Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

金子三勇士 Halloween Live @トッパンホール 10/30

2010-10-31 02:04:01 | ピアニスト 金子三勇士
トッパンホール10周年記念コンサート、そして金子三勇士CD発売記念のコンサートでもある。
トッパンホールからの案内状、「ハロウィンの日、ドレスアップしてお越し下さい。
普段クラシックを聴かない方もぜひ。」と10月最後の週末、楽しいイベントへといざなう。

何人かの方からお天気の心配のメールを頂いた。
お着物でいらっしゃるつもりの方々。
「絶対に晴れます。今までリサイタルで雨が降ったことはありませんから。」と豪語した私。
金子三勇士、オーケストラやアンサンブルの時には天候が崩れることはあっても、今まで、
単体のリサイタルはいつも天候に恵まれてきた。晴男なのだ。

照る照る坊主をつるしこそしなかったが、この日が晴れるようにと強く念じていた。
昨日の朝になって、これはもう台風は避けられないとあきらめた。
後はいらっしゃる方々が雨の中、無事にコンサートに到着されることを祈るのみ。
しかしながら、昨夜いらした方にとっては豪雨の宵、
来た甲斐のある忘れられないリサイタルになったのでは。

リスト   ハンガリー狂詩曲 第2番 嬰ハ短調
リスト   愛の夢
リスト   ラ・カンパネラ
コダ―イ  セーケイ族の民謡
バルトーク ルーマニア民族舞踊
リスト   ピアノソナタロ短調

アンコール
ショパン    前奏曲第15番 変ニ長調 「雨だれ」
スカルラッティ ソナタ

台風の中、それぞれ電車が徐行運転になったり車が渋滞したり。
反対に大学が休校になって間に合ったという方もいらした。
素晴らしい音響とピアノ、木のむくもりが柔らかくステージを包んでいる。

最初のハンガリー狂詩曲、客席の緊張感もあり、演奏者は観客、ホールとの距離を、
計りながら滑りだした。
一度、舞台の袖に入り、戻って来て「愛の夢」
今までも何度も聴いてきた曲だが、この日が一番、豊かな奥行きを感じさせた。
愛すること、生きることが演奏の中に集約されている。
曲の終わり、誰も拍手をする人はいない。
会場が、観客が一つの祈りとも言える大きなエネルギーとなって演奏者と一体になっている。
「ラ・カンパネラ」生で聴くのは初めてだったが、美しい音の連なり、
金子三勇士ならではの曲に仕上がっていた。
自然界の音を聴いているような心地良さを作り出している。

コダ―イ、バルトークはハンガリーの民族色たっぷりの中に現代的な味合いがある。
リスト、ピアノソナタ、まるでリストが天から降りてきて金子三勇士に宿ったように思えた。

アンコールは昨日の天候にちなんで、またショパン生誕200周年ということもあり「雨だれ」
続くスカルラッティ、金子三勇士の手に掛かるとチェンバロで演奏されたバロック音楽も
ピアノを通して新たな息吹を与えられる。
この曲はリサイタルの最後を飾るに相応しく斬新で涼やかだった。

拍手が鳴りやまずスタンディング。
金子三勇士、この日に足元の悪い中、会場まで足を運んでくれた観客達に感謝の言葉。
演奏後の余韻を大切にするため、あえてマイクを使わず地声で話した。
私はそれがとても三勇士らしくて良いと思った。

終了後はホワイエにて金子三勇士のインタビューが始まる。
この日の燕尾服、ポケットチーフはハロウィンに相応しくオレンジ色。
全部は聞き損ねたが、「彼女ができたら何を望むか?」という質問、
「舞台の袖で自分の演奏を聴いて欲しい。」
「将来、目標とするところは?」
「世界の平和に貢献できるアーティストになりたい。」
このふたつはしっかりと聞き取った。


抽選でスポンサーからのプレゼント、金子三勇士、本人からのプレゼントが。
当選者は壇上で2ショットの記念撮影。
場内は「いいなぁ。」の声が沸いた。
金子三勇士本人からのプレゼントは普段愛用しているタオルのセット、
猫柄、ピアノの鍵盤柄、私も心の中で「いいなぁ。」

17歳の時から彼を観てきて今は21才。
既に大物の風格が漂う。
職人芸ともいえる域に達している。
初夏に行ったサントリーホールのツィメルマンのリサイタルと重なった。

台風の中、本物のファンに囲まれての感動の夜になった。
帰り道、外に出ると雨足が弱くなっている。
いらした方々も胸に灯った暖かな光に照らされながら、
心豊かに家路に着かれたに違いない。

一人の少年がピアニストとしてプロになることを志し、
1stアルバムが発売され、デビューコンサートが行われる、
そういう期間を共有できたことは私にとって大きなモニュメントだった。
そしてこの日をもってそれが完結した。

Eric Benet New Site

2010-10-29 18:15:27 | エリックベネイの日々&KyteVideo
エリック・べネイの新しいサイトが誕生した。
http://www.ericbenet.net/

ファンとして登録するとメールニュースも送られてくる。
ツアーの情報や映像、画像もたっぷり。
ファンの写真を送るコーナーもあります。

日本からは早速、Takakoさんがお習字でエリックの名前を!
とても素敵です。
皆さんも自分の写真、エリックへのはなむけの作品など、
ぜひお寄せください。

"Lost In Time"の発売日が近くなってきました。
アメリカは11/30となっていますが、日本の発売が楽しみです。

Eric Benet Interview on Grio 10/22

2010-10-26 10:23:33 | "Lost In Time"発売まで
Eric Benet"Lost In Time"製作についてのエピソードに踏み込んだインタビュー、
新たな記事が出たので訳してみた。

