藤原愛子の日常茶飯事

前稲城市議・藤原愛子のもろもろな日々

3月10日東京大空襲

2023年03月09日 | 雑感
 3月11日は忘れもしない「東日本大震災」

 その前の日の10日は、母にとって忘れもしない「東京大空襲」のあった日です。

「新宿でね、電車の車両がメラメラすごい勢いで燃えているのを、土管の中から見ていたのよ」

「逃げる前に、池の中にお釜にお米を入れて重しを置いて沈めておいたの。幸い家が焼けなかったのよ。でも、池に沈めたお釜の蓋が焼けてなくなってた。凄い火だったのね」

母が生前、3月10日が近づくとしていた話です。

その時、母たちがどこに住んでいたか定かではありませんが、都心に近かったことは確かです。
運よく戦場から帰ってきていた父がいて、まだ19歳の妻の手を引っ張って
「目をつぶってなさい!」と叫びながら走って走って火災の中を逃げたそうです。

父の言うことを聴いて、眼をつむっていた母は、何かを踏んだり転びそうになったりしたけれど、亡くなって斃れた人を一人も見ずに済んだ、と言っていました。

 父は早くに亡くなってしまったので、戦争のことは殆ど聞けませんでしたが、父が亡くなってから、本棚から「東京大空襲記録写真集」が出てきました。
 
 悲惨な写真が、これでもかとありました。

 今、声高に防衛費の増額をと言っている人たち。先制攻撃ではない、防衛のためのミサイルだ、と説明する人たち。
 たった一つのまちがいで、日本のまちが人が、あの写真集に載っているように何もかもが黒く焼けただれてしまうのです。母のように斃れた人を踏み、躓きながら逃げても食べるものが無い、という悲惨な状況をつくるということを、よ~~く考えてほしい。

きれいごと、と言われるかもしれませんが、私は外交力の増強を望みます。
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「反撃」は相手からすれば「攻撃」

2022年12月13日 | 雑感
 
 久しぶりに腰を痛めてもそもそしています。

 少し前に若い若いと言われていい気になった報いです。
反省・・。

 さて、今国会で旧統一教会を念頭に置いた、まだまだ穴だらけの法律が成立しました。
だからと言って、今までももしかしたら今も旧統一教会にお世話になった議員が免罪されるという訳ではないので、やあ良かった良かったで済まされませんね。しっかり反省して関係を絶ち切ってください。

 思うに、岸田首相はご自分から「聴く力」をキャッチフレーズにされてきたけれど、もしかすると歴代首相の中でも「聴かない力」が強い人ではないかしら。
原発の再起動、更に新設など明らかに東日本大震災の教訓も検証も無視しています。

 20年前、小泉政権の時「有事法制」が成立してしまい、<有事の際>に国民の資産や生活より国の戦略が優先するという、憲法に抵触するような法律が複数できてしまいましたが、今はそれ以上のことに踏みだそうとしています。

 単純に、素朴に考えれば、いくら日本側が「向こうの国から確実に日本に向かって攻撃してきそうだ!」と判断して、向こうの国の軍事基地等にミサイルなんぞを撃ち込んだとしたら、
向こうの国は確実に「攻撃されたぞ!」と思うでしょう。
 「だって日本に向けてそっちが撃とうとしてたでしょ」なんて言ったとて、それはこちらの言い分で必ず撃ち合い攻め合いの戦争になるでしょう。

 どうしてそんな当然の情況が想像できないのか。

 私、思っているのですが、多分、たぶんですよ、アメリカから随分と言われていて、私の今の腰みたいにもそもそとして、遂に踏み切ったのでは?と。
 国民の声を聴かずに、もっと力のある声に従ったのでは?と。ウクライナや台湾の情況で危機感を煽るこのタイミングで。

 少子高齢化が日本の喫緊の課題だと言いながら、国の借金が1,255兆円を超えながら、(これって国民一人当たり1000万円強の借金に相当です!)防衛予算を明確な積み上げもなく43兆円という額を口にする。

 首相。
 防衛力強化より、ご自身の外交力・判断力・鳥瞰力・分析力強化が必要だと思いますよ。

 


