森林ジャーナリストの裏ブログ

表ブログに書けない、書く必要もないドーデモ話をつらつらと。

六文銭ストラップ

2011-06-16 17:20:58 | ドーデモ体験談

ご無沙汰である。ま、こちらに更新義務は課していないのだけど。

私がよく行く接骨院は、かなり体育会系だ。入るなり、大声で挨拶。その後のノリも運動クラブのような威勢のよさを売り物?にしている。いや、こちらは静かな方が癒されるのだけど…。

で、施療(マッサージ)を受けているときに、よく話しかけられる。いや、私は静かに身体がほぐされるのを感じたいのだけど…。

話しかける話題に、なぜか私の腰に付けている携帯電話のストラップが上がる。

なんか、珍しい?

これは、信州の上田市に取材に行ったときに手に入れたもの。このマークは、六文銭だ。つまり真田家の家紋(正確には旗印。六連銭という)である。

上田市とは、戦国時代、真田一族の居城・上田城があった。とくに真田昌幸・幸村親子が活躍したところだ。徳川の大軍を2度にわたって撃退したことで知られる。

……と、まあ歴史ファンなら、ちょっと喜ぶのだが、実は治療師の興味は、そこに向いていないように思う(笑)。

彼らが気にするのは、たいてい、この裏。

わかるかな? 地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間、そして天上。いわゆる六道が書かれているのだ。仏教用語というか、仏教の世界観を示している。世の中、この6つの世界に別れているのだ。
そもそも六文銭とは、三途の川を渡る代金だとされているし、仏教に縁が深い。

 

なぜ、ここに興味が集中する(何人も声をかけてくる)のかと思っていたが、先日の人は仏教系の高校を卒業したから、こうした言葉は身近だったそうだ。さらに座禅や読経もあったという。

なるほど、接骨院に勤めるには、柔道整復師の資格を得ているが、彼らは柔道をやっている人が多いのである。

先日の彼は、柔道がしたくて、遠く愛知県の高校に入学したら、そこが仏教系だったのだそうだ。否応なく、仏教用語をたたき込まれたとか(^^;)。

今も柔道は続けているが、先日の大会で生駒大会で優勝したそうだ。実業団の大会でもベスト8まで行ったとか。柔道命!なのである。

これでは、体育会系になるよな、接骨院全体が(笑)。ほかにもボクシングしていたという人もいたし。

ともあれ、私のストラップは、話題を提供し続けている。