tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

2017年から週3~4回の投稿といたします。しかし中身はより一層充実しますので、引続きのご愛読よろしくお願いいたします!

国宝仏、そんなにエライか!?/または ボク宝のすすめ

2017年02月18日 | 観光にまつわるエトセトラ
過日、得がたい経験をした。知人のYさんのFacebookで、話題が妙な方向に外れかけていたので、「これは軌道修正しないと」と思って(善意で)コメントを入れたところ、Yさんのお友だち(女性)から、こっぴどく叱られてしまったのである。
※画像はすべて一太郎2017から転載

その後、心やさしいYさんはコメントをすべて削除されたが、私のメールソフトにはその記録が残っている。当ブログのご愛読者の参考になると思うので、ここで再現してみたい。Yさんのお友だちも、ここまでは追っかけてこないだろうし…。

ときは2月15日(水)の夜。20時半過ぎにNPOの会議が終わって帰路につき、バスに乗り込んだところでYさんのタイムラインを見た。そこにYさんは、銀閣寺は国宝だが金閣寺は国宝ではない、ということを60歳を過ぎて初めて知った、と書かれていた。より正確に書き直すと「慈照寺の観音殿(銀閣)は国宝だが、鹿苑寺の舎利殿(金閣)は国宝ではない」ということだ。Yさんはこのようにスレッドの立て方が天才的にうまいので、いつも感心しながらFacebookを拝見している。

鹿苑寺舎利殿(金閣)は昭和25年に放火され、建物と仏像を焼失した。この事件は三島由紀夫の『金閣寺』や水上勉の『五番町夕霧楼』『金閣炎上』 などでよく知られている。焼失したので国宝指定も解除された。現在の建物は、昭和30年になって再建されたものである。

最近になって新築された建物は、通常は国宝にはならない。伊勢神宮の正殿も、式年遷宮のたびに建て替えられるので、国宝ではない。春日大社の本殿にも式年造替の制度があるが、これは新築ではなく修繕なので、国宝に指定されている。過去には本殿を新築していた時期があり、旧本殿は他の神社に移築された(撤下という)。柳生の円成寺(えんじょうじ)に移された春日堂と白山堂は、現存最古の春日造建築として、国宝に指定されている。

と、ここまでは良かった。マトモな議論がなされていたのだ。しかしこのあとがいけない。Sさんという女性(Yさんのお友だち)が「昨日くもじぃのテレビで言ってましたが、安倍文殊さんの、仏像は国宝に指定されたらしいですが、飛鳥寺の仏像は、国宝から、重要文化財に格下げされたそうですよ」「その、選出にも、色々あったようで…」等々と書いたのだ。 「くもじぃのテレビ」とは、「空から日本を見てみよう」(BSジャパン)だ。くもじいこと伊武雅刀が案内するバラエティ番組である。



「安倍文殊さんの、仏像は国宝に指定された」は正しい。まだ最近(平成25年6月)のことだ。しかしこれと対比する形で「飛鳥寺の仏像は、国宝から、重要文化財に格下げされた」 と書くのは間違いだし、飛鳥寺にも失礼である。なので私はすぐに「それは旧国宝の話では」とコメントした。私の生まれる前の「昭和25年」の話である。

「国宝」(national treasures)のコンセプトはフェノロサが考えたものだが、この言葉の意味は文化財保護法施行(昭和25年)以前と以後とでは、全く異なる。文化財保護法施行以前の旧法では「国宝」と「重要文化財」の区別はなく、国指定の有形文化財(美術工芸品および建造物)はすべて「国宝」と称されていた。このあたりのことは、Wikipedia「国宝」に詳しく記されている。一部を引用すると、

古社寺保存法および国宝保存法の下で指定された「国宝」は1950年(昭和25年)現在で宝物類(美術工芸品)5,824件、建造物1,059件に及んだ。これらの指定物件(いわゆる「旧国宝」)は文化財保護法施行の日である1950年(昭和25年)8月29日付けをもってすべて「重要文化財」に指定されたものと見なされ、その「重要文化財」の中から「世界文化の見地から価値の高いもの」で「たぐいない国民の宝」たるものがあらためて「国宝」に指定されることとなった。