Interviewed by Brett Johnson

R&B界のエンジェルだったエリック・べネイがオスカー女優ハリー・ベリーとの離婚騒動に
巻き込まれてから6年になる。
彼の名前は奔放で不貞な夫としてハリー側の言い分を基にタブロイド紙を通して広まってしまった。
このスキャンダルの印象を拭い去れない人もいるだろう。
この頃のことを振り払うべく、エリックべネイは1970年代という全く違った次元に身を置いてみた。
44歳になったEric Benetが近くリリースする5つ目のソロアルバム、"Lost In Time"において、
フェイス・エバンス、クリセット・ミシェル、レディシと組み、かつてのクール&ザ ギャング、
オージェイズ、スタイリスティックスのようなオーガニックでファンキーなサウンドを作り出している。
「自分の内なる声に耳を傾けること。その声は歌詞とメロディーの創作への情熱と愛に満ちていた。」
このようにしてエリックは更なる経験を積み、今、自身の生活も穏やかだった日常を取り戻しつつある。

90年代中旬から活躍しているけれど長く続けられてきた秘訣は?
「長いキャリアであるだけでなく、一つのレーベルで16年もやってこられたのは
自分でも素晴らしいと思っている。
これだけ移り変わりの激しい業界でずっと変わらずアーティストであり続けたことにも感謝している。
最初のアルバム、"True To Myself"の通り、いつも自分に正直にやってきただけだ。
その折々の流行に流されずにね。」

でも時流に乗ろうかという誘惑もあった?
「確かに以前はあったね。当時の売れっ子のプロデューサーと組んでいる曲もいくつかあるし。
でもそういう時にはいつも自分らしくないような後味が残った。
"Love & Life"では初めてレーベルが自分を認めてくれて、
好きなように作って仕上がったら渡して、と言われた。
結果として、2つのグラミーのノミネートとたくさんのラジオリクエストがあり、
アルバムの売れ行きも好調だった。
そのお陰でレーベルのトップに今回も同じようにやらせて欲しいと言いやすかったね。
それだけでなく『でも今度はもうちょっと予算を取ってもらえる?
僕が作りたいアルバムはけっこうお金が掛かるんだ。本物のアーティスト達とも組みたいし』と。」

なぜ70年代のソウルサウンドなのか?
「70年代はR&Bにとって最もクリエイティブで影響力があった。芸術として開花した時代。
ヴォーカルについてもテクノが使われる以前の時代だからライブやスタジオで歌った通りの
生の歌を聴くことができた。」

"Sometimes I Cry"はチャートを急上昇しているけれど、この曲の意味は?
「深刻で沈痛な状況から立ち直ろうとしている段階の歌。
受け入れることができない気持ち、恐れ、怒り、恨みなど様々な感情を乗り越えて行く。
ついに安定した気持ちに達してしばらくは彼女を忘れるが、それでも克服したと言える時がくるまで、
そういう段階を繰り返す、かつて彼女と過ごした時の楽しかった思い出に翻弄されながら。
そういう曲さ。」

ちょっと待って。それってハリー・ベリーのこと?
「いつも結局はそう言われちゃうんだよね。違う、彼女ではない。
自分を振り返ったことを歌った曲の一つに過ぎない。
今までの人生に何度か痛恨の破局を経験している。
この曲を聴いた人が『ハリーのこと?』って思ってしまうのは、それだけ彼女とのことは、
世間に知られてしまったからね。いつまでもついて廻る。
今、僕は素晴らしい女性と知り合って良い関係を保っているよ。今までになく幸せだ。」

今までネオソウルと言われて来て、今、クラシックソウルへと遡っているけれど、
その違いを明確にするものは?
「例えば、ポルノグラフィー。その境目を判断するのは難しい。
このアルバムでは、サザンゴスペルの要素も入っているし、ブルースも。
アフリカンアメリカンの奴隷時代からの歴史もある。
カテゴリーを定義するのは簡単ではないけれど、ボトムであるベース、トップのヴォーカル、
ドラムのグル―ヴ感やギターのアプローチ、リズム感の中に理解できると思う。
現代のR&Bを聴いても自分にはかつてのR&Bのようには聴こえない。
テクノとダンス音楽でヴォーカリストは表面を飾っているに過ぎない。」

どうやってオールドスクールらしさをアルバムに取り入れた?
「Benjamin Wright、ストリングスとフォーンのアレンジャーでEW&Fの"Boogie Wonderland"、
マイケル・ジャクソンの"Rock With You"なんかを手掛けてきた正統派に依頼した。
じっくりと話し合ったんだ。どういう物を作り出したいかと言うことを。
ベンジャミンのオールドスクールのフレーバーはこのアルバムにとって不可欠だった。」

70年代の代表的なグループのO'Jays。オージェイズのエディー・リバートと今回のアルバム、
"Lost In Time"中の"Paid"で組んだ感想は?
「この曲には入り込んだね。この曲のコンセプトとメロディーが浮かんだ時、
オージェイズにピッタリだと思った。
従兄のジョージと書きあげた時「もしエディーの了解が取れなかったら、どうしよう?」
曲のデモをエディーに送り、彼は気に入ってくれた。
素晴らしい経験だったよ。彼の存在はアルバムにリアリティーを加えてくれた。
彼の声はまさに僕の期待した通りのものだった。」

コラボレーションといえば、11月から30都市をファンテージアと廻りますね?
彼女の最近のスキャンダルについては?
「ファンテージアは最高の歌手でライブはいつも感動がある。
プロモーターとマネージャーからこの話が来た時には何の抵抗もなかった。
彼女のスキャンダル?誰だって何かしら人に言われるようなことはつきものさ。」

あなたは自分のたいへんだった思いをステージで表現する?
「それはないね。ただ、今元気でやっていて、音楽、家族、そしてポジティブであり続けること、
そこに焦点を当てたい。
最高のソングライターでシンガー、父親であり、良い人間であること。
それがすべて。」
http://www.thegrio.com/entertainment/eric-benet-on-soul-music-its-kind-of-like-pornography.php

Eric Benet "Lost In Time"輸入盤

2010-10-23 00:32:48 | "Lost In Time"発売まで
HMVのサイトにエリック・べネイ"Lost In Time"のUS盤の予約注文画面が現れた。
11/23発売とあるが、アメリカでも発売が11/30に延期されたので、
当然、この輸入盤の発売も遅れるかと思う。
いや、日本が世界に先駆けて23日に発売になってしまうとか?!
そんなのありだったらhappy danceを踊ってしまうのだけれど。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/3930395
日本盤にはボーナストラックがついているのでこちらももちろん入手するつもりだが、
いち早く手に入る輸入盤も先ほど予約を入れてみた。

"Sometimes I Cry"のプロモ映像に投票しよう!