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もう、からっキシダめですかね

2022年11月12日 | 雑感
 アメリカで行なわれている、中間選挙の結果がまだ定まっておらず、来週にずれこむのでは、と言われていますね。

 トランプ元大統領が、自分の思惑通りにいかないことにご立腹、ということのようですが、
一方のバイデン大統領も、下院も上院も、未だに過半数に達していない状況なのに、「大敗ではない」ところでニコニコしているのは、どうなのかしら、と思っています。

 トランプ氏が、二年後に立候補➡当選、となったとしたら、気候変動への取り組みはどうなってしまうのか・・。ロシア、中国との関係は・・。と、不安だらけ。

 しかし。

 アメリカもそうですが、日本もとにかく不安だらけ。

 「日本丸」の舵取りをしている筈の国会議員が、もう目も当てられないこの頃です。

 統一教会との関係で、記録も記憶もない、と言い張って辞めさせられた山際氏。
岸田首相の判断が右往左往したこともさることながら、辞任四日後にコロナ対策大臣に指名とは、もうあきれました。しかも、「私が決めた」とおっしゃるのは、同じ統一教会がらみで名前があがった萩生田氏。

 記録は破棄、記憶力はない。または、無い振りをするような人が「適材適所」?
よほど人材がないのか、判断力がないのか・・。

 そしてまた。

話にならない葉梨法務大臣。

もう私が首相だったら即刻更迭ですね。

人としての有りよう自体が問われます。

話は少し逸れますが、私は、死刑廃止に賛成の人間です。
前にも書きましたが、やはり死刑は「公の人殺し」です。
確かに、被害者の方たちにしてみれば、極刑を望む気持ちはとても解ります。
でも、犯人を死刑にしても、「ああ良かった」という気持ちにはならないでしょう。
それで時間を戻せるとしたら、意味はあるでしょうが。

 とにかく、法務大臣のみならず、人として、死刑に関しての軽率極まりない発言は、とても許されるものではありません。

 岸田首相のこのところの言動を見ると、ご自分の確固たる意志があるのかしら?と思わざるを得ません。
 どうも周りをキョロキョロしながら、他の人の意見に動揺し、結果目先の判断をしてしまっているように思えてならないのです。

 でも。

 困ったことに、首相こそ直接選べないけれど、私たちが投票して選んだヒトが「議員」になっているのです。町議や市議、都議、県議、そして国会議員。

 こういう話があります。これはある方が取材した話です。

 若い青年に「憲法の改正についてどう思いますか」ときいたところ
「改正には反対です。」と答えたそうです。
次に「選挙では、どこの党に投票しますか」ときくと
「自民党です」と、答えたそうです。

憲法改正を党是としている自民党に投票?

お願いです。いろんな考えがあって良いですが、しっかり勉強してほしい。

良い大学を出ても、一流企業に入っても、ハナシにならない、まるっキシダめなことにならないように。
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リニア計画はお止めになったら?

2022年10月18日 | 雑感

 鉄道事業開始、今年10月で150年目!

 汽イ~笛いいっせい新橋をを~♪って、もう今ではリニアモーターカーですか。

 私は電車に乗った際、車窓の景色を観るのが好きです。

 なんでみなさん、スマホの中ばかり見ておられるのかな、と思います。

 色づき始める木々木の葉、季節を表す様々な雲・・。あ、おばあちゃん同士が踏切で挨拶。

 保育園児ちゃんたちが、小さな手を振っている💛・・なんて、楽しいのに。

 同じ「電車」でも、新幹線の景色は・・少し楽しさが少ないです。

 そして。

 リニアの景色は?
 電気をいやっ!というほど使うと言われているリニアは、景色というよりトンネルの壁だらけとのことですが。

 東日本大震災が起こった時、東京にいる私も足元から揺れました。身体だけではなく、心も・・・。
 きっと多くの人たちも揺れたでしょう。

 そして、国も原発事業を見直した・・はずだったのですが。

 先日も書きましたが、岸田総理はそんなことはお忘れになったように、老原発の稼働延長や、再稼働、建設と、エネルギー計画を急ハンドルでUターンさせましたね。

 「あたらしい資本主義」を「聴く耳を持って」行うとのことですが、どこで何を聴いていらっしゃるのでしょうか。

 統一教会に関しても、間が空きすぎてズッコケるタイミングでの調査発表・・。

 ま、それは置いておいて。

 エネルギーの不足と次代のための節約、人口の減少、地方再生、経済集中の解消。
 などなど考えたら、まず「リニア新幹線」は止めましょう。

 今、一生懸命工事されている現場の方には悪いけれど。

 圏央道工事の際、神聖な滝の水が涸れました。

 リニアの通過する、大井川の豊かな流れ。水の情況や安全性の確保が問題になっていますよね。
 もう、自然壊してまで「どこどこまで〇〇分で行ける!」というのは、私から言わせれば、時代遅れ。会議もリモートで、という時代。
高速道路ももういっぱいできて、地方の電車が廃線になっている。

