森林ジャーナリストの裏ブログ

表ブログに書けない、書く必要もないドーデモ話をつらつらと。

アジサイ

2007-06-30 17:09:20 | 森林モノローグ

庭のアジサイがようやく咲いた……と言っても、写真を見ればわかるとおり、貧弱である。いや、むしろ哀れな咲き方でもある。

 

これには理由がある。我が家の庭は、モッコクなどが大きく育ちすぎて昼でも薄暗くなっていたのを、大家さんが植木屋に頼んで伐ってくれた。モッコクの他、カエデやサンショウ、ヒサカキなどもばっさり。
おかげで庭は明るくなったが、気がつけば、林床の低木や草は踏みにじられている。その一つがアジサイで、枝はずたずた、もう生きてないのではないかと思うほどだった。他にも伸びていたミョウガなども折られてしまった。

植木屋は、樹木を伐るのはうまい。どの枝を落としても大丈夫か考えている。ところが、その下の草花にはとんと関心がなかったようだ。スイセンなどの葉もみんな踏まれた。樹木に目が向く人は、草花への関心は低いのではなかろうか。逆も言えるかもしれない。

かくして、我が家のアジサイもぼろぼろになったのである。

 

それでも、少しは咲いてくれたことに感謝。おそらく、数年のうちに回復するだろう。


月下美人

2007-06-23 11:08:10 | 森林モノローグ

昨夜、月下美人が咲いた。

雨の中、大輪が開き、ムッとする甘い香りをふりまいている。月は見えねど、華やかな花である。夜しか咲かないのに、これほど自己主張の強い花というのは。

月下美人が種子をつくらないことはご存じだろうか。
花は咲いても稔ることはない。不稔性らしい。おそらく日本に持ち込まれた、たった一株の月下美人が、挿し木で増やされ全国に広がったからだとされる。雌雄異性体であり、異株と出会わなければ、受粉しないのだ。

異性のいない、異国の地で、夜だけ花を咲かせる美人は薄命……。

身につまされる、人いる?

 

ブログだれが日本の「森と木と田舎」を殺すのか』 もよろしく。


タイムスリップ

2007-06-16 23:50:13 | 森林モノローグ

今期のテレビドラマの中では、「プロポーズ大作戦」がお気に入り♡

好きだった幼なじみが他人と結婚する式で、タイムスリップを繰り返しつつ自分が告白して結婚を止めようとジタバタする……。ドラマとしては、そんなに出来はよくない。ご都合主義だったり、無理なすれ違いを描いたり。ただ、「あの時ああすれば」と思わせる青春時代のイタい思いを感じさせるから、つい目が離せなくなる。

 

で、何の関係もなく、静岡に行ってきました。
訪れたのは現・静岡市清水区の三保。富士山が見事に横たわる。緑の松原が映える。青い空に青い海。舞っているのは黒い鳥(トビ?)だったが。
黒鳥は悲しからずや空の青……なんて。

 

静岡大学生時代にも、三保には幾度か訪れたことがある。たいていデートだったように思う。あの時は、どこで何をしたか、つい回想してしまう。
翌日は、同じく静大林学科出身の人に送ってもらい、大学内も車で回ってキャンパスを眺める。林学科もすでになく、講師陣もほとんど入れ代わっているのだが。
町も大学も、少しずつ変化している。ファッショナブルな女子大生も見かけた。覚えのある店が今も残っていたり、あるいはすっかり変わってしまっていたり。

とくに驚いたのは、並木の生長具合だった。記憶では、さして高くもなかったアメリカフウやケヤキなどの並木が、今や高木として林立し、学内の道を緑のトンネルのようにしている。それが時間の経過を如実に感じさせた。

 

私がタイムスリップしてあの時代にもどったら? とりあえず、失敗したり恥ずかしいエピソードを消すことに全力を尽くすかな。でも、未来は何にも変わらないだろうな。

 


土倉翁の新資料続々

2007-06-13 23:30:10 | 仕事関係

今日は、林業史、とくに吉野林業史の専門家のところを訪ねた。

吉野林業の中の土倉庄三郎の業績の位置づけを確認するためだったが、それが、もう、大収穫。土倉関連の資料をどっさり見せていただき、借りることができた。

いずれも大学図書館や各地資料室に眠っているものを掘り起こし、コピーしたり手書きで写したものもある。こんな貴重な資料を借りられるなんて。

しかも、まだまだ眠っている資料がありそうな場所を教えてもらった。そちらは手続き踏んで、私が発掘しなければならないが、いやあ、資料地獄に落ちそうだ。


酒量と度数

2007-06-12 16:28:41 | ドーデモ体験談

運気が上がってきた? と記したが、実はもう一つ確実に上がっているのが酒量。

もともと、『割り箸はもったいない?』と『森林からのニッポン再生』双方の執筆を進めていた1~3月、パソコンに向かえど仕事にならず、結局深夜まで眠れず、寝酒を飲みだしたことがきっかけ。

 

これまでだって寝酒は飲んでいたが、徐々に量が増え、つまみを自分で料理したりしているうちに食べ過ぎ飲み過ぎとなり、体重まで増えてしまった。
しかも、酒の度数まで上がっている。ビールではもの足りず、焼酎も度数の高いものを選び、スピリッツに手を出した。
今は47度のジンを飲んでいるが、底をついたので買ったのが、50度のウォッカ。
いやあ、これは梅酒に入れるためだよ、と自分に言い訳しつつ……。

 

さすがにイカンと考えて、つまみは野菜系の漬け物だけにしようとし、暑さを利用してチューハイ・カクテル系のライト・ドリンクに変えている。それでも、すぐ追加に手をだしてしまう。

 

俺って、人生に悩んでいるのか? と自問したが、どうも単なる飲んべえらしい。依存症にならないように休肝日を設けよう。


運気

2007-06-11 23:21:51 | 仕事関係

今日は、『森林からのニッポン再生』の刊行日。と言っても、まだ書店に並ぶのは時差があるだろうが、ネット書店には並んでいる。

そして、昨日の毎日新聞に『割り箸はもったいない?』の大きな書評が載ったことを受けて、いろいろメールをいただいた。版元からはFAXも流れたし、アチコチからお知らせが来る。

そして、『「森を守れ」が森を殺す!』の新版を作る話も舞い込んだ。すでに絶版になっているが、そのままは無理でも増補・改訂・新版にしようという提案だ。

民主党が「森と里の再生プラン」を発表した。ここに私の意見が盛り込まれたようだ。

 

風向きが変わってきたかなあ~。昨年の今頃は、何をやってもうまく行かなかったのに。臥薪嘗胆、てほど大袈裟ではないが、運気というものがあることを感じる。今はこの調子で行きたい。そして、次の下降に備えよう…。

 


ブログ一新!

2007-06-10 11:44:25 | ドーデモ体験談

ブログのタイトルもテンプレートも一新しました。

…もともとは、こちらのブログはだれが日本の「森と木と田舎」を殺すのかに引っ越ししたのだけど、膨大なログの移設ができないこともあってコチラも残している。
残しておいたら、眠らせるのも惜しいので、たまに更新する。…というような悪循環?で私は1日に何本もの記録を書くことになった(実は、ホームページにも「生駒通信」という日誌を持っている)のだが、とりあえず、裏ブログ(^ー^)として表には書けないことをこちらに記しておこう。突飛なことを書くかもしれない。だから、油断なく(^o^)。

タイトルは、最新刊に切り換えた。内容は、これから考えるが、表のように森林や林業や田舎に絞らずに思いつくまま記していこう。