2010-10-22 17:49:59 | "Lost In Time"発売まで
Centricのプロモーション映像の人気投票、
エリック・べネイファンクラブの会長から連絡があり、
早速投票したところ、Eric Benet本人もfacebookを通して、投票を呼び掛けてきた。
そんなわけですので、皆さんもぜひ!
画面を開いてエリックべネイの名前の丸印をクリックするだけ、簡単です。
その上、何度でもできてしまうようになっている。
http://www.centrictv.com/music/countdown/

アーバンACチャートでは現在、"Sometimes I Cry"4位へと上昇した。

金子三勇士、タワーレコードインタビュー

2010-10-21 09:47:55 | ピアニスト 金子三勇士
タワーレコードのサイトにとても良いインタビュー記事が掲載された。
金子三勇士も人生に、未来に、そして音楽、演奏する曲にどのように向き合っているか、
心の内を率直に語っていて彼の心情が吐露されている。
そのまま、掲載させていただきます。

**********************
intoxicate vol.88 (2010年10月10日発行)
interview & text : 青澤隆明

ハンガリーと日本、音楽家と社会人のはざまで

リストの生誕200周年を前に、20歳の音楽家が捧げた献花は、
透徹した構成意志と造型観に裏打ちされ、清新な生命の脈動を謳う。
金子三勇士のピアノは、量感ある響きとリズムの生彩、若い情熱と達観をもって、
劇的な渦中を歩んでいく。
なによりも遠くを見通そうとする思慮が、ロ短調ソナタを迸るだけの激情、
情念や幻想の混沌から掬い上げ、未来へと進む確かな精神の旅程に昇華させている。

「18歳になるまでリストのソナタには絶対に手をつけるな、とリスト音楽院の先生に言われていて。
すごく好きなので悔しかったけれど、18歳の誕生日に始めました。
人間の内の部分がある程度成長していないと、弾いていても何も伝わってこない。
リストの宗教性や哲学的な部分に興味をもつようになり、自分でもいろいろ考えて弾きました」

バランスよく明晰な視座が保たれるからこそ、劇的な情動や高揚のうちにも、
美しい詩情が静かに息づく。感情も思慮も蒸留され濾過されたような、晴朗な見通しがある。

「録音は1日に6回通して、実は最後のテイクを使っています。
最初の演奏ではもう少し激しいソナタだったかも知れないけれど、余計なものが削られて、
自分とリストとソナタの三角関係の戦いだけが残ったんじゃないかなと思います。
だんだん自分が変わっていく感じが楽しかったです。
ヨーロッパの古い大聖堂に夕方ひとりで入ったときに感じるもの、
というイメージが先にあった。その意味で、静かさも意識して出したところはあります」

リストの内なる敬虔さが聴きとれることは、続いて収録された4つの作品にもきれいに通じている。
「それもあって1曲目にソナタを入れたんです。
ソナタの方向から練習曲《ラ・カンパネラ》や《愛の夢》などもみてほしかった」

リストはハンガリーとドイツのハーフだが、その国際的でグローバルな生きかたに、
金子三勇士は6、7歳の頃から惹かれてきた。
ハンガリーに10年暮らし、5年間リスト音楽院で学んだことからしても、
自身がハンガリーと日本のハーフということからみても、やはり特別な存在だ。

「2つの国のどちらが好きかとよく聞かれるのですが、
50:50というより、100:100でいきたいですね。選べないし、選びたいとも思えない。
『両方でだめなら、僕は世界人になる』とリストも友人に書いていますし」。
コチシュのレコードを聴いて楽器を始め、
5歳でバルトークの《子供のために》を初めて人前で演奏したときから、
金子三勇士は〈最高の親友〉であるピアノとともに歩んできた。

「人生の一部みたいに音楽を捉えたいです。
ふつうの人間でありながら、いかに音楽家にもなれるか、
というところがたぶん勝負だと思います。
大切なのは、舞台に立ったときにどれだけ変われるか。
僕がいちばん好きな場所が舞台袖の入り口で、入国審査じゃないですけれど(笑)、
ステージに入ると音楽人になり、戻るとふつうの生活人になる。
おかげさまでビザはいらない(笑)。60歳になっても社会人でいられる音楽家でありたいですね。
いつも素直に音楽と向き合える。
そしてゼロに戻れるフレキシビリティと余裕をもっていたいと思います」

http://tower.jp/article/interview/70912

エリック・べネイ、ファンとのチャット 10/17

2010-10-20 00:27:32 | エリックベネイの日々&KyteVideo
毎年恒例、というか一年にたまには2回あることもある、ファンクラブのメンバーと
エリック・べネイのラジオチャット。
会長のトロイリンが事前に質問を3つ用意するように連絡が入る。

今回の私の質問は:単刀直入に「日本にはいつ来るのか」
「いつも若い頃の体型を保っているけれど食事の節制はしているのか。
ヴェジタリアンなの?普段はどんな物を食べているのか」
「インディアと音楽以外で今、愛情を注いでいることは?」

