森林ジャーナリストの裏ブログ

表ブログに書けない、書く必要もないドーデモ話をつらつらと。

着物姿の女性に呼び止められ……

2011-07-25 00:22:39 | ドーデモ体験談

先日、駅前を歩いて本屋でも覗こうかと思っていたら、私の名を呼ぶ声が。

ふと声のした方向を見ると、車の中から女性が手を振っている。おおお、着物姿ではないか……て、まあ浴衣みたいなものではあるが。

近づくと、娘を学童保育に入れていた時分に知り合った保護者であった。おや、懐かしい。

「わかっているわね」

「……はい。お金ですか。今払わなければいけません?」

「そうよ」

私は、黙って財布を広げ、3000円を払った。

実は、学童の保護者仲間とは延々つきあいが続いているのだが、そのなかに医師がいて、病院勤務を辞めて独立したと連絡を受けた。そしてみんなで出資して何かお祝いの品を送ることになったという連絡を受けたのだが、私は賛同したまま、支払っていなかったわけ。
別にすっぽかしたつもりはない。支払い方に、「会って渡す」「振り込む」「夏祭の際に渡す」という選択肢を示されたのだ。わざわざ渡しに行ったり振り込んだり郵送するのもナンだから、夏祭に……と思って早半年(笑)。

もうすぐ祭なのだが、その前につかまったわけである。

ちなみに浴衣姿なのは、特別な理由はなくて、着物の方が涼しいからとのこと。

しかし、思わず「キャバレーのホステスさんにたまったツケを払っているみたいだな」と呟いたのであった。

ちなみに夏祭は、元保護者の有志でフライドポテトの店を出す。こちらも来て手伝うよう、言い渡された。

 


新幹線ドタバタ記

2011-07-02 18:26:33 | 時事ネタ

東京へ1泊2日で出かけた。今回の主要な目的は、某社の会議に出席するため。

そのため、行き帰りの新幹線チケットは、相手先が手配してくれることになっていた。おそらく経費管理のために、勝手にチケットを購入してはダメなのだろう。

そこで私は、2日目の午後に取材を入れて、それが終わってから帰れるような時間の便を調べて、6時37分発ののぞみに予約を入れてくれるよう頼んだ。

ほどなく、チケットが届く。

さて2日目。会議も取材も無事終えた。その足で品川駅に到着する。

とにかく暑い日であった。駅構内に入っても、全然冷房は聞いていない。考えれば、7月1日から東電管内は電力非常事態宣言をして、節電を義務づけられている。会議先、取材先でも、極めて冷房の効きは弱く、室内でも汗がじっとり滲んでいた。

かくなる上は、期待するのは車内だけである。幸い、行きの新幹線内はよく冷房が効いていた。これはJR東海は中部電力管内だからだろうか。

ジリジリとホームで待つ。チケットの席は12号車だったから、かなり端の方まで歩かされた。
ちゃんと駅弁とビールというサラリーマン出張的アイテムも購入する。駅構内で食べようと思ったのだが、適当な店がなかったのだ。

あと数分で6時37分だ。

ふと、妙なことに気づいた。私のチケットには、「のぞみ5号」となっているのに、ホームの掲示板は「のぞみ117号」になっている。しかし、時間は同じだ。どちらが間違っているのか。まあ、乗れて座れればいいや。

が、再び、チケットを見る。6時37分発。
掲示板は、18時37分発。

あっ、と気づいた。このチケット、朝の6時37分だぞ。間違って予約されたのだ。いくら私が6時と指定しても、午後の取材があるから、と伝えているだろうに。インターネット予約だったのだろうか。このチケットでは、乗れても自由席だけだ。指定席には別の誰かが予約しているだろう。

ホームは、人があふれている。なんたって出張サラリーマンがもっとも多い時間帯。東京発ではないし、指定席は埋まっていると見るべきだろう。これでは、確実に座れない。

駅弁とビール持って、のぞみの車内で立ち尽くすのか。

どうする? 予約し直しなぞできない。時間もない。

そこで、自由席に走った。1~3号車だ。端から端までに近い。満員のホームをかき分けかき分け、反対側までたどり着かねばならぬ。しかし、自由席だって、満員の可能性は強い。東京駅から乗る人で、大半が埋まっているだろうし、品川でも行列しているはず……。

絶望的になりつつ3号車まで来る。やはり列が長い。2号車へ。汗が滲む。

おお、奇跡的に2人しか並んでいなかった。これなら……。

そして気がついた。普通なら、もう列車が到着している時間だ。しかし、まだ来ない。アナウンスがあった。小田原付近で豪雨があり、そのため列車が軒並み10分ほど遅れているのだそうだ。東京駅折り返しの車両もそうなるらしい。

それだ! だから自由席の行列の大半は、一本前の遅れてきた列車に乗り込んだのだ。

結局、12分遅れで「のぞみ117号」は品川着。乗り込むと、わずかに空席がある。そこに滑り込む。3人目だから可能だったことである。幸い空調は十分に効いていた。今日1日で一番涼しいかもしれない。

よし。汗を拭って。弁当を広げて、ビールを開けて、靴は脱いで……これぞオヤジの出張サラリーマンそのものを悦楽を楽しめたのである。