 個人的にはリニアにかけるお金は、地方の赤字路線にかけてもらいたいですね。

 

 

 

 
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牛乳のプラストロー無くそう!小3を称賛!

2022年10月01日 | 雑感
この季節の空気が好きです。

自分が生まれた季節だからか、この微妙な肌触りの空気を感じると、この世に生まれる時に誰かに言われた「私の使命」は何だったかを思い出そうとするのです。

 思い出せない・・。

 でも、あんまり間違ったことはしていない・・と思う。

 でも、ちゃんともっとするべきことがあるとも思う。


 今、気になるのは「プラスチック」。

 もともと、子育て中に気になったのが「ゴミ」で、その流れから関わるようになったのが牛乳パックの回収活動でした。

 この運動は、市民と回収業者さんと製紙会社が一緒になって動いたので、面白いように全国に広がって、今はもう常識です。

 それで、今私が不安な「ゴミ」は、「原発の廃棄物と放射能汚染」、それと「プラスチック」なのです。

 原発に関して、岸田総理は実に短絡的な思考を持って「推進」「再稼働」に方向転換することを表明しました。
 これにはあきれ、賛成できません。
 
 わが家は東京電力ではない再生エネルギーと契約したり、できるだけ電気を使わないなど、ごまめの歯ぎしりをしております。
 
 う~ん・・なかなか目には見えないけれど、国民全体が、多少の不便や節約をするようになったら、随分ちがうのではないか。
 自分たちの子孫が、放射能汚染に苦しまないように運動できないか。

 などと思っていると、ネットでいつも見ている「change.org」に表題のことが・・。

練馬区の小学校3年生さんが、給食にいつも付いてくる「プラスチックストロー」はいらないのでは?と考えて、なんとクラスで話し合い、3週間実験的に「マイコップ」を持参してストローをやめてみたそう!
 これをきっかけに、みんなでプラスチック問題を勉強し、更に関心を深めて、練馬区と東京都に給食のプラストローを廃止するように呼び掛けたそうです!

 学校給食の牛乳って、各学校が勝手に業者を決められない。偏りのないように自治体が決めるので、区と都に訴えたわけですね、
 ちなみに、うちの市は今も「ビン牛乳」です。

 たかだかストローかい!と思われた方もおいでかもしれませんが、こういうことが大切なのです。
 アリの一穴、です。

 近い将来、地球の海は、魚の数よりもマイクロプラスチックの方が勝るだろうと言われています。
 この小さなプラを魚がエサと思って食べる、亀がポリ袋をクラゲと間違えて食べる。
その魚などを鳥が食べる、魚のお腹も亀のお腹も、鳥のお腹もプラスチックがたまるので、栄養が摂れない。
 次には魚や鳥などを人が食べる・・。
 既に、私たちの体内からマイクロプラスチックが見つかっています。
 
 海に流れ込むプラスチックは、川から、海岸から船から、人によって捨てられたものです。それが故意であったり無意識であったりしますが、ヒトが行っているのです、

 私は原発とプラスチックは同じように大きな、おおきな問題だと思っています。

 練馬の小学校3年生ちゃん! おばちゃんも頑張るよっ!
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悼む心は強制できない

2022年09月23日 | 雑感

 本日は「秋分の日」で日本中が祝日ですね。

 カレンダーの表示に左右されない日々を、夫婦ともに送っているので、祝日の実感がなかったです・・。

 そんな私も、お彼岸ということはわかっていて、昨日実家のお墓参りに行ってきました。

 不思議な事に、特に信心深いという私ではありませんが、お墓を掃除してお水と花を供えてお線香の香りの中で手を合わせると、何だか気持ちがスッキリ致します。心が落ち着く、といいますか。
 日頃いかにゴソゴソガサガサ生活しているかと思ったりします。

