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藤枝MYFCを中心としたサッカー観戦記やサッカーに関する個人的な意見の書き込みが中心です。

住民投票条例否決

2012年10月11日 21時28分41秒 | その他
静岡県の原発再開の是非を問う住民投票条例が県議会で否決された。
いわゆる原発ブームに乗っかって16万人以上の署名が集まり盛り上がりを見せたが、現実的に実施は不可能との見解から(?)現時点では実現しなかった。
条例案の不備が今回大きな問題として取り上げられたが、市民団体などからは「ただ原発に対する自分たちの意見を伝えたいだけなのに…」という報道も聞かれた。

TVの街頭インタビューにて「私たちはどうやって(行政に)意見すれば良いの?」
昨年4月に行われた静岡県議会議員選挙の投票率は過去最低の51%…


そもそも、ただ自分たちの意見を伝えたいだけなら、条例を1から作る必要があるのかなと思ってしまうのは自分だけだろうか?
オフィシャルな投票を行って、住民の投票結果が出てもそれは参考材料となるだけで、その結果で原発再稼働について何か決定されるという訳ではない。
結局どんな結果が出ても、原発問題に対して直接的な影響がないのなら、わざわざオフィシャルなやり方を貫く必要性を感じない。
10億円以上かけてそんなにカッチリとした投票をやるくらいなら、もっと違う方法で県民の意見を取りまとめる方法を考えた方が効率的かつ建設的だと思う。
そこで集計した意見を、どこまで県議会に反映させることが出来るのか、時間をかけるならその部分だと思う。


民主党政権誕生の時もそうだったけれど、世論の後押しを受けた「いわゆる一過性のブーム」に乗っかって出された民意というのは、後で自分を苦しめる素にもなるので慎重な判断をお願いしたい。