まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『100日の郎君様』完観

2020-06-02 17:25:49 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

ホンシムを捕らえているとキム・チャオンが言いました。

でも、ユルはそんな女性、知らないと言いました。ただの脅しだと思ったのでしょう。

そしたら、手首を持ってくれば事実だと分かる・・・などと言うんですよ、キム・チャオンが。

嘘じゃないとユルは思いました。

キム・チャオンをこの場で殺すこともできると言うと、自分の身に何かあったらホンシムも殺されることになっていると言いましたよ。

動けません、ユル。

助けたかったら、日記に書かれていたこともすべてこの先も伏せておくように・・・とキム・チャオンは言いました。

 

ユルはすぐにチョン・ジェユンの屋敷に行きました。

すると、ホンシムは置手紙を残して明け方出て行ったようだと養父が言うじゃありませんか。

居場所は全く分かりません。

必ず見つけ出してやると、ユルは養父に言いました。

 

明と女真族との戦なのに、女真族が朝鮮を攻めてくるのは、朝鮮が明をそそのかしたからだと言う何とも曖昧な不確かな根拠ゆえ。

誤解を解けばよいと王は言いますが、誰も手を挙げません。

キム・チャオンしかいない・・・と王が言うと、自分では力不足だと言いましたよ。おいおい・・・

要するに、世子しかいないと言うわけです。

自分が補佐するからとキム・チャオンは言いました。

世継ぎなんだから、王に代わって難局を納めるのが勤めと言われると、断固として拒否とは王も言えません。

 

ユルは戦争に行くと王に言いました。

仕掛けたのはキム・チャオンです・・・と言いました。

武器を明に与えれば利益になるので、戦いを早期に収拾するつもりは無い筈・・・と。

ならば、猶更危険になるから、ユルを行かせたくはない王です。

王は、ユルがキム・チャオンが諸悪の根源だと分かっているにもかかわらず、黙認したままなのかが分かりませんでした。何より、チャオンがユルを狙う理由が分かりません。

「訳は申しあげられません。多くの者が傷つくからです。私と左議政二人で片付けなければいけないのです。」

 

そして、ユルは危険を承知で戦場に赴いたのです。

キム・チャオンは、ホンシムと共に待っていると言い残して発っていましたから。

 

「私が知らせを入れるまで待て。」

そうチョン・ジェユンに言って、ユルは一人馬を駈けさせました。

 

国境の村は酷い有様でした。

至る所に村人の遺体が転がっています。

 

その時、たくさんの兵がユルを取り囲みました。あれは女真族の兵?明の兵?

健闘しましたが、やはり一人じゃ危ない。押されそうになった時、ジェユンが

「じっと見つめられたので、私だけ来いと言う意味かと。」

と、ジェユン。

やっぱり、この二人、いいコンビだわ

 

朝鮮軍の陣地に入ったユルたち。

やはり明が使っている武器は、朝鮮製のモノでした。女真族の主張はもっともな物でした。

キム・チャオンが女真族から預かったという手紙には、交渉するなら、翌日城郭内にユル一人で来いと書かれていました。

 

ジェユンはその手紙が偽物かもしれないと言いました。捕虜になった民やホンシムが城郭内にいるとは限らないと。

「一人で乗り込むのは危険です。」

そなたは、確証が無ければ行かないのか?・・・とユル。

「私はお世継ぎじゃないので、行きます。」

 

その時、矢文が。

重要な情報を伝えるものでした。

キム・チャオンが城郭内でユルを待っていると。要するに、罠だと言う事です。

 

ユルは一人で城郭内に入りました。

キム・チャオンが現れました。

彼も、ユルとの決着は自分の手でつけないと終わらないと考えていました。

しかし、一人じゃなかったんです。たくさんの兵がユルを取り囲んだのです。

 

ユルも同じ手に二度も引っ掛かる事はありませんでした。

弓矢を構えた兵たちを待機させていたのです。

意表を突かれたキム・チャオン側は、あっという間に劣勢に。

こういう場合、剣より遠くから攻撃出来る弓矢の方が優勢よね。

 

結局、ユルとキム・チャオンの一騎打ちとなりました。

 

ユルの剣がキム・チャオンの腕を斬りました。

その腕で剣を握ることはできません・・・とユル。

「捕まえろ。」

と、ユルが背を向けてジェユンたちの方に歩き出した時、チャオンが懐から何かを取り出そうとしながら近づいて来た

「放て

クォン・ヒョクが叫びました。

 

矢が一斉にキム・チャオン目掛けて放たれました。

しかし・・・あの立ち位置だと、ユルに矢が当たる可能性高いと思うんだけど?

