先日、ウェブデザイナーに取材した際、聞いた言葉が「ロングテール」。
今、ネット業界では流行っているというから、今年中には一般的な言葉になるかもしれない。だから私も先んじて使おう(^o^)。
一応説明しておくと、ネットの経済学的特質を説明するものとして使われている。興味のある人は自分で調べてほしいが、例として上げられるのがAmazonの書籍販売。
通常の書店は、一部の売れる本が全体の売上の大半を占め、残りの大多数の本はわずかな部数で抑えられている。それをグラフ化すると、巨大な体に細く長い尻尾のある恐竜のような図になる。だからロングテール。もっとも書店の棚には限界があるから、尻尾にもなれない本も多数ある。また尻尾は目立たず、それゆえ売れにくいという問題もある。
ところがネット書店(Amazonなど)では、ベストセラーよりも尻尾に相当する本の売れ行きがよくて、しかも尻尾が極端に長い。ネットの中ではほとんど無限に扱えるからだ。そのためのコストもほとんどかからない。だから売上は、巨体より尻尾の方が大きくなるのだ。
つまり、ネット販売は多品種少量販売に向いているということだ。しかも少量でも数が集まると大きい。
これを森コロに適用してみよう(笑)。
森コロは専門性が高くてベストセラーになる本ではない。しかし、一定の読者層には喜ばれる内容だと自負している。書店では、尻尾の方に入るが、一定の期間がすぎると尻尾からも切り離されやすい。次々と新刊が出て場所がなくなるからだ。
しかし、ネット書店ならその心配はない。だからネットで購入する人が多いはずだ。このブログを読んで買ってくれた人もどれだけいるかな?
ただし、森コロは林業関係者などにも興味を持たれると思うが、彼らの住む地方はネット環境が悪い。そもそもこんな本があることを知らない可能性もある。だからAmazonで検索することもない。これが問題だなあ~。
ちなみに、ロングテール理論、農林業にも当てはまりません?