混同を避けるため旧法上の国宝を「旧国宝」、文化財保護法上の国宝を「新国宝」と通称することがある。文化財保護法による、いわゆる「新国宝」の初の指定は1951年(昭和26年)6月9日付けで実施された。

以上のように「旧国宝」「新国宝」「重要文化財」の関係が錯綜しているため、「第二次世界大戦以前には国宝だったものが、戦後は重要文化財に格下げされた」と誤って理解されることが多い。

旧法(古社寺保存法、国宝保存法)における「国宝」(旧国宝)と新法(文化財保護法)における「重要文化財」は国が指定した有形文化財という点で同等のものであり、「格下げ」されたのではない。また、文化財保護法によって国宝(新国宝)に指定された物件のうち、重要文化財に「格下げ」された例は1件もない。




このように《重要文化財に「格下げ」された例は1件もない》のだ。もしBSジャパンが誤った報道をしたのなら問題だと思い、ネット動画でこの番組(2/14放送分)を見た。すると番組では図解を入れながら、上記「指定替え」の話がわかりやすく解説されていたので、これは単なるSさんの誤解(または早とちり)に過ぎないことが判明した。

しかしSさんは、国宝仏でないと知るとガッカリする、等々と書き、私は「国宝仏だから有り難い、国宝仏でないから有り難くないということはあり得ません」と書いた。Sさんは「そんな人もおられますよ。マニアならね。私が言う意味は、飛鳥に想いを馳せて来て、飛鳥大仏の荘厳な姿に触れて、これは、国宝ではないのだ、と驚かれる、と言うことです」と書いた。

私は仏像マニアではないが、国宝かどうかで信仰心や有り難みや感動が変化する、などということが信じられない。過去に私が最も感動した仏さまは長谷寺の観音さま(木造十一面観音立像)だ。こちらは国宝ではなく重要文化財だが、それが何であろう。仏像は美術品ではないのだ。四国八十八ヶ所霊場は3分の2ほど巡拝したが、仏さまのお顔を見て拝んだことは1度もない。仏像が安置された厨子の扉に向かって拝んだのである。



みうらじゅんは国宝ならぬ「ボク宝(ほう)」という。つまり「国宝よりも大切なボクだけの宝物」というわけで、これが宝物に接する正しい態度ではないだろうか。第一、室町時代より新しい時期に造立された国宝仏など、聞いたことがない。新しい仏像は有り難くないのだろうか。

しかしSさんはまだ理解できない様子で、「なんか、私に恨みでも…」「もう、何も申しません!!」「この場の雰囲気が、メチャメチャになっても、それでも譲れない!て仰るのなら、今後いっさい、Yくんの歴史ネタには、参加しないです」(夜中の23時9分)と書かれてこのやりとりは一旦修了(後日、Yさんはすべてのコメントを削除された)。

文化財保護法で制度が変わったことは、ちゃんと知っておくべきだし(「空から日本を見てみよう」もきちんと伝えていた。それを見落としたのは致命的だ)、国宝指定と「有り難み」「感動」は全く関係がない。どこを「譲る」というのか、理解に苦しむ。

いつもお寺や仏像に興味や知識のある方とばかり話をしているので、このような素朴な意見に接することは皆無であった。その意味では、有意義な機会だった。Yさん、やきもきさせて失礼しました!
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ならまち花あかり(元林院復興イベント)/2月25日(土)26日(日)に開催!

2017年02月16日 | 奈良にこだわる
「第2回 ならまち花あかり」(奈良・元林院花街復興プロジェクト主催、奈良市共催)が2月25日(土)と26日(日)に開催される。毎日新聞奈良版(2/6付)「ならまち花あかり 芸舞妓が踊りやお座敷遊び披露 奈良で25・26日」によると、

町家が並ぶ奈良町(奈良市)に全国11花街(かがい)から芸舞妓が集い、踊りやお座敷などを披露する「ならまち花あかり」が25、26両日、奈良市で行われる。同市内の花街・元林院(がんりいん)の芸妓(げいこ)、大野菊乃さんが代表を務める「元林院花街復興プロジェクト」が主催する。