しょっぱなからトロイリンは私の聞きたかったこと、
「11月にエリックはファンテージアと一緒にツアーをするけれど、
1月のファンテージアの日本ツアーにも同行するの?」
エリック「一月はアルバム発表後に関連するいろいろなイベントがあるから、
残念ながら行けない。」
また11/23に予定されていたアメリカでの"Lost In Time"の発売日、
レーベルの都合で11/30に延期されたそうだ。

前回アメリカのツアーではTシャツをCDと共に販売したけれど、今回は?
「予定している。」
新しいDVDは?
「来週、ワーナーでヴィデオ撮り、新しく5つの曲を撮るよ。」

"Sometimes I Cry"のヴィデオについて。
シャワーのシーンとかどうだった?
"Well..."と断ったうえで「裸に見えるかもしれなけれど
ちゃんと身に付けている物があったよ。あれってライトを浴びた中での撮影。」
泣く場面は。
「ほんとうに悲しいことがあったのを思い出していた」

演技はこれからもする気は?
「『グリッター』の時はマライア・キャリーが電話して来て誘ってくれたので、
出たけれど、今は自分がそんなに向いているとは思えない。」

自分の体で好きなところと嫌いなところは
「嫌いなのは首が長いこと、好きなのは唇かな。」

ここからは抽選で当選したファンからの電話での質問に答える
リンダ「過去に遡ってキャリアを始めたばかりの自分に今、もし声を掛けて上げるとしたら?」
「ギターとピアノで作曲していてまだ世に出ることはなかった時の自分に、
何か言ってあげるとしたら、『音楽は裏切らない。だから頑張って』」

ターシャ「詩をどうやって作るの?」
「自分に正直に飾ることなく繊細な心の内、抒情的なものをことばにしていく」

リサ「ルーサー等の過去のスターのリメークは作らない?」
エリック「今のところ、考えていない。」

カトリーナ「悪いことが起きた時にはどうやって対処している?」
「以前はもう動けない、立ち上がれないと思うこともあった。
今はこの試練を通して何を学べるかと思うようにしている」

"Sometimes I Cry"は現実の体験?
「特にこれと言える実体験はなく、今までの何回かの失恋の経験の総体性。」

「人間としてのエリックとアーティストとしてのエリックは変わらない?」
エリック「アーテイストの中でも作る部分とパーフォームする部分では違うし、
それぞれ異なると思うよ。」

バネッサ「幽霊はいると思う?」
エリック「実際そういう経験を二度、したことがあってね。いる思うよ。」

天国で会いたい歌手は
「エラ・フィッツジェラルド」
他の人の曲で自分が書きたかったと思うのは
「スティービー・ワンダーの"You & I"」

なりたいマンガのキャラクターは
「スーパーマン。」

AKからの質問「どんな物を食べているの?ヴェジタリアンなの?」
エリック「厳密なヴェジタリアンではないね。今日も肉の入ったミネストローネを食べたし。
一年に一度、いや二度かな、ハンガーバーを食べるのは。ステーキは一年に一度。
魚やターキーはもっと食べるよ。」

さてその後質問がセクシーなことに及ぶと、
エリックはインディアを呼ぶ。「インディア、インディア~」
出てきたインディアは皆に「ハーイ。」
エリック「インディはここにもう一時間前から居たんだよ。」
「インディアも聞いているから」とその手の質問は打ち切りになった。

さて早速エリックが答えたなりたいマンガのキャラクターのエリックの画像を
作ってしまったファンがいる。

ファンテージアと一緒でも日本ツアーがあるならぜひ行きたかった。
取敢えずはブルーノートのスタッフと言った「ヴァレンタインには呼びたい」
という言葉が実現するのを期待している。

金子三勇士 タワーレコード ミニライブ&サイン会 10/17

2010-10-18 17:54:19 | ピアニスト 金子三勇士
画像は長野市で先週行われたコンサートより。

金子三勇士、渋谷タワーレコードにて17時より30分のミニコンサートと、
その後サイン会に30分の時間が設けられた。

始まる一時間程前に会場に到着。
下見にタワーレコード6Fへと行くとフロアの奥にグランドピアノ、
そして椅子が20客ほど並んでいるが、もうすでに左角、前列などは、
場所取りが始まっていた。
店内では金子三勇士のMiyuji Plays LisztのCDが流れている。

席を押さえた上でタワーレコードの店内を見学する。
6Fのクラシックフロア、かなり充実していて又タワーレコードオリジナルの小物なども楽しい。
5時近くなると立ち見の人も増え始め、ピアノ周辺は人が増えてきている。

演奏の始まる前に携帯を切るようにと司会者から案内があった時、
私の前に座る女性3人が取り出した携帯の待ち受けは金子三勇士の写真だった。

定刻通りに金子三勇士の登場。
CDにも収められているが、しょっぱなから「ハンガリー狂詩曲」
このフロアにいた人もびっくりしたのか、周りに集まってきた。
とてもミニライブ、店頭の演奏とは思えない。
500人位の会場で聴くようなリサイタルが始まる。
途中でトークを挟みながら「愛の夢」「オーベルマンの谷」と曲は続いた。

自分の紹介、そして曲の説明をユーモアも交えながら、
親しみの持てるキャラクターが滲む。
しかしあくまでも演奏は全身全霊を込めている。

通りかかって呆然と見つめていた短パン姿のおじさん。
携帯が鳴り、その場を離れる。
携帯で話しに出て行ったのかと思ったら、すぐに携帯を切り戻って来て、聴き入っている。

これだけ近くで鍵盤と演奏者をみつめる機会は早々にない。
あっという間の30分だった。

終了後、店内で買ったCDにはサイン会の参加券が入っている。
それを手に行列に並ぶ。
ゴールドのマジックでCDのジャケットにサイン。
老若男女、様々なファン達が並んでいる。
これからも多くの人々、国境や年代も越えて親しまれるアーティストとして飛躍していって欲しい。

