴィシーの温泉地などの田舎も良いかもしれない、
という話になる。

やはり以前クラスメートだったSさんとはロビーで待ち合わせ。
午後になり、だいぶ混雑してきて説明を聞くのに行列してる学校もある。
どこから始めようかと思っていると、私がレッスンを受けている先生がやってきたので、
「どこがお奨め?」と聞くと「それぞれに良さがある。」
やはり今回のコーディネーター、どこが一押しかは話してくれない。
「学校と宿泊施設が一体になっているところもいくつかあるけれど、どう思う?」
と質問すると「より勉強に集中できると思うね。」

目の前の教室、ブースが空いていて目が合ったフランス人女性が
笑顔を返してくれたので、まずここから始める。
パリの中心部にある語学学校。
少人数制、日本人率も低い。
宿泊場所はもよりのアパートメントを勧めるとのこと、
そのリストも後日メールしてくれるそうだ。
キャンディーと学校のネーム入りの鉛筆もプレゼントしてくれて、
とにかく彼女は感じが良い。
しかし部屋を出た後にSさん曰く「かなり授業料が高いね。」
私の印象としては学校の輪郭が今一つ見えてこない感じだ。

次はアンジェにある大学付属の語学学校。
担当者のフランス人男性がやる気満々。
まずアンジェというところはどういうところなのか、と質問すると、
「大都市過ぎず、かといって田舎過ぎず程よい大きさ。
パリにもTGVで近い。街の治安もとても良い。
教師もきちんとした教育学の資格保持者のみ。」

滞在場所として学校の寮が宿泊費も食費も安いと勧めていた。
ホームステイに関してはパリは評判が悪いが、アンジェはどうなのかと尋ねると、
「大学が厳選した家庭。苦情のあったところは次は使わないし、
学生が快適に過ごしているか、家の清潔さ、掃除がきちんとされているか、
環境が整っているかなどチェックも入れている。
動物のアレルギーがある人が動物のいる家庭に入ったりしたら悲惨だからね。」
すかさずSさん「フランス語のアレルギーがある場合は?」とボケをかましている。

「10代とか、若い人ばかりの間だと居心地が悪いかと思うのだけど、
ある程度、年齢が上の生徒もいるのかしら?」と聞くと、
何枚か写真を出して来て「この人、かなり年を取っているでしょう。
そしてこの人も。この人なんかも相当年上なのでは?」

「この近辺は寒い地域に思えるけれど?」と尋ねると、
「暑さも寒さもなくしのぎやすい、そして南や北と違いなまりもない。」
「美味しいレストランは近くにある?」と聞くと「もちろん!」
またしてもSさんは「いい男はいるんでしょうね?」と突っ込んでいる。

「町の人が英語ができたりすると、フランス語話さなくてすんじゃうけれど?」
「みんな、フランス語しか話さないから大丈夫。」

のどかな学園都市という輪郭が浮かび上がってくる。
週末はTGVでパリにも簡単に行ける。
説明が余りに良いことづくめだが、意外に日本人率が高かった。
日本の大学などと提携している関係だろうか。

次にもう一か所くらいと思い、トゥール市内の学校のブースに行く。
担当のフランス人は横を向いてしまっている。
日本人の女性はパンフをそのまま読み上げる。
途中でお礼を言って席を離れた。

もちろんプレゼンとしてはアンジェが圧勝だが、
人気のある学校は行列ができていて説明を聞いていないし、
説明を聞いた中ではトゥールの学校がパティシエ、ショコラティエ、エステ、
フラワーアレンジメントなどの特別講座も取れ、日本でも知名度があるらしく、
プレゼンに力が入っていなかったのはそのせいかと思ったり。

短期間ではなく長期、例えば1年近く選んだ学校に通うことになる若者たちは、
皆、真剣だ。時間とお金、それどころかその後の人生も学校選びに掛かっている。
しかし一週間からでも通えるようにフランスの語学学校が門戸を開き、
日本からの集客にこれだけ熱心であるというのは驚きだ。

最強のふたり Intouchables

2012-11-23 10:46:10 | Weblog
既に9月中に公開されていた「最強のふたり」
観ようと思いつつ機会を逸していたものが、
とうとう地元のシネコンで上映が始まり昨日鑑賞。

画面には夜のパリを猛スピードで走っていく車の様子が映る。
ほどなくパトカー2台に挟まれて止まる。
外に引っ張り出された黒人の青年は「障害者が発作を起こしたので、
病院に搬送するところだ。」
同乗する初老の男性も苦しそうな様子をしている。
警察車の先導を受けて病院へ到着。
警官達が走り去った後、車を発進させながら笑い転げる二人。
「お祝いに音楽を掛けよう。」
Earth Wind & Fire "September"
ここから映画はスタートしていく。

二人の出会いの場面。
障害を負い首から下がマヒした大富豪フィリップ。
犯罪歴もあり生活に困っている青年ドリス。
介護の経験もなく、失業保険目当てで「就職活動をした」
という実績のためだけに面接を受けにきたドリスをフィリップは採用する。

クラシックや詩を愛し、美術にも造詣の深いフィリップ。
R&B、クール&ギャングやアース ウィンド&ファイヤーが大好きで、
裏町育ちのドリス。

今までの介護人はやらなかったようなやり方で、ドリスはフィリップに接する。
介護者用の車ではなく、フィリップがかつて乗っていたスポーツタイプの車、
これをドリスは選んでフィリップを乗せる。
車椅子の速度が遅いのがつまらないと最高速度が出るように改装する。
心の中にある苦しみから行き場のない気持ちになったフィリップを、
夜の街に連れ出しマリファナを吸わせる。