25日午後2時、舞踊公演「大和をどり」がならまちセンター市民ホール(同市東寺林町)で開催(1人7000円)。奈良市内で約60年前から舞われていた踊りなどを元林院の3人を含む全国の芸舞妓が披露する。同日午後7~9時には芸舞妓の踊りやお座敷遊びを楽しめる大宴席を、いずれも奈良市高畑町の▽旅館「四季亭」▽料亭「菊水楼」▽奈良ホテルで開く(同1万8000円~5万円)。

26日は午後1時に「全国花街伝統芸能シンポジウム」を同市水門町の東大寺総合文化センターで行う(無料)。元林院に伝わる踊りを芸舞妓らが舞い、花街文化についてトークがある。同日午後3~5時には同市元林院町の界隈の店で、芸舞妓の接待で日本酒を楽しむ「元林院花街日本酒バル」も催される(チケット1500円)。各イベントは予約制。申し込みは奈良市観光協会(0742・27・8866)。【和田明美】


公式HPの同イベント紹介ページは、こちらである。25日(土)には二の足を踏む向きにも、26日(日)のシンポジウムとバルには、ぜひご参加いただきたい。同サイトには、

「全国花街伝統芸能シンポジウム」
奈良・猿沢池のほとり、昭和初期から続く花街「元林院」 今も伝わる、おもてなしの「心」と花街ならではの「和」の文化を次世代に繋げることをテーマとしたシンポジウムを開催いたします。奈良と花街に縁のあるコーディネーター・パネリストをお迎えしての古都・奈良の花街文化の魅力を語り合う・語り継ぐシンポジウムです。
定員 320名 / 入場無料

プログラム
①基調講演
 『私が見てきた花柳界。昔と今とこれからと』浅原 須美(フリーライター/花街記者歴20年)
 子ども舞踊披露(元林院で学ぶこども日本伝統舞踊教室 生徒一同)
②舞踊披露
 奈良元林院の伝統舞踊菊乃・菊亀(奈良元林院)
③トークセッション
 花街の灯りを繋げる
◆メインパネリスト
西山 厚(帝塚山大学教授)
◆パネリスト
籔内 佐斗司(彫刻家/東京芸術大学教授)、浅原 須美(フリーライター/花街記者歴20年)、真筝(ミュージシャン 元 祇園甲部芸妓)、めぐみ(東京・八王子芸妓組合)、菊乃(奈良・元林院)、喜久次(岐阜・鳳川伎連)、笑弥(金沢・主計町芸妓連)、ももこ(福井・浜町芸妓組合)、あおい(新潟三業協同組合)、紫乃(東京・品川大井 芸者置屋なみ喜)、かつを(高知・土佐芸妓料亭濱長)、千代鷺(愛媛・松山検番)、小代美(秋田県・あきた舞妓 株式会社せん)

「元林院 花街日本酒バル」
時間 15:00~18:00(予定)
会場:元林院 ならまち界隈

冬の奈良で芸妓・舞妓と一緒に日本酒を楽しむ一夜!元林院花街を中心に、芸妓舞妓のおもてなしと、参加店舗毎に違う酒蔵の日本酒と日本酒とのマリアージュを楽しむための酒肴一品をご用意!当日は、着物でのバル参加を楽しんでいただける特別企画も実施します。

バル詳細
参加費:花街日本酒バルめぐりチケット:1,500円
チケット(1,500円)購入者は、本部にてチケットとともにイベントオリジナル升を受け取り、参加店を巡ります。各店舗では日本酒1杯と、酒肴1品を500円(予定)でご提供。各店舗で、全国十花街の芸妓・舞妓による、お客様へのおもてなしをお楽しみいただけます。

※芸舞妓の各店舗でのおもてなしは15時~17時となります。17時以降は芸舞妓はフリータイムとなり、いずれかの店舗にておもてなしとなります。
※各芸舞妓の、おもてなし担当店舗は、当日受付でお渡しする参加パンフにてご案内いたします。