金子三勇士、トッパンホールの10/30のデビューコンサート、
まだ若干の空席あり。

金子三勇士・ピアノリサイタル
トッパンホール10周年記念イベント
HALLOWEEN LIVE 2010
金子三勇士(ピアノ)
CDリリース記念リサイタル
...
10月30日(土)17:00開演16:30開場
場所:トッパンホール
曲目:リスト:ハンガリー狂詩曲第2番、愛の夢、ラ・カンパネラ
コダーイ:セーケイ民族の歌
バルトーク:6つのルーマニア舞曲
リスト:ソナタロ短調
料金:3,500円 ペア5,000円(ワンドリンク付)【全席指定】
トッパンホール:http://www.toppanhall.com/
チケットセンター Tel: 03-5840-2222

ホリプロ50周年記念パーティー 10/15

2010-10-17 22:01:45 | 私の日々
グランドプリンスホテル新高輪で開かれたホリプロ50周年のお祝い。
場内は撮影禁止とのこと。
会場に至る通路にホリプロの50年の歴史を語るパネルが飾られている。
その中で1970~のコーナーを選び記念撮影。
それはもちろん、これから発売されるEric Benet"Lost In Time"が
70年代中旬に焦点をあてたオマージュだからだ。
日本における70年代の音楽業界とはどんな時代だったのか。
パネルを見ると和田アキ子、山口百恵、森昌子、藤正樹、そんな人達が飾られている。

会場は大人数で溢れていた。
現在社長をされている堀 義貴氏の挨拶。
「この不況の時代、世の中の人々を幸せにする仕事をしっかりしていきたい。」
乾杯の音頭は和田アキ子。
花柄が入った水色の訪問着、金の帯、帯締めも水色、清々しい。
10代後半から前社長、堀威夫氏に請われて上京し不安を抱えながら過ごした日々から、
現在までを振り返る。

堀威夫氏と初めてお会いしたのは15年ほど前だろうか。
私共のイベントにひょっと顔をのぞかせて下さったのだ。
テーブルに並べられている手作りの料理などをご覧になられて、
実は最近、沢庵漬けに凝っていること、持ってこようかと思ったけれど、
パーティーの雰囲気に合わないかと思ってやめて、お酒を差し入れに持ってきたこと、
これならピッタリだったのに残念、などとお話しして下さった。

堀氏はその場に集まった方達と自然にお話しされ、とても寛いでいらっしゃるように
お見受けした。
堀氏程の立場の方なら、出掛ける際には何人かのお付きの人を連れてくるはずだ。
それがふらっと一人でいらして楽しんで下さっている様子が嬉しかった。
最後に締めの挨拶をお願いすると「最近はタレントを育てさせて貰えないので
(もちろんご冗談でおっしゃっているんです)沢庵を育てています。持ってくれば良かった。」
お帰りになる時に「堀さんの沢庵が食べてみたかった。」と申し上げると、
笑っていらしたが、その後、夫と二人でほんとうに堀氏の赤坂の料理屋に呼んで下さり、
ご馳走して下さったのだ。
それ以来、ずっとお取り引き頂いている。

堀氏のお書きになられた「わが人生のホリプロ いつだって青春」
ミュージシャンとして一世を風靡した20代から裏方に廻り、プロダクション設立。
その間のいろいろな出来事の本音が赤裸々に語られている。

初めて和田アキ子と出会った時、この子を世界に通用するスターとして売り出したい、
と思ったこと。

山口百恵が引退し三浦友和と結婚すると打ち明けられ、それを心に一人しまっておかなければならず、
またその当時、収入の多くの部分を彼女に頼っていたので会社の先行きも合わせて、
たいへんな精神的な負担だったこと。

初めての海外スターをコマーシャルに起用するエピソード。
チャールズ・ブロンソンに確かなコネもないまま、コマーシャル出演と撮影の依頼に、
心細い状態で羽田から飛び立ったこと。

榊原郁恵を「ピーターパン」に主演させた後、
「女性は体調が悪いこともある、そういう中での連日の主演、フライングの場面などは、
辛かった。」と打ち明けられて、気付かずにかわいそうなことをしたと思われ、
それ以降はダブルキャストにしているというお話。

この業界を切り開いてきた方ならではの夢や苦労、
堀氏のタレントへの心配りや優しさが節々に表れていて読んでいて面白く、そして感動した。

さて場内を見渡すと、ホリプロ所属のタレントは胸に花、社員はネームプレートを付けている。
まず堀威夫氏にご挨拶をと思うと、そこには長い行列ができていた。
とりあえず並んだが、後で空いた頃にでも戻ってこようかなと列を離れようとした時、
私の前に並んでいた女性に目を奪われる。

小柄で髪はアップ、ゴールドがかったベージュの中国服を着ているが
ピアスがヒスイとエメラルド、胸にはヒスイのネックレス、
ブレスレットはパールとヒスイを重ねている。
ゴールドのミュール、ワインカラーのレースのショールに全く同色のネイル。
横を向いた時にそれがジュディー・オングだとわかった。
スタイルが良くて美しい。

ジュディーさんまで、こうやって並んでいるんだから、私ごときはやはり後ではなく、
始まって早々に、堀氏に挨拶するべきだと思い返してそのまま並ぶ。
あんまりくっつくのも失礼だと思っていたら、この業界の方達はたくましい。
どんどん割り込んでこられて、私は更に列の後ろに。

堀氏にご挨拶も済んだので、ビュッフェを頂くことにする。
和洋中、すべてが美味しく吟味されている。
そして堀氏の日本料理店、伊真沁(イマジン)のコーナーもある。
お汁粉や葛切りが絶品。

お食事を堪能した後はマンウォッチング。
場内を見渡すとそこら中にどこかで見たと思う方々が。
榊原郁恵さんもお着物。やはり鮮やかな柄。
テレビではふっくらした印象だが実際は小作りでほっそりとしていて綺麗。