 そんな風に、彼岸にいってしまった家族や先祖を偲んで帰宅しましたら、携帯に電話が。

 議会でさんざんお世話になった、先輩の逝去の知らせでした。

 以前から体調を崩して入院されているとは聞いていましたが、まさか、と思ったのが最初でした。
 次に、何か悲しいというより、一つの時代が終わってしまったような感覚でした。

 ほぼ20年近く会派を組んで、新人の私にいろいろ教えてくれたり、怒られたり、アドバイスをくれたり。ヨチヨチしていた私を成長させてくれました。

 議員は本来、何をすべきか。 どうあるべきか。 基本の部分を学ばせてもらいました。

 今の議会はどうでしょうか。


 彼の逝去を知人たちに連絡すると、みんなが皆、お別れにいきたいと悼む気持ちを口にされました。

 そう。

 死を悼む気持ち。

 一度しかない別れの時を大切にしたい。 そんな気持ちは心の中から出てくるものです。

 決して強制するものではないし、嫌々行うなんてまったく上辺だけの所作でしかない。

 偶然国葬と時期が重なった、現職の先輩議員のお別れ会は、きっと彼の死を心から悼む人々が集うことになると思います。
 
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国民間では「家族葬」が増えている

2022年09月11日 | 雑感
  
 今日はアメリカで起こった、民間機が乗っ取られ超高層ビルに激突し、多くの犠牲者が出た、いわゆる「9.11」の日です。
 前にも書きましたが、私の中学の後輩も犠牲になりました。彼は一旦ビルの一階に降りたのですが、部下を案じてまた階段を上っていき、帰らぬ人となったと聞いています。

 大地震や津波、台風や事故、あるいは病気でも、失われた命への悲しみや口惜しさはそう簡単に忘れるものではありません。何十年経っても。
 存命していた時の姿や様子を想い出すと同時に、明日への命を絶たれた絶望は深い。

 まったく身近な方ではなかったけれど、この方が亡くなるということが想像できなかったのが
イギリスのエリザベス女王です。
 国葬にされるということでそりゃ当然だわ、と思いました。

こうなると何故か、元総理大臣の安倍晋三さんの国葬が、やけに(こんな言い方をしたらとても失礼ですが)薄っぺらく響くのは、私だけでしょうか。

 友人の中には、親御さんの葬儀を「この時期なので」と家族のみで行った、という人が複数おります。家族葬でも心を込めて亡き家族を送ったのです。

 安倍晋三さんの葬儀も、心を込めて自民党葬あたりにしたらどうでしょう。

国民の半数以上が反対している国葬を無理やり行うよりも、心からお悔やみ申し上げたい方たちで送るほうが、安倍さんもよいのでは?と思います。

 国葬にして、森友問題、加計問題、桜を見る会も、まとめて葬ろうとしているのではと、思ってしまう国民が大勢いると思います。私もそう考えてしまう。

 以前、安倍さんが森友学園の色々な疑惑が出た時に、「私の妻が関係しているのなら、私は議員を辞める云々」と発言しましたね。
 あの発言から、あらゆる隠蔽工作が始まったのではないでしょうか。次から次へと。

私は、その時と同じように、岸田総理が冷静な判断もしないうちに「国葬にする」と発言してしまったことから、あらゆる言い訳と横車が始まったのではと思っています。
 これでは下手をすると、統一教会と国会議員の根深い繋がりさえもまとめて葬ろうとしているのでは、とも考えてしまう。

なんて恐ろしい・・。清き一票の価値はどこに行ったのか。

 悲惨な状況で落命されたことは大変残念に思いますが、まだまだ安倍さんの存命中の事どもは追及していかなければ、更に政治不信が膨らんでいくと、私は感じています。

 

 
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未だ戦い止まず

2022年08月16日 | 雑感
 記録的猛暑・・!

