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ヒョンモクとスヨンが事故に遭った日曜。
2人はスヨン母のお参りに行っていました。
その帰り、ヒョニルから会いたいと言う連絡が入り、そこに向かったのです。
本来、ヒョンモク一人で行くつもりでしたが、スヨンも同行したいと言ったので、同席しないまでも、車で待機していることになりました。
ヒョニルは、ヒョンモクに謝りました。
自分の考えが間違っていたと。だから、今回だけは見逃してくれと。
でもヒョンモクは全く聞き入れず、翌日の理事会で・・・と席を立ったのです。
スヨンには、会談は上手く行き、ヒョニルが辞任するそうだと嘘をつきました。心配させたくなかったのでしょう。
ところが、その直後、事故に遭ったわけで。
ヒョニルが怪しいですよね。このタイミングで事故だなんて。
「お前も娘が死ぬのを見てから逝けよ!」
と、叫びながら心臓マッサージをするソッカン。
その鬼気迫る様子に、ウジンをはじめとしたスタッフは皆立ち尽くしてしまいました。
一方、スヨンも瀕死の重傷を負っていました。
心臓付近に鉄の棒が刺さっていたのですから
テスたちは必死の治療を開始。
少し遅れて、ソッカンが手術室に入って来ました。
テスはソッカンの言葉が気になっていました。スヨンを助ける気はあるのだろうかと思ったのでしょう。
精神的に動揺していることも考えられました。
だから、テスは途中で手術を代わると言いました。
駆け付けたヒョニル。
でも、既にヒョンモクの心臓が停止してから30分以上が経過していました。
心肺蘇生を続けるウジンに、ヒョニルが言いました。やめなさい・・・と。
死亡が確定しました。
ヒョニルは、スヨンもいたと報告を受け、驚きました。予想外の事だったのでしょう。
スヨンの手術は困難を極めました。
元々、手術を予定していたスヨン。心臓の調子は良くありません。
途中で、ク・ヒドンが体裁のためだけに手術室に入ってきました。邪魔なだけです。
テスが執刀していると知って、余計にあーだこーだと口を挟みました。
その様子を見て、手術室の隅にいたソッカンが立ち上がりました。自分がすると。
こうでもしないと、ク・ヒドンは口を挟み続けますからね。助かるものも助かりません。
長時間の手術の末、何とかスヨンの命はとりとめました。
が、予断は許さない状況です。
ヒョンモクの葬儀が始まりました。
ク・ヒドンなんぞ、形勢を見て取り、すぐにヒョニルにすり寄る格好ですよ。
人は悪くないんでしょうが、あまりにも俗物過ぎて呆れかえる人です。
でも、他の医師たちも、今後の自分の将来を考えて状況を見極めようとしています。
職員たちは、ヒョニルの方針に賛成していない者が多いため、今後の病院経営に不安を抱いています。
そんな時、ぺ看護師がウジンに聞きました。
ソッカンが、ヒョンモクに対して言った“死ぬな、お前も娘の死を見届けろ”と言ったのは本当かと。
デマです・・・ときっぱりウジンは言いました。
そーですよね、あんなに大声で叫んだんだから。それに理解出来ない言葉ですからね。聞いた者は不審に思いますよね。
ヒョニルも、ちらっとその話を耳にしたようです。
ヒョンモクとソッカンの関係を考えたら、仲違いというのは考えられない事です。何かあったに違いない・・・とヒョニルは気になりました。
胸部内科にアン・ジナというフェローがいます。
女版パク・テスだと噂されています。出来るし、良く働くって意味?
アン・ジナはスヨンと同期です。同じ胸部外科を志望していました。
でも、教授になれるのはおそらく一人で、そうなると、理事長の娘であるスヨンには勝てないと考え、胸部内科に変更した経緯がありました。
だから、元々は親友と呼べるほど仲が良かった二人なんですが、なんとなく気マズイ関係になってしまっていました。
帰国したスヨンにも、よそよそしい態度を取っていたのですが、スヨンの心臓の検査をしたことでスヨンの置かれている状況を理解し、わだかまりを解いたところでした。
なのに、スヨンが帰国直後にこんな大事故に遭ってしまったわけで。
ショックだし、可哀そうでたまりませんでした。
でも泣けない・・・とアン・ジナ。医者という立場のせいだと思いました。患者として冷静に病状を見てしまうってことでしょうか。
医者は患者の事で悲しんでいたら、身が持たない・・・とテスが慰めました。
心臓のドナーが現れました。
テス母への移植が決まりました。
テスはほっとしました。
もうテサン病院を辞めることは決まっていますから、元気になった母と共に故郷に帰ろうと考えています。
テスとムン・スンジェが心臓を受け取りに行きました。
ソッカンは迷っているように見えました。
テス母にするか、スヨンにするかを。
おそらく周囲のスタッフもちょっと考えるところがあったようです。
手術の準備を・・・とソッカンが言った時、イ・ミラン看護師はつい確認してしまいました。
「どの患者を?」
・・・と。
「オ・ジョンエ患者。」
と、ソッカンは答えました。テス母です。
ソッカンは、テス母にもそう伝えました。
テス母は、ソッカンに心から感謝しました。テスを頼むと頭を下げました。
そして、手術室に入ったのです。
テスたちは心臓の摘出を終え、帰路に就きました。ソッカンにもそう報告しました。
ところがです。
途中で事故に遭ってしまったのです。
救急車にトラックが突っ込んじゃって。
テスたちはそのまま意識を失ってしまいました。
気が付いた時は、テサン病院の救急にいました。
意識が戻ったテスは、ウジンにすぐに聞きました。
「母さんの手術は?」
ウジンはちゃんと答えられませんでした。
テスは手術室に向かって駆け出しました。
ふらつきながらも、駆け付けた手術室。そこで見たのは、母の姿ではなく、スヨンだったのです。
「チェ・ソッカン」
テスが叫びました。