石川さゆりも着物。こちらは無地に近い渋い色合い。
所属のタレントは会に華を添えるため、あでやかな着物姿。
外部の歌手は地味めな着物というのがドレスコードなのだろうか。
石川さゆりさんは堀さんが育てられた歌手だがホリプロを離席している。

片平なぎさ、中田嘉子などはお洒落なドレス。
一人、見たことがあるけれど、誰だろうと考えていたら、
そのお隣にも見たことがある男性がいらして、二人が並んだ時、
阿木曜子と宇崎竜童だと気づいた。
阿木曜子さんは実物の方がずっと華やかで、ふっくらした印象。

若いタレントもたくさん来ているのだが、余り日本のテレビを見ないので、
誰だかよくわからない。
しかし思ったのは、若手の存在には透明感があるのに対し、
この世界に長い方達の存在感はひたすら濃い。

また場内は大勢の方達の熱気で熱かったのにもかかわらず、
着物を着て後ろを付き人に仰いで貰いながらも、ずっと立って接客していた芸能界の方達。
やはりエンターテイメントビジネスで生きて来た人たちのタフさと根性はたいしたものだ。

この日に着物を着て、ヘアメイクするためには何時から支度に入ったのだろうと逆算。
朝早くから時間を掛け、どのような状況でも周りから期待された役割を演じる。
それを長年務めあげてきている、ホリプロが50周年を迎えられたのも素晴らしいことだが、
ずっと第一線を走られているタレントの方達もりっぱだと感服した次第。

知り合いとも何人か顔を合わせたが、大人数のパーティー、その後、はぐれてしまった。
偶然でも一瞬会えたことが不思議なくらい。
大盛況なパーティ―だった。

堀威夫様、ホリプロの皆さま、50周年おめでとうございます!
これからも更なるご発展、お祈り申し上げます。

エリックべネイ、お誕生日、おめでとう!

2010-10-16 07:56:43 | エリックベネイの日々&KyteVideo
10/15はエリック・べネイのお誕生日。
昨年はクリスマスにもエリックは日本でライブをやっていたが、
今年はニューイヤー1/1にもアメリカでライブが入っている。
バースデイにも歌っていることもあるが、今回はスケジュールが入っていない。
娘のインディアと一緒に今日の午後(現地では10/15の夜)にはバースディディナーができるのでは。

44歳になったエリックべネイ。
新しいアルバム、"Lost In Time"の発売、アメリカでは11/23、日本では12/8に予定されている。
11月からは全米ツアーも入り、充実した年になることは間違いない。
ファンとしては来年早々の来日、そして今度のアルバムでも前回の"Love & Life"に引き続き、
グラミーノミネート、そして"Sometimes I Cry"のシングルの更なるヒット、
R&Bアルバムと男性歌手部門で受賞を祈願。

Happy Birthday Eric Benet!

Eric Benet - Sometimes I Cry オフィシャル映像

2010-10-15 00:02:05 | "Lost In Time"発売まで
エリックべネイ、"Sometimes I Cry"のオフィシャルヴィデオが公開された。
かつての彼女が忘れられずに思い出しつつ涙を拭き舞台へと上がって行くエリック。
それに対して新しい相手との結婚を控えていて昔の彼のことなど、
もう眼中にない女性。
歌詞に添った映像が歌うエリック・べネイと共に再現されている。
Eric Benet - Sometimes I Cry Official Video

「ERIC BENET、LIL WAYNEの獄中コメントは“最高の賛辞”」

2010-10-14 01:31:30 | "Lost In Time"発売まで
エリック・べネイ、"Lost In Time"の発売をアメリカでは来月に控え、
全米ツアーも始まり、続々とインタビュー記事やコンサートのリキャップなどが上がって来ている。
順を追って訳そうと思いつつ、中々できないでいたら、Eさんがfacebookを通して、
日本のビルボードに翻訳されている記事を教えてくれた。

以下、http://www.anapnet.com/holik/ent/44422 より。

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自らのシングル曲「SOMETIMES I CRY」をラッパーのLIL WAYNEが獄中で気に入って
よく聴いていると知った時、R&Bの大物シンガーERIC BENETは非常に仰天したそうだ。

そしてBillboard.comのインタビューの中で、
BENETは「最高さ。まさに最大級の賛辞だね。獄中で人生についてじっくりと考えながら、
彼は僕の曲に耳を傾けてくれているわけだ。
それって、ものすごく意味のあることだと思う」と語っている。

先週、WAYNE は自身のブログ・サイトhisweezythanxyou.comに投稿した獄中からの最新メールの中で、
“俺が聴いているのは、スロー・ジャムかESPNのスポーツ中継だけだが、
特にERIC BENETの「SOMETIMES I CRY」という新曲はオススメだ。

もし聴いたことがなければ、是非とも今やっていることを中断して耳を傾けてみてほしい。
この曲は、MAXWELLの「WOMAN'S WORTH」以来の最高の作品だと思うし、
大人にピッタリの1曲だ。

俺はラジオに耳を傾け、この曲が流れてくるのを1日中じっと待ってるのさ”
と書き記していた。

この「SOMETIMES I CRY」は大切な誰かを失って悔いる気持ちを歌った曲で、
現在HOT ADULT R&B AIRPLAY CHARTでは5位に付けている。

BENET自身も初めて曲を聴いた時は特別な感覚を覚えたそうで、
「スタジオで曲を作っている時に、いい曲が書けた時の僕のバロメーターでもある
“鳥肌”が立ったんだ。この曲なら、すぐにでもファンに聴かせられる作品だって思ったよ」
とコメントしている。

また、WAYNE がこの曲を気に入ってくれたのであれば、
間もなくリリースされる最新アルバム『LOST IN TIME』の他の曲も
彼のお気に入りになるはずだとBENETは語っている。

