森林ジャーナリストの裏ブログ

表ブログに書けない、書く必要もないドーデモ話をつらつらと。

新人から素敵女子へ

2009-11-30 00:42:01 | ドーデモ体験談

最近、タイトルに「女性に関する言葉」を入れると、アクセスが上がる、ということに気がついた。だから、今回も(笑)。別に、アクセス増えないでもいいんだけど。

 

ここんところ、2年ぶりに逢う女性が相次いだ。しかも、2年前は新人。それが2年立つと、どうなっているか。

まず、某雑誌編集部のYさん。前回会ったときは、ピカピカの新入社員であった。なんでもアメリカ(だったかな……)に留学していて、インターネットで社員募集を見つけて、応募したという。ところが空きがなかったのに押しかけて? 最初は編集長の経営するレストランでバイト生活(笑)。でも、ちゃんと編集部に就職できたというのである。

今回、編集部を訪ねる直前に編集長にメールを送ったのだが、彼は出張中で、彼女が代わりに返事をくれた。そしてテキパキと段取りを組む。おかげで、通常なら編集長に会えないならとキャンセルする訪問を実現させた。

久しぶりの彼女は、すっかりあか抜けて、キャリアウーマンといったイメージではないが、我々の専門的な会話にさりげなく参加したり、情報も提供する、仕事もできる素敵女子になっていた。もちろん、立ち振る舞いもファッションも素敵♪だった。
こうした編集部員とは、一緒に仕事がしたくなる。

 

そして、静岡で再会したKさん。彼女と2年前にあったとき、彼女は学生だった。卒論の研究のために私にインタビューをしに生駒まで来たのである。
逢える時間が限られていて、ホテルで一緒に朝食を取った(彼女とは朝合流したんだよ笑)が、ホットパンツ姿ながら、なかなかあか抜けていた。学生時代とイメージが違う。なんたって彼女はホテルウーマンなのだ。

話し込んでいると、それなりに仕事の上の悩みもあり、今回配置転換が決まったらしいが、そんな姿も社会人ぽい。思わず、「悩むのって、いいことだよ」と人生訓垂れてしまう。そして人生なんて、ものすごくいい加減に、どうにでも転がっていくものか実例を挙げてしまった。

そこで見せられたのが、彼女の卒論に対する教授からの手紙だった。そこには最大級の賛辞が並んでいた。「2軍選手の試合を延々見せられて、飽きてきたところに松坂大輔かダルビッシュ有が登場したようだった」とまで書いてある(笑)。

彼女は、仕事で怒られてめげた時に、読み返して元気をもらうそうだ。

実際、その卒論は実によくできていて、何より自分で調べて自分で考えて書いたことが伝わってくる。

おそらく、その経験は、今後の仕事でも活かせるだろう。その卒論に私も多少かかわったことが嬉しい。

そんな彼女も、素敵女子だったよ。

成長する彼女らを見て喜ぶとは、私も父親気分かなあ……(~_~;)。


JALグループのキャビンアテンダント

2009-11-02 10:30:43 | ドーデモ体験談

また、意味ありげなタイトルをつけてしまった(^^;)。シリーズ化するか。

出雲に行ってきた。飛行機である。伊丹-出雲間は、JALグループの日本エアコミューター(JAC)しか就航していない。機体は、SAAB340。乗員36人のプロペラ小型機である。乗り込むのも、滑走エプロンを歩いて機体に近づき、簡単な階段を昇る。

「小型機だから、常に満席。JALが経営危機でも、路線撤退はないだろう」とは、島根で聞いた話。
そうだよな、日航の経営危機は深刻で、ほとんど倒産状態だから赤字路線からの撤退を次々と決めている。しかし、大阪-島根の空路がなくなると困る。島根は岩見空港も抱えているが……。

もっとも私は、あまりJALに好感を持っていなかった。どちらかというとANAを選ぶことが多い。事故が多いとか備品がどうだという問題ではなく、会社の体質にイマイチ違和感を持っていたからだ。

さて、この路線の小型機に乗務するキャビンアテンダント(CA)は、一人である。

復路は、非常口のあるもっとも先頭の座席となった。おかげでCAが目の前で見られる(^o^)。

機体の扉の開け閉めも、CAの仕事だった。それも電動ではなく、まず彼女の座席を横にスライドさせ、地上に立てかけてある階段を力任せにグイっと持ち上げて機内に収納する。それを扉横にスライドさせ、これまた手動で扉を閉める。そしてハンドルを回してロックする。

そうした一連の動作を華奢なCAさんがするのをつぶさに観察できた。狭い機内のどこに何が収納されているかを観ることができたよ。

さらに機内放送をしつつ、安全確認。恒例のライフジャケットの扱い方や、取扱説明書を紹介し、それが終わるといったん席について離陸。上空で安定すると、機内を巡回しつつ、新聞や雑誌を勧めたり、毛布の提供、そしてキャンディの配布……。

大型機のCAとは、かなり仕事内容も違う。子会社のローカル路線ゆえか。

途中、気流が乱れて、彼女も着席するが、向きか客と対面する形になる。顔を向け方も気を遣うだろうな。そして、肩から腰にかけての頑丈なシートベルト。ハーネスみたいだ。
CAの接客サービスは平時の仕事だが、本来彼女らは安全要員である。その点を忘れて、サービスの内容ばかりに文句を付ける客が多いが、それだけで彼女らを判断していはいけない。

それでも、1時間後には無事伊丹空港に到着した。

最後の機内放送。一連の連絡事項と御礼。そして、「ただいま、JALグループが経営に関してご心配、ご迷惑かけてます。社員一堂、一層努力して再建に邁進しますので、どうかよろしくお願いします……」

おお、あえて経営問題に触れたか。彼女の独断とは思えないが、あえて触れさせた社の判断は正しい。思わず拍手しそうになったぞ。JALに乗る客のほとんどが知っていて、そして気にしているであろう問題だ。乗員に知らぬふりされても、拭えるものではない。

最後の一言で、JALに好感を持ったのであった。