また各店舗にいる芸妓・舞妓からシールと千社札を集めていただくラリーも開催!参加店舗全てのシールをコンプリートされた方には、スペシャルグッズをプレゼント!
参加店舗(順不同) つるや/なら泉勇斎/酒肆春鹿/よばれや/Ritz/酒肆 華/Ber fiddich/絆/のぞみ/あるるかん/ぐるめ藤
※参加店舗については変更・追加の場合もございます。


うーん、これはすごい。「全国花街伝統芸能シンポジウム」のトークセッションには、西山厚氏(帝塚山大学教授)や籔内佐斗司氏(彫刻家・東京芸術大学教授)も参加されるのだ。そういえば2月10日付の奈良日日新聞に《(西山教授は)「花街イコール色町(遊郭)と思っている人が多く、正しい情報を伝える努力も必要」と話す。元林院も明治の初期はそうだったが遊郭を木辻に移し、花街として発展を遂げた。元林院は色町ではない》という記事が出ていた。

西山教授は、花街は「日本の伝統文化が息づく場所」(同紙)と語る。すべてのイベントが要予約で、奈良市観光協会(0742・27・8866)に電話する。バルは参加料(1,500円)のほかに各店で500円を支払って、酒肴1品をオーダーする仕組みだ。この25日と26日には、ぜひ「ならまち花あかり」に足をお運びください!

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古代衣装ファッションショー&講演会/2月18日(土)近つ飛鳥博物館で開催!(2017 Topic)

2017年02月15日 | お知らせ
太子町にぎわい創出事業として「古代衣装ファッションショー&講演会」が開催される。参加費は無料である。大阪府立近つ飛鳥博物館のHPによると、

太子町にぎわい創出事業 「古代衣装ファッションショー」
聖徳太子の冠位十二階など、飛鳥時代を再現した古代衣装のファッションショーを開催します。古代衣装研究家 山口千代子先生による古代衣装の講演会、こども古代衣装体験も併せて開催します。古代文化の再現を通して、 「聖徳太子のまち」太子町のブランドイメージを発信します。

≪日 時≫ 平成29年2月18日(土) 14時~
≪会 場≫ 大阪府立近つ飛鳥博物館(大阪府南河内郡 河南町東山299)地階ホール
≪参加料≫ 無料(ただし、展示室へは入館料[大人=300円]が必要です)
≪その他≫ 雨天決行(荒天中止)
     
関連行事
①こども古代衣装体験
平成29年2月18日(土) 13時~
会場:大阪府立近つ飛鳥博物館 屋上階段ステージ
定員:30名 参加料:500円【フォトフレーム代】
※事前の申し込みが必要です。(締切1月20日)雨天中止(町から送迎あり)

②古代衣装講演会
平成29年2月18日(土) 15時~
会 場:大阪府立近つ飛鳥博物館 地階ホール
参加料:無料(ただし、展示室へは入館料が必要です)
講 師:山口千代子 氏(古代衣装研究家)
     
お申込み・お問い合わせ:太子町役場 にぎわいまちづくり課 0721-98-5521


チラシのデータ(PDF)は、こちらに出ている。また太子町のHPにも情報が出ている。

太子町には聖徳太子の墓所とされる叡福寺北古墳磯長墓(しながぼ)があることで知られている。太子は日本における最初の服制「冠位十二階」を制定した。

太子の死後の世界を刺繍したといわれる「天寿国曼荼羅繍帳」に描かれている衣装から、藤原京・平城京・長岡京時代の200年間の衣装の変遷を「ファッションショ―」と「トーク」で体感できるこのイベント、ぜひご参加ください!

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奈良のうまいもの会 認定プレミアム商品(第2回)/吉野の葛餅、柿もなか、桜ちいず!

