森林ジャーナリストの裏ブログ

表ブログに書けない、書く必要もないドーデモ話をつらつらと。

白髪

2008-11-22 23:37:40 | 娘ネタ

私は、髪はふさふさ・黒々であることを誇っていた。30代で通じないか? とも言ってみる。(即否定されるけど。)

だが、最近鏡に向かうと、白髪が1、2本見えた。それを自分では抜けないので、娘に抜いてくれというと、簡単に1本、2本と抜いてくれた。そして3本、4本、5本……おいおい、そんなに、かき分けて探してまで抜かなくてもいいんだぞ。

探さなくてもいっぱいあるよ、とまた抜く。6本、7本、8本……。

もういいよ。

面白いから、とまだ抜く。9本、10本……。

本当にそんなにあるのか。

いくらでもあるで。染めたら?  と簡単に言う。ショックだった(;_;)。

 

で、昨日理髪店に行ったのだが、ついその話題に触れると、

「白髪は抜かない方がいいですよ。毛根を痛めて、どんどん髪が減るから。髪がなくなるより、白くてもある方がいいでしょう」

そ、そうだな。もう白髪を恐れないでおこう。いっそ、ロマンス・グレーと呼ばれるほどになればいいか。それとも金髪に染めるか。

 


やんばるくいな荘のおばあ

2008-11-10 23:51:41 | ドーデモ体験談

沖縄に行ってきた。

初日に止まったのが、国頭村の民宿「やんばるくいな荘」。
部屋は、まったくそっけない四畳半で、まるでアパート。この宿は、実は密猟者の宿として知られているが、それに似つかわしい。

が、周辺の設備はなかなか凝っている。塀には巨大なヤンバルクイナの絵が描かれているが、それだけではない。まず食事をする小屋は海岸の流木で手作りしたという。夜はランプの明かりで食べる。庭には、よくわからないオブジェ?がたくさんあるし、「メダカの学校」と名付けたいくつもの池があって、花が咲き乱れている。そこには檻から逃げ出したウサギがシソの葉を食べていた。

そして庭にある離れの小屋。そこでも食事できるのだが、登場したおばあ(というにはまだ若いか。ようするに女主人である)の言うには、
「この部屋は、昔の琉球の家づくりをしているのさあ。釘一本使わずに家を建てたのだよう」

その言葉で指さされた梁を見ると、大きな釘が打たれていた……。いや、部屋のどこを見ても釘だらけだった。私は、なんと返事してよいのか迷う。

さらに庭にいたのが、ヤギ。名前はハイジ。こちらはメスで、もう一頭オスのパトラッシュがいるのだそう。オスは気性が荒いのでサトウキビ畑でイノシシの番をしているらしい。

「ヤギはかわいいよお。老後はヤギ飼って暮らそうと思ってさあ」

そう言って、ハイジを撫で回す。ハイジはハイビスカスの葉をモリモリ食べている。

「かわいいさあ。いっぱい増やしてヤギに囲まれて暮らしたいんだあ。増えたら食べられるしねえ」

おいおい、かわいいの後に、食べるのかよ。しかも
「ヤギ料理は,血を入れないと出汁が出ないのよ。今は解体に場に連れて行くから血が採れなくてねえ」

リアルだ。沖縄のおばあは、やっぱり凄い。


冷や奴が2つ

2008-11-05 01:48:55 | ドーデモ体験談

所用で大阪に出た際、晩飯を食べたくて定食屋を探した。

最近、凝っているのである。かつてのように専門店で中華だ洋食だと食べるのではなく、定食屋でみそ汁付のフツーの和食を食べたい。もちろん飲み屋のように酒は飲まない。なんだか、それが楽しいのである。

で、下町の商店街で、チェーン店らしいが伝統的な定食が並ぶ店を発見したので、入る。選んだのは塩サバ定食。定番中の定番だ(笑)。ただし、もう一品ほしくなって、冷や奴を付けた。ちょっぴり豪華。でも合わせて690円! 飲み屋で晩飯食べると3000円越してしまうのに、嬉しい値段だ。

ところが、出てきた定食を見てびっくりした。なんと冷や奴が2つトレイに乗っている。一つは私が追加注文したもの。もう一つは……定食に付いている小鉢らしい。運んできた女性は平然としている。

なんで、注文した時に、冷や奴が重なっていることを説明しなかったのか。そして平然と2つ並べて持ってこれるのか(-_-メ)。

思うにウェイトレスはアルバイトである。客が何を頼もうが、まったく興味なく、淡々と自分の仕事(盛りつけて運ぶだけ)をこなしたのだろう。思考するのも面倒だったのかもしれない。

これが店の主人、もしくは店に愛着がある店員なら、こんな真似しないのではないか。マニュアルどうりにしか動かず思考停止させているアルバイトならではの所業である(T-T)。

時に、まったく役に立たない政策を淡々と遂行するお役人に出会って、ゾンビのように自分(の考え)を殺した仕事ぶりに呆れることがあるが、それとよく似ている。彼らは自分の意見より組織の見解に身を任せているのだなあ。