散っていった命は、残された命にどう影響していくのか?そう考えないとやり切れない程今回はたくさんの命が散っていった第28話「残る命散る命」。
特に作中稀に見るナイスおじ様キャラのトダカさんと、「ごめんねー、強くてさー!」の名言を残したアウル、そしてスカル小隊(違)の皆様に合掌。
管理人の胸中を一言で表すと
・゜・(ノД`)・゜・。
こんな感じです。
#一言なのか?という突っ込み、甘んじてお受けいたします。
■トダカさんへ追悼を込めて
空母が前へ出ると聞いた時点でまずい!と思っていたのですが、本当にまずかった・゜・(ノД`)・゜・。
作中ナイスなおじ様というか、オーブ軍の良心として描かれてきたようなトダカさんや、ミネルバに特攻して散ったスカルリーダー(だから作品が違)の裏に描かれていたのは「軍人」というカテゴリーというかテーマだったんですね。
個人的に思うに、彼ら「軍人」の死は作中の意義として大きく2つあったのではないかと思うのですね。
■カガリ為政者としての回帰への伏線
ここが1つめのポイントというか、軍人は命令には逆らえないし、既にこの戦場に臨んだならば死ぬ覚悟はできているとスカルリーダー(ムラサメの隊長のことです:もう面倒なのでこれを仮称とします(えー))にカガリは言われてしまうし、トダカさんも軍規を重んじていたため、責任を取って散ることになってしまったわけですが、やはりこれはカガリ自身が為政者のポジションに返り咲いて、オーブの進むべき道の舵取りをしなくては、彼ら「軍人」を止めることができない、オーブの理念から外れて無念にも死なせてしまう、これを意識させるためだったんじゃないかと思うのです。
想いだけでも力だけでも、というフレーズでいくならば今のカガリは想いだけしかなく、力(政治力)が無いために止めることができない。
シンが力が無かったから守れなかった、と思うのとはまた違った意味でカガリも力が欲しいと思わせる、作中ではそういう伏線として今回のトダカさんを含む多くのオーブ兵士が散っていったのかなと。
■オーブ自立への伏線
スカルリーダー(仮称)の言葉がカガリ為政者復帰への伏線とするならば、オーブという国の自立への伏線はトダカさんが担ったのかもしれません。
オーブの理念を忘れた戦いだということはオーブ軍自身(除ユウナ)が一番理解しているところだと思うのですが、「軍人」というカテゴリーに属している彼らにはそこから逸脱するのは容易なことではないと思うのです。
それを超えて行かせる為にはトダカさんというオーブ軍の良心みたいな人の死が必要だったという作中の皮肉。
「一応の建前は通した、この責任は俺がとる、だから後は(将来を)頼む」みたいな。
分かっちゃいるけど耐えられません・゜・(ノД`)・゜・。
前作SEEDでは個人レベルで「軍」というカテゴリーを最終話近くで脱却したキャラとしてコーディネーターサイドではイザーク、ナチュラルサイドではナタルがそれぞれ描かれましたが、今作DESTINYでは国レベルでのカテゴリー脱却というか、国としての自立を描こうとしているのかもしれませんね。
そうであったならトダカさんも浮かばれるというものです。
つかそうであって欲しい。
■ではアウルは?
残り尺から考えてそろそろ宇宙に上がる、そして今回台詞が多い、ちょっとやばく無い?と思っていたら、想像以上に早く散ってしまわれたアウル。
正直嘘だろー!と思ってしまいました。
いやいかにアビスが水中専用だからって言ってもそれは無いんじゃない?なんて。
で、少し冷静になって今回のアウルの死の意味を考えてみました(例によって妄想ですが)。
ステラたんが連合に回収されることを前提に考えるのですが、例えアウルの記憶を消されたとしても、アウル自身がステラの記憶を消されても尚、心のどこかで引っかかっていたように、ステラたん自身もアウルのことを思い出すんじゃないかと。
それでそのアウルをやったのがインパルスだとすれば、デストロイ搭乗後にシンとの対決の理由になるかもしれない。
シンはステラたんがガイアのパイロットだと知ってしまったけれど、ステラたんはまだシンがインパルスのパイロットであると認知していないかもしれません。
また知ったとしてもまた記憶を消されて忘れてしまうかもしれない。
そういう中での再び戦場であいまみえる二人の対決はカタルシス以外の何者でもないというか、その中で二人がどういう反応をしていくのか?
これは結構切ないんじゃないかと思わずにはいられません。
そうであるならばアウルにも今回散って行った意義が少しでも残るんじゃないかなぁ・・・。
個人的にはステラたんたち仲間との「絆」みたいな伏線回収はアウルみたいな感情先行型にやって欲しかったので非常に残念です。
とまあここまでは第28話のタイトルに思いを馳せて書いてみたのですが、以下3人の主人公について思うところを。
■アスラン
現在のところまでアスランの戦場でのカッコよさがあまり描かれていないのは、迷っているポジションにいることを証明していたからかもしれないですね。
理想と現実の中で、何故第10話で再び「力」を手に入れたのか?と問われたときに返す言葉を持たない、まだ迷いの中にあるからこそ、種もまた割れない、そういうことなのかなと。
さしたる活躍もないまま大破したセイバーが一番気の毒なような気はしますが、これでナイトジャスティスに搭乗する伏線は仕上がったわけで、そんな中いったい君は誰の「ナイト(騎士)」としてそれに乗るんだい?と問うような展開があることを期待しております。
#それは是非ラクスにやって欲しいのですが。
■キラ
この作品に限らず僕の趣味として悟りきっている主人公はあまり好きではないと公言しているのですが、最近のキラは妙に悟った感じがしていけない傾向だなぁと思っていたのですよ(個人的にね)。
でも今回のこの一言、
分かるけど、君の言うことも分かるけど、でもカガリは今泣いてるんだ
こんなことになるのが嫌で、今泣いているんだぞ
何故君にそれが分からない
なのにこの戦闘もこの犠牲も仕方がないことだって
全てオーブとカガリのせいだって
そう言ってキミは撃つのか
今カガリが守ろうとしているモノを
なら僕は君を撃つ
やっぱりキラはこうだろう、こうでなくっちゃ、種が割れる時ってのはそういう時だろう、みたいな。
キラ自身も迷いの中にあるように思えるんですが、カガリを助けたい、カガリがやろうとしていることを助けたい、その信念だけは揺るがないというか、そのための「力」だろうみたいな。
この差が今のアスランとの差なんですよね。
これまでの悟ったような感じが気に入らなかったというのが本音ですが、今回のこの一言は全てを忘れてそれでいんじゃないか、キラはと思ってしまいました。
さて、そんなキラがどうやってスーパーフリーダムに搭乗するのか?
これを想像するのは一つ楽しみでもあるんですが、個人的にはデストロイとインパルスと三つ巴でフリーダム大破みたいなのだと面白いかなと。
■シン
今回最も読みきれなかった、というか最も素直だったかもしれないのがシンでした。
「敵は倒す」という信念の元行動しているシンなので、例えそれがステラたんと同じ境遇のアウルであろうが、(知らないとは言え)恩人であるトダカさんであろうが、迷うことなく倒す、ある意味一番分かりやすい。
むしろ次に来るステラたんとの再戦へ向けての印象付けなのかもしれません。
「敵は倒す」のシンが「敵」としてステラたんと出会ったとき、そのステラたんの仲間であるアウルを葬った者として出会ったとき、どんなカタルシスが用意されているのか、そこを盛り上げるためなのかなと。
#つかそうでないとアウルが可愛そう過ぎるわ。
今のところステラたんと出会ってもステラたんがいない場合「変化」の無いシンですが、彼がデスティニーに乗るときどんな覚悟で乗り込むことになるんでしょうか。
#つかペースアップしないと収束しないんではないかとそろそろ心配になってきました。
#個人的にはシンステ応援なんで、もう少しスポットを当ててください(懇願)。
とりあえず今回散って行った皆様に敬礼。
#予告後のエウレカセブンのCMに心救われたことは内緒です。
特に作中稀に見るナイスおじ様キャラのトダカさんと、「ごめんねー、強くてさー!」の名言を残したアウル、そしてスカル小隊(違)の皆様に合掌。
管理人の胸中を一言で表すと
・゜・(ノД`)・゜・。
こんな感じです。
#一言なのか?という突っ込み、甘んじてお受けいたします。
■トダカさんへ追悼を込めて
空母が前へ出ると聞いた時点でまずい!と思っていたのですが、本当にまずかった・゜・(ノД`)・゜・。
作中ナイスなおじ様というか、オーブ軍の良心として描かれてきたようなトダカさんや、ミネルバに特攻して散ったスカルリーダー(だから作品が違)の裏に描かれていたのは「軍人」というカテゴリーというかテーマだったんですね。
個人的に思うに、彼ら「軍人」の死は作中の意義として大きく2つあったのではないかと思うのですね。
■カガリ為政者としての回帰への伏線
ここが1つめのポイントというか、軍人は命令には逆らえないし、既にこの戦場に臨んだならば死ぬ覚悟はできているとスカルリーダー(ムラサメの隊長のことです:もう面倒なのでこれを仮称とします(えー))にカガリは言われてしまうし、トダカさんも軍規を重んじていたため、責任を取って散ることになってしまったわけですが、やはりこれはカガリ自身が為政者のポジションに返り咲いて、オーブの進むべき道の舵取りをしなくては、彼ら「軍人」を止めることができない、オーブの理念から外れて無念にも死なせてしまう、これを意識させるためだったんじゃないかと思うのです。
想いだけでも力だけでも、というフレーズでいくならば今のカガリは想いだけしかなく、力(政治力)が無いために止めることができない。
シンが力が無かったから守れなかった、と思うのとはまた違った意味でカガリも力が欲しいと思わせる、作中ではそういう伏線として今回のトダカさんを含む多くのオーブ兵士が散っていったのかなと。
■オーブ自立への伏線
スカルリーダー(仮称)の言葉がカガリ為政者復帰への伏線とするならば、オーブという国の自立への伏線はトダカさんが担ったのかもしれません。
オーブの理念を忘れた戦いだということはオーブ軍自身(除ユウナ)が一番理解しているところだと思うのですが、「軍人」というカテゴリーに属している彼らにはそこから逸脱するのは容易なことではないと思うのです。
それを超えて行かせる為にはトダカさんというオーブ軍の良心みたいな人の死が必要だったという作中の皮肉。
「一応の建前は通した、この責任は俺がとる、だから後は(将来を)頼む」みたいな。
分かっちゃいるけど耐えられません・゜・(ノД`)・゜・。
前作SEEDでは個人レベルで「軍」というカテゴリーを最終話近くで脱却したキャラとしてコーディネーターサイドではイザーク、ナチュラルサイドではナタルがそれぞれ描かれましたが、今作DESTINYでは国レベルでのカテゴリー脱却というか、国としての自立を描こうとしているのかもしれませんね。
そうであったならトダカさんも浮かばれるというものです。
つかそうであって欲しい。
■ではアウルは?
残り尺から考えてそろそろ宇宙に上がる、そして今回台詞が多い、ちょっとやばく無い?と思っていたら、想像以上に早く散ってしまわれたアウル。
正直嘘だろー!と思ってしまいました。
いやいかにアビスが水中専用だからって言ってもそれは無いんじゃない?なんて。
で、少し冷静になって今回のアウルの死の意味を考えてみました(例によって妄想ですが)。
ステラたんが連合に回収されることを前提に考えるのですが、例えアウルの記憶を消されたとしても、アウル自身がステラの記憶を消されても尚、心のどこかで引っかかっていたように、ステラたん自身もアウルのことを思い出すんじゃないかと。
それでそのアウルをやったのがインパルスだとすれば、デストロイ搭乗後にシンとの対決の理由になるかもしれない。
シンはステラたんがガイアのパイロットだと知ってしまったけれど、ステラたんはまだシンがインパルスのパイロットであると認知していないかもしれません。
また知ったとしてもまた記憶を消されて忘れてしまうかもしれない。
そういう中での再び戦場であいまみえる二人の対決はカタルシス以外の何者でもないというか、その中で二人がどういう反応をしていくのか?