たとえばFAITH EVANSをフィーチャーした「FEEL GOOD」などは、
「70年代後半の、ローラスケート風の気分の良くなる曲」だという。

他にもO'JAYSのEDDIE LEVERTが書いた「PAID」や、
BENETの18歳になる娘INDIAがヴォーカルを取った「SUMMER LOVE」、
そして「SOMETIMES I CRY」とは対極をなす「NEVER WITHOUT YOU」など、
様々な曲がアルバムには収録されているそうだ。

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Eさん、教えて下さってありがとうございました。
そして、この記事を訳してアップして下さったビルボード誌関係者の方にも感謝。
「R&B大物シンガーERIC BENET」という表現が特に気に入ってます!

http://www.billboard.com/column/the-juice/eric-benet-says-lil-wayne-shout-was-huge-1004119557.story?sms_ss=facebook&at_xt=4cb5a03231c40cf2%2C0#/column/the-juice/eric-benet-says-lil-wayne-shout-was-huge-1004119557.story?sms_ss=facebook&at_xt=4cb5a03231c40cf2%2C0

アイリーンのエリックべネイ体験 10/4 NYC

2010-10-13 22:03:46 | エリック・ベネイライブ(日本以外)
ニューヨーク近郊に住むエリックべネイファンクラブ(True Eric Benet Fans)
略して、TEBFのメンバー、アイリーンがリキャップをfacebookを通して送ってくれた。

"Eric Benet Experience 10/4/10 Highline Ballroom NYC"
by Aileen

「ショウの一週間前から着て行く物のことを考えていた。
ドレスかパンツか。
金曜日は曇りで(ショウは月曜)気温も高め。これならドレスで良さそう。
やった!ドレスアップして出掛ける機会はめったにないもの。
日曜日になり、妹から『お姉ちゃん、明日は雨らしいよ。』とメールが来る。
同じTEBFのターシャにメール、何を着て行くか聞くことにする。

雨の場合に備えてジーンズの上に着るシャツを3枚替えてみる。
そしてこれと思う一着、チェニックを決めた。

当日、ターシャから電話がある。
自分は5時半に行くことを伝える。
準備は整った。髪がいつもぺしゃんこ気味になるので、一生懸命膨らませる。
でも雨で風もあり、整えたはずの髪も家をでるやいなや、メチャクチャに。
NYCに着き、グランドセントラル駅からタクシーに乗る。
バッグの中を見ていて、信じられないことに気づいた。
カメラを忘れてきたのだ。もう自分を罵りたい気分。

5時20分に会場へ着くと既に5人が並んでいた。
その後ろに並びながらターシャを待つ。
ターシャが言った通り、6時半までドアは開かない。
ジャケットを着ていて傘を持っていて良かった!
ヒールのせいで足の指がもう痛くてたまらない。
でもこの列から離れられる?

ようやくドアオープン。
しかしお店の人から一緒の人が来るまで脇で待つように言われる。
ターシャがやってきた。
前列の3人掛けのテーブルにする。
空いている席にはバルセロナからの男性が座った。

TEBFのティファニーがやって来た。
彼女は後ろの方にいたが、必死で手を振るとこちらへ来てくれた。
5年振りの再会。ティファニーは叔母さんと一緒だ。

エリックが出てくるまでほんの2杯だけジントニック、そしてシュリンプカクテルを頼む。
「ねぇ、ターシャ。カメラ忘れちゃったんだけど、もしエリックに会えたら、
私とエリックの写真、撮ってくれるよね?」
ターシャはハリケーンというカクテルとフライドポテト。
添えられたソースが気に入らないと言って「ケチャップ!」とウェートレスに叫んでいる。
そんな風に二人で軽い食事を楽しんだ。

さて、さてエリック・べネイの登場。
あまりの嬉しさで興奮し過ぎてどうしても最初の一曲が思い出せない。
歌い始めたエリックは私を見つめていた。(サングラスを掛けていたから100%とは言えないけど。)
でももしほんとうに私のことを見ていたらと思って、手を振ってみた。
すると手を振り返してくれた!
これも私の後ろの人に振っていたのかも?

"I Wanna Be Loved""Chocolate Legs""When You Think Of Me""Spend My Life With You"
デュエットの相手のデニースも最高!
"Sometimes I Cry"では高音にとろける。
どうしたらあんな歌が歌えるわけ?
失恋の経験のある女の子だけ、このフレーズ"Sometimes I Cry"を歌える権利が与えられる。
もちろん、私は歌ったわ。
次に男性も同じように、でも違うキイで。
最後は全員で。これは楽しかった。

最前列で大騒ぎしている女の子たちがいて、ステージまで上がって来て、
エリックに抱きついてキスしている。
『あれが私だったらなぁ』とちょっと羨ましく見つめる。
でもだいじょうぶ、私は絶対に後でエリックに会えるはずだから。

エリックは『じゃあ、みんな、どうもありがとう。』とステージから離れて行く。
『ターシャ、これで終わりなの?』
『そんなわけないでしょ?エリックのショウはいつも"Georgy Porgy"で終わるのよ。』
ターシャの言葉通りエリックは戻って来て歌ってくれた。

ショウの後、エリックは仕事関係の打ち合わせも入っていて許された時間は5分だった。
4人だけと言われたのに後ろからひとり付いてくる。
『悪いけれど、ファンクラブの人だけなの。』と言おうとすると、
それはファンクラブメンバーのヨランダだった。
ヨランダも加わり5人でエリックのところへ。

エリックとはしばらく会っていないので私のことを覚えていてくれるか心配だった。
会うなりエリックは『やあ、アイリーン。久しぶりだね。良く今日のショウへ来てくれた』
と言ってくれた。言ってくれたような気がしたのかもしれないけど。
ハグされるとその瞬間、頭が真っ白に。
何か言ったと思うけど、覚えていない。
ターシャはちゃんとエリックにいかに"Sometimes I Cry"が素晴らしかったかと話している。
ターシャがエリックとの写真もしっかり撮ってくれた。
その写真、後で髪と肌の色なんかを修正してプリント。
女なら誰だってそうやってエリックとの写真を残したいでしょ?
エリックにお別れのキス(頬)とハグ。

ティファニーはタクシーの通る道まで送ってくれて車も停めてくれる。
車に乗り込み、グランドセントラルステーションへ。
いつものように今日もエリックのショウ、そして会えたことも含めて、
最高の日だった。」

アイリーン、楽しいリキャップをありがとう!
Thanks Aileen for a great recap!!!

