アリュールには、それぞれの子供の年齢に合わせたアクティビティが充実しています。
11歳まではキッズクラブがあり、専門の児童教育を受けた専属のスタッフが充実したプログラムを提供してくれているようです。
12歳から17歳まではティーンエイジャークラブというのがあって、うちの子は2人ともここに属することになります。
が、アメリカ人の15歳前後の子たちって、めちゃくちゃ大人っぽいのよね。
とても中学生には見えない色っぽい女子や、背が高くてかっこいい男子。
そんな「オトナなティーンエイジャー専用ラウンジ」というものがありまして、そこは本物の大人は立ち入り禁止ゾーンです。
ちらっと見ると、オトナなティーンエイジャーたちが寝転がって談笑してりしていて、まるで映画の中のようです。
そんな中に、幼い、全く英語をしゃべれない日本人が入っていけるわけもありません。
小学校低学年くらいまでなら言葉なんて通じなくても何の抵抗もなくキッズクラブに行き、ふつうにアメリカ人と友達になっちゃったりできるんでしょうけど、中学生ともなるとさすがに理性が先に来てしまい難しいですね。
ラウンジはさすがに敷居が高すぎますが、ティーンズドッジボール大会とかバスケット大会とかなら参加してみたら、と言っても、同じくらいの年齢のはずだけど3回り程大きな子たちを見ると、やっぱりおじけづいてしまい参加できませんでした。
シアターでは毎日午後3D映画も上映していたんですけど、
「英語だからわからないから行かない…」
と映画も見ることができず。
やっぱり英語ができたら子供たちはもっともっと楽しめたと思うんです。
と、なかなかアメリカ人の中に飛び込んでいくことができなかった2人ですが、最終日の午後、ティーンズクラブでなんと
「Nintendo Wii Smash Brothers Competition」
なるものが開催されるのです。
これは我が子2人がこよなく愛し、毎日のように家でプレイしている 「スマッシュブラザーズ」
略して 「スマブラ」!!!!!
そうよ、ここは日本人代表として、日ごろ鍛えたゲーマーの腕を披露する絶好の機会じゃないの!!!
最初2人はちょっと躊躇していましたが、とにかくティーンズラウンジに放り込み、私はしばらくラウンジの外で様子をうかがっていました。
2人はどうしたらいいかわからず戸惑っていたようですが、マリリンがなんとかかんとか頑張ってゲーム大会にエントリーして参加できたようです。
それを見届けて、私は写真屋に行き、じっくり写真を選び、それから部屋に戻って読書。
結構な時間たっても、2人は帰ってきません。
もうすぐディナーの時間になるな~と思ったころに、まずティガーが1人で部屋に戻ってきました。
かなり興奮状態で、
「マリリンが英語でエントリーしてくれたんだ。
日本人っていったら、みんなが オォ~~~って言ってくれた!
オレ、なんと一回戦で負けちゃったんだよ。
マリリンは準決勝まで進んだけど負けちゃった。
マリリンがコントローラーが日本のとちょっと違って困ってた。
あれがなければ勝てたかもね。
オレが負けた相手とマリリンが負けた相手が決勝戦だったから、俺たち意外と惜しかったかもしれないな。
オレもミスしなかったら、マリリンと決勝戦で姉弟対決だったかもしれないのにな。」
などなどいつになく饒舌です。
しばらーくするとマリリンが帰ってきました。
マリリンは絵をかくのが上手なので、日本のアニメの絵を描いてあげたらえらく感動されたらしく、そこでずっと絵を描いたり交換したりして同じ年くらいの男の子と仲良くなったようです。
その彼からは 「Naruto」の絵とともに、メールアドレスをもらっていました。
そして、なんとなんとなんと
どういういきさつかは知らないけど、その場がとっても盛り上がり、なぜかその彼と抱き合い、なぜかその彼がほっぺにチューしてきたんだって!!!
「だから私もチューし返してやったぜ!!!
あっ、ほっぺだから心配しないで。
そしたら、みんながヒューヒューって盛り上がってさあ、楽しかった~~~!!」
って…?
マリリン、そういう子だった…?
そんなオトナな経験、ここでしちゃった?
クルーズ最後の日になんとも大胆衝撃的なマリリンでした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます