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家族旅行よりママ友旅行が増えてきました。

台湾女4人旅 5 キヨシと阿娥水餃

2015年02月03日 | 2015年1月 台湾

16時過ぎにホテルに戻ると、スクート航空(14:40 桃園空港着) でやって来たコロンとモカが

私たちの隣の部屋で寛いでいました。

 

私はモカと会うのは、約10年ぶり。

幼稚園の年少のときは、いろいろお世話になったのですが、卒園後はお会いする機会もなくて…。

でも、久しぶりにお会いするモカは、相変わらず細くてかわいらしくて、全然変わっていませんでした。

コロンとは、よく会っているんだけど、こうして台北のホテルで会うなんて、なんだか感激。

しばし四人の再会で盛り上がり、じゃあ、夜ご飯を食べに行こう! と言うことになりました。

 

今日の夜ご飯は 「台北食べ歩き」 ってことで、4人で歩き回って、ちょっとずついろいろなものを食べよう!

 

まずは、最初の目的地 「阿娥水餃」 に向かいます。

 

ホテルからタクシーに乗って、ホテルの前の大通りをずーっと東にまっすぐ行ったところにあります。

 

で、ホテルの前に止まっていたタクシーに4人で乗り込みました。

(私がお財布担当なので、私はいつも助手席に乗ります。)

 

タクシーに乗り込むと、カーステレオからは、日本の演歌が聞こえてきます。

どうやら、運転手さんは、日本の演歌が大好きみたい。

ダッシュボードのところには、日本の演歌のCDが20枚近く置いてあります。

 

運転手さん、にっこにこしながら、

「オジシャン、ウタ、ジョージュネ~~~」 

とカタカナ日本語で自分が歌がうまいということをアピールし始めました。

そして、運転しながら、ごそごそなにやら探し始めたの。

ちょっと、ちょっと、ちゃんと前見て運転してよ~~。

 

CDを何枚も手に取り、これじゃない、これじゃない、あっ、これだ!!!

と意中のCDをカーステレオにぶち込みました。

 

ん?

んん?

こっ、これは?

もしかして????

 

聞き覚えのある前奏が流れ始めて…

 

ずん、ずんずん、ずんどこ♪

 

キターーーーー、まさかのキヨシ、キターーーーー!!!

 

もう、これがかかったら、叫ぶしかないでしょ、

♪ずん、ずんずん、ずんどこ♪ キヨシっ!!!

♪ずん、ずんずん、ずんどこ♪  キヨシっ!!!

 

おじさん、鼻の穴全開で、大声で歌い始めます。

 

♪風に吹かれて、花が散る~~~♪  パパヤ

♪雨に濡れても、花が散る~~~~~♪ パパヤ

 

おじさん、相当歌いこんでるな。

さっきまでのカタカナ日本語じゃなくて、 平仮名漢字を駆使した完璧な日本語で

こぶし回して、朗々と歌い上げ。

私も、「パパヤ」 と  合いの手を入れずにはいられません。

 

キヨシ、暗譜している一番を歌いきります。

 

♪そっと目くばせ チャーシューを

いつもおまけに2・3枚♪

 

はいっ

♪ずん、ずんずん、ずんどこ♪ キヨシ!!

♪ずん、ずんずん、ずんどこ♪ キヨシ!!!

 

タクシーの中は、キヨシワンマンショー!!

4人で大爆ショー!!

ああ、だれか 「キヨシのうちわ」 持ってきて~~~~!!

 

後部座席のコロンが動画を撮ってくれたのですが、そこがタクシーの中とは思えない超盛り上がり。

 

お目当ての 『阿娥水餃』 までは、10分もかからない距離ですが、

ものすごい濃厚な時間を過ごさせてもらいました。

 

 

今、思うと、キヨシ(運転手さんのことですが)は、純粋に日本人に自分の十八番を聞いてほしかったのか、

あるいは、日本人にこれをやれば、ここまで盛り上がることを知っていて、

私たちを喜ばすためにわざわざ歌ってくれた確信犯なのか…。

 

 

 

多分、前者…。

 

 

お腹が痛くなるくらい笑って、『阿娥水餃』 に到着。

 

ここでは、水餃子1個6元を8個と、牛肉麺を頼みました。

 

牛肉麺は頼むつもりなかったんだけど、さすがに餃子1人2個ずつ、48元(200円以下)は悪い気がしたし、

先ほどのお茶屋さんで、台湾では絶対牛肉麺食べて!!

と言われたので、牛肉麺とはどんなものか味見です。

 

名物の水餃子は、店先に無造作に置いてある、酢や唐辛子や醤油でタレを作って、いただきます。

皮はプリプリで、具はジューシー。

1個6元(24円) ですが、結構大きいし、皮がしっかりしているので、2個食べると、そこそこ満足。

(これからいろんなもの食べるので、ここでは味見程度ね。)

 

牛肉麺は、八角の風味が効いた、パンチの強い味。

最初は、クセがあって、 「うーん? これはおいしいのか?」

って思うんだけど、慣れてくると、なんだかクセにある味。

牛肉は、やわらかく煮込んであり、箸で切れるくらい。

 

日本では味わえない、初めての味に、ちょっと感動。

 

お店は、いかにも、台北の路地にある食堂。

 

きっと、すごく美味しかったんだと思う。

けど、キヨシのインパクトが大きすぎて、この店のことはあまり印象に残らなかった…

恐るべし、キヨシ…。