2017年02月14日 | グルメガイド
2月8日(水)、「奈良のうまいもの会」が主催する「第2回 認定プレミアム商品審査会」が、奈良ロイヤルホテルで開催された。私は奈良のうまいもの会顧問として、前回に引き続き審査委員長を拝命。全商品をじっくり味わって審査に臨んだ。詳報が奈良新聞(2/11付)に掲載されたので、以下、全文を紹介しておく。





「奈良の葛餅」がグランプリ
「柿もなか」や「桜ちいず」も 奈良のうまいもの 認定プレミアム商品に

飲食店や生産者などでつくる「奈良のうまいもの会」(井上昇会長)の第2回「認定プレミアム商品」審査会が8日、奈良市法華寺町の奈良ロイヤルホテルで開かれた。グランプリにはよしのや(奈良市)「吉野の葛(くず)餅」が選ばれ、2位の奈良吉野いしい(五條市)「柿もなか」。3位の奈良祥樂(斑鳩町)「奈良の桜ちいず」とともに、認定商品となった。



井上昇会長の開会挨拶



平成27年1月に続き2回目の開催。同会は認定された商品を会の広報誌などでPRしつつ、認定商品を増やして「奈良のうまいもの」ブランドの確立につなげる考え。審査会には関係者約60人が参加。「奈良のうまいもの」登録商品200点の中から立候補した12社17点が出品され、出品者が商品の特長などをプレゼンテーションした。井上会長をはじめ県や調理師連合会、報道の関係者ら12人は試食もして審査を行った。


1位(グランプリ)に輝いたのはよしのや(奈良市)の「吉野の葛餅」


2位は奈良吉野いしい(五條市)「柿もなか」


3位は奈良祥樂(しょうがく 斑鳩町)「奈良の桜ちいず」(左。右は「奈良の都ちいず」)

審査後、審査委員長のNPO法人奈良まほろばソムリエの会専務理事の鉄田憲男さんが各認定商品を講評。吉野の葛餅は「奈良らしく、パッケージも楽しい」、柿もなかは「特産の柿が年中おいしく食べられる」、桜ちいずは「奈良の清酒の酒かすを使用し、高級感と企画力がある」などと述べ、各代表者に木製の盾を手渡した。


「べっぴん奈良漬」には「激辛みそ」味も登場、辛くて美味しい!


おなじみ山崎屋の「きざみ奈良漬」。私は帰省の折、いつも買って帰る


三輪山本の「麦縄菓子」は、そうめんのルーツ「麦縄」をカリッと揚げたお菓子だ

また、中国菜館桂花(生駒市)「大和抹茶当帰葉ラテ」▽釜めし玉や(葛城市)「ヤマトポーク角煮の釜めし」▽かめいあんじゅ(大阪市北区)「大和トウキ漬けピクルス」―の3点が審査員特別賞に選ばれた。


中国菜館桂花(生駒市)「大和抹茶当帰葉ラテ」のプレゼン。下は展示ブース




舟知節子さんの「吉野の葛餅」のプレゼン。下は現物



グランプリの吉野の葛餅は、パッケージに奈良の行事や風景を描いた商品。よしのやの舟知節子専務(57)は「吉野本くずを使用し、つやとこしがあって食感がいい。黒蜜ときな粉をかけるとやみつきになりますよ」とPRした。


釜めし玉やさんの「ヤマトポーク角煮の釜めし」のプレゼン


「ヤマトポーク角煮の釜めし」(下の写真も)



なお毎日新聞奈良版(2/9付)には《よしのやの舟知節子さん(57)は「吉野本葛を使い、ツヤ、コシが格別」などとPR》、産経新聞奈良版(2/10付)には《同会の芦高清友実行委員長(38)は「今後も『奈良ならでは』のうまいものを生みだし、発信していきたい」と話した》等々と紹介された。


かめいあんじゅ「奈良ピックルス」のプレゼン。現物は下の写真


「奈良ピックルス」(大和トウキ漬けピクルス)






奈良祥樂の「奈良の都ちいず」「奈良の桜ちいず」のプレゼン

今回は前回よりはるかにレベルが上がっていて、採点には苦労した。入賞した商品は、激戦を勝ち抜いたスグレモノばかりだ。「吉野の葛餅」は、歯ごたえが良く、本葛ならではの味わいが評価された。舟知さん手描きのパッケージもいい。「柿もなか」は、生柿の食感が残っているところが新鮮だ。「桜ちいず」は、清酒「奈良の八重桜」の酒粕を使うというアイデアが冴えている、味もいい。


