蒼穹のぺうげおっと

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追突されますた。 その2

2005-05-13 16:27:41 | Weblog
追突されますた その1の続きでございます。

さて、追突から鑑識による検証終了までおよそ2時間が経過し、相手の連絡先や保険会社を確認してようやく帰途につきました。

既に首と腰が痛く、とりあえず夕飯までに録画したガンダムSEED DESTINYを観るか、とソファで横になりつつ第29話を娘と見始めました。

(冒頭のSEED回想部分(ラクス登場)で)
娘「あっ、このピンクの人、カワイイよね~」
私「う、うん、カワイイよね(・・・良く分かってるな・・・こやつ)」

(その後アスラン登場で)
娘「あ、そうそう、アスランもカッコイイよね~」
私「あ、ああ、カッコイイよね(・・・つか、侮れんな2歳児)」

(そして宇宙へ脱出するラクスをフリーダムがマルチロックオンで援護するシーンで)
娘「・・・大変だよね~」
私「(絶句しつつ)・・・あ、うん、そう大変なんだよ(つか、観るとこ観てるな2歳児・・・)」

うん、まあキラも色々大変なんだよ・・・、つか、2歳児にカッコいいとか言わせるアスランに微妙な嫉妬を感じつつ?事故の後遺症か、なんかやる気まで奪われたのか、この日は家族揃って9時には撃沈。

驚愕の事実が明らかになるのはこの事故当日からまだ2日ほど後のことだったんだ(キョン風に)。

* * *

連休明けて月曜日、まず家族揃って病院に行き、仲良く全治2週間を宣告されるのですが、この場合、通常の健康保険は使えないため、10割負担を先にこちらでしておいて、後ほど加害者の保険会社が清算という形になりますね。
この場合、10割負担なんで、結構な金額を取られますから、病院に行くときは現金を持っていった方が良いですよ。
#ちなみにうちは夫婦で合計2万円支払っています。

さて、通常であれば月曜日にでもなれば遅くとも加害者側の保険会社からこちらに連絡が入り、費用や補償の相談に入る、というのが通常の流れですね。

・・・ところが、この日の夕方まで待ってみても一向に電話が来ない。

それより心配になったもう一人の被害者の方から連絡が入り、加害者側と連絡がつかないという一抹の不安を喚起する電話が。
嫌な予感がしつつ、事前に連絡しておいた携帯ではなく、会社の電話を使って私の方から連絡を取ってみることに。
ここで「驚愕の事実」を耳にするとはこのときの僕はまだ思ってもいなかったんだ・・・(つか、誰のキャラですか、これ)。

以下、加害者の人を「加」と記します。

プルルルルル・・・、プルルルルル・・・。

加「はい、もしもし○○です」
私「(お、繋がった)あ、先日の事故でお世話になっております燕。と申しますが」
加「あ、その節は大変ご迷惑をお掛けして申し訳ございません」

中略

私「・・・ところで、まだそちらの保険会社さんから連絡が無いのでどうしたのかなと思いまして」
加「・・・実は、(金額が)引き落としがされていなくて、今、無保険状態なんです・・・」



・・・無保険状態

・・・無保険状態



・・・二回言った

無保険状態、つまりそれは、任意保険に加入していないこと。
無保険状態、つまりそれは、今回の事故は保険会社からお金でないよ、ということ。
無保険状態、つまりそれは、加害者と直接交渉だよ・・・。
・゜・(ノД`)・゜・。

普通に暮らしている人は守られるべきです
(シン・アスカ)


■考えてみよう!
加害側が任意保険に加入していないということはどういうことか?
簡単に「表面的な問題」を言うと、加害者サイドは本件にかかる「物損」ならびにそれらに関わる「諸経費」、「慰謝料」を「全て実費で」支払わなくてはならない、ということになります。

まず今回「人身」扱いにしているので、医師の診断書もあるし、任意保険未加入とは言え、さすがに自賠責保険には(強制だから)入っているため、身体の傷害については120万円まで保証されるので、この辺は一応最低限は大丈夫。
#車検が切れてたらOUTだけどね。

