週刊朝日の編集長が更迭……というより懲戒解雇されたという記事。
名前を見て、あらら私も思い出した。
この男、かつてはアエラの副編集長で、私の担当でもあった。その後、週刊朝日に移り、昨年の「ハシシタ」記事で更迭された編集長の後を受けて就任したのだが、セクハラ、パワハラし放題で、とうとう告発されて首になったわけだ。ハシシタ記事で更迭された男は、朝日新聞預かりのまま、まだ社員で残っているのだから、今回の方が悪辣ということになる。
で、さもありなん、なのだ。
私がアエラで数年間仕事をしていた(だいたい月1~2本くらい)が、それを止めたのは、この男のせいである。
実に上から目線というか、傲慢な態度の編集者であって、もともと虫が好かない相手ではあった(たしか私が関わった編集者としては4人目だったかな?)が、あるときのムカつく発言によって、こんな編集者と仕事はやってられん、と思って接触を断ったのだ。
その意味では、私はパワハラを受ける前に自ら離れたことになる。今回の事件報道では、週刊朝日の女性の社員・契約記者相手にひどいセクハラをしていた上に、気に食わない奴から仕事を干したり契約を打ち切ったそうだが、まさにそんなことをするタイプだった。
しかし社員はともかく、契約記者という名のフリーライターは、週刊朝日しか仕事をしていなかったのだねえ。それでは逃げられまい。フリーの特権は、仕事先を分散することで生まれるのだ。
これもリスクマネージメントかなあ。
ちなみに、私は編集者との問題で仕事を断ったケースが多々ある(~_~;)。一時期、著作権の点から裁判を起こし掛けたこともある。また雑誌が潰れたり、編集者が辞めたり。いくら仕事先を分散していても、こりゃ仕事は減るわ。。。
リスク分散というより、リスクの多様性を抱えたのかもしれない(;_;)。