昨日の続き。吉野の木材会社を訪ねる。
そこで見た、製材された商品の山。その断面は、写真のようになっていた。
わかるだろうか? 1本1本商品を区分して、それをさまざまな印と数字、図で表している。これを帳面に写し取って在庫管理しているそうだ。
木材を量で売るのではなく、1本・1枚の商品として扱う吉野材ならではの特徴かもしれないが、とてつもなく手間がかかる。ただし、やはり間違いもあるらしく、在庫の存在を忘れてしまう、注文が来てもどこにあるかわからない、出荷したのを帳簿に付け忘れ在庫切れになる…ということも起こるそうだ。
そこで丸太や製材にICタグを付けることで、一瞬にして在庫管理を終わらせるというシステムを紹介した(私ではなく、同行者だけど)。
最初はICタグによる木材のトレーサビリティの確立を提案していたのだが、あまり興味を持たなかったような社長も、在庫管理にも強力な武器になることを知って興味津々。果たして実現するか?