蒼穹のぺうげおっと

-PEUGEOT in the AZURE- マンガ・小説・アニメの感想を書き流すファフナーとエウレカ好きのサイトです

今週のジャンプ 26号 感想

2005-05-31 13:32:29 | ジャンプ感想
新連載が一気に増えてきて何となく落ち着かない雰囲気ですが、こんなにバトルマンガが増えて大丈夫なのかなぁと思いつつ、ならばいっそのこと「タカヤ」はラブコメ路線で行くってのはどうでしょうか?
まあ僕は弥子ちゃんとリナリーたん(あと最近完全に行方不明中のハルちゃん)がいれば問題ないんですけどね。

■ブリーチ
こぼれるとしたら、どんな風にこぼれるのだろう・・・。
この時僕はしばしページをめくる手を止めて考え込んだ。

・・・などということをやったりやらなかったりしていたのですが、日常のインターバルというのも息抜きには良いかなって感じです。
こういうのは単行本の番外編でもちっとやってくれたりしないもんですかね?
#いや、単行本買ってないんですけどね(ぎゃー)。

ルキアがいなくなったわけですが、お姉ちゃんのお墓参りとかじゃないですか?
#全然緊張感なしな自分。

それにしてもこぼれるっていったいどういうこt(殴)。

追記:有無さんのパロディは最高だなぁ。ほんと。げんしけんで来たよ!

■ワンピ
あんなラーメンは絶対嫌です。
でもしばらくラーメンを見たらワンゼを思い出しそうです(嫌ぁ~!!)。

■デスノ
レムに比べて何て頭の悪そうな死神なんでしょう!!すげー好きかも(笑)。
しばらく様子見だった第2部ですけども、この死神の登場で(個人的には)ぐっときましたよ。
#最近推理考察とか全然しなくなった気がするのですが、その考え自体忘れたいと思います。

■ムヒョとロージー
あの札の刻印はやはりエンチューなんでしょうかね。
てことは、まずビコが独断専行して潜入してやられてて、実はビコが成り代わられている!!なんて。
最近当たらないのでこの辺にしておきます。

■銀魂
「ジェダイの騎士か?」
「40代のオッサンだ」
爆笑。

■Dグレ
もうストーリーそっちのけでリナリーたん最高です。
「リナリーにパンチラなし」とは良くぞ言ったものです(納得そして感心)。

■ネウロ
例によって心の琴線に触れたのはもちろん推理部分ではなく、ここ。

この番組は明るい未来と暗い過去を作る黒住化粧品とご覧のスポンサーの提供でお送りしました

もう大好きです。

気になる弥子ちゃんなんですが、いつもお世話になっているりょくさんがこんなものを作ってました。



何ですか?このピンポイントで僕を直撃してくる文字列は(笑)。
お言葉に甘えて遠慮なく持って帰ってきましたよ。
もちろんこれって盟主はりょくさんでいいんですよね(笑)。

■いちご
美鈴のミニスカサンタ・・・カワイイ。カワイイよぅ。
#照れた顔は最高でし。
美鈴のミニスカサンタは外せないとしても、ここ最近のいちごのストーリー展開は非常に良いですね。
つか、最初からそういう風に作ればよかったのになんて思うのですが、ポストいちごが育ってない現状ではやはりいろいろと注文をつけられているんでしょうか。
何となくもう自由にやってみたらいかが?などと思ったりしてます。

個人的には数年後にある映画のエンドロールが流れていて、そこに脚本:東城綾(能登麻美子)、監督:真中淳平(鈴村健一)というクレジットが出てフェードアウト、そんな最終回が見たいかなぁ。
#何故C.V.が?という質問は単純に僕が能登好きだからです。

■ハルちゃん
ロンシャン登場から現在行方不明になっているハルちゃんですが、我々同盟員も地下に潜った生活が続いており、その方が居心地が良いなとか思い始めています。

さて、話は変わりますが、皆さんは「ジャンプメモ」という存在をご存知か?
有無のムーさん、@amのイノウエさん、Snow SwallowのYukimiさんが協同執筆されているめちゃ面白いネタ帖なのですが、

