まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『僕が見つけたシンデレラ~Beauty Inside~』24話まで

2020-06-23 17:05:27 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

ごめんなさい、ごめんなさい・・・と繰り返し泣くセゲ。

電話を切り、ドジェはセゲの家に駆け付けました。

ドアを叩きました。

僕の顔を見ながらきちんと話してくれと言いながら。

 

やっとドアを開けたセゲ。落ち着きを取り戻していました。

「あなたが助けたのは、私よ。あなたが救ったのも、あなたを壊したのも、10年間苦しめたのも、私なの。なのに、私は何も知らずあなたの横で笑ってた。幸せだった。ごめんなさい・・・。」

幸せにすると言う約束は守れなくなった、そんな資格は無い・・・。

 

「僕は大丈夫だ。」

ドジェが言いました。

一生大丈夫だと言えるかしら?全て忘れて生きられる?・・・とセゲ。

「万が一あなたは出来ても、私は無理。」

じゃぁ、どうすればいい?とドジェ。

「私たち・・・。」

と、セゲが言いかけたのを、ドジェが遮りました。待ってくれ・・・と。

「また来る。その時に話そう。」

そう言って、ドジェは帰って行きました。

セゲが何を言おうとしているのか、ドジェには分かったのでしょう。その言葉だけは聞きたくなかったし、言わせたくなかったから、遮ったのでしょう。

 

2人とも、長い夜でした。

 

ドジェも平気だったわけじゃないでしょう。

これまで自分が如何に努力してきたかを思い起こしていました。

治す方法が無いわけじゃありませんでした。

ただそれは成功率5%ほどしかない手術でした。悪化する可能性もあるし、手術中、もしくは手術後に死亡する可能性もありました。

ドジェ母は、そんな危険を冒す気にはなれませんでした。何としても生きていてほしかったから。

でも今、ドジェはその方法に賭けてみようと思ったのかもしれません。

 

ドジェは母に聞きました。

10年前、事故に遭ってなかったら、自分はどんな人間になっていただろう・・・と。

そして、人を助けたことを悔やんだことは無いと。

でも、母は違いました。後悔していました。

「困ってる人を助けろ、人の見本になれと、そんな風に育てなければ良かったと思ってる。」

母親とすると、そうでしょうね。

 

チョン秘書にその頃の自分がどうだったか、聞いてみました。

チョン秘書は、ありのままに教えてくれました。

酷かったと。

まだ子供で、酷く苦しみ、悲しんでいたと。感情の起伏が激しく、このまま生きていけるんだろうかと思ったと。

自分の10年間を振り返ったドジェです。

 

そんな時、キム理事が緊急理事会を招集。

病気を理由にドジェを後継者の座から引きずり降ろそうと言う魂胆です。

ドジェは憂さ晴らしに丁度良いと、これでもかと言う感じに、キム理事を懲らしめました。

その場で首を言い渡したんです。

勝手に理事を首になど出来ないと騒ぐキム理事に、解雇理由など、後からどーにでも出来ると言い切りました。なかなかの強引なやり方です。これまでのドジェからは考えられないほどの。

グッドタイミングにイム会長もその場に現れ、いっさいキム理事の抗議など受け付けませんでした。

これを見たキム理事寄りの者たちが、一斉に背を向けてしまいました。

これで勝負ありました。

 

セゲは急にハードスケジュールをこなし始めました。

ウミは、結婚するのかといぶかしく思いましたが、セゲはまさか・・・と答えただけでした。

引退の準備を始めたのです。

 

ドジェはそんなセゲを遠くから見つめていました。

明らかにいつもとは違う表情のセゲを。

 

ウノを呼びだし、お酒を飲みました。

神はいるのかな・・・と呟くドジェ。もしいるなら憎んでいいかな・・・と。

ウノは、セゲの病気のことを言ってると思いました。だから、その気持ちを理解できると言いました。

「ハン・セゲさんは僕の鏡です。よりによって何故私だけが、なぜこんな病気に?何も悪いことはしていないのに・・・と言う彼女の言葉は全て僕が今まで言って来た言葉だ。」

神の思し召しかと・・・とウノ。

「恨めしいな。酷い仕打ちだ。」

思い切り恨んでください、僕が代わりに懺悔しておきます・・・とウノは言いました。

 

セゲはそれをウミから聞きました。

思わず駆け出し、ドジェの顔を見に行きましたが、声をかけることはできませんでした。

泣いてはいけない、泣く資格はないと自分に言い聞かせました。

 

ウノからドジェと一緒にお酒を飲んだと聞いたセゲは、これからはドジェに会うなと言いました。

このところ何となく変だと思っていたウミ。

「別れたの?」

と、聞きました。

何も言わないセゲに、ウミはそれ以上聞きませんでした。

 

体調を崩したサラは、ウノに薬を持って来てほしいと頼みました。

その様子を見たウノは、サラには自分しかいないと改めて感じました。


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『僕が見つけたシンデレラ~Beauty Inside~』23話まで