「二人の間には徐々に友情が芽生え・・・」と解説にあるが、
怪我で障害を負う前のフィリップは冒険好きでやんちゃな青年だった。
熟練した介護者ではなくドリスを選んだのは、
形は違ってもかつての自分に通じるものを感じたからに違いない。

フィリップの誕生会、クラシックのオーケストラの演奏が延々と続く。
退屈するドリスに「それならこれはどうだ。」
とフィリップは次々とクラシックの名曲の中でもインパクトの強い曲、
ビバルディーの四季「夏」に始まり、バッハやストラビンスキーなども聴かせる。
ふざけながらも楽しんでいたドリス「今度は自分の番だ。」と、
Earth Wind&Fire"Boogie Wonderland"
踊り始めるドリス、普段は真面目な使用人たちも一緒に踊り出す。
フィリップも目を細めている。

それぞれ相手の影響も受ける。
ドリスは詩が韻を踏むことを知り、抽象画にまで目覚めてしまう。
フィリップもドリスの後押しもあり、文通相手と会うところにまで変わる。

そして最初の場面に話は繋がり、ドリスが去った後、
他の看護人と馴染めず夜眠らず苦しむフィリップの元に
メイド頭から呼ばれてドリスが登場し車に乗せるところに戻っていく。

一つ一つの場面が笑いと涙に彩られ、いつまでも観ていたいと思わせる映画だった。
実話を基にしているとあるが、二人が接する場面は良いところばかりだ。
これだけ一緒にいればもっと葛藤もあったはず。
その部分が描けていなかったようにも感じた。

自分に同情も障害者扱いもせず素のままで接してくれることを喜び、
ドリスの根底にあった善の部分、明るさを認め、面白がったフィリップ、
フィリップに信頼されていることで自分を取り戻し、
良い面がどんどんと表れていったドリス。
日本語のタイトル「最強のふたり」に納得。
フィリップを演じるフランソワ・クリュゼとドリス役のオマール・シー、
二人の笑顔が堪らない。

マサ小浜さんが演奏するエリックべネイの曲は?!

2012-11-22 10:33:26 | その他のライブ
目黒ブルースアレイにて12/6(木)に行われる「マサ小浜スペシャル パート9」
http://www.bluesalley.co.jp/schedule/syousai.html?c_code=Schedule-20121002225725&status=ok&disp_date=201212&type=s#b

マサさんから昨日「今度は違うエリック・べネイの曲を演りますよ!」
とメールを頂く。

これまで、Eric Benet"Spiritual Thang""I Wanna Be Loved"
をライヴで演奏してくれた。

さて、今回はいったい何だろう。
ずっと予想して来て外れている"Why You Follow Me"
今度こそ、聴けるかな?
ギターのソロが映えるのでこの曲かと思っているのだけれど。

あるいは"Sing To Me"
この曲もエリックがアコギを自身で弾きながら、
ソロでライヴで歌った映像を過去に観たことがある。

でも前回も思いもかけず、"Wanna Be Loved"の演奏が始まったので、
今回も「えっ!」というサプライズ曲を演奏してくれるかと楽しみ。

画像はアメリカのファンクラブ代表から送ってもらったエリックべネイのリストバンド、
早速付けて演奏して下さったマサ小浜さん。

Why You Unfollowed Me

2012-11-17 10:47:50 | 私の日々
画像は娘のインディアと一緒のエリックべネイ。
普段は新妻マニュエラと10ヶ月の幼児ルチアと暮らしている。

ツイッター、突然フォローしてきたかと思うと
気が付くといなくなっている人がいる。
お店の営業とか、ツイッターのフォロワーを増やすのが目的で、
こちらがフォロー返しをしないと去っていく、そんな感じだろうか。
したがってフォロワーの数の多少の増減を余り気にかけたことがなかった。
どなたがフォローしてくれているのかもはっきりわかっていなかったのかもしれない。

一昨日の夜、自分をフォローしてくれている人の確認を始める。
その時にフォロワーの中にエリック・べネイがいなくなっていることに気づいた私は、
かなり動揺した。
最初からフォローしないのならともかく、一度フォローしたものをアンフォローする、
それはエリックらしくないやり方だ。
よっぽど気分を害するようなことを私はしてしまったのだろうか。
エリック宛てにツイートを多発しすぎたとか、
アメリカの政治問題に外国人なのに踏み込み過ぎた発言をしたとか。

意を決した私はエリックべネイにメールすることにした。
いきなりEric Benetの2ndアルバム"A Day In the Life"の中の曲、
"Why You Follow Me"をもじって"Why You Unfollowed Me"と書こうかと思ったが、
明るく何気ないように「ハーイ、エリック。あなたも家族もみんな元気かしら?
ところで、ツイッターで私をもう一度、フォローしてくれると嬉しいんだけれど。
私にとってそれはとっても意味のあることだから。
フェイス・エヴァンスとの新しいデュエット、楽しみにしているわ。
それでは良い一日をね!」と書いた。

昨日は早朝に家を出たが、まだ何も返事は来てなかった。
駅に着くと電車が止まっていて、しかも復旧の見通しはしばらく立たないとのこと。
大回りをしてようやく目的地に着くころにはへとへとだった。
用事を済ませてお昼過ぎに電車に乗り込みiPhoneを見ると、
エリックからメッセージが来ている。
「僕はAをアンフォローした覚えは全くないよ。ほんとうにごめん。」
電車の中でiPhoneを見つめながら、目と鼻の奥がツーンとして来た。

私も今度は「"Why You Unfollowed Me"って昨夜、思っていたの。
何か変なことしたんじゃないかと思って心配してしまって。」
とお礼の返事を書く。
ツイッターも早速、再フォローしてくれた。

アメリカに行くと良く分かるが、エリックはたいへんなセレブリティーだ。
おまけに今は仕事も家庭も忙しいはず。
それなのにファンの一人に過ぎない私の気持ちを汲んでくれて、
すぐに返事をくれて対処してくれたことがとても嬉しかった。

今朝になってエリック・べネイ、この件をツイートしている。
Eric Benet‏@ebenet
Once again twitter fam, for some reason my account has deleted some of my followers..
just lemmie know and I'll re-follow. Pls RT!