 私が少女だった頃(少女だった頃もあるのです!)、気温が30度を超えたらもう暑くてアツくて、母と二人で駅の近くにある喫茶店に避難して、かき氷を食べた記憶があります。

 今、30度なんて涼しい方になりましたね。ヒトの対応能力ってすごいです。


 それにしても、季節に関わりなく、多くの命が失われています。
 コロナで亡くなられる方、観光船で事故にあった方、車に閉じ込められて熱中症で幼い命が失われたり、選挙演説中に銃撃されたり。
 そしてロシアの進撃が続くウクライナ・・。
 老いも若きも金持ちも貧乏も有名だろうが無名だろうがだれでもみんな持っている命は一個。

 ロシアやウクライナも、戦争の歴史は近年も間断なくあり、世界中を見れば至る所で今も流血しているのが現実です。

 そのような中にあって、日本は77年間も戦争をしていない国なんですよね。

 日本国憲法で、戦争放棄を定めたからこそだと思います。
これからももちろん戦争なぞしたくないので、憲法のここは変えないでこのままで。

 ウクライナにおける非戦闘員である市民への虐殺行為や、ロシアの攻撃、反撃の情況をニュースで見て、「ああ、日本もこうなったら大変だから、攻撃能力をつけなきゃ!」
・・と思う方がおられます。

 でも、そうではなくて、凄惨な状況にならないよう、一個づつしかない命を、無駄に失わないような方法を、日本は取っていかなければならないな、と考えて欲しいです。

 考えるのは、国のエライ人ではなくて、みんな、です。だって争いが起これば真っ先に戦場に行かされるのは、エライ人ではなくて「みんな」ですから。
 
 

 
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やはり原発は止めるべき

2022年06月06日 | 雑感

 今日は雨。 かわいいコックさんの日。

 さて私、6月いっぱいで障がい者施設を退職致しますので、今は有給休暇を消化しております。

 一週間に数日出勤して、残務や理事としての役割を遂行しています。

 まだ数日続けての休みに不慣れで、家事も目新しいことに着手できずにいますが、唯一時間がかけられて嬉しいのが、「新聞を読む」こと。

 もともとインドア派で、活字を読むのが好きなタイプです。年齢的に目の疲労があり、以前のようにグイグイ読めませんし、わが娘のように凄いスピードでページをこなせませんが。

 さて。

 やった!と思った記事です。
「泊原発運転認めず」「防潮堤基準満たさず」(6月1日朝日新聞朝刊)
 札幌地方裁判所が北海道電力に対して、安全確保への努力がなされておらず、津波対策の基準不備が解消されていないため、運転の差し止めを言い渡した、との事です。

 どうせ最高裁までには、結論がひっくり返るだろう、なんて考えているとしたらとんでもない!10年間も安全な計画を示さずにいて、即日控訴する神経が疑われます。

 なんだ!と思った記事が。
「島根原発2号機再稼働同意」「来年度にも運転」(6月3日朝日新聞朝刊)
 定期検査で止めていた、県庁所在地である松江市にある原発ですが、原子力規制委員会の審査を通り、松江市の同意も得ていたということで、再稼働が決まったそうです。

 この再稼働に関して、周辺自治体があれこれいう権利はなく、たとえば出雲大社のある出雲市など、30キロ圏内に6市があるそうですが、何かあったら被害を受ける所が何も言えないのはおかしいと思います。

 やっぱり私は原子力発電は早期に止めるべきと思う。
何べんも言うけれど、放射能廃棄物の処理方法が確立されていないのに、なんで稼働するのか。
 福島原発の汚染水を海に30年かけて放出するというけれど、既に全国にある原発の排水は海に流されていて、周辺の汚染が明らかになっています。

 もう、日本は人口が減っていく予測が立っている中で、将来における環境の在り方や経済の方向などを真剣に考えなくてはいけない時だと思うのです。アベさんみたいに「防衛力強化」という狭義的なことではなく、もっと大局的な視野に立って考察しないとダメな時期が来たのだと、私は思っています。

 
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色んなことがありすぎて

2022年05月01日 | 雑感

 あらら、
この間マスクして初詣に行ったと思ったら!

もう5月・・。

 決してボンヤリ毎日を過ごしているわけではないのに、この日々の流れる速さが増しているように感じるのは、年齢的なものでしょうか。

 それにしても、新型コロナというものが世界中に蔓延して、生活がこれほど変化して、
「ああ、自然災害のつぎはこれか・・」と感じた矢先、今度は、ロシアという巨大な国が侵略戦争を始めた。

 もう既に、地球のあちこちで戦争・内戦、政治的宗教的弾圧などによる人命軽視はあるのだけれど、まさか、いきなり「ナチ」呼ばわりして惨劇をおこすとは・・。私のような平和ボケにはとてもショックなことです。

 そして、その凄惨な様子をテレビ画面で観ながら何もできず、更には晩御飯を食べている私・・。
 なんて役立たずで無神経なのか・・。
出来ることは、医療や食料に回る募金と、仕事に行く時のリュックに手製のウクライナ国旗を付けているだけ。

 こんな非力ではあるけれど、少なくとも関心を持って、何かできないかと考えることだけは続けてまいります。

 あ・・。この書き込みも、サボっていたけれど、続けてまいります。
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適切な治療を受けていれば・・

2022年02月07日 | 雑感
まあ! 2022年ももう立春が過ぎてしまいましたね!