一瞬、危ないと、呟きそうになりましたよ、あたしゃ

 

たくさんの矢がキム・チャオンに当たりました。

チャオンは、ユルの手に何かを握らせて倒れました。

捕まるより、死を選んだのです。無様な生より、この場での死を。

 

この様子を、ムヨンの仲間のヒョクが見ていました。

「これで全て終わりました。」

それは、ホンシムに言った言葉でした。

ホンシムは、ヒョクと共に、キム・チャオンを追ってここまで来ていたのです。

前夜、ユルに放たれた矢についていた文は、ホンシムからの物でした。

 

ヒョクは、ムヨンからホンシムを守るよう命じられていました。

ムヨンの計画は全く知らなかったのです。だから、ムヨンを守ることは出来ませんでした。

ムヨンは、ホンシムが隠れ住むための家も用意してありました。

でも、ホンシムはキム・チャオンへの復讐を選んだのです。

 

ユルがやっとホンシムを見つけた時、ホンシムは両親を失った娘を励ましているところでした。

 

心配した・・・とユル。何故こんな危険なところに来たのだと。

「世子様のためではありません。」

と、ホンシム。

済まなかった・・・とムヨンのことを謝るユル。

「世子様には何の責任もありません。」

 

ユルは、この度の功績により、両班の身分に戻してやると言いました。

「私と婚姻する前に戻れ。」

でも、ホンシムは喜ぶ気にはなれませんでした。

ユルが狙われる原因を作ったのはムヨンであり、狙ったのもムヨンでした。

ユルの人生を狂わせてしまったのは、自分たちなんだと思ったのです。

「私を許さないでください。私のために何もしないでください。世子様にとって私は罪人です。」

 

過ぎたことはお忘れください。私の事も、過去も・・・。

どうか無事に王宮にお戻りください。

 

話はそれだけか?・・・とユル。

「私を慕っていると言ってくれないのか?すべてを投げうってそばにいたいと。一番聞きたいのはその言葉だけだ。」

私はお望みの答えをお返しできません・・・とホンシムは言って去って行きました。

 

キム・チャオンが最後にユルに渡したのは、玉璽が押された例の紙。

玉璽が押されていると言う事は、それが王の正式な通達という意味を持ってしまいます。

『左議政キム・チャオンが犯した罪は左議政の命で償わせる。その子たちには一切罪を問わないこととする。ここに国王として厳しく命令する』

キム・チャオンが最も望んだもの、それは意外にも家族の安泰だったのです。

受け取った王は、怒りで震えました。

死してなお操ろうとするのか・・・と。

でもね、やっぱり死んだら終わりですわ。王はそれに従わなかったようです。ただ、極刑にはしなかったと言う事ですね。

 

ソへは、ムヨンを失ったことから、生きる気力を失くしていました。

しかし、出征前にユルに生きろと言われました。自分が愛する人がムヨンの妹だと言いました。

ホンシムに血の繋がるソへのお腹の子を殺すことは出来ないからと。

ソへは起き上がり、食事をとるようになりました。

そこに、父の死が伝えられたのです。伝えてくれたのはソウォン大君でした。

やっぱり自分は死ぬしかないんだと思った時、ソウォン大君が逃がそうとしてくれたのです。

でも、無理でした。

命を奪われることっはありませんでしたが、王宮を追われ、片田舎で子供を産んで静かに暮らすことになりました。

ソウォン大君が訪ねていますから、大丈夫ですね。

 

ユルは朝鮮軍と共に、それからも戦いを続けました。

 

1年が経ちました。

王の代理として政治を行うようになっているユル。

しかし、相変わらず独身のまま。

周囲は、次々に女性を紹介してますが、ユルにその気は全くありません。

ホンシムを待っているのです。

 

ホンシムは両班の身分を取り戻しましたが、大人しくしてるわけじゃなく、それまでと変わらない生活をしています。

勿論、独身。

『よろず承り』の看板を掲げて、いろんな頼まれごとをしてお金を稼いでいます。

 

ポグンは県監となっています。

で、パク・ソンドは身分はく奪されたのかな?

