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藤枝MYFCを中心としたサッカー観戦記やサッカーに関する個人的な意見の書き込みが中心です。

プリンス東海第6節 @エコパ補助

2009年06月13日 18時25分51秒 | 高校サッカー・クラブユース
プリンスリーグ第6節の観戦に行ってきました。
最初は鈴鹿へ静学の試合を見に行く予定でしたが、途中で事故渋滞にはまってしまい、急遽エコパ補助の2試合を観戦することに予定を変更し、第1試合の後半から観戦しました。

藤枝明誠 4-3 磐田東

得点
1分 (磐)若松
23分 (磐)若松
46分 (藤)鈴木
48分 (藤)原口
54分 (藤)兼子
60分 (藤)兼子
90分 (磐)宇佐美


藤枝明誠スタメン
      1甲斐
4八木 3増田 5藤原 17兼子
    6辻  10小川
  7原口     9鈴木周
    13飯塚 11安東

交代
八木→22岩田
飯塚→18加藤
※山本は出場停止

磐田東スタメン
       1杉原
5野村 4鈴木 3後藤 7宇佐美
    15大石 8黒田
 22笹田  6太田  11若松
      10加藤

交代
笹田→20杉沢


感想
藤枝明誠は出場停止の山本に代わって右サイドバックに兼子を起用。兼子は新人戦中部地区大会のとき、藤原がメキシコ遠征で不在の間CBにはいっていた選手。
立ち上がりに立て続けに失点したのは、4バックのメンバーが変わったのが影響しての立ち上がりの連続失点だったのでしょうか?私が会場に到着したときには右SBが22番岩田に代わっており、この岩田がDFラインより少し上がり目に位置し、3バック気味でした。
とにかく明誠は立ち上がりに連続失点はしましたが、その後は立て直し今日代わって入った選手(兼子)の活躍で勝ったという試合でした。
勝ったとはいえ明誠の内容はけっして良くなかったと思います。バランスはあまり良いとは言えず、磐田東にゲームの主導権を握られるシーンもありました。
兼子の活躍は大きな収穫だと思いますが、今後どのようにチームのバランスを取り戻していくかが重要になってきそうです。残りの試合は強豪との対戦が続くので今日の内容だと厳しいかもしれません。

磐田東は、序盤のリードを守りきれませんでした。失点すると集中が切れ立て続けに失点してしまうのはこれまでの他の試合でも見られた悪い癖です。
ただ、負けたとはいえ最後に2点リードされながらも1点取りに行く姿勢は評価できると思います。次の試合での橘の試合の内容を見て余計にそのように思いました。


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磐田Y 10-0 常葉橘

得点 
前半7分 和久田のフィードを山下が決める(橘ベンチがオフサイドを主張するが認められず)
前半14分 鈴木凱のシュートのこぼれを海田が押し込む
前半32分 上村のシュートのこぼれを鈴木貴が押し込む
前半33分 サイドチェンジのフィードボールに鈴木貴が反応、そのまま裏に抜けシュート
後半3分 塚田のクロスボールに海田が右足であわせる
後半8分 清水のドリブル突破から山下が決める
後半23分 森下のフィードを上村が胸トラップしそのまま左足でサイドネットに蹴りこむ
後半28分 湯本の左からのクロスに永井が相手の後ろから足を出してあわせて決める
後半41分 高山のクロスボールに海田が低空ヘッド
後半45分 森下のロングシュート


磐田Yスタメン
      1大杉
2湯本 5小川 3永井 13竹田
    10上村 23和久田
  8鈴木貴     14鈴木凱
    7海田 9山下

交代
鈴木凱→15清水(鈴木貴とポディションチェンジ)
和久田→17森下
竹田→4伊村
鈴木貴→18塚田
山下→20高山(上村がFWに入り高山がDH)


常葉橘スタメン
      1芹澤
6清野 23杉村 4石川 11長谷川
    19梅原 7小野寺
  24久保山    8松下
    9坂口 14中村

交代
清野→15飯田
長谷川→25渡辺(渡辺がFWに入り松下がSB、中村がSH)試合後半は梅原がSBに入り松下は中盤に上がっていた
坂口→18

感想
稀に見るひどい試合でした。
磐田Yの攻撃は確かに正確で強力でした。しかしそれ以上に橘に問題のある試合でした。
橘はこれまでの試合同様中盤の選手のポディショニングの入れ替わりが激しかったと思います。試合を見ていて最初は3トップだと思っていたら、やっぱり2トップで、でもボランチが何人いるのかなかなかわからない。見ていてそんな感じでした。
攻撃時のシステムが流動的なため、ボールをとられた直後のプレスが曖昧になってしまい、逆サイドなどにフリーの選手を作ってしまう(今年の橘によく見られる)展開になり。橘が自分たちのサッカーをしたくても、磐田Yがゲームを支配する展開になりました。
最初は橘もがんばっていましたが、ボールを奪われた後のプレスの弱さ・曖昧さにより磐田Yがそれによってできる隙をついて前半に得点を重ねました。また橘のDFラインの守備の軽さは気になりました。

後半は見る価値がなかったです。
橘の選手の集中力は完全に切れ、磐田Yにやられたい放題という感じでした。声を掛け合うこともなく、ボールウォッチャーになり中の選手をフリーにしたり、ボールを奪い返そうという覇気もまったく感じられず、とりあえず足を出しているだけ。等々、橘のやる気の無さがとてもよく伝わってくる試合内容でした。負けるのは橘の勝手ですが、磐田Yに得失点+10を与えたのはいただけませんね。前の試合で最後までがんばった磐田東を見習ってほしいものです。

前半の(後半は見るに値しない)橘の選手の動きを見ていて特に気になったのは、選手達の動きが「とりあえず言われた通りに動く」というか「練習で決められた動きを悶々と繰り返す」、「チームの決め事を守っているだけ」というような感じで、「選手が自分の力で何とかする」というような覇気が伝わってきませんでした。

今、橘の選手は「サッカーやってて楽しいのかな?」とすごい気になりました。


磐田Yは決定力不足解消へ十分な手ごたえをつかんだ試合で、試合後は笑顔がたえない様子でした。橘の貧弱なプレスのおかげでやりたいことをすべて確認できたようで、やりたいこと、試したいことを概ね試せた上に、それがことごとくうまくいき大満足の試合だったようです。
おそらく試合前、決定力不足解消の荒治療として上村のFW起用を考えていたのだと思います。それが思わぬ形でまったくプレッシャーの無い状態で、チームのオプションとして試せたこと、さらに上村が抜け出して得点したことは大きな収穫だったと思います。
またこの試合、磐田YがトリックFKを蹴りましたので報告します。
ボールの位置に3人、1人がボールを軽く横に蹴り、もう1人がボールを止めて、上村が右足で蹴る、と見せかけて、2人目がボールを止めずに後ろに流し、走りこんできた小川がズドンと蹴り込む。というFKでしたが橘のDFがシュートコースに入って防ぎました。


とりあえずこの試合、橘の重症ぶりが目立つ試合になってしまいました。橘にはせめてもう少し「気持ち」を見せてほしかったですね。あまりにもやる気の無い試合は応援してくれる控え選手や父兄に対して失礼です。(この試合橘の応援者は全くといって良いほどいませんでしたが・・・。)