 とにかく寒いのが苦手、と言い訳しつつ、久しぶりもいいところですね。

 もういい加減にコロナも収まっているかも、と思っていた2022年。
 だいぶ疲れてまいりました。

 
 私、毎月美容院に行くのですが、うちの近くにはない「本屋さん」に寄るのを楽しみにしております。
 購入したい本を目指して行く時もあれば、何の目的もなくノンビリ書棚を見て回ることも。

 「小さな花の図鑑」「廃炉」「100万回死んだねこ」などもう雑多。
「100万回死んだねこ」福井県立図書館のカウンターで聞いた「覚え間違いのタイトル集」で、久しぶりに涙流して笑いました。「お腹が痛い!」と言って、夫が「どした!」と心配してくれました。

 ふらりと買った「あなたの体は9割が細菌」は、シャレではなくて最近、買った中で大変中身が濃い本でした。
 詳しくはここに書きませんが、人の精神や体質、もっと言うと思考や行動までが、いままで脳によるものと思っていたものが体内にいる微生物によるものだ!とひっくり返された感じです。
 この研究は、いままで解明されていない疾病の治療に結び付くと思います。

 福祉施設で働いているので精神の人や発達障害の人と関わりが深く、その日によって体調が優れなかったり、ちょっとした言葉が気にかかって作業に支障が出たりする様子を見ますと、何とかゆったり明るく過ごせないものかな・・と考えてしまう時があるのです。
 それでも、薬と相性が合って、気分が向上する人も中にはおられる。そんな時は、私も気持ちが明るくなります。

 けれど、先日の新聞を見て心が痛みました。

 37歳の息子さんを、自宅の一室に手足を縛って数か月放置し、死に追いやったというものです。両親と妹さん、そして本人は、どのような気持ちで一日一日を送っていたのでしょうか。
 息子さんは、衣服も身に着けず、排泄物にまみれて亡くなった。
 
 一度は病院に行き、統合失調症の疑いという診断を受けているとのことです。その時治療を始めていれば、悲惨な結末は無かったのでは、と思われて仕方がありません。

 わが家に「精神病」がいる。
何も恥ずべきことではありません。お腹が痛くなれば内科を受診して薬を貰います。
熱が出れば解熱をかけ、骨折すれば繋げる手術をします。精神も、具合が悪ければちゃんと診てもらうのは同じことです。

 うちの施設に通っている皆さんは、投薬管理をきちんと行い、真面目に働いて、何の支障もありません。職員よりよっぽどしっかりしている人や才能のある人がいます。
何も恥じることなく生活しています。

 悲しいのは、一番身近であるべき家族が偏見を持つことです。
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南山の紅葉はこれから

2021年11月20日 | 雑感
 わが家のリビングから見える南山は、来週あたりから色が変わってきそうですが、まだ緑色が主流です。

 寒いのは苦手だけれど、変わる景色は見ていたい。

 先の選挙も、少しは変わるかと思ったけれど。

 でも、若い人達の関心は、確かに高まったと思います。

 「どうせ」と思わずに、これからも選挙権は活かしてほしい。

 水の一滴一滴が、大岩にあなを開けるのです。

 さて。
今関心が集まっているのが、コロナもありますが、そう、国会議員が受け取る

「文書通信交通滞在費」100万円。

 毎月支払われるもので、10月一日のみの出席でも100万満額支給、というのが問題になっていますね。

 私は、この費目の存在自体は否定しません。100万円が妥当かどうかはわかりませんが。

 日本各地から選出された国会議員が全国展開で仕事をするにはそれなりのお金が必要です。
これを議員報酬から出していたら、生活できません。
 議員の報酬は、労働報酬だといっても、実際家庭があり子供がいるとなれば、生活を維持しなければならない。

