蒼穹のぺうげおっと

-PEUGEOT in the AZURE- マンガ・小説・アニメの感想を書き流すファフナーとエウレカ好きのサイトです

今週のジャンプ 23号 感想

2005-05-10 13:17:28 | ジャンプ感想
連休明けのジャンプということで随分久しぶりな感じなんですが、今週は身体的にダメージを受けていることもあって、いつにも増して薄~い視点での感想に拍車がかかっています(なんですかそれ)。
簡単に言うと女の子にしか目がいってませ(殴)。

■ビコ
ビコですよ、ビコ。ビコビコ。
女の子ですよ、ビコ。
つか、ビコビコうるさいですね、自分。
つか、タイトル「ビコ」じゃなくて「ムヒョとロージーの魔法律相談事務所」だから。

・・・何故にこの設定を乙女ロージーで発揮してくれなかったのか・゜・(ノД`)・゜・。
#結局それが言いたかっただけです、自分。

■ブリーチ
今週は隊長格揃い踏み、壮観!!みたいな感想を書こうと思ったのですが、僕の興味は違うところにあるみたいです。
ルキアですよ、ルキア。
あー、何かもうルキアイイよ、スゲー良い。
兄様・・・(と言ってぎゅっと白哉を引き寄せる)、このシーンにやられました。
ルキアの極大ブラコン指数にノックアウトです。
もう今週のジャンプの一番はルキアか、首が一回転する弥子ちゃんかというところです。

あと夜一、砕蜂セットもよきかなぁ~みたいな感じで掴まれました。

藍染隊長の余裕は何でしょうね。
まだまだ隊長格が裏切ったりするるんすかね?
個人的には浮竹隊長に裏切って欲しいっすね。
それで京楽隊長と二刀流対決、これが見たいっす。

それにしてもルキア良かっ(しつこい)。

■D.Gray-man
僕は常日頃からリナリーたんに蹴られたいと思っている、というかそういうことが渦巻いてます(挨拶)。
ということで久々のリナリーたん分が補給できたので、つやつやです、自分。
つか、一瞬クロたん死んだ!?とか思ったですよ。

■ネウロ
前述の通り、今週のジャンプはルキアか首一回転弥子ちゃんに限るわけですよ。
ほんと面白いですね、弥子ちゃんは。
#例によって推理部分はスルーしてますけど、それでも十分楽しいです。弥子ちゃんが。

■いちご
西野イベントをスルーしてるところに凄さを感じますが、それは割り切ったとしてですね、今週はこの人です。
美鈴。
美鈴、最高です。
ちなみにたかすぃさんの人気投票では美鈴に一票入れていることは内緒です。
もう、プンスカ言ってる美鈴最高です。
東城弟は見る目ありますね、でも渡さないけど(ヲイ)。

■Waqwaq
終盤終わらせるべくして終わらせた感が漂っていましたが、このラストだけは最初から考えていたんだろうなぁと思います。
個人的には打ち切り傾向に入った段階で「シオの願いがこの世界の再建とか抜きにして神様の命を救うためだけに使われたら満足」と思っていたので、もったいない感はあれどこれで満足。
WaqWaqの世界が現代から続く同じ時間軸の延長であるならば、シオの願いは結果としてまた同じ未来を紡いでいくことになるんだと思うけど、ニーチェ(『ツァラトゥストラはかく語りき』)を意識している部分も随所にあるんで、それはその中で出てくる「永劫回帰」の考えにも帰結するわけで、最初と最後は合わせたかったんだろうなと思います。
この作品の一番の敗因は女性防人が出なかったことだと思います(断言)。
#つか、そういう締めかよ、自分。
#いや、今週は女性にこだわりたかったの(言い訳)。

フジリュー先生、次回作はウルジャンあたりで思いっきりやってみたらいかがでしょうか?
次回作期待しております。

交響詩篇エウレカセブン 第4話「ウォーターメロン」 感想

2005-05-10 01:30:00 | エウレカセブン
ぎゃー、OPにさりげなく新カット入ってるー!!脚本だけでなく演出もやってくれるよなぁ、と今回も楽しませてくれたエウレカセブン。
第1話から第3話までで少年の旅立ちを描き、第4話では新しい世界(現実=社会)への戸惑いを描くというのは王道だし、非常にスムーズですよね。
またレントンの戸惑いが個人的にはノスタルジーに浸れる部分だし、だからこそきちんとした成長物語のステップを丁寧に描いてくれているところが嬉しいですね。

