レビュー一覧は、こちらから。
ヨルムは、スヨンが否定すると思ってたんですね。
二人は、正反対の性格で、仕事上で散々ぶつかりましたからね。
だから、驚いて声も出なかったのです。
本当に驚いて、どうすればよいのか、分からずおろおろしてしまいました。
空港に戻ったヨルムを見つけたのは、コ・ウンソプ。
今日の飛行機事故の一件が終息した後、ウンソプはヨルムに連絡を入れました。
すると、もう空港を出た後だと言われたんです。でも、直後にヨルムの姿を見たウンソプ。ヨルムが嘘をついたと知りました。
きっと、今までこんなことは無かったのでしょうね。
だから、ウンソプも気になっていたのです。
ぼんやりと考えこんでいたところに、ヨルムが戻って来たと言うわけです。
ヨルムの様子が変なのは、一目でわかりました。
どうした?何があった?と、ウンソプに聞かれ、ヨルム、あっさり答えちゃった。と言うか、ずっと呟いていたのかもしれません。
「イ・スヨンが、私を好きだと。」
ウンソプ、ショックです。先を越された気がしたかも。何より、スヨンがヨルムを好きだなんて、本当に意表を突かれたでしょうね。
どうするんだ?とウンソプに聞かれ、
「明日出社したら彼に言うわ。きっぱりと・・・。」
と、社内恋愛など、考えられないと言いました。
ウンソプ、ほっとしたようです。
イヌはスヨンを今の部署に連れてきた理由をヤンチーム長に聞きました。
イヌはスヨンが自分を恨んでいて、復讐するために現れたと考えていました。昔、常に自分に付きまとったように。
そして、何より事故によって右腕と右足の神経を失ったにもかかわらず、今、何も無かったかのように普通に生活しているのが彼には信じられないのです。
ありえない事だとイヌはヤンチーム長に言いました。
秘密を知ったら納得して受け入れると言うの?それとも、何か他に思惑があるの?
私には、罪悪感を感じさせられるスヨンに傍にいてほしくないと言うのが本音のように思えます。
会社で得た地位を失うことも嫌なんでしょう。
「奇跡がイ・スヨンに起きただけよ。」
と、ヤンチーム長は言いました。
それでも、イヌは、スヨンの腕の真実を知りたいと思っています。
イヌとスヨンは両親が再婚したことで兄弟の縁を結んだ関係のようです。
スヨンはイヌを兄として慕い、いつも傍に居ようとしました。イヌはそれをウザがりながらも、愛していたのだと思います。言葉には出さなかったけど。
あの12年前の事故の日も、二人は“キツネ嫁の星”で一緒に食事をしました。
スヨンはその夜のうちに、もう一度“キツネ嫁の星”を訪ね、マスターにすぐに修理してほしいと頼みました。
明日、出社したいから・・・と。
スヨンは、出来るならば、ヨルムに腕の事を隠しておきたいと思っているようです。
翌日、スヨンは晴れ晴れとした表情で出社。
ヨルムは、スヨンの顔が見れません。ウンソプにはああ言ったものの、そう簡単に言えるものではありません。
朝の会議で、イヌが突然スヨンの補装具の件を持ち出しました。
名前は出しませんでしたが、チェ保安チーム長に補装具の管理はどうしているのかと尋ねたのです。
プライバシーに関するものなので・・・とチェ保安チーム長が言いましたが、イヌは引き下がりません。
クォン本部長が質問の意味を聞きました。
「着用中の補装具が特殊な物のようなので、安全な物なのか、きちんと確認した方が良い。」
と、イヌは答えました。
スヨンの障害のこと、補装具のことをあくまでも公表させ、この会社から追い出そうと言う魂胆に見えます。
空港は、1級保安区域だと言われると、ヤンチーム長もそれ以上強く拒否出来ませんでした。
クォン本部長は、チェ保安チーム長に調査を命じました。
こうなると、チェ保安チーム長も指示を拒否することは出来ませんでした。
仕事をしていても、ヨルムはスヨンの事が気になって仕方がありません。ドキドキして・・・と言うのではなく、気マズイんですね。
で、意を決してスヨンに話があると言いました。
しかし・・・あんな、空港のロビーの真ん中で話すことかしら
「あの話をしたからと言って、昨日から一日目とか、それはないですよね?」
そこまで考えていなかった・・・とスヨン。
ヨルムは、スヨンのように学歴もあって何でも出来る人が、自分のような平凡な人間を好きになると言うのが信じられないようです。
「何故会って3週間なのに、好きなんですか?」
と、ヨルム。
「心が動くのに、3週間かかる人や3年かかる人もいれば、3秒しかかからない人もいる。初めて会った記憶は互いに違います。」
ヨルムは、その言葉を聞いて、スヨンが1年前、自分を事故から救ったことを覚えていると思いました。
でもね、それはヨルムの記憶であって、スヨンの心が動いた記憶は違ったようです。
スヨンが初めてヨルムを見たのは、“キツネ嫁の店”だったのです。
その時、後ろを通った人に突き飛ばされたヨルム。
スヨンの腕の中に飛び込む形となってしまいました。
ヨルムはスヨンの右腕に初めて触れました。
感触に驚いたようです。違和感を感じていました。
それに気づいたスヨン。さっと手を払いました。一歩退きました。
ヨルムを突き飛ばしたのはヤクザたち。
その足で、ヨルムたちの部署に入って行きました。そして、イ交通チーム長の前に立ちました。
イ交通チーム長に、駐車代行サービスの仕事を取り上げられたと言うのです。そのため生活していけないと。
で、その場で寝転び、業務妨害し始めました。
イチーム長は、お好きなように・・・と我関せずの構え。
クォン本部長は、午後社長が来ることになっているから、慌てました。騒動を納めておかないと、マズイですもんね。
ヤンチーム長がスヨンに話をしました。
クォン本部長の指示で、チェ保安チーム長がスヨンの事を調査することになったということです。
すぐにスヨンは、それがイヌの仕業だと察しました。