シルク・ドゥ・ソレイユ 3D 「彼方からの物語」

2012-11-16 18:27:43 | 私の日々
両親と下の弟と一緒に実家の近くで食事をした。
レストランを出た後に父は帰って行き、
残った私達はたまたま隣の建物にできたシネコンを覗くことになる。

ちょうど「シルクドゥソレイユ」3Dと書かれた看板が出ていて、
上映が始まったばかりの時間。
案内の人に尋ねるとまだコマーシャル中だから途中からでも、
充分間に合うとのこと。
おまけにその日は水曜日、映画が割引の日。
売り場の画面から座席を予約してチケットを買い、
メガネを渡されて入場。
「シルクドゥソレイユ」のマジックに掛かったような成り行きになった。

席に着いた私は少し不安を感じた。
母は最近、とみに視力が落ちている。
弟も昨年にした病気のために視界が一部狭くなっている。
大画面で3Dなんて観てしまって二人は大丈夫なのだろうか。
あるいは字幕が出て読み取れなかったりするとがっかりするのではないか。

メガネをかけた途端、コマーシャル映像の少年と虎が旅をする物語、
思わず虎の攻撃を避けたり、水しぶきを浴びたりで歓声を上げてしまう。

本編が始まる。
少女がサーカス小屋に誘われるように入っていく。
作業をする青年と目が合い、微笑みを交わす。
その様子を見た親方から叱られる若者。

場面は空中ブランコに変わる。
先ほどの青年(おそらく)は客席の少女と目が合い、
その瞬間、落下してしまう。
砂地獄の中へと吸い込まれていく青年。
少女もそれを追いかけて共に落ちていく。

そこからはめくるめくワンダーランドが始まる。
ほとんどセリフらしいセリフはない。
したがって字幕もほぼ出ない。
少女と三輪車の取り合わせに以前観たカナダの仏語劇を思い出した。

3Dを観たのはディズニーランドでのマイケル・ジャクソン「キャプテンEO」以来だが、
あちらの方が時間が短いのでかなり刺激が強い。
こちらは約1時間半の上映時間。
観客の目や疲労度に配慮したのか、優しい作りになっている。

最後に二人は再び巡り会うことができて物語は終わっていく。
言葉はほとんどないのに映像だけでこれだけの世界観を表現している。
実物もきっと素晴らしいに違いないが、アップで立体感を持たせて観せることで、
舞台にはない側面に触れることができる。

映画が終わり外に出ると、ほんとうにサーカス小屋に迷い込み、
そこから抜け出してきたような不思議な感覚がしていた。

Eric Benet"The One"からのNEWシングルは?

2012-11-14 09:45:04 | エリックベネイの曲
画像は"Soul Train Award"に出席した時のエリックべネイ。

エリック・べネイ、6thアルバム"The One"から、
"Real Love""Harriett Jones"に続くシングルカットが"News For You"に決まった。
アース・ウィンド&ファイヤーへのオマージュを感じさせるこの曲。

「君は僕に言ったね
もう愛を信じない、ずっと捜し続けて見つからないと思った
本気になるつもりはない、人生は短いのにそんな時間はもったいない
期待して何度も裏切られてきたので、すっかりそういう状態に慣れてしまった
だからやめてしまった、愛を見つけようとするのを
自分の求める愛はどこにもないと

それならこれを聴いて
君に伝えたいことがあるんだ
君は僕のことを知らない
僕は誰も知らなかったような方法で
君を微笑ませてみせるよ
誰もできなかったようなやり方で君の心を開いて見せる」

愛を諦めていた女性に、まだ恋愛はできると優しく語る歌。
語りはさらっとしているが深いところを突いている。

News For You | Eric Benet

MIYUJI 2012

2012-11-12 18:10:22 | ピアニスト 金子三勇士
11/21発売予定の金子三勇士の2ndアルバム"MIYUJI 2012"
既にアマゾン、タワーレコード等で予約が始まっている。
一足先に受け取ったアルバムを週末にじっくりと聴いた。

1stアルバムがエッジが効いた新進ピアニストというイメージであったのなら、
2ndアルバムはもう既にクラシック界では第一線の旬なピアニストとなった
今の金子三勇士の「らしさ」がストレートに表現されている。

ベートーヴェン:ピアノソナタ第8番ハ短調作品13「悲愴」
バルトーク:セーケイ人たちとの夕べ
      ルーマニア民族舞曲
      オスティナート(ミクロコスモスより)
      ピアノソナタ
J.Sバッハ:フランス組曲第5番

ボーナストラック
バルトーク:子供のために

ベートーヴェン、バッハ、バルトーク。
クラシック音楽の3Bと言えば最後はバルトークではなくてブラームスだそうだが、
金子にとっての3Bはバルトークだそうだ。
金子のコンサートに足を運んだことのある方なら、このCDに収められた3大作曲家の曲、
お馴染みに違いない。

