部屋の前には、レシートがはさまれています。
我が家は1枚でしたが、5-6枚くらいの分厚いレシートの方もいらっしゃいます。
クレジットカードは登録してあるので、精算などはする必要はありません。
そうそう、チップですが、最終日に直接手渡しすることもできますが、定額のチップで納得なら部屋付にすることもできます。
部屋にチップの用紙が配られるので、レストランのウエイター、アシスタントウエイター、ヘッドウエイター、キャビンアテンダントそれぞれの定額チップでよければサインしてゲストリレーションに提出すると、こちらのレシートに加算されます。
我が家はこれにサインして定額チップにして、すっごく良くしてくれたキャビンアテンダントさんにはさらにもうちょっと手渡しでチップを差し上げました。
夜の11時までにスーツケースを部屋の前に出しておかなければなりません。
ちょっとずつ片付けてはいたけど、何しろ荷物が多いので、まだまだ詰め込まなくてはならないものがたくさん。
4人でなんとかかんとか形にして、ほっと一息ついたところで、夫と私は最後の夜をジャズで締めくくるべく、ライブハウスに出かけました。
船内には素敵なバーがたくさんあって、ライブ演奏もいたるところでやっています。
毎日忙しくって、夜になると疲れて寝てしまったりして、なかなかバーに来ることができなかったので、今晩はカクテルでも飲みながらジャズを聴いて、素敵な夜を過ごすことにしました。
これが最後の夜かと思うと寂しいような気もしますが、もう十分満喫したので思い残すことはないかな。
お酒飲んでほろ酔い気分。
ジャズの演奏も素敵で、とってもいい気分。
ロイヤルプロムナードも最後の夜を完全燃焼すべく、バーはどこも満員です。
夫は
「じゃあ、これからカジノに行くね。」
私はあんまりにもいい気分だったので、機嫌よく「いってらっしゃ~~い」と見送り部屋に戻りました。
そこで、はっと我に返りました。
荷物、出さなきゃ!!
ここまで夫と一緒にやればよかった…。
でもいいわよ、1人でやるわよ。
今日と明日の朝使うものだけ残して、最後にこまごましたものを詰め込んで、スーツケースをしめて、タグをつけて、廊下に出さなくてはなりません。
(我が家は⑥というタグ。 下船日の予定をかんがみて、早目の下船時間を選択したのでこんな早い番号です。80番くらいまであるみたい。)
で、最初のスーツケースを引きずって、廊下に出した瞬間、
バターン…
あっ!!!
無情なロックアウト。
私、裸足のパジャマ姿で廊下に取り残されてしまいました…。
子供たちは部屋にいるんだけど、もう爆睡しているので、ドアをバンバン叩いても起きるわけもありません。
階段の踊り場に内線電話があったわ。
そこまでならこの格好でも行けるか…?
こそこそっと走って階段まで行き、部屋に電話するも、うちの子は目覚まし時計がどれだけ大音量でなっても決して起きないので、電話ごときで起きるわけもなく…。
仕方ないので、ゲストリレーションに電話して助けを乞いました。
「ではゲストリレーションに来てください。 仮のカードを発行します。」
いやいや、この格好じゃあ無理。
では、係の者を行かせます、と言うので、部屋の前で待つことにしました。
すっぴんだし裸足だしパジャマだし、恥ずかしくって、部屋の前で体操座りしてうずくまっていると、通る人がみな
「Are you OK?」
全然オッケーじゃないんだよっ。
係の人も下船の準備で忙しいらしく、なかなか来てくれません。
あー、なんで子供が起きないんだ?
なんで夫はカジノに行ってるんだ?
なんで私はカードを持たずに部屋を出たんだ?
なんでドアを別のスーツケースで押さえておかなかったんだ?
他の部屋の人々が次々にスーツケースを廊下に出してるんだけど、みんな賢くて、ドアを開けると、鍵をかけた状態にして、出っ張った金具でドアがしまらないようにしてるのよ~。
どうして私はそういう知恵がなかったんだ?
1人で悶々としていたら、やっと鍵を開けてくれました。
最後の夜に恥ずかしい失敗をしてしまいました…。
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