今日の予定は、午前中→知床五湖散策。 午後→知床観光船。
網走から知床に向かう途中、湿地が広がり、素晴らしい景色を見ることができます。
私、「ラムサール条約」って言葉に弱い。
ラムサール条約って、湿地を守るための条約で、有名な釧路湿原はもちろんラムサール条約登録。
去年、ティガーが受験で、なぜか私まで(というか、私の方が)必死に地理を勉強していたので、実はちょっと詳しい。
だから、その時に覚えた単語が出てくると心がときめくの。
例えば、
*サロマ湖 → ホタテの養殖日本一 大きさ第3位
*知床 → 世界自然遺産 他には 白神山地(青森県) 屋久島(鹿児島県) 小笠原(東京都)
(小笠原は、ティガーが受験の年に世界遺産指定されたので、受験重要単語でした…)
*根釧台地 → 根室から釧路にかけての台地。
寒流の千島海流と季節風の影響で、夏でも気温が低く濃霧が発生。土地は泥炭地で作物は育たない。そのため、政府主導で客土を入れて土壌改良。パイロットファームという巨大農場を造り、酪農を始めた。
などなど、何でも聞いてちょうだい。
ちょっとした知識自慢をしたところで、ここはラムサール条約湿地ね。
こんな木道が整備されていて気持ちいい。
けど、あんまり人は来ないみたいね。蜘蛛の巣だらけ…。
こんな地平線が見えるのに。
カメムシだって、キレイよ。
(黒とオレンジのシマシマ)
こんな一本道をひたすら走っていくと、斜里に到着。
いよいよ知床に入っていきます。
斜里からウトロに向かう海沿いの道に、突然現れる 「オシンコシンの滝」
道路沿いにちょっとしたパーキングエリアがあるんですけど、道路からも見えます。
カメみたいな岩山。
オホーツク海を左に見ながら知床半島を走ります。
ウトロの町を過ぎて、知床五湖に向かうワインディングロードは緑が深くて、爽快なドライブを楽しめます。
知床五湖の駐車場に着くと、
「今日はヒグマが目撃されているので、行けるのは木道が整備されている一湖のみです。」
と言われました。
こちらは最近の日経の記事ですが、今年は特にヒグマが知床五湖付近に現れるようです。
そっかぁ、五湖回るハイキングコース楽しみにしてたけど、仕方ないね。
などと話していたら、突然、
「今から五湖コースオープンします」
ラッキー♪
一湖だけなら、ヒグマが近づけない木道が整備されているので、いつでも気軽に行けるのですが、五湖周回コースを歩くためには、「登録料」を払って、ちょっとしたレクチャーを受けなくてはいけません。
ヒグマに遭遇したらどうするか。
それより、ヒグマと遭遇しないためにはどうするか。
知床の自然を守るための心構え。
など15分程度のビデオを見て、レンジャーからの説明を受けます。
散策路の入り口では、外来種などが入り込まないように、服と靴の底をブラシでゴシゴシ。
遊歩道には、お菓子や甘い飲み物は持ち込み禁止。
飲み物はお茶か水のみです。
甘い匂いに敏感なヒグマが寄ってきたら大変ですからね。
ヒグマに人間の存在を知らせるために、大きな声を出したり、手をたたいたりしながら歩いていきます。
最初に現れる五湖。
大木の中をのぞいたら…
空が見えました。
二湖から見る知床連山
今まで鬱蒼とした山道を歩いてきたのですが、一湖まで来ると、急に視界が開けます。
高架の木道は、とっても気持ちいい。
五湖周回の遊歩道は一周90分(我が家は急ぎ目で60分くらいでしたが)かかるし、歩くのはちょっとなぁと思う方は、この一湖の木道だけで十分知床の雄大さを感じることができると思います。
エゾジカのファミリー。
のんびりゆったりこの贅沢な景色を眺めていたというのに、
遊歩道に入る前にちゃんとトイレに行かなかったティガーは、木道を全速力で走り去っていきました。計画性のない男です。
午後からは観光船に乗るので、時間配分など考えて、ここでお昼ご飯を食べることにしました。
もはや、このブログ定番の
「ティガー、ハンバーガーに食らいつく図」
こちらは知床名物「エゾジカ メガバーガー」
エゾジカだけでもびっくりですが、このサイズは衝撃的です。
普通の4倍サイズ。明らかにティガーの顔より大きい。
あとは、「エゾジカカレー」 とか 「コケモモソフトクリーム」 とか、 どれもこれおいしかったですよ。
知床五湖散策、お時間がない方は一湖だけでもいいので、知床に行ったら、MUST GO!! です!!!
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