5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

水族館のライブ配信

2020-07-19 21:26:30 | 学習

久しぶりに豊田中央図書館に出かけた。池波正太郎の旅行エッセイ本を借りるのだ。

日曜日の午後、学生や幼児の姿はほぼなく、皆が落ち着いた雰囲気で過ごしていた。長時間の滞在は遠慮すべしというコロナ気分が残っているのだろう。

借りた本を手に図書館を出る。「暑い」と思ったとたん、腰にズンと重みが加わった。コロナ防衛のマスクを着けているから余計に万歩が辛い。気象庁データだと今日の名古屋の最高気温は33.1度の真夏日。夏の土用の入りということでスーパーの総菜売り場にはずらりと鰻の蒲焼が並び始めている。21日の丑の日に向けてアピールしようということだろう。

半年ぶりに始まった大相撲の七月場所、名古屋から東京両国に開催地を変更し、入場人員も通常の4分の1に限定して開催された。四人定員の枡席も一人使用、大声の声援に換えて拍手の声援を推奨、館内販売では酒類は出ず水やジュースのみ、力士側も国技館入りには公共交通を避け、マスクは勝負前になって外すなど、感染予防に神経を使っている。感染者が増えている東京であれば、開催者の相撲協会としても神経を使わざるを得まい。こちらは、どちらにしても、リモート観戦をするしかない。

週末レジャーの愉しみを奪われた家族というのは全国にも多かろう。夏休みも近く子供たちに人気のある都会の水族館などはその代表的な行楽地になるはずだが、コロナ禍が続く中、観覧客にはやはり感染防止対策が第一になるようだ。

名古屋港水族館が、顧客対策のひとつとしてライブカメラで水槽を24時間配信するサービスを始めたという中日新聞のニュースを見つけた。

水族館の魚や動物たちの生態がお茶の間のPCで楽しみながらモニターできる。これも今流行りの「リモートサービス」だ。水族館売り物のマイワシの群舞が見られる黒潮大水槽や、ペンギン水槽、イルカプールなど、九つの水槽にライブカメラが設置された。普段は見ることのできない夜間の魚の様子が見られるのは面白いだろう。

この企画は通信会社CTC中部テレコミュニケーションが水族館側に提案したコロナ企画のようだ。3月から5月は止むを得ず休館、現在も入場は予約ベースが続くなど、依然として外出控え傾向にある家族たちに名古屋港水族館を忘れずにいてもらおうというのが狙いだ。

さっそくライブ配信を見ようとしたのだが、我がADSLでは通信速度が遅すぎて、せっかくのイワシの大群の群舞も細切れ映像になってしまう。「自社のノウハウを生かせるライブ配信を通じて、水族館の楽しさが一人でも多くの方に伝わればうれしい」というCTCの社長だが、スムーズな映像処理には今ひとつ知恵を絞ってもらわないと、水族館の楽しさが伝わってこない家族も生まれるかもしれない。

 


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