昨年、家人が大病をした折に病院に通いながら、
次回の金子のCDはぜひ「癒し」につながるものであってほしいと願ってきた。
最初のベートーヴェンを聴きながらそれが実現したと思うと大きな喜びに包まれた。

バロック音楽、バッハも金子三勇士には良く似合う。
ピアノのない時代の曲、ピアニストの品格と才能があってこそ、彩ることができる。

ボーナストラックのバルトーク:「子供のために」
まだ幼稚園にも入らぬ頃、ハンガリーの祖母からプレゼントされたコチシュのこの曲のアルバム、
それを聴いたことがピアノの道に進むきっかけになったという。
その曲を本人がとうとう自分の演奏でCDに収めることができた。
バルトーク、日本ではどうしても知名度が低い。
日本で人気がある作曲家の演奏と共にハンガリーで愛される作曲家の曲を、
紹介していくことも金子三勇士のこれからの使命だと私は思っている。


Ryu's Latin Night 2012

2012-11-10 16:23:03 | その他のライブ


スィートベイジル、STB139、行くのは10年振りくらい?
かつてはブルーノートのようにここでも海外からの来日アーティストのライヴが多く開催されていた。
ここでフィリップ・ベイリーのライヴを2回観た。スタイリスティックスも。
その後、コットンクラブ、ビルボードができたためか路線が日本のアーティストへとシフトし、
すっかり足が遠のいてしまった。

久々のSTB139、この日は友人が申し込んでくれたイベント"Ryu's Latin Night"
会場に15分ほど前に着いたが既に行列が入り口付近にできている。

中に入ると以前の見慣れた設えとは違う。
テーブルが長く並び、白いカヴァーの掛かった椅子とテーブルクロス。
一気にハバナのクラブの雰囲気に入り込む。
飲み放題、ビュッフェで\3,000というイベント。

作家・村上龍、キューバにのめり込んで久しいとのこと。
約20数年通い続けて来ているそうだ。
まず挨拶があり「目標を決めて達成するとかではなく、
自然と波に乗る、今はそんなことが大切なのかと思う。」といったお話をされた。

いつものライヴハウスとは違う客層。
何気なく申し込んで来てしまった人とサルサを踊ることを楽しみにしている人たち。
一人では適当に踊れるが二人一組で踊るサルサには手も足も出ない。

ライヴハウスに行くことが多いので服装がR&B向けの動き易いパンツ&チュニック、
などが多いが、こういうイベントはドレス、しかもスカートが動きのあるような、
タイトではなくて、足裁きができるような女っぽいものが似合いそう。

バンドに関しての知識はなく、全く期待していなかったのに、
ボーカルの女性二人、Tania Pantoja(タニア・バントーハ)、Haila Mompie(ハイラ・モンピエ)
タニアは情感溢れ、ハイラはアップテンポが冴え、また二人のコンビネーションも完璧だ。
ホーンセクション、パーカッション、ベース奏者、キーボード共に高いレベルの演奏を聴かせた。

タニアの歌う「愛の賛歌」鳥肌が立ち、涙が出そうになった。
日本語でも歌ったが、暗譜していて、言語が変わってもその魅力は褪せない。
フランスの歌がラテンのフレーバーが付き、更に哀愁を帯びたものになる。

帰りにお土産の紙袋を出口で頂くとずっしり重い。
中を見るとキューバのラム酒とタニアのCD。
どこまでも大盤振る舞いのイベントなのだった。

友人がこの雰囲気のまま、もう一軒行こうと、
イベント終了後はグランド・ハイアットのバー、マデュロへ。
ここではボサノバの生演奏が入っている。
モヒートを注文するとライムとミントがたっぷり。
バーカウンターでは葉巻をくゆらす人も何人かいて、すっかり気分はキューバなのだった。

バンドにボーカルの女性が登場し、歌い始めたのは"Feel Like Making Love"
エリック・べネイが今年5月の来日で歌った時の記憶が甦ってきた。

画像は村上龍氏と:

DJ・TAKさんが選ぶDavid Foster繋がりのエリックの曲は?

2012-11-09 15:30:01 | エリックベネイの曲
名古屋のMID FM76.1、名古屋以外からもサイマルラジオで聴視可能。
http://761.web.co.jp/
DJのTAKさんから「午後1時からのデビッド・フォスター特集でエリックべネイの曲、
やりますよ。どの曲か当ててみて下さい。」と連絡を頂く。

さてデビッド・フォスターの曲でエリックに関係が深いものとして、
一番に浮かんでくるのは3rd アルバム"Hurricane"の中にある"The Last Time"
ライヴの時でもエリックはよく話に出す。
「デビッドフォスターとタイムレスな曲、
いつまでも歌われるような曲を作りたいって話し合ったんだ。」
この曲はデビッドの娘のエミーも作詞に参加している。

ラリー・キングのインタビューで「二人はどうやって知り合った、
というか、どっちが先に目を付けたの?」と聞かれ、
エリックは「僕が彼をストーカーした(笑)」
あるパーティーで出会って一緒に何かやりたいと話しかけたそうだ。

この時のエリックは2002年に完成したもののお蔵入りしてしまった"Better & Better"
で辛酸を舐める体験をしていたので、次にアルバムを出すとしたら、
ワーナーの上層部に絶対につぶされないような大物プロデューサーと組みたいと、
必死だったのに違いない。
エリックべネイは起死回生をかけてデビッド・フォスターにアタックしたのだ。

