昨日は、林業家に商品開発だ営業だというのは酷ではないか、と書いた。
そこで思いついたのが、商店街。それもシャッターばかり下りたような、さびれゆく商店街。こうした店舗の持ち主と森林所有者も似てはいないか?
商店街に店開いているんだから、商品や販売のプロだろ、と言いたいのだが、実はそうでないケースが多い。
代わりばえのない商品を高い値段で並べ、営業努力もしない結果、店が立ち行かなくなり、シャッター下ろしたままになる。そして、大型店舗が郊外にできたのが悪い、国は規制する法律を作れ、補助金よこせ、とのたまう。
反対である。買いたくなる品を並べないから、郊外の大型店舗に客は行くのだ。
それにしても、店がつぶれたのなら、その店舗を誰かに売るか貸せばよい。そうしたら意欲的な経営者が現れて流行らせる店にするかもしれない。そして商店街自体も活気づく。しかし、売らないのである。貸さないのである。
シャッター下ろしたまま維持する。一応駅前の一等地だから、資産になると思っている。食う分は、勤めに出るなり、どこぞにアパートや駐車場を経営して稼げる。店を眠らせておいてもよい。でも、商店街はさびれ、どんどん地盤沈下する。
ねっ、森林所有者と似ているでしょ。