概要:週刊少年ジャンプ連載中作品を対象としたメモです。

この言葉に騙されてはなりません。
つか、自分は爆笑しながら熟読してしまいました。

つか、自分は爆笑しながら熟読してしまいました。
ハ行にくるまでは。
いや、正確にはハ行に記載されている「~同盟」の文字を見るまでは。

ハルちゃん同盟 (はるちゃんどうめい)
【分類】 [組織/団体] [家庭教師ヒットマンREBORN!] [その他/語句]


乗ってるよ!!ぎゃー。
地下潜行中の同盟までピックアップしてくれて本当にありがとうございます(土下座)。


交響詩篇エウレカセブン 第7話「アブソリュート・ディフィート」 感想

2005-05-31 01:11:11 | エウレカセブン
見せてもらおうか、笑いの神がどっちに微笑むかを

レントンって最高だなぁ…としみじみ思う今日この頃、エウレカセブンはほんと面白いです。
#土曜の6:00の凹み具合をいい感じに癒してくれました、ありがとうレントン!

今回は笑いの中にもデューイ中佐サイドでミステリ部分を並行させる仕掛けでこれもまた満足でした。
脚本はエウレカセブンのシリーズ構成をしている佐藤大さんと同じく「攻殻機動隊S.A.C.」で脚本を担当していた菅正太郎さんでしたが、何か分担して担当してるのに皆さん凄いクオリティですね。
#「攻殻」自体が大人向けにきっちり仕上げた作品だったし、そういう作品を手がけた人たちが子供から大人まで分かりやすくかつ深い作品を作れるというのは何か納得かも。

つか、OPにまた新カット入ってるよ!!ぎゃー。

■成長の流れ
さて、今回は「アブソリュート・ディフィート」ということで「完全なる敗北」、いくつか意味がかけられてたかなと思います。
一応、これまでの予想としては、レントンの成長を描くにあたり
1.エウレカ、ホランドとの交流
2.マシュー、ヒルダの中立派
3.モーリス、メーテル、リンクの年下・反抗派
4.ギジェット、ムーンドギーの年齢近いけど好意持ってない派
の順に描かれるんじゃないかなぁみたいなことを第5話の感想で思ってたんですが、しっかり順を追って描いてくれてるあたり個人的には非常に嬉しいですね。
公式にあったムーンドギーがレントンに好意を抱いていないってのはそういう意味だったのか!と思って笑いましたが。
今回ギジェットはそれほど出てなかったので、近いうちに彼女にもスポットが当たるかな?

■笑いの中にもしっかりと
今回のドッキリ大作戦、ゲッコーステートのメンバーが誰しも通るという儀式みたいなものなんですが、レントンの天然が爆発した感じで美味しい奴だなと思わせるに十分でしたね。

いやーレントン観てると、ほんと色々思い出しますね。
入社1年目の頃、確かNTのWorkstation(98だったかなぁ)使ってたのですが、ある朝出社して起動すると見たこと無い警告メッセージが大量発生してOSが起動しないよ!みたいな状況が発生。
#しかも警告メッセージはよく読むと微妙に笑える内容になってる!!
#そしてご丁寧に「触るな!!」とまで書いてある(笑)。
しばらく考えて、これはお手上げと思って先輩達に相談。
先輩たちは真剣に考える(ふりをし)て全員がお手上げ状態に。
途方に暮れる入社1年目社員に、先輩がコマンド1発入力。
そしたら普通にOSが起動。
そのとき初めて「やれらた~」と気が付いたわけです。

つまるところautoexec.batに細工されていただけなんですが、これが手が込んでて言われてみてようやく気が付くみたいな。
#つか、メッセージも洒落が利いてるし。気が付いてから読むとマジ笑えた。
実はこれ、新入社員に毎年仕掛ける恒例行事だったんですね。
完全に引っかかりました(笑)。