■意外と大人でちゃんと子供なレントン
普通のヘタレ主人公(普通のヘタレというのも何ですが)だと思われがちなレントンですが、意外なところで大人の理解を見せる一方で、ちゃんと子供らしい面も見せてくれる、またこの悩みがいい感じに感情移入させてくれるわけで、いいキャラに育っていきそうな気配が漂ってますね。

まず意外と大人な部分ですが、

僕は修行の身だ
父さんの形見のアミタドライブを見守らなきゃいけない
これがどうなってしまうのかを見届けること
それが僕を送り出してくれたじっちゃんへの恩返しになるんだ


つか、ここ個人的にかなり奮えてしまったんですが第3話の感想でこういう義務感を負っているはず、みたいなことを書いたのですが、ストレートに語ってくれたことが嬉しい、というかこういう表現がこの作品の理解のしやすさに繋がってるんだ、なんて思ってしまうんですよ。

そしてちゃんと子供の部分ですが、

何か違う・・・。

何か納得できない・・・。

何でこうなったんだろう・・・。

何か息苦しい・・・。


分かってるんだけど期待先行な分、現実にがっかりしていたりするわけですよね。
この辺は後半で回収されているんですが、個人的にはもう一つあるんじゃないかと思うんですよ。

レントンの感じる息苦しさっていうのは、自分の所在無さにあると思うんですね。
せっかくゲッコーステートの一員になれた、なのにやることといったら雑用ばかり。
自分に何か特技があるわけでもないし、ニルバーシュが調子良いと言われても自分は何もしていないからピンと来ない。
役に立っている実感が無い、ゲッコーステートにいる実感が無い、こういう息苦しさじゃないかなと。

そうこのとき僕はどうやったらこの子の笑顔が持続できるのか
そればっかり考えていたんだ

今のレントンにできることって、これだけしかない、だからこういう台詞になったのかな、なんて。

■少しずつ実感していくリアル社会の雰囲気
例えばこんな話が昔あったんですよ。

新入社員のまだ右も左も分からないSEが大トラブル真っ最中のプロジェクト(火を吹くなんて表現しますね)にいきなり入れられるわけですよ。
そして大抵火を吹いているプロジェクトにはクロージング(火消し)としてエース級が投入されることになるんですがね、火の吹き方が半端じゃなかったもんだから、いつの間にか周りはみんなエース級だらけになっちゃった。

エース級と呼ばれてる割には新入社員にちょっかい出して(からかって)遊んでるし、みんなほんと好き勝手やってるし、なんなんじゃーって思うわけですよ、新入社員は。

で、自分はというと既に火を吹いた状態で投入されても、それまでの経緯も分からないし、理解もなかなかできないし、雑用多いし、なんなんじゃーって思うわけですよ。所在無くて。

またね、社風なんですけど「教える」って文化が希薄で「自分で掴み取れ」なんですよ。
もしくは「ここまで頑張ってみたがやっぱり駄目なんで教えてください」までいかないと駄目なんですよ。
まあ、今思うとそれって「当たり前のこと」なんだけどね。

そんな好き勝手やってるエース級集団なんだけど、これがお客様の前に行ったりだとか、その事前準備になったりだとか、ここぞというヤマ場の時は人間離れした仕事をやってのけるから、頭にくるというか、誇らしいというか、正直凄いわけなんですよ。

一見遊んでそうに見えるのは、趣味がてら情報収集をしてたり、ヤマ場を読んで気力・体力温存してたり、ちょっかいかける振りして新入社員の様子を伺ってたりするんですよ。
そう、これが奴らの仕事のスタイルだったんですよ。
まあ、この新入社員ってのは遠い昔の自分だったりするんですけどね。

* * *

さて、話を元に戻してわざわざ州軍基地を突っ切って間欠泉から吹き出るトラパーを捉えるシーン、今回も爽快感があって最高でしたね。
この脚本は大きな伏線を張りつつも、この回はここを見せてやろうみたいな展開・演出が本当にうまいなと唸りますよ。
そして、子供なりの不満をためていたレントンが呟くこの言葉。
これを待っていた、みたいな。

本当のところ僕は全然カッコよくないホランドたちに失望していたんだ
何もしてくれない 何もやろうとしない皆に
でも、僕は今 ホランドたちのリフを生でみている
やっぱりゲッコーステートはカッコよかったよ
姉さん

そして、ゲッコーステートのスタイルを象徴するこの言葉、

それに何よりも賞金を稼ぐためのリフは絶対にやらない
それが俺らだ

ここ、やっぱりカッコイイですよね。

仕事内容よりもリフを楽しむためなら金額を負けられても大して気にしない、リフを楽しむための情報収集は欠かさない、そして何よりリフは最高の環境で楽しむ、それがゲッコーステートの矜持だ、みたいな。
何気にゲッコーステートの全員が仕事内容よりトラパーを気にしていたというのが熱いですね。
#ホランドに至っては最初から危険度も金額も問題外で、楽しめそうだと言ったのはでっかいトラパーが来そうだと踏んだからですもんね。