 稲城市の議員時代、議員報酬以外に「政務調査費(今は政務活動費、かな?)」を年間30万円頂いていました。年間ね。
 まったく額が違うけれど、このお金を何に使っていたかというと、会派の通信や視察、資料購入や議会報告のおしらせ作成費などでした。
全然足りませんが、助かります。これをすべて個人の議員報酬からだすことになると、私の場合、月々マイナスになってしまう。
もちろん、用途は限られていますし、領収書は提出、1円まで報告し、報告書は公開されます。余った分は返す決まり。

 国会議員の場合、今、日割りにする案とかだしているけれど、いやいや、決まった用途内で使った分を、きちんと本当の領収書で申告すべき。使った分だけ受け取るのが当然でしょう。
日割り、という意味が私にはわかりません。

 金銭感覚の麻痺は、そのまま国民の生活から外れた感覚となり、ピントのはずれた政策を作ってしまうことになるんだと、私は想い憂います。

 ごまめの歯ぎしり?!!


 
 
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ガロとかCOMだった

2021年10月30日 | 雑感
 数日前に誕生日が来て、ンン歳になりました。

 ちょうど仕事が休みの日で、ちょっと一駅先に買い物に・・。

 セーターを買って歩いて家まで帰りました。

 とっても良い天気で、持参の水を飲みながら、色付きかけてきた街路樹を見上げたり、マラソンしている人を見たり。

 どちらかというとインドア派で、時間ができると本をよむほうですが、このところ目の疲れがあり、そりゃそうだ、また誕生日が来て一つ年齢を重ねたのですもんね。
・・と思い、長い散歩をしたわけです。京王相模原線の一駅って距離があるのですよ。

 そんな中、私が寂しく思っていたのは、白土三平さんが亡くなった事。

 「漫画家」と紹介される記事がありましたが、私の感覚は「劇画家」の凄い方。
 もうかれこれ50年超(ここで年齢がバレますわ)、わたしの毎月のお小遣いのほとんどが、雑誌の「ガロ」と「COM」に費やされておりました。

 「COM]のほうは、手塚治虫さんとか石ノ森(その時は石森さん)章太郎さんとかが載っていた記憶があります。洗練されたラインで描かれた漫画のカタマリ!

 「ガロ」は鮮烈でした。

 白土三平さん、つげ義春さん、滝田おさむさん、つりたくにこさん、佐々木マキさん・・

 自分の存在があやふやで、自分のいる世界が不安定で、何をどう信じていいのか分からない。そんな私にとって、様々な境遇や違う時代、多種多様な生き方や物事の捉え方を示してくれたのが、「ガロ」だったと思います。

 白土三平さんの描く「カムイ伝」「カムイ外伝」は、まだ中学生の私には残酷な場面がありましたが、身分差別のありようを、いろいろな角度から教えてもらったように思います。

 それが、物事を考える時の姿勢に繋がったのかも、と思っています。

 まだ本棚の隅に数冊、友人に貰った「ガロ」があります。(私が買ったものは、母の命令で処分となりました。二階の私の部屋にある、大量の雑誌が重くなり、一階の戸が動かなくなったため!)

 近いうちに、また、読んでみようかな、と思っています。

 こうしてみると、年ばっかりとったけれど、あんまり成熟していないようです。

 でも、ということはまだまだ「のびしろ」があるってことですよね!

 
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まだ夜も半袖

2021年10月10日 | 雑感
 9月になって驚いているうちに、10月も10日、ですか!

 ちょっと昔は「体育の日」でしたね。

 今年の早々カレンダーは11日が「スポーツの日」と、体育の日の名残りがあったけれど、今年はその日さえもお引越ししてしまって、平日になってしまいましたね。
 間違えて休まないで、と、うちのメンバーさんたちに話しました。

 さて、今年の「ノーベル物理学賞」が、気候予測の第一人者の真鍋淑郎先生に決まりましたね。

 これをきっかけに、少しでも多くの方たちが、地球温暖化の問題が自身の問題であると思ってくれると良いな、と思います。

 新しい総理大臣、岸田氏の所信表明を読むと、総花的であるのは当選された経緯からして仕方ないとしても、もう少し、環境問題に重きをおいた内容だったら良かったな、と感じました。