常にお互いがイタズラを牽制している職場なので、今となってはイタズラアンテナが異常に発達している僕達ですが、何気にそうやって技術を磨いたことは今となっては財産です。
ファイル管理の方法とかね。
(ちゃんとイタズラするときは)バックアップを取って復旧できるように手順をちゃんとしなくちゃいけない、なんていうのは現場でも実際多様しますからね。
こうやって先輩から後輩へ身を持って受け継がれて行くのでした。
#そして今も手を変え品を変え続いていることは新入社員には内緒です。ふふふ。

・・・かなり脱線が激しくなりましたが、今回レントンが最後に締めた台詞なんですが、あれは結構まじめな台詞になってましたよね。
第4話の感想でレントンの感じる息苦しさは所在の無さにあるんじゃないか?と書いたのですが、やっぱりそういう部分をきちんと描いてきてくれて本当に嬉しいですね。

俺まだ何もやり切れてないのに
一人で勝手に落ち込んで
すいません
俺恥ずかしいです
自分の立場を軽く見てました
俺怖かったんです
誰かの手にこれを届けることで罪の無い人が傷付くかもしれないって
でもそれじゃあ駄目なんですよね
俺ガキでした
俺月光号に乗り込んだとき決めたんです
例え世界中を敵に回したとしてもエウレカの力になるって
あなたおかげでやっと決心が付きました
厳しさの中に本当の優しさ
ありがとうドギー兄さん


ドギー兄さんで笑いを取ってますが、こういう笑いの中にしっかりとしたレントンの成長を少しずつ散りばめているのが非常に良いですね。
エウレカセブンの後味の良さっていうのはこういうところにあるんですよね。

またこの後、ホランドが呟くんですよ。

だせぇな・・・俺

これが結構意味深で、一つはホランドはレントンに昔の自分を重ねてみているのかな?とも思える部分かなと。
ホランドが昔アドロックあたりに、全く同じ台詞を言ってたりすると面白いですね。
もしくは、今のホランドの立場を重ねているのかもしれないですね。
ホランドやハップ、タルホ姉さんは叛乱を起こして軍抜けしているんですが、その理由や目的なんかは今のところ明らかにされていないし、ただ今は逃げている、決心できていない、そういう状態なのかも。
これはどっちかなぁ。ストーリーが進むのに任せたいと思います。

■アブソリュート・ディフィート
一応、この「完全なる敗北」は直接的にはムーンドギー、そして間接的には儀式を開催した運営本部(?)なのかなと。
レントンの天然加減が皆の予想を上回ったということで。
#ホランドも意味深に考えるならそうかな・・・。
#冒頭のKLF小隊も「完全なる敗北」でしたが。

レントンにとっては本人は「アブソリュート・ディフィート」だと思っているようですが、結果的には「トライアンフ=大勝利」って感じだったんじゃないですかね。

レントンってすごいね
レントンが来てからみんな変わったよ
関わることがすごく楽しそう
喜んでるのはニルバーシュだけじゃないんだね


エウレカからもこう言われるし、結果として皆をハッピーにするキャラとして確立されたんですから(笑)。
ほんと愛すべきキャラです。

■さて、ミステリ部分ですが・・・

彼らにとって指揮官は情報が集積するポイントにすぎない
自らの習性に従いそこに群がっているだけです
ゆえに我々が旧来の組織形態を維持し続けたとしたら
彼らとの戦闘において勝機はないと
そして本当に大切なことは戦いの大義を常に示す三賢人の存在であります
彼らは進化などしていない
なぜなら彼らは目覚めてもいないのですから
彼らコーラリアンはねぇ


デューイ中佐のこの言葉なんですが、ところどころ「金枝篇」を意識した言葉になっています。
「金枝篇」はようやく第1巻を読み終えたところでそのうちレポートしますが、ここで押さえておくポイントは2つかな。

