車の中からナポリの街を眺めて、いよいよポンペイ遺跡に向かいます。
でもその前に腹ごしらえ。
団体さん向けの広いレストランでずらーっと並んでいただきます。
大皿で出てくる料理をウエイターさんが取り分けてくれます。
ツアーのレストランだし、どうせ美味しくないだろうと思っていましたが、意外にもおいしかったです。
レストランはポンペイ遺跡の真ん前にありますので、歩いて移動します。
入り口はいくつがあるようですが、私たちが入ったところには、まず円形の劇場がありました。
普通、遺跡って言うと、昔のお城だったり偉い人が住んでいた豪邸だったりすることが多いのですが、ポンペイのすごいところは、普通の人たちが普通に生活していた普通の街がそのままの姿で残っていることです。
美しく整えられた道路。
いまそのまま使ってもおかしくありませんね。
私がテレビで見て、一番感動したのは、この「横断歩道」
石が飛び石に置かれていますよね。
この石と石の間のところは馬車が通るんだって。
すごくない?
そんなところまで計算されて造られた横断歩道。
それに、歩道は道路より1段高く作られているのはわけがあって、大雨が降ったときには、道路が川のようになっても人は歩道を歩けるようになってるんだって。
これまた計算しつくされた都市計画。
2人で覗き込んでいるのは、
「水道管」
ここだけむき出しになっていますが、この水道管が町中に配管されています。
日本がやっと弥生時代になろうかというころ、街の中に水道管が通っていたって、すごすぎますよね。
ただ、これ鉛でできているので、
「原因不明の病」に侵された市民も多数いたらしいですが…。
街中にはこんな泉があります。
蛇口のところのお顔のレリーフは、いろんなのがあって、おもしろいです。
こういう遊び心にも生活に余裕を感じられます。
で、蛇口右側の石のヘリがつるつるになってくぼんでいるのがわかりますか?
みんなそこに手をかけて水を汲んだり飲んだりしていたから、つるつるに削れちゃったんだって。
水汲みに来て、そこに手をかけてお水を飲んで、井戸端会議をするおばちゃんの姿が目に浮かびます。
こんな路地裏では子どもたちが走り回っていたに違いありません。
街にはたくさんの酒場があって、これはワインの壺。
こういうところで一杯ひっかけて、劇場にでかけたり、大浴場でのんびりしたりしていたんでしょうね。
こちらが大浴場。
大きな浴槽はもちろんのこと、ミストサウナも完備。
さらにすごいのは、壁に温水の管が通っていて「セントラルヒーティング」になっていること。
いやあ、ここまでいたれりつくせり。脱帽です。
ほとんどの建物が2階建てだったようですが、降り積もった灰の重みで2階部分が残っている家はほとんどありません。
これも復元ですが、こんな感じの立派な建物だったようです。
で、ちなみにこのわざわざ復元された建物はなんだったかというと…。
いや~ぁん、未成年者立ち入り禁止よ。
港にやってくる船乗りさんたちの憩いの場とでも言っておきましょうか。
この建物の中には、こんな生々しく色鮮やかな壁画が当時のままたくさん残っています。
街の中心にある大広場。
奥には、雲がかかったヴェスヴィオ火山が見えます。
あの火山の噴火によって、一瞬にして動きが止められてしまった街、ポンペイ。
あまりに突然すぎて、その現実を受け入れられなかったかのように、街の魂はそのままこの場に残ってしまったんだと思います。
そこにあるのは石でできた家や道路だけなんだけど、人々の笑顔や会話や息遣いが聞こえてくるようなんです。
ポンペイは思っていたよりも敷地も感動も大きかったです。
この1日ツアーはMY BUS 主催で
申し込みはAlan 1 からしました。
気軽に行けて、日本語でしっかりとした説明も聞けて、お勧めの1日ツアーです。
ついに待ちに待った、ポンペイレポ♪、
なのに、えびふらいさん、、、
記事と写真が連動していないのが、、、、(:-:)
あれ?
写真と記事がずれちゃってますか?
写真のサイズを変えたらなんだかおかしくなっちゃったのかな。
一応、なんとなくは合わせているのですが、パソコン使いが下手なのでうまく修正できないんです。
すいません…。
でもとにかくポンペイは想像以上にすごかったです。
今でもきっと魂だけそこに残った人々がその当時と同じ生活を送っていると思います。
そんな普通の生活をのぞき見ちゃった感じがします。