 広島のご出身ですので、是非、核廃絶に日本も真剣に取り組むようにしてもらいたいですし、経済成長に尽力されるのは良いけれど、取り残されてしまっている人たちを、更に置いてけぼりにしないようにしてもらいたい。

 え~と・・。

 考えてみれば、私がごみ問題に気が付いたのが、かれこれ40年前(もうそんな前!)
人は生まれた途端に「消費者」となるんだ、と。消費者となるからには、生産から廃棄までの流れに直接関わるんだ、と。生まれたばかりの子どもを抱っこして思いましたの。

 でも、実際に環境運動に関わり始めたのは、それから4年くらいたってから。
今は亡き友人に出会って、彼女に色々教えてもらって、原発や異常気象や環境汚染の問題に取り組むようになった次第です。

 でも、真鍋先生は遥か私が生まれる前から、既に取り組んでおられたのですね。


 夏の異常な暑さ、大雨・・・災害は今殆どが人災といわれています。

 先日の関東の地震はまた違う、地球の呼吸のようなもので、人類が防ぐのは困難だとは思いますが、CO2の排出削減には取り組める。

 環境改善と、それから人権尊重は、幼い時から学んでほしい。

 心配なのは、初当選時に「平民のみなさま」と挨拶されたり、同じ自民党にいらした有能な方の出自を話題にして「身分からして総理にはなれない」というように、差別的な思想をお持ちの方が、副総理になったことですわ。


 

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[盛土」と聞くとチクリとする

2021年07月10日 | 雑感

 梅雨もあと少しで明けるとのことですが、まあ、今日は・・暑い!

 熱海市の土砂災害で救助作業をされている人たち、どれだけ汗を流しておられることか。

 未だ不明の方たちを、一刻も早くご家族の元にと思いながら動かれている様子が伝わります。

 「盛土崩壊」

 この言葉を聴くと胸に何かが刺さる感じがします。


 稲城市の京王よみうりランド駅と稲城駅の南側に位置する南山。

 稲城市最後の「緑の山」の東側は、今、きれいな住宅が並ぶまちになりました。

 ランド駅近くの50m近い崖が、高盛土工事で斜面上に開発され、以前の景色は一変しています。最新式の「サンドイッチ工法」での工事だそう。

 稲城市は「稲城砂」という、乾いて固まっていると強固だが、湿ると崩れやすいという性質の層が多く、南山のその場所も関東ローム層と稲城砂で形成されています。
 工事方法は、材質の違う土をサンドイッチのパンと具のように重ねていき、間に給水シートを挟んでいく。そして、その層を垂直に貫くように「排水パイプ」を仕込み、排水する仕組みとする、というものです。工事中雨がふってきたら工事を中断し、シートをかぶせて水がはいらないようにする、との説明も受けました。

 一体、その仕組みはどのくらいの期間有効なんだろう。稲城市は、そのメンテを行う費用を確保し続けられるのか、と、不安な気持ちの整理が未だつきません。

そのようななか、広島市では水に弱い「まさ土」が豪雨のために緩み、土砂災害が起こってしまった。
 そして今度はまさに熱海市で「盛土」が雨で崩れて住宅を押しつぶしてしまう。

 2020年に東京都が公開した「東京都における盛土工事数」を見ると、
三多摩地区で1435か所あります。
 そのうち八王子・町田・多摩・稲城各市の盛土箇所は1375か所です。
 これは場所から言っても、多摩ニュータウンの造成工事によるもの。
 もともと丘陵地に住宅を建てるわけで、平らにしなければならない。
 山や丘の間にある「谷戸」などを埋めて平らにしたのですね。

 稲城市におられた映像作家・・故浜田英夫氏がその埋め立てられていく谷戸の様子を、フイルムに残されています。

 もちろん、どの盛土も危険だ!と、言っている訳ではありません。

 しかし、大地は動くものです。
 不自然な開発工事は、どこかで歪みがくる可能性が高い。

 穴を深く掘る。
 広範囲に素早く整地できる。
 高く高く積み上げる。
そんな技術がどんどん高度に出来るようになってきて、すごいかもしれないけれど、周囲の安全への配慮と、長期的に考える慎重さをないがしろにすると、忘れた頃に悲劇が起こる可能性があることを、肝に銘じて取り組んでもらいたいと、切に思います。

 
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