1つは「王」もしくは「三賢人」の存在
「三賢人」というのは今のところ「金枝篇」には出てこないので、エウレカセブンのオリジナルかもしれませんが、基本的に「金枝篇」の著者:フレイザーは森の王である司祭を殺すことで新たな司祭が生まれるという風習に興味を抱いて膨大な世界の民俗学を研究したのだと思われるのですが、それについてはデューイ中佐からも語られましたね。

恐らくその風習は森の神であり、豊穣の女神であるディアーナ=ダイアナ(アルテミスとも代替できる=つまり月の女神)を木に見立て、その枝を守ることから始まった(と今読んだとこまでから)思うのですが、それを守るのは常に強者じゃなければならない、そうじゃないと豊穣が約束されない、そういう背景から成立したんじゃないかと思うんですね。
ゆえに、デューイ中佐はここで三賢人=強者たれ、と言ってるのかなと。

もう一つは、金枝篇ではそういう司祭的立場の人間は主に魔術・呪術に秀でるとあるのですが、フレイザー本人は魔術・呪術は否定した上で、何故そういう魔術・呪術が信奉されてきたかを論理的に説明するために金枝篇を編纂している(と思う)のですが、司祭の地位にいる人間は人を騙すことに秀でてもいる、またそういう立場にいるとしています。
ここで、デューイ中佐が「旧来の組織形態を維持し続けたとしたら」と言っているのは、真実であり詭弁ともとれます。
彼の本意がどこにあるのかは現時点では定かではありませんが、そういう可能性も否定できません。

ただ、フレイザーは司祭の地位にあるものはその欺瞞を公共の福祉に役立てるものに使う傾向があり、それが魔術・呪術を信奉が成立する所以であり、その司祭が後世の王という立場になっているとしています。
ゆえに余計微妙ですね(笑)。

■コーラリアン
コーラリアン=「珊瑚(人?)」って表現と今回のKLF隊長機が「珊瑚」まみれになっていたのは偶然ではないと思うんですね。
そう言われて見ると、セブンスウェル現象も、そもそもこの世界全体も珊瑚の模様に見えなくもないですよね。
特にリフスポットはその印象が強いですし、トラパーも何か関係してそうです。
コーラリアンとは先住民族みたいなものかなぁ。

・・・となると、OPの新カットですよ!!!

あれってエウレカですよね。
そしてその背景には珊瑚のような模様が・・・。

・・・てことはつながった気がします。
エウレカとコーラリアンというキーワードが。
#先走りすぎ?

機械の声が聞こえたり、エウレカが他の人たちを「人間」と読んだり、トラパーを感じることが出来たり、何よりもエウレカの持つ不思議な雰囲気、これはやはり・・・。
ここで第4話のタルホ姉さんの「もし本当の子供だったら」の問い掛けが効いてきます。
これは「子供」の部分の問い掛けを「普通の人間じゃなかったらそれでも好きでいられるか?」という問いになるんじゃないのかな?

それに僕は応えられなかった
何かいい言い方があることは分かっていたんだけど
このときの僕にはそれが思いつかなかったんだ


これが第4話でのレントンの回想なんだけど、それが最後には今回言った決心

俺月光号に乗り込んだとき決めたんです
例え世界中を敵に回したとしてもエウレカの力になるって


ここに帰ってくるような展開だったら熱いなぁ。
#今回の僕、先走り過ぎでしょうか?誰か止めて(笑)。

■お勧めなのです
エウレカセブン、ここ数年の作品の中でもか・な・り・お勧めなのです。
日曜日の朝7:00ですが、僕は録画で観てます。
そしてインターネットで配信もしてるし、なんと再放送も深夜にすぐやってるので、ほんとにお勧めです。
大人向けにも十分練られたストーリーなので、何かこう見終わった後にエネルギーを残してくれる、そんな作品です。
観てください(笑:シャクティ風に)。


交響詩篇エウレカセブン 1
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2005/7/22発売
第1話 第2話を収録
お勧めです!!