私は、髪はふさふさ・黒々であることを誇っていた。30代で通じないか? とも言ってみる。(即否定されるけど。)
だが、最近鏡に向かうと、白髪が1、2本見えた。それを自分では抜けないので、娘に抜いてくれというと、簡単に1本、2本と抜いてくれた。そして3本、4本、5本……おいおい、そんなに、かき分けて探してまで抜かなくてもいいんだぞ。
探さなくてもいっぱいあるよ、とまた抜く。6本、7本、8本……。
もういいよ。
面白いから、とまだ抜く。9本、10本……。
本当にそんなにあるのか。
いくらでもあるで。染めたら? と簡単に言う。ショックだった(;_;)。
で、昨日理髪店に行ったのだが、ついその話題に触れると、
「白髪は抜かない方がいいですよ。毛根を痛めて、どんどん髪が減るから。髪がなくなるより、白くてもある方がいいでしょう」
そ、そうだな。もう白髪を恐れないでおこう。いっそ、ロマンス・グレーと呼ばれるほどになればいいか。それとも金髪に染めるか。