以前紹介した「女性一人の小料理屋」の記事は人気が高くて、「連れて行け」という声が多い。一度訪れたときは運悪く臨時休日に当たり、悔しい思いをした。が、その後再訪を果たしている。ちゃんと私のことも覚えていてくれたよ(^o^)。お店の名前は「てげてげ」だからね。
が、実は彼女からは別のお店の紹介を受けていた。それは、たまたま話題が肩こりになり、「どこかいいマッサージ店ない?」という質問に応えてくれたものだ。その日は満員だったので、後日訪れた。
その店は、「てげてげ」からさほど遠くなく、繁華街の中の地下。店内には10以上のベッドが並んでいる。奥にはカーテンで囲うコーナーがあるが、全体に開けっ広げの健全店。そこでトレーナーとトレパンに着替えて、揉んでもらう。男の方が多いが、女もいる。
驚くべきは価格だ。全身60分で2900円! 通常の半額以下だろう。ほか足裏や頭皮やリンパ、オイル……などもある。安いからといって、手抜きはない。
施術を受けると、びっくりするほど力強い。ツボも心得ているし、ストレッチも入る。時に痛い(>_<)。リハビリ受けている気分になる。中国式按摩とタイ式マッサージの融合のように見えて、実は筋肉と骨に圧力をかけるスポーツ・マッサージのような感じがした。
私は、マッサージを長く受ければ受けるほど心地よいのだが、90分を頼むと辛くなってきた(^^ゞ。でも、効きます。かなり。
が、もっとも驚くべきは、マッサージ師が全員、外国人であることだ。と言っても、よくある中国娘とか東南アジア人ではない。顔はほとんど日本人。たまにヨーロッパ系の片鱗を感じる人もいるが、基本は日本人とそっくりだ。
そしてしゃべるのは、ポルトガル語。そう、彼らは日系ブラジル人なのである。
なぜ、ブラジル人がマッサージなのかよくわからないが、支店もあるようだからかなりの人数のマッサージ師を抱えているのだろう。それも腕を鍛えているから、マッサージに外れがない。金融危機後、多くの日系人が職を失ったというが、彼らがこのような技術を身につけて踏みとどまってくれるなら嬉しい。
いい店を教えてくれたよ。今後、「てげてげ」とともに、通うことになりそうだ。
ここまで書くと、なんという店だ? と思うだろうね。名前だけ書いておく。
アメリカンドリームマッサージ
なんで、ブラジル人が日本で店を開いて、アメリカンなんだ(笑)。