藤原愛子の日常茶飯事

前稲城市議・藤原愛子のもろもろな日々

ガロとかCOMだった

2021年10月30日 | 雑感
 数日前に誕生日が来て、ンン歳になりました。

 ちょうど仕事が休みの日で、ちょっと一駅先に買い物に・・。

 セーターを買って歩いて家まで帰りました。

 とっても良い天気で、持参の水を飲みながら、色付きかけてきた街路樹を見上げたり、マラソンしている人を見たり。

 どちらかというとインドア派で、時間ができると本をよむほうですが、このところ目の疲れがあり、そりゃそうだ、また誕生日が来て一つ年齢を重ねたのですもんね。
・・と思い、長い散歩をしたわけです。京王相模原線の一駅って距離があるのですよ。

 そんな中、私が寂しく思っていたのは、白土三平さんが亡くなった事。

 「漫画家」と紹介される記事がありましたが、私の感覚は「劇画家」の凄い方。
 もうかれこれ50年超(ここで年齢がバレますわ)、わたしの毎月のお小遣いのほとんどが、雑誌の「ガロ」と「COM」に費やされておりました。

 「COM]のほうは、手塚治虫さんとか石ノ森(その時は石森さん)章太郎さんとかが載っていた記憶があります。洗練されたラインで描かれた漫画のカタマリ!

 「ガロ」は鮮烈でした。

 白土三平さん、つげ義春さん、滝田おさむさん、つりたくにこさん、佐々木マキさん・・

 自分の存在があやふやで、自分のいる世界が不安定で、何をどう信じていいのか分からない。そんな私にとって、様々な境遇や違う時代、多種多様な生き方や物事の捉え方を示してくれたのが、「ガロ」だったと思います。

 白土三平さんの描く「カムイ伝」「カムイ外伝」は、まだ中学生の私には残酷な場面がありましたが、身分差別のありようを、いろいろな角度から教えてもらったように思います。

 それが、物事を考える時の姿勢に繋がったのかも、と思っています。

 まだ本棚の隅に数冊、友人に貰った「ガロ」があります。(私が買ったものは、母の命令で処分となりました。二階の私の部屋にある、大量の雑誌が重くなり、一階の戸が動かなくなったため!)

 近いうちに、また、読んでみようかな、と思っています。

 こうしてみると、年ばっかりとったけれど、あんまり成熟していないようです。

 でも、ということはまだまだ「のびしろ」があるってことですよね!

 
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