石井物産の「柿もなか」のプレゼン。同社の商品は最近、グンと味が良くなった


餡のなかに柿のツブツブが見えるだろうか

「大和抹茶当帰葉ラテ」は、ヤマトトウキ(大和当帰)という薬草をうまく抹茶とミックスして美味しいラテに仕上がっている。「ヤマトポーク角煮の釜めし」は、珍しい豚肉を使った釜飯で、これは元気がつくし若い人にも受け入れられるだろう。「奈良ピックルス」(大和トウキ漬けピクルス)は、大和当帰を漬けた酢を使い、そこにいろんな野菜を漬け込んだもので、洋風のつまみとしてピッタリだし、鹿の形にくりぬいたニンジンが奈良の雰囲気を出している。

まる半日かかった大変な審査会だったが、「奈良はうまいものばかり」が、これで実証された格好だ。奈良のうまいもの会の皆さん、これからも良い商品をどんどん広めてまいりましょう!


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ナント・なら応援団、8年目に突入/奈良新聞に大きく紹介されました!

2017年02月10日 | 観光にまつわるエトセトラ
今朝(2/10)の奈良新聞に「ナント・なら応援団」の記事広告(最終面の全面)が掲載された。見出しは《南都銀行OB・OGのボランティア・グループ ナント・なら応援団 親切・丁寧なガイドに定評》である。2010年1月の発足から8年目を迎えた同応援団の活動が詳しく掲載されている。全文を紹介すると、

「観光立県」をめざす奈良県において、南都銀行(頭取:橋本隆史氏)は県観光の活性化に力を入れている。年に2回開催している観光振興のためのセミナー「観光力創造塾」は、1月30日の開催で7回目を迎えた。11年前に開設した地域ポータルサイト「ええ古都なら」は昨年7月に全面リニューアル。観光情報だけでなく、本県の優れた地域資源を紹介している。

このような同行の多彩な観光振興活動のなかでも特筆すべきは、同行OB・OG40人から構成されるボランティアガイド・グループ「ナント・なら応援団」(代表幹事:門口誠一氏)だ。社寺でのガイドに加え、最近では、大手旅行会社と連携し、バスツアーへの参画やガイドも行っている。結成から8年目を迎えた「ナント・なら応援団」の最近の動きを紹介しよう。


平城遷都1300年祭を契機にスタート
「ナント・なら応援団」の活動がスタートしたのは、平城遷都1300年祭が開催された平成22(2010)年1月。同祭の「祈りの回廊 奈良大和路秘宝・秘仏特別開帳」事業の対象寺院などにおいて、拝観者へのガイドを行うために結成された。同祭の2年前(平成20年)、同事業の担当者から「特別開帳を望む社寺は多いが、人手が足りなくて困っている」という声を耳にしたのがきっかけだった。

同行退職者に声をかけると28人のメンバーが集まった。平成21年夏、奈良大学から教授陣を招き、20時間(1時間は80分)の特別講義を受講し、また実際に寺院なども訪ねて、ピカピカのガイドに育て上げた。会期途中から8人の追加応募を受け、メンバーは計36人に。

最終的に22年中にガイドを行った寺院などは、1年間で延べ19ヵ所に上った。同団メンバーのガイドは元銀行員ならではの親切・丁寧な応対で好評を博し、新聞やテレビに大きく取り上げられた。



奈良の観光振興に貢献大
22年末には奈良県知事からも感謝状を受領。当初、同祭の1年間だけの予定だったが「23年以降も、継続してガイドをしてほしい」(県観光局)との依頼があり、その後も継続、今年で活動は8年目を迎えた。同団の代表幹事で、研修のインストラクターも務める門口誠一さんは「あっという間の7年でした。これからも、社寺や拝観者に喜んでいただけるガイドに努めます」と意欲を燃やす。

全国の金融機関で初、大手旅行会社との連携ツアーでガイドも
さらに昨年は大きな進展があった。同行はクラブツーリズム(代表取締役社長 小山佳延氏)と連携。奈良県南部・東部地域を巡る3本の日帰りバスツアー「南都銀行おすすめの奈良再発見ツアー」を実施したのだ。

