5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

Mackerel in Space

2021-06-20 21:37:12 | 学習

20日のコロナは、全国で1308人(延785969人)の感染と20人(累14439人)の死亡が確認された。愛知県では84人(延50513人)の感染と4人(累933人)の死亡の発表があった。

家人依頼の鯖の缶詰を買った。下宿猫用の食糧である。スーパーのラックにはずらりと鯖缶がならぶ。自分が子供の頃にはマグロのフレーク缶ばかりだった記憶がある。足が早く値段も安かった鯖を缶詰にするということはなかったのだろう。時の経過とともに日本人の食も変わっているというわけだ。靑魚は健康によいといわれれば皆がそちらに流れる。

こうして今やポピュラーな鯖の缶詰が宇宙食になったというニュースは、去年11月にここでも書いたと思うが、今日はその「宇宙食サバ缶」が高校の英語教科書に掲載されるという新しいニュースを見つけた。

NHK福井局の情報によると、県立若狭高校の生徒たちが開発したサバ缶は、JAXAの野口飛行士がISS滞在中に実食絶賛し評価を上げたが、この取り組みが、来年春から使われる高校1年の英語教科書に題材として掲載されることになったという。

教科書には地元産を使った缶詰開発のきっかけから、無重力でも汁が飛び散らないような工夫や、飛行士の味覚にあった味を追求した経緯が紹介されているようだ。若狭高校のHPには「宇宙食サバ缶 英語の教科書に掲載」という紹介ページがあって、教科書の頁写真も掲載されているのだが、解像度が悪いので英文内容は確認できなかった。

高校のHPにはこうある。

《三省堂から出版される令和4年度版高校英語教科書「MY WAY Ⅰ」に本校の「宇宙食サバ缶」が掲載されました。
Sending Canned Mackerel to Spaceの中で、HACCPという国際的な衛生管理手法を導入したことをきっかけに、サバ缶が宇宙食として認証されるまでが取り上げられています。12年をかけ約300人の生徒がかかわって完成した宇宙食サバ缶。全国の高校生に知ってもらえる機会をいただきとてもうれしく思います》

産学共同プロジェクトというのは、我々の時代にもあったが、若狭高校の場合はスケールの大きい着眼点が特徴的だ。今や家庭の日常食になっているサバ缶をロケットに載せて宇宙に運び、宇宙飛行士たちの日常食としておおきく変容させてみせるそのやり方。誰が言い出したものかは知らぬが、なかなかのアイデア、マーケティング知恵者である。

それに高校生のどれほどが三省堂の英語教科書を使うのかは知らぬが、こうした身近な素材が英語学習の対象になるというのは、彼等にとってもいろいろな意味で刺激的だろうなとも思った。

 


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