このことではエリックの妻、マニュエラの内助の功も大きかったと思う。
デビッドと同じカナダ出身のマニュエラ。
マニュエラはこの時期にデビッドフォスターだけでなく、
サンダンス映画祭で親しくなったCHIC、ナイル・ロジャースにもエリックを引き合わせ、
"We Are Family Foundation"のイベントで
エリックがデビッド・ボウイ"Let's Dance"を歌えるように導いた。

そして次に浮かんできたのは4thアルバム"Love & Life"の"Chocolate Legs"
これはキース・クローチが作ったエリックのための曲で、
デビッド・フォスターには全くゆかりがない曲であるのにもかかわらず、
2009年の"David Foster & Friends"のコンサートの際に、
デビッドはエリックの新しいアルバムから一押しのこの曲を歌わせ、
おまけに観客の前でデビッドが指揮をしながら歌唱指導、
皆に"Wrap your chocolate legs around me"と合唱させたのだ。

これにはエリックべネイもたまげた。
後のインタビューで「ジョッシュ・グローバンとかのファンの
白人富裕層の前でアフリカ系女性を賛美した歌をデビッドが歌わせてくれて、
皆もコーラスしてくれてね。この曲はヒットするという自信になった。」
デビッドフォスター、中々、器の大きな人と見た。

もう一つ、エリックとは関係がない話だが、
かつて「アメリカンアイドル シーズン5」で候補者の指導役として
デビッドはアンドレア・ボッチェリと共に登場した。
目の前で歌う候補者の女性について「彼女の髪は何色だと思う?」
視覚障害者のアンドレアに向かってデビッドは問う。
「何だって?」と怪訝そうに聞き返すアンドレア。
同じ質問をもう一度するデビッド。
ニヤっと笑ったアンドレアは「ブロンドだな。」と答えた。
プロンド美人という雰囲気が目が見えなくても伝わっているはずということを前提にしたとしても、
こんなことをアンドレアに言えるなんて凄い信頼関係があるんだなと恐れ入った。

さて私の予想2曲は見事に外れて、TAKさんの選んだ曲は3rdアルバム"Hurricane"から、
"Hurricane"だった。
この曲ももちろんDavid Fosterのプロデュース、日本のライヴでは2005年に歌い、
観客を涙させた。
日本でそして特に韓国で人気が高い曲で、韓国では多くの歌手がカヴァーしているためか
韓国のライヴでは歌うが、その他の国ではその後歌うことはない。
この時に罵詈讒謗の中にいたエリックの心の内をそのままストレートに歌った曲、
今、振り返って歌う気持ちになれないのかもしれない。
それだけに思わぬ曲がラジオで聴けたのは嬉しかった。

番組はケニーG「セントエルモスファイヤー」から始まった。
学生時代に仲良く過ごした男女がそれぞれ悲しい出来事も乗り越え、
大人になっていく映画のテーマソング、青春の追憶をたどるノスタルジックな調べ。

そしてもちろん私達の青春時代の金字塔、
アースウィンド&ファイヤー"After the Love Has Gone"
チャカ・カーン"Through the Fire"

ナタリー・コールが亡くなった父親ナット・キング・コールとデュエットするシーンで、
感動を呼んだリメイクの"Unforgetable"

"I Have Nothing"はホイットニー・ヒューストンではなく、あえてシャリースで。
そして忘れられない名曲、シカゴ、ピーター・セテラ"Hard To Say I'm Sorry"

改めて自分が好きな曲、お馴染みの曲にはデビッド・フォスターがプロデュースした曲が
たくさんあることを思い出させてもらった。
そして知らない曲、ヒットさせたのとは違う歌手の歌うバージョンなども楽しめた。
"David Foster & Friends"のコンサート、
今まで観ずに逃してきたが、次回は行ってみたい気持ちにさせられる。

カナダでウェディングシンガーをしていたマイケル・ブーブレを発掘したのも、
デビッド・フォスターだった。
「アメリカンアイドル シーズン8」で男女の人数比を合わせるために実力があるのに
落とされたマイケル・ジョンを早速"David Foster & Friends"に出演させたこともあった。

DJ・TAKさん、たくさんあるデビッド・フォスターの名曲の中から、
Eric Benetの曲を選曲して下さってほんとうにありがとうございました!

オバマ大統領、再選確実!Congrats Obama!

2012-11-07 15:29:47 | Weblog
6日午後11時(日本時間7日午後1時)過ぎの時点でオバマ大統領の当選が、
激戦区、中西部ウィスコンシン、オハイオなどにも勝利し、
今後4年間の続投がほぼ確実となった。

昨日の夕方、エリックべネイへと向けて「アメリカ人じゃないからオバマに投票できない、
でもオバマの当選へと向けて日本から強い祈りを送る。」とツイートしたところ、
エリックがリツイート、その後80件を越えるリツイート、ファボリット、フォローが続き、
また「ありがとう。」「世界の人はそう思ってくれてるのね。」
「期日前投票をしつつオバマの勝利を願っている。」と返事も届いた。

オバマの当選を祈りつつ、昨夜からニュース、ネット、ツイートなどに目を光らせていた。
ナイル・ロジャース、ジョン・レジェンド、ジョディー・ワトリー、メアリー・J・ブライジ、
多くのアーティスト達が選挙に行った時の状況や写真をアップしていた。

