「そのとき」
私はカレーを作っていました。
「すぐに収まるさ」と思っていたらどんどん激しくなるので、のんきに寝ている犬のクレンをひっつかんでテーブルの下にもぐりこみました。
ティガーは学校にいました。
授業が終わってから校庭で遊んでいたら地面が揺れ始めて、校舎がグニャーっとして見えたそうです。
先生が「校庭の真ん中に集まれ!!」と叫んで走って集まるときに軽くパニックになって転んだそうです。
学校から家までは1分なので、震えながら転がるように帰ってきて、
「クレンはっ???」と叫んで、それからずっとクレンを抱きしめて離しませんでした。
我が家は停電はしなかったので、2人で食い入るようにテレビを見て、東北の未曾有の被害状況や、新宿や渋谷にあふれかえる帰宅難民の方をみて、うち震えておりました。
夫は会社。
電車が復旧するのを待って、深夜に帰宅することができました。
マリリンは学校。
帰宅は無理という判断で、学校に泊まりました。
翌朝、電車の運行状況と安全を確認して、同じ方向の人と下校班を作って帰って来ました。
近所のマリリンと同じ年の女の子がうちに避難してきました。
彼女のご両親は都心で働いていらっしゃるので、余震もある中1人で家にいるのはあまりにも心配なので我が家でお預かりすることになったのです。
彼女のお父様が朝やっと帰宅することができて、朝方帰って行きました。
テレビで恐ろしい地震と津波の被災状況を見ても、これが現実に起こったことだとは受け入れられずにいます。
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