これは結構切ないんじゃないかと思わずにはいられません。
そうであるならばアウルにも今回散って行った意義が少しでも残るんじゃないかなぁ・・・。
個人的にはステラたんたち仲間との「絆」みたいな伏線回収はアウルみたいな感情先行型にやって欲しかったので非常に残念です。
とまあここまでは第28話のタイトルに思いを馳せて書いてみたのですが、以下3人の主人公について思うところを。
■アスラン
現在のところまでアスランの戦場でのカッコよさがあまり描かれていないのは、迷っているポジションにいることを証明していたからかもしれないですね。
理想と現実の中で、何故第10話で再び「力」を手に入れたのか?と問われたときに返す言葉を持たない、まだ迷いの中にあるからこそ、種もまた割れない、そういうことなのかなと。
さしたる活躍もないまま大破したセイバーが一番気の毒なような気はしますが、これでナイトジャスティスに搭乗する伏線は仕上がったわけで、そんな中いったい君は誰の「ナイト(騎士)」としてそれに乗るんだい?と問うような展開があることを期待しております。
#それは是非ラクスにやって欲しいのですが。
■キラ
この作品に限らず僕の趣味として悟りきっている主人公はあまり好きではないと公言しているのですが、最近のキラは妙に悟った感じがしていけない傾向だなぁと思っていたのですよ(個人的にね)。
でも今回のこの一言、
分かるけど、君の言うことも分かるけど、でもカガリは今泣いてるんだ
こんなことになるのが嫌で、今泣いているんだぞ
何故君にそれが分からない
なのにこの戦闘もこの犠牲も仕方がないことだって
全てオーブとカガリのせいだって
そう言ってキミは撃つのか
今カガリが守ろうとしているモノを
なら僕は君を撃つ
やっぱりキラはこうだろう、こうでなくっちゃ、種が割れる時ってのはそういう時だろう、みたいな。
キラ自身も迷いの中にあるように思えるんですが、カガリを助けたい、カガリがやろうとしていることを助けたい、その信念だけは揺るがないというか、そのための「力」だろうみたいな。
この差が今のアスランとの差なんですよね。
これまでの悟ったような感じが気に入らなかったというのが本音ですが、今回のこの一言は全てを忘れてそれでいんじゃないか、キラはと思ってしまいました。
さて、そんなキラがどうやってスーパーフリーダムに搭乗するのか?
これを想像するのは一つ楽しみでもあるんですが、個人的にはデストロイとインパルスと三つ巴でフリーダム大破みたいなのだと面白いかなと。
■シン
今回最も読みきれなかった、というか最も素直だったかもしれないのがシンでした。
「敵は倒す」という信念の元行動しているシンなので、例えそれがステラたんと同じ境遇のアウルであろうが、(知らないとは言え)恩人であるトダカさんであろうが、迷うことなく倒す、ある意味一番分かりやすい。
むしろ次に来るステラたんとの再戦へ向けての印象付けなのかもしれません。
「敵は倒す」のシンが「敵」としてステラたんと出会ったとき、そのステラたんの仲間であるアウルを葬った者として出会ったとき、どんなカタルシスが用意されているのか、そこを盛り上げるためなのかなと。
#つかそうでないとアウルが可愛そう過ぎるわ。
今のところステラたんと出会ってもステラたんがいない場合「変化」の無いシンですが、彼がデスティニーに乗るときどんな覚悟で乗り込むことになるんでしょうか。
#つかペースアップしないと収束しないんではないかとそろそろ心配になってきました。
#個人的にはシンステ応援なんで、もう少しスポットを当ててください(懇願)。
とりあえず今回散って行った皆様に敬礼。
#予告後のエウレカセブンのCMに心救われたことは内緒です。