平日に選挙があるアメリカ、出勤前に投票に寄る人、仕事の後で寄る人もいる。
エリックべネイは期日前投票で先に済ませていた。
投票所で並ぶ様子の画像、映像がある。
投票所が開く前から並ぶ人、また「投票の締め切り時間を過ぎても並んでいた人は、
投票可能。」などのツイートも。
投票所によって締め切りの時間に多少ばらつきがあるようだ。

午前中の時点でイリノイ、マサチューセッツ、メリーランド、メイン、ロードアイランド、
デラウェア、DCなどのオバマ優勢のニュースを聴いた。
この時点ではまだ勝敗の判断はつかなかったが、だんだんと激戦区にもオバマの勝利が決まり、
午後1時過ぎには当選確実の発表があった。

前回の時も感動したが、今回はオバマ大統領が二期務めるということが、ほんとうに嬉しい。
4年間でやりきれなかったことを次の4年でぜひ実現して、
より良きアメリカへと前進し、それを世界へと拡げて行ってほしい。

「愛と青春の旅立ち」バックグラウンドストーリー

2012-11-05 15:21:40 | Weblog
「愛と青春の旅立ち」"An Officer and a Gentleman"
30年前に大ヒットし、リチャード・ギアの人気を不動のものにした映画。
共演はデボラ・ウィンガー。
テーマ曲の"Up Where We Belong"もビルボードヒットチャートでNo.1となった。
ラストシーン、リチャード・ギアが工場で作業中のデボラ・ウィンガーを抱き上げて、
連れて行くシーンでは多くの女性の胸をキュンとさせた。

「アメリカンジゴロ」でリチャード・ギアのファンになった私は、
「愛と青春の旅立ち」で白い軍服でバイクに乗るリチャード、
鬼軍曹に腹筋をさせられながら「出ていけ!」と追い詰められ、
「僕には他に行くところがないんだ・・」と泣き出すリチャードの姿に涙し、
完璧に心を奪われていた。その頃、そういう女性も多かったはず。

スカイパーフェクトTVを視聴するようになって久しいが、
ハリウッドの裏話、監督や俳優が本音で映画について語るインタビューを観る機会が増えた。
リドリー・スコットの「ブレードランナー」は名作だと思っていたが、
監督自身は編集でハードボイルド調の語りを入れられてしまったことに憤懣やるかたない様子だった。
観客が感動した映画でも監督や出演者達にとっては、
思い出したくないほどの悔しい体験であったりすることも知った。

DVDも特典映像などが充実していて監督、編集、製作などの対談が入ると、
それぞれに納得していない部分、本音を聴くことができる。
映画は吹き替えでなく字幕が当然という説もDVDやスカパーで、
吹き替え、字幕を較べて見ることが可能になり、吹き替えの長所も再認識した。

「E」「あなたの知らないハリウッド」「アクターズ スタジオ インタビュー」などの番組中で、
例えば「ビッグ」、トム・ハンクス以前にロバート・デニーロ、
ジョン・トラボルタにもオファーがあったこと、
「シカゴ」は最初にトラボルタにオファーが来ていたこと、
「スピード」ではサンドラ・ブロックが決まった後も
ハル・ベリーがどうしてもこの役が欲しくて制作者と直談判した話など興味深かった。
が、それぞれの映画が未だに色褪せないのは、
最終的に撮影されたキャスティングがベストだったからとも思う。

「愛と青春の旅立ち」、ジョン・トラボルタが出演を断ったということはインタビューで聞いていた。
理由はトラボルタがその時、俳優よりもパイロットへの憧れが強く、
大型旅客機の操縦免許を取ることに熱中していたからだ。
「断ったことで後悔していない?」と聞かれて
「ビッグ」も「アメリカンジゴロ」も「愛と青春の旅立ち」も自分が断ったことで
トム・ハンクスやリチャード・ギアにチャンスを与えることができて良かったんじゃないか、
と答えていた。

デボラ・ウィンガーは映画「デボラ・ウィンガーを探して」中のロザンナ・アークウッドのインタビューで、
「愛と青春の旅立ち」では製作者からカメラを通すと顔にむくみが出ているのが明らかなので、
利尿剤を呑むようにと言われたことで怒りを露わにしていたし、
「愛と追憶の日々」"Teams of Endearment"の撮影ではシャーリー・マクレーンと相性が悪かったとも、
語っていた。もともとデボラ自身が難しい人なのかもしれない。

さて前置きが長くなったが、アメリカでエンターテイメントビジネスに関わっているfacebookフレンド、
Sから更なる「愛と青春の旅立ち」の裏話を聞いた。

「1982年に公開された"An Officer and a Gentleman"、最初のキャスティングでは、
主役はジョン・デンバーだった。
ジェフ・ブリッジスも候補だったが、スケジュールの都合で叶わなかった。
次なる候補はジョン・トラボルタ、エリック・ロバーツ、カート・ラッセル。

ポーラの役の有力候補はシガ二ー・ウィーバーだった。
次にアンジェリカ・ヒューストン、ブルック・シールズ、メグ・ライアン、
ジーナ・デイビス、レベッカ・デ・モネー。
それぞれスケジュールの都合、オーディションで不向きと判断、
本人がオファーを断ることでデボラ・ウィンガーに決まった。

リチャード・ギアはインタビュー中でこの映画に出たのはお金のためだった
(映画の内容に共感していなかった)、
ラストシーン、ザックがポーラを抱き上げて行く場面も撮影中は好感が持てなかったが、
映画の試写の際に音楽が入ったこのシーンを観て感動すら覚えたことを語っている。
リチャードギアにとってこの映画は「プリティーウーマン」に至るまで、
最大のヒット作だった。