一週間前から着て行くものを考えたり、友達と相談したり。
写真写りを気にしたり。良い席を取るために一生懸命になったり。
どこの国でもみんな、考えることは一緒。
私達も早くエリックのショウに行きたいですね!

恵比寿『ブラウンシュガー』10周年記念パーティー

2010-10-12 16:09:37 | 私の日々
10月10日に恵比寿『ブラウンシュガー』の10周年のお祝いの会が開かれた。
しかも今年は2010年、10が4つ並ぶTen, Ten, Ten, Ten!
何だかとってもおめでたい感じがする。
しかも・・・これはここで書いてもいいのかな?
ちょっと前にお誕生日を迎えたのでマスターのお年はGO, GO!
これだけ縁起の良い符号が続くとご利益のあるありがた~いパーティーと思えませんか?

てっきり「ブラウンシュガー」でするのかと私は思っていたら、
会場は飯倉の「ソウルソニックブギ―」"SOUL SONIC BOOGIE"
周年記念パーティーの常識だそうです。
開始は午後8時、終了は午前5時。
セルジオ・ムトウとウディー・ファンクのライブは午後11時と午前1時。
8時から5時までというと日中では当たり前だが夜通しというのは凄い。

ライブの始まる少し前を狙って10時半頃を目標に家を出る。
同じ電車で地元の行き付けのお寿司屋さんで顔見知りの常連のご夫婦と偶然会った。
向こうはお寿司を食べて家へ帰るところ、ほろ酔い加減で眠そうだ。
こちらはこれから今日のメインイベントが始まる。

マスターとよっちゃんにお祝いの挨拶。
赤坂『ミラクル』のKawabataさん、セルジオさん、ウディーさんも既に会場に。
ウディーに夫は「沖縄の映像、youTubeに載せたよ!」と伝えると
「誰なのかと思っていました(笑)」
「いつもお洒落ね~、どこで買うの?」と尋ねると、
オーダーと既成と組み合わせているそうだ。
今日もとっても可愛い。


ライブ開始時刻が迫ってくるとセルジオ・ムトウ、ウディーファンクは、
隅で振りの合わせをリハーサルしている。
会場が熱くなってきたところでセルジオさんとウディーの登場。

ウディーのトークボックスが最初からパワー全開。
そしてセルジオさんは途中でマントも二着お召し替えありで、ガンガン歌って踊る。
ステージの準備からパーフォーマンスまで二人の呼吸がぴったりだ。

その後、KawabataさんのDJ。
懐かしの曲にダンスフロアに大勢が溢れる。
Mr.Kawabataもノッている。
次にTakagiさんのDJ。
パソコンとレコードを組み合わせ、またその場の雰囲気でどんどん選曲を替える。
タカギちゃん、冴えている。

セルジオとウディーの2回目のショウは1時半頃から。
1stは正面、2ndは後ろから観ていたが、2回目は会場が一体となって
「ブラウンシュガー」10周年、祝福モード。
マスターの挨拶。そしてよっちゃんもDJのステージへ。

常連で夫の友人のクリが高いステージへ上るよっちゃんへ手を貸している。
わぁ、けっこう紳士なんだ。

普段、ブラウンで会っている人、沖縄で新たに知り合った人もやってきて、
皆でお祝い。
マスターの挨拶に私も夫もぐっときました。

恵比寿に移ってから10年、10年一昔というが今の時代、一つの場所で、
店を続けるのは生半可なことではない。
これからも更に10年、30年と末長く頑張って欲しい。
私も杖をついてでも通いますからね。
いや、将来は恵比寿に引っ越してもっと、しょっちゅう行っちゃおうかな?

マスター、よっちゃん、10×4の記念日、ほんとうにおめでとうございます!!!

エリックべネイ、ニューインタビュー

2010-10-10 10:11:20 | "Lost In Time"発売まで
アメリカでツアーも始まったエリック・べネイ、ツアー先のラジオ局もいくつか訪れ、
番組中でインタビューされている。

すでにここで書いてきた内容と重複しないものを抜粋すると、
Eric Benetは姉のリサとのコンビを解消し96年に1stアルバムをリリースするまで、
昼はUPSで働き、夜はスタジオエンジニアをしていたのだが、
UPS(日本におけるヤマト運輸や佐川急便等)での仕事を皆、配達員だったのかと思っていた。
このインタビューで「違う、違う!配達員だったら男らしいよ。僕は仕分け。
倉庫で荷物を担当していたんだよ。」
それを聞いて納得した。エリックみたいな人が配達をしていたら
余計な荷物をしょっちゅう頼む人が出そうだ。

ある若いラジオパーソナリティーはインディアに興味を示す。
「彼女もシングルを出すのかな?」
「今回のアルバムの一曲"Summer Love"でもバックボーカルで参加しているけれど、
僕は大学2年で中退してそのことを後悔しているので、
今、USCの学生である娘には学業に専念して欲しいと思っている。」

"Sometimes I Cry"はハル・ベリーとのこと?とうっかり聞いた彼は、
途端に雰囲気が悪くなったのに気付き慌てて取り繕っている。

その後、エリックはタミアとのデュエットの話を懐かしそうにしていたが、
今日、エリックべネイ本人のfacebookにタミアと会ったと書き込みと写真の投稿があった。
二人の共演や次回作の話も出たのかも知れない。