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「ユビンの死は誤算だ。ユン・スヨンが死ぬべきだった。」
と、元院長は言いました。
何故自分が院長になれたか分かるか?自分を助けたら、全部話してやると言う元院長。
ソッカンが、手術することは死に繋がると何度言っても、聞き入れません。末期ガンではあるけど、一日でも長く生きたいと言うのです。
ソッカンは、突き放しました。
テスに、すぐに送り返せと指示しました。
そして、動揺したまま手術室に向かったのです。
スヨンがソッカンがすぐにでも手術ができるよう、準備を整えて待っていました。
手際がよいと、手術のスタッフたちが口々に言いました。
で、ソッカンが手術を始めたのですが、目の前のスヨンが気になって一瞬、集中力が切れたりしました。
スタッフたちは、ソッカンがいつもとは違うとすぐに気づきました。
スタッフが声をかけました。
ソッカンは、すぐに手を止めて言いました。後はスヨンに任せると。
そして、手術室を出ていったのです。
皆、何事かと驚きました。今だかつて見たことがないソッカンの態度でしたから。
手術自体は、スヨンの執刀で、無事に終わりました。
ソッカン、思い直したのです。
事実を知りたいと思いました。
そして、元院長の手術をただちに開始したのです。
助手にはテスがつきました。
テスは手術は危険だと止めていました。
でも、ソッカンは言いました。患者は死なせないと。
その言葉をテスは信じました。
だから、患者を死なせない方法を見てみたいと助手として手術室に入ったのです。
手術が終わり、元院長の意識が戻りました。
助けてくれたのか・・・と、元院長はほっとしたように呟きました。
やっぱり、ソッカンの実力はスゴいと思ったでしょうね。
話してください・・・と、ソッカン。
やっぱり、ユビンの検査データを改ざんしていたのです。
指示したのはヒョンモク。
検査結果に異常がなければ、ソッカンは手術してくれると思ったのです。
ユビンがそんなに早く悪化するとは元院長もヒョンモクも予想していませんでした。スヨンの手術の後ユビンの治療に入っても、十分助かると思ったのです。
元データは、元院長の妻に預けてありました。
廃棄するほどの悪人じゃないってことですかね。
拳を握りしめて元院長の話を聞いたソッカン。
済まなかったと謝る元院長に言いました。
「私も謝ります。手術はしませんでした。」
騙したな・・・と、苦しい息の下で言う元院長。ショックでした。
開腹したものの、手術は不可能だと、その場にいた誰もが判断したようです。
最初から無駄だと見られていた手術ですからね。
それでも、メスを入れようとしたソッカンを、テスが止めました。死んだら話は聞けないと言って。
閉じろ・・・と、麻酔医のイ教授が言いました。
ソッカンは、その時自分が出来る最善の方法を採りました。大動脈を補強したのです。
流石ソッカンです。
憎い相手であっても、最善を尽くそうと考えられるのが素晴らしい。
術後、ソッカンは元院長の妻にその経緯をきちんと話しました。
妻は、ソッカンに感謝しました。
そして、元院長から預かっていた元データを渡してくれたのです。
元データを見たソッカン。
怒りに我を忘れました。
ハサミを握りしめ、ヒョンモクを追いました。
でもね、やはり何も出来ませんでした。
復讐するにしても、そんな方法を採るようなソッカンじゃありません。
スヨンの心臓の調子があまり良くありません。
ソッカンが手術をしてからも時間が経っていましたから、再手術の時期が来ているんだとか。
ヒョンモクは、ソッカンに手術を頼みました。
ソッカンは引き受けました。
スヨンを殺し、娘を失う苦しみをヒョンモクに味合わせる絶好の機会だと考えたのかもしれません。
テス母の意識が戻りました。
まだ、術後のせん妄状態にあって、目の前の人が息子のテスだと分かりません。
学生のテスの帰りを待っていると、言いました。
でもその状態は少ししたら良くなったようですね。
ところで、ヒョンモクとヒョニルの兄弟はやはり相容れることは無かったようです。
院長を辞するよう言うヒョンモク。
でも、ヒョニルは自分がテサン病院をここまで大きくしたという自負がありますから、そんなこと受け入れられません。
海外に病院を作るに当たっての資金の一部を裏金としてプールしておくことの、どこが悪いとヒョニルは思ってますし。私用に当てたわけじゃないしと。
「日曜までに答えを出せ。」
そうヒョンモクは言いました。
検査の結果、手術が必要とスヨンは見なされました。
で、月曜にソッカンがすると言うことに。
ソッカン、自分も生きているつもりは無さそうです。
ところがですよ。
自体は思わぬ展開を見せたのです。
ヒョンモクとスヨンの乗った車が事故を起こし、テサン病院に救急搬送されてきたのです。
二人とも、かなりの重症。
先に運ばれたヒョンモクは、治療に当たったウジンたちの目にも、無駄だと写りました。
やってきたソッカンは、愕然としました。
自分の手で苦しませてやるつもりだったのに、こんな事になるなんて!ですよ。
ヒョンモクは、ソッカンと二人にしてくれとウジンたちに言いました。
私はもうダメだ、スヨンだけは助けてくれ・・・と言うヒョンモク。
どうして私が?とソッカン。
すべて聞いたと言いました。
スヨンは何も知らない、助けてくれ・・・と、手をソッカンの方に伸ばしたヒョンモク。
その瞬間、意識を失ったヒョンモク。
ウジンが蘇生術を施しましたがダメでした。
ソッカンが代わりました。
「娘の死ぬのを見て苦しんでから逝け!」
叫ぶソッカン。
皆が唖然としていました。