デボラ・ウィンガーはヌードシーンを演じたくなかった。
しかし彼女は『ヌードに関する取り決め』抜きの契約書にサインしてしまったため、
シナリオ通りに演じざる負えなかった。

鬼軍曹役には当初ジャック・ニコルソンが予定されていたが、断っている。
この役を演じることになったルイス・ゴセットはヒールな役に入り込めるようにと、
撮影中は他の出演者と隔離されていた。

プロデューサーのドン・シンプソンはテーマソングの"Up Where We Belong"が気に入らず、
ジェフリー・オズボーンの"On The Wings Of Love"を使いたかった。
"Up Where We Belong"はヒットチャートでトップとなり、アカデミーベストソング賞も獲得する。
一方、"On The Wings Of Love"はビルボードで29位に留まった。

"An Officer and a Gentleman"は1982年の映画興行成績で3位を記録している。」

この投稿に対して思うことを投稿すると、Sからも返事が来た。
「撮影中のリチャード・ギアとデボラ・ウィンガーの関係はかなりギクシャクしていた。
デボラは精神的に不安定な人なのかもね。他の映画でも問題があったと聞いている。」

リチャード・ギアが「プリティーウーマン」を撮っている時のインタビューで、
「ジュリア・ロバーツとの相性が良くて、撮影が楽しい。」と語っていたのを思い出した。
デボラ・ウィンガーはその後しばらくして映画界から引退してしまうが、
共演者、製作者達との人間関係を築くのが苦手なタイプなのかもしれない。

リチャード・ギアはこの当時ちょっと悪くて、でも繊細な部分も持った魅力的な役どころが多かった。
今は人の好い中年男性の役が多くて、往年のファンとしては寂しい気もしている。

Wake Up Everybody!

2012-11-04 15:21:05 | エリックベネイの愛と人生
Eric Benet Wake Up Everybody


アメリカ大統領選挙がいよいよと今週に迫ってきた。
11/6の大統領選へと向けて、
エリック・べネイもオバマ応援のツイートをさかんに呟いている。

今回のアメリカ東部を襲ったハリケーン、
その後現地入りし迅速に対応するオバマ大統領の姿が映し出された。
エリックのファンでエリックが支持しているからではなく、
スピーチや人柄、オバマには応援したいと思わせるだけのカリスマを感じる。
失業や医療保険の問題なども次期も務めることで結果が出てくるのを期待したい。

"Wake Up Everybody"
オリジナルはハロルド・メルヴィン&ブルーノーツ。
ジョン・レジェンドもカヴァーしている。
今の時期にぴったりフィットする曲だ。

Wake up everybody
No more sleepin' in bed
No more backward thinkin'
Time for thinkin' ahead
皆、目を覚まして
ベッドの中で眠りながら
ネガティヴなことを考えてないで、
前に進むときだ

The world has changed
So very much
From what it used to be
There is so much hatred
War and poverty
世界はすっかり変わってしまった
あるべき姿から離れて憎しみと貧困ばかり

Wake up, all the teachers
Time to teach a new way
Maybe then they'll listen
To what'cha have to say
教師達も目を覚まして
新しい教え方に換える時だ
そうすれば、子供たちはあなたのいうことに
耳を傾けてくれるだろう

The world won't get no better
If we just let it be
The world won't get no better
We gotta change it
Just you and me
そのままにしておいても世界は良くならない
君と僕とで世界を変えて行こう

Xファクター シーズン2 審査員の家

2012-11-02 22:14:59 | Weblog
オーディションからブートキャンプを経て審査員の家に行く権利を得た24組。
この中から8組が落とされる。

ティーン、グループ、オーバー25、ヤングアダルト、
4つの部門にカテゴリー分けされる。

ヤングアダルトが連れてこられた家はLAにあるモダンなウェアハウス、
そのロフトがデミの部屋、室内で一人づつのパーフォームが始まる。
ゲストはニック・ジョナス。

ジェネル・ガルシア(18歳)、ケイティー・ペリーの"Kiss the Girl"
事前にデミから「歌いながら髪の毛をかき上げる動作はやり過ぎないように。」
と注意を受けたが、やはり急には直せない。
それとアドバイスに捉われたのか、
オーディションの時のような思い切ったパーフォーマンスができない。
他のオーディション番組でも歌う環境に変化があると、
ガラッと感じが変わってしまう人を観てきたが、この番組の「審査員の家」
というのは大きなターニングポイントだ。

ウィリー・ジョーンズ(17歳)、"Nobody Knows"
ブートキャンプで歌詞を忘れてしまって大泣きした歌に再挑戦。

ジリアン・ジェンセン(19歳) サラ・バレリス"Gravity"
歌う時の表情が入り込み過ぎて大袈裟になると指摘されたためか、
返って不自然な表情になってしまった。
魅せ方も大切とデミから受けたアドバイス、生かし切れなかったようだ。

ニック・ヤンガーマン(21歳)ラッパー、"Tik Tok"
ジョナスからは絶賛されるが、デミは納得してないようだ。

ペイジ・トーマス(21歳)
幼い娘と会えないことを嘆いていたが、気持ちの不安定さが歌に出てしまう。

シーシー・フライ(17歳)LMFAO"Sexy & I Know It"
自信過剰な態度に反感が持たれることを心配するデミに、
ほんとうは心細いと気持ちを打ち明ける。
心の中にある弱さを歌に出すようにとデミからアドバイスされた。
デミの助言が生かされて好感度が上がった。

