ダイヤモンドプリンセス

2月11日時点での新型コロナウィルス感染者数（厚生労働省HP）

■中国：4万2600人
■日本で検疫中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス（Diamond Princess）」：135人
■シンガポール：45人
■香港：42人（うち1人死亡）
■タイ：32人
■韓国：28人
■日本：25人
■台湾：18人
■マレーシア：18人
■オーストラリア：15人
■ベトナム：14人
■マカオ：10人
■インド：3人
■フィリピン：3人（うち1人死亡）
■ネパール：1人
■スリランカ：1人
■カンボジア：1人
■米国：12人
■カナダ：7人
■ドイツ：14人
■フランス：11人
■英国：8人
■イタリア：3人
■ロシア：2人
■スペイン：2人
■フィンランド：1人
■スウェーデン：1人
■ベルギー：1人
■アラブ首長国連邦（UAE）：8人

ここで気になるのが、現在横浜港に停泊しているダイヤモンドプリンセスが別扱いになっているという事。
（韓国のネット界隈で「日本が新しい国を勝手に作った」などと噂されたらしい）

日本発着のクルーズ船で日本人の乗客が多いので感染者の国籍別に各国の感染者に割り振ってもよさそうだけれど、それをすると日本がダントツ世界で2番目に感染者の多い国となってしまうので、それを嫌ってこのような表記にしているのではという憶測が流れている様子。

ここで1つ確認しておくべきは、ダイヤモンドプリンセスの船籍。ダイヤモンドプリンセスはイギリスの船。船の中はイギリス国。パスポートを持たずに船に乗ることは出来ない。そう考えるとダイヤモンドプリンセスの感染者はイギリスの数に加えるべきではないか？という事も考えられるのだけれども、今回のケースがあまりにも特殊なため特別扱いしている状況と思われる。

感染者をどこの国の数に加えるか？などイメージや印象だけの問題でくだらないこと。そんなくだらない事を気にしていられるという事は、現在の状況はそれほど厳しい状況ではないのかな？と勝手に推測してしまう。
船の3000人を降ろす降ろさないという事ばかりが報道されているけれど、毎日のように中国から飛行機に乗ってやってくる数千人の中国人はどうして問題ないのか？
新型コロナウィルスよりも、過去10年で最悪といわれるアメリカのインフルエンザの方がヤバイ（感染者2200万人、死者12,000人）と思うが、それについてはほとんど報道されないのはアメリカへの忖度なのか？


いろいろ考えさせられるが難しい事は分からないのでクルーズ船の話。
今の状況で個人的に最も注目すべきは、毎日ダイヤモンドプリンセスがTV画面に出てきているという事実。
今回の一件でダイヤモンドプリンセスの宣伝効果は計り知れないものになったと思う。
当然新型ウィルスが収束するまでは予約のキャンセルが殺到するだろうし、しばらくはクルーズ船離れも起こるかもしれないけれど、そもそも今回の問題の根源にクルーズ船は関係ない。
「クルーズ船は金持ちが乗るもの」という意識しかなかった多くの人が、クルーズ船を知る良い機会になった。

クルーズ船は日本船と外国船の大きく２つに分けられ特徴をザックリまとめると以下のとおり。
日本船（主に飛鳥Ⅱ、にっぽん丸、ぱしふぃっくびいなす）
サイズ：中型か小型
予算　：高額
クルーズ期間：短期間が多い（3日～1週間程度）
特徴　：サービスが良い、食事が美味しい

外国船（ダイヤモンドプリンセス、コスタネオロマンチカなど）
サイズ：大型
予算　：低額～
クルーズ期間：長期間が多い（6日以上）
備考　：パスポートが必要、船が大型で施設が充実

日本船は食事の質にこだわっていてかなり美味しいらしく、サービスの質も非常に高く満足度が高いらしいが高額で手が出しずらい。
それに対して外国船は1日1万円程度で、食事の質もそれなりに良く食べ放題。様々な船内施設やショーも無料で楽しめるので外国船の方が手が出しやすい。ただし外国のバカンスの感覚で日程を組んでくるので10日間のコースが多くて長期休暇を取りずらい日本のサラリーマンは休みを取って参加しづらいのが難点。（最近はショートクルーズも増えてきている）
なお、日本船を保護する目的で、日本発着の外国船は必ず海外に立ち寄らないといけないという縛りルールが存在し、外国船は日本周遊クルーズでも必ずどこか外国の港に立ち寄らなければいけない。

クルーズの魅力については、他ブログにその魅力をうまく伝えているものが多くあるのでそちらを参考にしてもらえれば良いと思う。
例えばコレ

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