修理費
レンタカー費用(もしくはタクシー費用)
慰謝料
etc

この辺については、任意保険加入なら全て保険会社が支払ってくれるわけですが、今回はざっくり考えても2台の車に対する追突事故ですから、修理費だけでも100万円は軽く越えてしまうわけで、それを個人で負担するということになります。

■もう少し考えてみよう!
私の職場の人たちは揃いも揃って「訴訟じゃー!裁判じゃー!」と他人事だと思って喜んでくれてるわけですが、実際裁判にするのが本当なら良いのかもしれませんね。
ただこれは次の手として一応準備だけ進めることにします。

さて、今回の愛車の修理費用の見積を取ったところ、50万円でした。
#つか、金額よりボディにダメージがあるのが正直痛い。
#不幸中の幸いでまっすぐぶつかってるので、ねじれを生むほどではないらしいけれど・・・。

じゃあ、50万円+レンタカーだとかタクシーだとか、その他諸々諸経費だとか通常なら請求するところですが、よく考えて見ましょう。

任意保険の支払い能力が無い人が、実際問題これらも費用を支払うことができるのか?

しかももう一台いるのです。

ここが今直面している問題です。

■きちんとした手順を踏み、淡々と進めよう

己のできること。
己のすべきこと。
それは自身が一番よく知っているのだから。
(ギルバート・デュランダル)


追突事故に対してはせっかくの休日を台無しにされたり、愛車をかなり凹まされたり、文字通り気分的にも凹まされたりと散々なわけで、許すまじ!!という気持ちが変わることはありません。
それが「無保険」であるというなら尚更です。

しかし、現実問題として50万円~100万円という補償額は相手から確実に確保していく必要があります。
ばっくれや居直りなんてもってのほかです。

ゆえに落としどころを考える必要がでてきます。
つまり、支払い可能額を見極め、支払いタイミングを確実にする必要がある、そういうことになります。

今回の場合で行けば、物損として計上される50万円、これを確実に確保する必要性があります。
欲をかいてもロクなことにならないかもしれなし、これは誠実に淡々と進める、そういう方針で行くことにしました。

■示談書はちゃんと作ろうね
先方とは50万円の修理費について見積内容にも納得し、支払ってくれる意向は確認したのですが、一応こういうものにはあとくされを無くす為に、きちんとした形で決着をつける必要があると考えているので、とりあえず示談書(案)を作成し、2通取り交わして、双方1通保管するという形を提案して、現在示談書作成中です。

社会人の方なら分かると思いますが、通常の契約書のやり取りと同じですね。
記述内容も通常の契約と同じなので、それに準じて作成しております。
条件の記述や、もし支払いが遅れた場合の対処なども明記しておきます。
また、これを作ることで訴訟になった場合、手続き上こちらに落ち度はなくなりますからね。
#世の中便利で、示談書の書き方サイトとかもありますね。参考にさせて頂きました。
#でも基本は訴訟から入るみたいですね。
#訴訟で入った場合、じゃあ裁判費用も含めて補償金額を得られるか?というと難しいらしいです。
#50万円取るために、50万円訴訟費用がかかるのはやはり勘弁して欲しいところ。

■ということで
職場の人の中には友人でばっくれた人もいるとか、いろんな話をしてくれるのですが、この点は気を付けた方が良いよ等アドバイス頂ければ幸いです。
基本的には誠実に、淡々と終わらせることを信条としております。

そして最後に

車を運転するなら任意保険には必ず入ってください(懇願)。

まだ途中経過なのですが、今回の記事はここまでです。
事故なんて起こらないことに越したことは無い、本当にそう思うのですが、そうは言っても事故はどこかで起こっています。
不幸にも起こったしまったとき、そして今回の件と同じ程度の事故だったとき、ちょびっと思い出してもらえて、参考にして頂ければ幸いです。


・・・でも、でも、たかすぃさんのいちごチャット大会、参加したかった(泣)。