同団メンバーはツアープランの策定段階から参画し、ガイドも同団メンバーのうち、奈良まほろばソムリエ検定(奈良検定)の最上級である「奈良まほろばソムリエ」の有資格者4人が担当した。金融機関が旅行商品の企画やガイドにまで参画するツアーは、全国でも初の取組みである。

ツアーで県南部・東部地域の観光を振興
ツアーは大阪発着で、紅葉の天川村(11月7日)、丹生川上三社(11月21日)、桜井・纒向(12月12日)の3本。いずれも県南部・東部地域の観光振興をねらいとして実施された。大阪府下を中心に多くの参加者を集め、今後も継続して実施される予定だという。

クラブツーリズム関西テーマ旅行センターの宮本津由支店長は「企画・下見から添乗まで生みの苦しみを、パートナーとして共有できたことに感謝。今後も奈良の奥深い魅力発掘・発信を一緒にしてまいりたい」と語る。

他のボランティア団体と交流研修会を開催
このように活発に活動する「ナント・なら応援団」に対し昨年、「大津市生涯学習センターボランティア連絡協議会」から「交流研修会を実施したい」との依頼があった。同団の活動の実態を知り、今後の同会の活動の参考にしたいとの趣旨だ。

11月15日午前、大津市から約30人のメンバーを同行本店に迎え、「ナント・なら応援団」からは5人のメンバーが3グループに分かれて意見交換。午後からは奈良市内の寺院でガイドを実演、活動の一端を見てもらった。

大津からの参加者は「手元資料も見ずに流ちょうな説明をされたことに、とても驚きました。言葉の端々から地元愛が伝わってきて、説明を聞いた人は、きっと奈良が大好きになって帰られることでしょう」と話した。

奈良ならではの活動 今後の発展に期待
「ナント・なら応援団」には今後も大きな期待が寄せられている。同行の河井重順常務取締役は「他の銀行にはない、奈良に本拠を置く当行ならではのユニークな活動。社寺での定点ガイドのほか、ウォーキングツアーやバスツアーのガイド、講演活動など、これからも活動の幅を広げていってほしい」と期待を寄せる。

この活動は、拝観者や社寺に喜んでいただくだけではなく、同団メンバーであるOB・OG自身の生きがいづくりにも役立っている。また同行のCSR(企業の社会的責任)としても位置づけられている。まもなく10年目を迎える「ナント・なら応援団」の今後の発展に、大いに期待したい。

「ナント・なら応援団」とは
平成22年(2010年)1月、「平城遷都1300年祭」の「祈りの回廊 奈良大和路 秘宝・秘仏特別開帳」事業の対象となる寺院などにおいて、拝観者へのボランティアガイドを行う団体として発足。メンバーはすべて南都銀行OB・OGで構成され、当初は28人でスタート。その後毎年団員の入れ替わりがあり、現在は40人・平均年齢は約65歳。事務局は、同行において観光振興支援を担当する「公務・地域活力創造部」に置かれている。
南都銀行 公務・地域活力創造部(電)0742-27-1611


私は同団の創設当初から関わっている。この仕組みを起案し、経営会議に諮った。承認を得てメンバーを募集。このあとが大変だった。カリキュラムを作り、奈良大学に出向いて教授陣の派遣をお願いした。夏休みの期間中、1日2時間(80分×2回)の座学を10日間と現地(寺院など)研修。2010年1月からは、希望する寺院などにメンバーを次々と派遣。人手が足りない日には私も出向いてガイドした。

予想以上に寺院などから派遣希望があったので、途中でメンバーを増員。同年末に知事さんから感謝状をいただいて「やれやれ、これで終わった!」と思ったのもつかの間、「ぜひ、2011年以降もお願いします」となり、現在に至っている。

同団メンバーの物故者は、これまでに2名。いずれも奥さんから「主人は常々、応援団でボランティア活動ができるのが一番の楽しみ、と言っていました」とおっしゃっていただき、感謝感激である。

メンバーの確保が第一の課題だが、退職者の(65歳までの)雇用延長制度ができたことで、入団者が減少の一途をたどっている。これからは機会を捉えては参加を呼びかけたいと思っている。

皆さん、お寺などで赤いベストを見かけられたら、ぜひ一声おかけください。団員の皆さん、これからも頑張りましょう!














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