このグループはやはり才能ある人が集まっている。

場所は変わり、マイアミのサイモンの家。
オープンエアな空間を生かした近代的な建物。
プールの前でのパーフォーマンスとなる。
サイモンの担当はグループ。
ゲストはマーク・アンソニー。ジェニファー・ロペスの元夫。
元からグループで参加したチームと
ソロで参加して一度落とされた人達で形成されたチームがある。

プレイバック(16歳~17歳)
突然作られたとは思えないほどの良いチームワークを見せた。
パワーが魅力。マークは認めないがサイモンは気に入ったようだ。

エンブレム3(16歳~19歳)
予選では自作の曲を歌った三人。子供の頃からずっと一緒に歌って来ている。
意外なことに出だしで音を外してそのまま持ち直せずに終わった。
しかしマークは「リラックスした様子が良かった。」

シスターC(17歳~21歳)
リッチな美人姉妹。
どん底からこの番組に賭けてきた人達とは雰囲気が違う。
しかしチアリーダーのような容姿と気取った態度に票が集まるかどうかとサイモン。
ハーモニーが美しく決まり、息もぴったりで実力は間違いなくある。

リリック145(19歳~23歳)
男性二人組に女性一人のソロが加わって落選組から作られたグループ。
それなのに三人のケミストリーは抜群で観ていて飽きない。
三人とも貧困、犯罪多発地帯の出身。「地元に未来はないから戻る場所はない。」
歌もダンスも観ている人を惹きつける力が溢れている。

ドープ・クライシス(25歳と30歳)
ずっと組んできたはずの二人なのに余りインパクトはない。
「二人とも力を出し切った。」とサイモン。
「これ以上の成長の余地はあるのか?」とマーク。

やはりソロの女性だけを集めて作ったグループ、LYLAS(15歳~19歳)
一人一人が座ってしっかりと歌い掛け、その後立ち上がって、
審査員へと向かってくるところは圧巻。

三番目は、ビバリーヒルズ、丘の上に松の木が茂り、
プールからは下界を見下ろすLA・リードの家。
ゲストはジャスティン・ビーバーと彼のマネージャー。
LAはジャスティンを始め、若手の発掘を得意としてきたので、
今回のオーバー25担当は不本意だと告げる。
それでもここから優勝者を出す意気込みを語る。

ジェイソン・ブロック(35歳)
力強さはあるが、優勝候補と言えるのか、
スター性は十分にあるのかとジャスティンとリード。

デビッド・コーリー(26歳)
鳥肌が立った、有望だとリード。
しかし音楽業界で生き残っていけるほどの実力なのか、と問うリードに、
ジャスティンのマネージャーは「情熱が強く感じられたから大丈夫。」

ダリル・ブラック(37歳)
無難にまとめて好感も持てたが、バンドのボーカルが向いているのではという意見。
強烈な個性に欠けるという意味だろうか。

テイト・スティーヴンス(37歳)
カーボーイハットをかぶったカントリーボーイが歌ったのは、
以外にもR&B、ブライアン・マックナイトの"Back to One"だった。
最初は声の良さが生かされてとても良かったが、歌詞の"One...2...3..."
の辺りから不安定になった。
家族を養うために道路工事の仕事をしていて歌を諦めたと言う。
応援したいもの、カリスマ、声に魅了がある。

ヴィノ・アラン(40歳)
継父に母子共々暴力を受けて育ったから、自分の子供は幸せに育てたいと語る。
番組を通して成長したが、歌手としての資質はどうなのかが問われる。

タラ・サイモン(27歳)
声量はあるが、魅力、好感度に欠ける。
ジャスティンから「もっと優しく歌う場所を作るべき。」と意見が出た。

シーズン1の年長者の組には応援したくなる人達が、たくさんいた。
今回はどうだろう。
前回のオーバー30ならまだ理解できるが、今回はオーバー25、
カテゴリーが25歳以上、それ以下、ティーンでは、どうしても若手のタレント発掘に偏る。

ティーン部門担当はブリトニー。
マリブの海岸沿いの南仏調の家。
白い壁に蔦が絡まる。
ゲストはウィル・アイ・アム。

ダイヤモンド・ライト(13歳)
歌声は良いけれど、見せ方に改善の余地ありというウィル。

リード・デミング(13歳)
実年齢以上に子供っぽく見える。
小さな体から出るとは思えぬ声量。
しかし実際と歌声とのギャップを指摘される。

ジェームズ・ターナー(15歳)
このグループ、ただ一人のラッパー。
マリブの陽光輝くプールサイドで審査員とゲストを前にラップは似合わないのが、
気の毒な感じがした。

エイリン・レイ(17歳)
昨年もグループのカテゴリーの一人として審査員の家まで進んだそうだ。
控えめだが好感が持てた。

ベアトリス・ミラー(13歳)
まだ未熟だけれどXファクターがあるとウィル。

カーリー・ローズ・ソーネンクレア(13歳)
断トツに巧い。歌に入り込んでいる。
ウィルは「可愛い蝶のようなのに歌うと、まるで街を焼き尽くすドラゴンのようだ。」
シャイな普段の様子が歌い出すと別人になる。

この24組の中にまだ応援したいと思う人は出てこない。
昨年と較べると番組のレベルが候補者、作り方ともに弱くなっている感じがしてしまう。
昨年度は年長者カテゴリーの充実度が高かった。
そして今回は番組のホストがオーディションに登場しないのも寂しいものがあった。
番組の今後を楽しみに見守りたい。

「Xファクター シーズン1 オーディション」
http://blog.goo.ne.jp/ak-tebf/d/20111013