森林ジャーナリストの裏ブログ

表ブログに書けない、書く必要もないドーデモ話をつらつらと。

お祭のノウハウ

2010-08-14 10:09:21 | 時事ネタ
地元の祭。どんどこまつりに、かつての学童保育保護者が出店している。

もともとは、私の時代に、足りない「延長保育」の費用を捻出するために始めたのだが、今や金銭的な目的でなく、楽しみの場となった。メニューは、例年フライドポテト。私も最後に少し揚げた。暑い油の風で、あっと言う間に汗だくになる。


実際訪れてみると、かつてのメンバーばかりで、現役というか、新しい保護者はほぼいない。みんなOBなのだ。だから、その場も同窓会みたいなノリ。ただ、以前は小学生だった子供たちが中高生、あるいは大学生、社会人になって手伝ってくれている。男が揚げて、それをすばやくスパイスにまぶし、紙コップに詰めて販売。流れるような仕組み。それがまたよく売れる。
かつては、仕入れの量を悩み、販売に悩み、さらにチャンスロスを減らしつつ売り切るための値下げのタイミングに悩み、いろいろ苦労して販売したものだが、もはやなれた動きになっている。
だから、私も裏でビールを飲むばかり(~_~;)。そして、昔はどうだった、とよもやま話をするばかり。みんな年を食って、それなりのオバさんオジさんになっているのだが、それが同窓会的でもある。


それにしても感動したのは、最後の片づけだ。
誰も指示することなく、慣れた手つきで皆さん、会場や道具などを始末する。
たとえば、大鍋に3つもある熱いままの揚げ油をどのようにしたら、片づけられるか知っているか? まず冷まさないといけない。そのためには氷の塊を入れるのだ。そして、新聞紙に吸収させる……のは、なかなか大変なので、用意されたボロに染み込ませる。その際の滴りをどのように処理するか、さらに食器の油の拭い方……等々、すごいノウハウを駆使する。
さらにゴミのまとめ方、棄て方、会場の片づけ方。

いやあ、不真面目な私は、ほとんど覚えていないのだけど、毎年やっているメンバーは身につけているんですね。あれよあれよという間に会場は片づけられた。みんな自分で判断して、やるべきことをやる。
こうしたノウハウは、マニュアル化するのは不可能だろうけど、すごい財産だと思う。

ちなみに私は、オロオロして、ほとんど働いていまへん……。