2020-06-23 09:27:23 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

ドジェの家族も、皆優しい人で良かった。

祖父イム会長も、義父も、ショックを受けながらも、ドジェのこれまでの苦しみを思いやりました。

サラが言った“少しの欠点も許さなかった”と言う言葉にも、怒ることは無く、頷きました。

あれほどドジェとドジェ母が頑なに隠して来たのが、バカみたいに思えるほどです。無駄な努力に思えました。

 

サラが、その場で婚約を破棄すると宣言しました。

愛していないから・・・と。

サラ父は、あっさり許しました。

こうなったのも、それぞれの欲心が招いた結果だと、それぞれが納得し、反省しました。

5人が本当の家族になれたようです。もう、嘘も隠し事も無い・・・。

 

チェ・ギホがドジェの病気の事を知っているとサラが言いました。

家族総出で、これに対処する決意をしました。

結束力もすごいです、この家族。

 

サラが変わったのは、勿論、ウノのせいです。

密かに付き合い始めました。

ま・・・密かにと言いう言葉は正しくありませんね。まだ公になっていないと言うだけで、本人たちは一切隠していません。

ウノの妹アラムには、あっさりばれました。両親には内緒にしてます。騒ぎになるのは目に見えてますから。

でも、続けてセゲ&ドジェにもばれました。食事に行った店でバッタリ会っちゃったから。

ドジェは、兄としてやはり気になってたようで、サラの好きな人のことが。ウノだと知って、意外性に驚きました。

 

ドジェは社員にも自分の病気について告白しました。

失望するものはいませんでした。

皆、ショックを受けましたが、これまでの神経質なまでのドジェの性向の理由が分かり、同情し受け入れました。

いっそうドジェへの忠誠心が高まった気がします。

 

キム理事の耳にもあっという間に伝わりました。

ギホが秘密にしていたドジェの弱点というのがこれか・・・とキム理事は思いました。

すぐにギホに連絡しました。

切り札を失ったことになるギホは、激怒してサラのところに行きました。

 

怒りをサラにぶつけるギホ。

サラは動じず、婚約破棄を突きつけました。

更に怒りを募らせたギホがサラに向かって手を上げました。その手を掴んだのはウノ。

なんと、神出鬼没というか、タイミングばっちりというか、ドラマというか・・・。

サラが呼んでいたんだそうで。

「私が何を捨てるか、見せたかったから。」

と、サラは言いました。

「僕も全て捨てたい。」

ウノが言いました。

 

ギホはその足でドジェの元に。

今度はドジェに怒りをぶつけたのですが、ドジェの方がもっと手ごわいことをギホは知らなかったようです。

「下手に出てたのは、お前が怖いとか必要とか言う理由じゃない。ただ一つ、妹のためだ。」

そう突き放され、凄まれたんじゃ、ギホはもうタジタジ。

案外弱い奴でしたね、ギホ。もっとしたたかと言うか、執念深い奴かと思ってましたよ。

ま、この件はあっさり片付きましたね。

 

幸せでした。

セゲもドジェもすべてが上手く行っていましたから。

お互いの問題が解決したわけじゃありませんでしたが。

 

セゲはずっと気になっていたことを、ドジェに聞きました。

こうなってしまった事故のことです。

しかし、これが二人の関係を一気に変えてしまったのです。

 

ドジェが相貌失認になった事故。それは、セゲが初めて変身しパニックになって街を彷徨っている時、車にはねられそうになったのをドジェが助けたモノでした。

セゲも覚えていました。

倒れた自分の近くに、大量の出血をして倒れている青年がいたことを。

それが、まさか、ドジェだったなんて・・・。

 

ドジェは、母と別れた父が危篤だと知って、ヨーロッパに行きました。息子に会いたがっていると聞いたからです。

街中を歩いている時、一人の老婆が駆けて来て車道に飛び出したのを見たのです。

おそらく反射的にドジェも駆け出したのでしょう。老婆を突き飛ばしました。

が、自分ははねられてしまったのです。

 

長い間ドジェの意識は戻りませんでした。

付き添う母は、ひたすら息子が目を開けるのを待っていました。

その間に、ドジェの実父は亡くなったみたいですね。

そしてある日、やっとドジェが意識を取り戻したのです。

でも、ドジェが母を見て発した一声は、

「どなたですか?」

 

セゲは話を聞いて、全てを知りました。

ショックなんてもんじゃありませんでした。

家に帰らなきゃ・・・と突然言い出し、送るというドジェを断り、逃げ出すようにドジェの家を出て行きました。

 

涙が止まりません。

自分のせいでドジェが一生苦しみを背負う事になったと分かりました。

なのに、そうとも知らず、出会った頃からドジェに心無い言葉をたくさん投げつけて来ました。

ドジェの苦しみを知っているからこそ、自分の罪が如何に重いか、分かりました。

 

飾っていた変身した写真を、払落しました。

傍にはいられない。笑う資格も、愛する資格も無いと思いました。

手が傷だらけになりましたが、気づきません。

ドジェから電話が入りました。セゲの様子が気になったのです。

 

ドジェの心配する声を聞きながら、セゲは何も言葉が出ませんでした。

しばらくしてようやく話し始めました。

「よく聞いて。全て私のせいなの。私のために病気になったの。初めて変身した時、事故に遭ったの。ウミと行ったヨーロッパ旅行で。10年前のことよ。」

ドジェ、呆然と聞いていました。


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