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藤枝MYFCを中心としたサッカー観戦記やサッカーに関する個人的な意見の書き込みが中心です。

インターハイ準決勝

2013年08月06日 15時35分24秒 | 高校サッカー・クラブユース
レベルファイブスタジアムにてインターハイ準決勝を観戦

市船 0ー0(PK9ー8) 正智深谷

得点なし


市船スタメン
      1志村
2篠原 4柴戸 5磐瀬 12山之内
    16打越 8藤井
 7成田  8室伏  10石田
      11横前
交代
後半から以下のとおり3バックにシステム変更
   1
 4 5 16
  7 6
2     12
  8 10
   11

後半17分 山之内→9田山
後半29分 横前→14小田


正智深谷スタメン
      1辻
2黒田 4菊池 5荒井 14戸澤
    8諸岡 6岡部
 11菅原       7齋藤
    9福井 10オナイウ
交代
後半0分 福井→16栗田(栗田が2列目左、齋藤がFW)
後半33分 菅原→12加藤

感想
前半は両チーム共にシュート1本ずつ。正智深谷が引いて守り、市船が攻める展開だった。市船としては、前日の可児戦同様にプレスをかけてボールを奪いカウンターを仕掛けたかったと思うが、基本的にボールをポゼッションしているのが自分たちのチームなので、プレスのかけようが無く、カウンターが出来ず、攻めずらそうだった。
後半にはいると市船が3バックにシステム変更。結果的にはこのシステム変更は失敗だった。市船の考え方は、「深谷は後半もガッチリ守ってくるだろうから、攻撃の枚数を増やそう」ということで両SBの位置を上げてサイド攻撃を活性化させようとしたのだが、深谷が後半守りに入らず攻勢に転じてきた。これに面食らった市船は、3バックが5バック状態になり、深谷の攻撃をまともに受ける展開になってしまい、後半だけで深谷に3回決定機を作られた。後半25分過ぎに深谷の足が止まった後は、市船が攻め込み決定機も1回作ったが決めきれず。結局スコアレスのままPK戦で市船が勝利した。
深谷は注目の10オナイウの強さが目立っていた。フィジカルコンタクトの場面では、市船DF相手にほぼ全勝していた。オナイウ以外の選手もよく動いていた。市船相手に一歩も引かない後半の戦いぶりは見事だった。


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流経柏 6ー0 真岡

得点
前半7分 9森永のスルーパスに抜け出した7立花を3柿沼が倒しPK、柿沼は一発退場、2石田がPK決める
前半24分 CKの折り返しを7立花がダイレクトボレー
後半28分 縦パスを受けた9森永がワンタッチで落とし8秋山のシュート
後半29分 2石田のドリブル、切り替えしからのシュート
後半34分 右からのクロスを11上田が落とし12星野のミドルシュート
後半35分 9森永の左からのクロスを11上田がシュート


流経柏スタメン
      17中尾
3入江 15時田 5三嶋 2石田
    10小泉 6西槇
 16青木       8秋山
    9森永 7立花
交代
後半?分 青木→11上田
後半4分 立花→13ジャーメイン
後半9分 西槇→14小川(小川が左SB、石田が2列目左、秋山がDH)
後半28分 秋山→13星野
最終的な流経柏のフォーメーションは以下のとおり
   17
3 15 5 14
  10 2
 11   9
  12 13


真岡スタメン
     1谷田部
2金田 3柿沼 4大塚 9大山
     5吉田
  15規矩智  8成島
     7近藤
   16神山 10大柿
交代
前半7分 柿沼が一発レッドで退場
前半12分 大柿→12岩丸(岩丸がCBに入り、FWを1枚削る)
前半34分 金田→14内堀
後半開始時点でのフォーメーションは以下のとおり
   1
14 4 12 9
  7 5
 15   16
   13

後半20分 吉田→6磯島
後半25分位 成島→13鶴見
最終的な真岡のフォーメーションは以下のとおり
   1
14 4 12 6
   7
 15   9
  13 16

感想
前半7分で試合が壊れた。
流経柏が9森永の針の穴を通すようなスルーパスに抜け出した7立花が決定機を作ったが、これを真岡3柿沼がスライディングで防いだシーン。足はかかっていなかったようにスタンドからは見えたが、ファールでPKの判定。さらに柿沼にはレッドカードが出された。PKの判定だけでも「厳しいな」と感じたのに、一発レッドは「さすがにそれはちょっと・・・」という判定だった。
それでも真岡は10人になった状態で、流経柏の攻撃をよく耐えていた。前半2失点したが守備陣は決壊寸前の状態でよく持ちこたえていた。後半の序盤には7近藤がGKと1対1になる決定機を作り出したが、流経柏GK17中尾のファインセーブで得点には至らなかった。
0ー2の状態でよく持ちこたえていた真岡だったが、後半28分に3点目を奪われると、さすがにここで集中が切れ守備が決壊した。
流経柏は選手それぞれが持ち味を出し皆良かったが、1人この試合のMVPあげるとしたら10小泉。得点には直接絡まなかったが、中盤の底で地味な仕事をサボらずやり続けたことが、2ー0の状態が長く続き、真岡に流れが行きかけた危ない時間帯をキッチリ締める事が出来た。個性派選手が揃った今年の流経柏において10小泉がはたしている役割はとてつもなく大きい。