何かね、ゲッコーステートのメンバーにエースの先輩達を、レントンに当時の自分を重ねてみてしまったんですよね。
#マシューもタルホほそれなりにレントンを気にしていたってのもポイントですよね。
#頑張ったんだからちょっとご褒美でもやるか、くらいに。

つか、こういう経験って別に特殊でも何でも無くって、実社会では割と普通に経験しちゃうんじゃないかなと思ったりするとこもあって、それをこういうエウレカセブンの世界観で脚本として仕上げているあたりにやはり凄いなと思ったりします。
#ちなみにこの先輩達は今でも腐れ縁的に超お世話になってますけどね(笑)。

■特別サービス
特別サービスの意味ってはのは、レントンに対する特別サービスだったんですね。
ニルバーシュの調子が上がるってのもあるけれど、雑用で腐ってるレントンに特等席でゲッコーステートのリフを特等席で見せる、信頼失ってるからリフを見せないんじゃない、そもそもそれ自体勘違いだぜってのをレントンに体で教えてやるためというのがにくいですね。

ここからは気になったことを

■トラパーは人の心に・・・
エウレカの研究者であるミーシャのこの言葉、

トラパーは人の心に直接語りかけ、その感情を左右すると言われている
でも、もしそうだとしたらその逆は本当にありえないと私たちは言い切れるのかしら・・・?
本当に・・・。

これはちょっと面白いことになりそうな予感がします。
エウレカは現時点でもトラパーとも会話できそうな感じですが、これがレントンが加わることによって、そしてレントンの成長によって、レントンの気持ちがトラパーを左右するようになったら?セブンスウェル現象って実はこの片鱗なんじゃないの?
とか思っちゃいます。
そして、それすら「アゲハ計画」の一部だったら・・・。
とか、誰か妄想を止めてください(笑)。
つか、そうだったら面白いな。

■エウレカの「子供」の意味
第3話の感想でも引っかかっていた部分なんですが、この後のレントンの独白、

それに僕は応えられなかった
何かいい言い方があることは分かっていたんだけど
このときの僕にはそれが思いつかなかったんだ

これは後々大きな意味を持ってくるんじゃないかと思うんですよね。
エウレカの言う「子供」の意味がまだ分からないんですが、エウレカ自体、他の人のことを「人間」と呼んでいたり、ニルバーシュと会話できたり、ちょっと異なった存在なわけで、そのエウレカが「子供」というのには意味があるのかもしれないと思っているのですが、この辺まだまだ謎として取っておかれるかも知れませんね。

■「奴ら」って誰?金枝篇とは?
OPからワンカットしか出てないのに存在感ありありのデューイ中佐。
なんなんすか、このおっさん、ちょっとかっこいいよ(笑)。
そして情報仕官のドミニクの言う「奴ら」って誰?
#何となくホランドたち以外のことを指しているように思うんだけど・・・。

そしてデューイ中佐が読んでるのはOPにもワンカットだけ登場する「金枝篇」。
これはプロデューサーの竹田氏がガンダムエース上でコメントしてましたが、サブタイトルにある「交響詩篇」とは「詩篇」とは元々聖書に書かれている神に捧げる詩のことで、歌われることを前提に作られていてそれに曲をつけたものが詩篇交響曲であり、サブタイトルにも意味を持たせているとのことなんですね。
つまり「金枝篇」も何かを前提として書かれたものなのか?
アゲハ計画の通り進んでいるとはどういうことか?
アゲハ計画自体も何かを前提として書かれたものなのか?
・・・とミステリエンタメとしての要素も絡み始めて、益々面白くなりそうです。

■OPの少女はいったい!?
第4話にしてOPをワンカット新規追加してくるなんて、何て嬉しい演出なんだ!!
こういうOPの使い方はうまいですね。
もうスローで何回も見ましたから(笑)。

エウレカとの共通点としてピン止め、そして何より金色のネックレス(というより首輪なのか?)。
あの金色のネックレスは単なるアクセサリだと思っていたんだけど、あのピンクの女の子を見るとどうも軍に関係するアイテムなのかと思わせますね。
つまり、ピンクの女の子はエウレカと同様な、もしくは異なった能力を持った軍関係の女の子?ということ?
まだまだ面白くなりそうです。

■最大の謎はタイトル「ウォーター・メロン」
分からんかった(笑)!!
それってタルホ姉さんのことですか(殴)。


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