森林ジャーナリストの裏ブログ

表ブログに書けない、書く必要もないドーデモ話をつらつらと。

娘の箴言

2010-01-28 23:49:27 | 娘ネタ

娘が、やたら陽気なことがある。

「何かいいことあったか」と聞くと、逆だという。嫌なことがあったのだそうだ。

それならなぜ、そんなに元気なのか。

「嫌なときに落ち込んでも、よくならない。わざと元気に振る舞った方が前向きになれる」

おいおい、カッコいいこと言うじゃないか。なんか、箴言みたいだ。

思わず「坂本龍馬みたいだ」と持ち上げてしまった(笑)。

実際、それからも「問題は、なんでも解決させたらいいとは限らない」とか言うことが、格言、ことわざみたいなセリフが続く。

なんだか、大人だな~。

ところが、先日は丸1日フクレいた。自分が忘れていたためにある約束に遅れたのだが、その失敗を根に持って、親のせいにする。

「口ほどには、心と身体は付いてこない」。これ、私の箴言である。(笑)。


幻の横浜中華街

2010-01-17 23:23:15 | ドーデモ体験談

東京のシンポに出席。無理すれば日帰りも可能だが、翌日に座談会の話が出たので、一泊することにした。そして夜の会合も決まった。

ところが、直前に座談会がキャンセルされて日延べ。

かといって、いまさらほかの用まで外せない。となると、翌日が丸ごと空いてしまう。
さすがに取材するテーマは思いつかないし、そもそも土曜日で休みが多い。何か楽しめるところはないかと考えて、思いついたのは次の三つだった。

横浜中華街
お台場
ジブリ美術館

そこで横浜ならと、横浜在住の女性に「デートしませんか」とメールで申し込むも、返事はなし。振られた(T_T)。
しょうがなしに(*_*)、男の友人に電話。OKが出たので安心して、その日はホテルに泊まり、翌朝待ち合わせなどを決めるつもりで、また電話。

ところが、彼は二日酔いなのであった(@_@)。
動けないというのでパス。

なにくそ、と、別の横浜の友人に電話するも、出ない。

さすがに万策尽きる。一人で中華街に行くことも考えたが、歩くのはまだしも一人で食事するのも虚しい。東京で誘える人はほかにいないでもないが、直前すぎる。

ジブリも予約制なのであきらめ、結局は一人でお台場に出かけたのであった。

ちなみに、最後の友人は、帰りの新幹線に乗ったところに電話。気がつかなかったのだと。手遅れだよ(-_-)。今度、大阪で会う約束をした。

誰か、私が東京で暇してる時につきあってくれる人、募集します。女性優遇(笑)。

 

 


初詣は辰五郎大明神

2010-01-03 00:05:58 | ドーデモ体験談

今年の初詣に訪れたのは、「辰五郎大明神」である。まあ、ほとんとの人が知らないだろう。

三輪神社から少し山辺の道に入ったところにある。実は三輪神社を詣でたものの、あまりの人でさっさと退散、裏手に回ってみると「きよめの滝」の標識があったので、訪れてみたのだ。

そこは、よくある滝行を行う場なのだが、その社務所?に挨拶すると、「ぜんざい、食べていきませんか」との声がかかる。

ぜんざいと言われたら、遠慮しません(^o^)。上がり込んで、いただくことになった。

餅を火鉢で焼いている間、よもやま話。

「辰五郎大明神」とは、どんな由来があるのかと尋ねると、

「よくわかりませんのや」

なんでも、祖父の代からあったのは間違いないが、いつごろから、そして辰五郎とは誰か、何も記録が残っていないらしい。

ただ、以前「淀屋」のことを調べている人が偶然来たらしい。
淀屋をご存じだろうか。江戸時代前期、随一の豪商だ。当初は材木を扱い、土木工事も行っていたが、やがて米問屋として米市を開き、数々の市場を創設する。大坂を「天下の台所」に仕立てた立役者である。一時は海外貿易にも乗り出し、北前船の先駆けにもなっている。現在、中之島にかかる淀屋橋を掛けたのもこの商家だ。
とてつもない大金持ちとして有名だが、実は5代でつぶれている。幕府ににらまれ、財産を没取され大坂を所払いされたのだ。

武士への貸し付けがあまりの金額になったからだと噂されている。

で、この淀屋の5代目が「辰五郎」だというのである。

まあ、それとつながりがあるのかどうかは、まったくわからない。

だが、大坂の米といえば天下の台所であり、世界で最初の先物相場を作ったところ。淀屋も関係したのは間違いないだろう。先物は、何かと危険視されがちだが、実は金融市場では欠かせないリスクヘッジの手法である。先物抜きに、現在の国際金融は回らない。

「ならば、この大明神も、先物の神様として売り出したら、人気呼びますよ」

こんなことをいう私は、俗物である(笑)。が、あえて、いう。

辰五郎大明神をお参りすると、先物取引で運が回ってくると信じよう。間違っても、財産没収にはされない(^^;)。むしろ、ぜんざいをいただける…かもしれない(^o^)。

ちなみに淀屋は、その後番頭によって松江に再興されて、江戸後期にはまた大坂で活躍する。だが幕末には、倒幕派に全財産を投じるのである。徳川への恨みを晴らしたのかもしれない。

 生臭い話になってしまったが、私の初詣には向いていたかもね。