役所で下働きをしてます。

 

ある日、またユルは結婚のことを大臣たちからせっつかれました。

結婚しないのは、男色なんじゃ?と言う口に出来ないような噂まで・・・と言われてますよ。

ヤン内官も話せるようになり、チョン・ジェユンと共に昔よりずーっとお気楽にユルと接するようになっています。ユルが変わったせいでしょうね。

 

何とか、ユルを結婚させたい王は、ジェユンと策を練りました。

 

ユルに王座を譲ると言いました。

病が思ったより悪い・・・なんてね。山に籠って療養したいから、その前に結婚しろと言いましたよ。

で、またお触れを出しました。

「次の月までに、国中の独身者を縁組させよ。従わない者は、両班の子であれ世子であれ,重い罰を与える。例外は認めない。」

とね

 

そんなに体調が悪いのですか?・・・と心配してユルが聞くと、王は言いました。

「王座に座り続けたせいか、尻の皮膚がただれてしまった。」

王は初めて父親らしい言葉をユルに告げました。

「私はこの王の座が重荷だった。どっしりと構えていたくても揺らいでばかりで。そんな自分が情けなかった。左議政のあくどさを時にうらやましくもあった。強い意志を持っていたからだ。そなたも同じだ。私は功臣に借りがあり己の意思を貫けなかったが、そなたは違った。迷いがなく、地位にとらわれないゆえ権威と威厳を保つことができたのだ。私はずっと人の顔色ばかりうかがっていた。幼い頃は兄上、王になってからは大臣たち。それに、死後、どう歴史に刻まれるかとそればかり気にしていた。」

ユルよ・・・。そなたは己の信条を貫き我が道を行くのだ。人にどう見られるかより大切なのは己の心だ。

 

チョン・ジェユンが休みを取って村に向かったと聞いたユル。

ヤン内官は、その目的がホンシムだと暗に匂わせました。

それを知ったら、じっとしては居られませんよね、ユル。

すぐに彼も村に向かったのです。

 

ユルが村に着いた時、丁度、見合いが行われようとしていました。王命ですからね。

以前と同じように、男女向かい合ってのアレです。

ホンシムとチョン・ジェユンも加わっていました。

今回は、3対3なので良かったとポグンは思ったのですが、そこにユルが乗り込んで無理やり加わったので、事はややこしく。3対4になっちゃったし。世子だし・・・ってね。

 

ホンシムが立ったのは、ジェユンの前。

まぁね、世子だから遠慮しちゃうよね・・・ってユルが言うんですが、やり直しは効かず。

 

ホンシムとジェユンが二人で行くのを、ユルは寂しそうに見送ってはいたのですが、やっぱり後を付けちゃった。

ジェユンは勿論、ユルに行動を起こさせる作戦でした。

万が一、ユルが動かなかったら、もう我慢はしないと考えていました。

だって、ジェユンは一目ぼれだったんですよ。

あの日、ジェユンは出生の事で嫌な事があって、自棄になっていました。そんな時、目にしたのが桜の下に立つホンシムだったのです。誰の顔も見分けられないのに、ホンシムの顔だけは見えたし。

想いを伝えたいとずっと思っていた・・・とジェユン。

「その女人の心は得られないと思います。」

と、ホンシムが言うと、

「心を得るのではなく、与えたいのです。」

と、ジェユンは言いました。見返りは求めていないと言う事でしょうか。ただ、想いを分かってほしいと。

 

ユルが見ているのを承知で、敢えてホンシムとスキンシップを取ろうとしたら、案の定、ユルが割り込んで来たよ

女人の前では、忠心を忘れるのか?・・・とユル。

「世子様の想い人だと分かっているからこそです。今度こそ捕まえないと、私が縁組を申し込みます。」

脅しですね。

 

ユルはホンシムに言いました。

「私の慕う女人が一生そばにいますようにと願掛けに来た。」

でも、ホンシムは自分が傍にいると、ユルが不幸になると言いました。彼女の出自や過去の因縁が周囲に知られたら迷惑をかけるに違いないと。

 

「そなたがいないともっと不幸になる。」

と、ユル。

それでも、ホンシムは受け入れられませんでした。

「一人の女人より聖君になる道をお選びください。」

 

王宮に一旦戻る・・・とユル。

その前に、落とし物を探してほしいとホンシムに言いました。報酬は弾むからと。

 

ホンシムが見つけたのは、ユルの日記でした。

中には、ホンシムへの想いが詰まっていました。

別れてから今日まで、一日たりとも忘れたことはないと分かりました。

その辛さ、切なさがホンシムに伝わりました。

もう、ホンシムも想いを押さえることはできませんでした。

 

ハッピーエンドです、勿論

 

この作品の主人公二人、D.O.ssiと、ナム・ジヒョンさんの目の動きがとても生き生きとしていたのが印象的でした。

目は心を表すとは良く言ったもので、その動きで心の動き、感情が本当によく伝わりました。

周囲を固める俳優さんたちの上手さも際立ってて、コメディ要素をふんだんに盛り込み、シリアスなシーンとの対比がくっきりとしていました。

久々にどきどきした作品です。みーはーまぎぃには


人気ブログランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする